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2019年4月14日 (日)

千葉ジェッツ、地区優勝達成。令和最初の王座を目指せ。

2018-2019Bリーグ 第34節
4月10日(水) 千葉ポートアリーナ 5,023人
千葉ジェッツ 91 - 62 秋田ノーザンハピネッツ
  
2018-2019Bリーグ 第35節
4月13日(土) 船橋アリーナ 5,439人
千葉ジェッツ 59 - 57 アルバルク東京
 
4月14日(日) 船橋アリーナ 5,541人
千葉ジェッツ 87 - 76 アルバルク東京

  
長かったリーグ戦ももうすぐ終わろうとしている。
開幕に2連敗し、そのあともしばらくは組織的なバスケットボールが組上がっていない状況が続いた。
そのころは天皇杯を3連覇することも、最速で40勝を達成することも、しょっちゅう前半で勝負を決めて20点、30点差で終わるなんて想像できなかった。
もっとも、一番想像できなかったのは、チームの外でこんなにもいろんな意味で嫌われるチームになっているということかな?
まあ、それは有名税みたいなもんだと思っておこう。
私はプロリーグは仲良しリーグである必要はないと思ってるんで、構わないんだけどね。

 
リーグのスケジュールとしても今週はいろいろあった。
チャンピオンシップのチケット等の概要、放送、いろいろなことが明確になり、チャンピオンシップに出場するチームのファンはチケットの確保に忙しくなる。
それは嬉しい悲鳴でもあるが、一方で本当に悲鳴があがっている場所もある。
ライジングゼファー福岡は財政上の問題により来季B1に参加するライセンスを確保できなかった。
これにより残留プレーオフにも出場できず、B2ライセンスも4月末までにリーグが提示した財政上の条件を満たせないと交付してもらえない。
最悪Bリーグ退会もあり得る状況に立たされ、選手たちは非常に厳しい、明日も見えない状況下で残り試合を戦わざるを得なくなっている。
ジェッツのファンとしては何といっていいか言葉が見つからない。
が、ジェッツをこうして応援できていることは本当に感謝しないといけないことだと思う。
そして、東京五輪が終わればバスケ界には目標が見えにくい苦しい時期が絶対にやってくる。
どこのチームもファンもマンネリに苦しむだろう。
新しいスターも必要だ。それも国内でプレーする華のあるスターが。

 
10日(水)の秋田戦は今季最後の千葉ポートアリーナでの試合であった。
秋田とは先日のアウェイで最後まで激しく競り合う試合をした。
秋田の激しいディフェンスをどう攻略するのか、このシーズンでの解答を見たい試合でもあった。
ジェッツは非常に冷静に時を伺いながら秋田に対応していたと思う。
1Qこそ1Pts前を行かせたが、2Qになるとセカンドユニットの差もあって現時点の力の差が歴然と出た。
激しいディフェンスに無理に対抗せずに試合をイーブンに保つことで秋田がペースダウンするのを待った。
秋田のバスケは試合開始から激しいディフェンスで相手を揺さぶってペースを乱すことが入りの要点になっている。
だが、ファウルトラブルに早々と陥ることも多く、またスタミナの消費も早い。
オフェンスも現時点では誰かが当たってくれるの頼みの点は拭えず、前半で優位に立てないと後半は望み薄だ。
後半になるとファウルやスタミナの問題で激しくいけなくなる。
その時点でリードされていると難しい。
つまり前半途中で”勝てる?勝てるかも!?”を賭けるギャンブルのようなものだろう。
ジェッツはそれを冷静に突いた。
2Qで逆転してリードを奪うと、3Qで5分近く秋田のオフェンスを封じ、リードをさらに広げ試合を決めた。
秋田は3Q途中で諦めたように全員下を向いていた。
先日の再現とリベンジを目指していたであろうが、そんな甘くないことを突き付けた勝利だった。

 
週末の2連戦は今季リーグ戦最後の2試合だった。
そしてチャンピオンシップセミファイナルのホーム開催権も懸かる2試合でもある。
残り4試合でマジック2。
だが相手はアルバルク東京である。
2つ負けてもという考えは甘い。
最後のアウェイ渋谷戦2試合で絶対落とせなくなる。
だがそれ以上に、千葉ジェッツにはアルバルクは特別な相手でもあるから負けられない。
昨年のチャンピオンシップもそうだが、それ以前にまだチームが財政的にも苦しい7年ほど前のことがルーツにある。
その時期、島田社長がチームのスポンサーになって欲しい企業を口説くときに語った目標。
「打倒トヨタ」
当時在籍していたNBLのサラリーキャップは1億5000万円。
「1億5000万円あればトヨタと同じ条件で戦える。そこでトヨタに勝ちましょう。」
それについてきてくれた企業の方々がいて今の千葉ジェッツがある。
今は一緒にいない企業もいらっしゃるだろうが、それでも目標は変わっていない。
今季は天皇杯でも勝っている。
ここまで対戦成績は4勝1敗(天皇杯含む)だ。
それでも目標であり続ける。トヨタに勝つこと。
目の前にいる以上勝つしかない。
それが約束だからだ。

 
アルバルクは非常にクレバーなチームだ。
ブレックスとは違う強さを持っている。
だが、熱いプライドも持っている。
特にジェッツに対する意識、危機感は今季とんでもなくデカいだろう。
ブレックスがジェッツ3連敗に拘ったが、アルバルクは3連敗中なのだ。
特に前回ホームでの対戦はジェッツに完敗した。
これ以上はやられるわけにはいかない。
そしてチャンピオンシップホーム開催権にも望みを繋いでいる。
極めて大事な13日に策を練ってきた。
田中大貴選手が負傷で帯同もできずは痛かっただろうが、他の選手も怖い選手が揃っている。
そしてルカHCは底がどこまでもない真の策士だ。
頭脳戦でも大野さんも全てを出していかないといけない。
采配の迷い、ミスは負けに直結する相手だ。
そして、ルカHCはスカウティングしてこの日のための罠を準備して嵌めてきた。

 
ゲーム1。
立ち上がりは富樫勇樹の3Pが決まったが、安藤選手がすぐに決め返す。
その後は互いにディフェンス力を発揮して自由にオフェンスさせずスコアが伸びない。
予想外にロースコアの展開の中であったが、主導権を握っていたのはアルバルクだった。
次第にリードを広げていった。
ジェッツはイージーなミスでのターンオーバーが多く、リズムが作れず、ディフェンスで我慢して試合を保っている状況だった。
ディフェンスでジェッツを嵌めてきたのは秋田と同じだったが中味は全く違っていた。
ここから先は行かせないというプレッシャーを掛けながら、余分な運動量は使わずに相手に不安を与えるディフェンスだった。
その結果、より確実にという選択肢をジェッツの選手に選ばせ、そこに罠を張ってミスを誘発した。
余計なファウルもスタミナのリスクもない。
本当にクレバーな罠だった。
だが、ジェッツもオフェンスが上手く回らない中でも冷静でディフェンスで我慢を続けた。
そこでアルバルクにとってスコアが思うように伸びなかった。
ルカHCにとって望んでいた状況ではなかっただろう。
2Q、同じ状況が続くが、エドワーズを中心にオフェンスで盛り返す。
7分30秒でルカHCはテクニカルファウルを受けてしまう。
ここで得たFTと続くオフェンスで逆転するジェッツ。
だが、そこでアルバルクは崩れなかった。
再びリードを奪い後半へ。
そして3Qスタートで富樫からターンオーバーを奪いまずスコアを伸ばすアルバルク。
その後も立て直してメンタルでリードを広げていく。
前半、罠にはまった悪い部分が再び出てくるジェッツ。
スマートに決めようとしているように見えて、インサイドでいくように見せて外にパスを出すという意志が完全に読まれていた。
4分過ぎに富樫がこの日4本目のターンオーバーをしたところが一番の危機だった。
富樫が悪かったというより、チーム全体でアルバルクのプレッシャーから逃げながら勝とうという気持ちにつかまっていた。
こういうときほどガチンコでアタックするメンタルが必要なのだが、それが欠けていた。
今までそれで多くのチームを粉砕して虐殺ショーのようなゲームを積み上げてきたのに、ここでビビりだしたのだ。
これでは今までの積み上げを全部ドブに捨てることになる。
その寸前まで来ていた。
リードは11点差。これ以上は負けに直結する。
だが、ここでようやくジェッツの目が覚める。
パーカーがインサイドで決めてバスケットカウントを決める。
続けて、ディフェンスリバウンドを取ったエドワーズがそのまま一人で走りインサイドを突き破って決める。
「それだよ!それ!!」と大声を上げてしまう私。
そこまでずっとイライラしていた私はついに求めていたものを見て叫んでしまった。
前の席に座っていた女の子は怖かったかもね。ゴメンネ。
でも、私もこの試合に賭けていた。時が来たとおもった。
ここで5分。
潮の変わり目だった。
目の色が変わったジェッツ。
6分30秒くらいから8分くらいまでの1分半で互いに攻守で四つに組んだ時間帯で最後にパーカーが決めて2点差に。
4Q攻守でのガチンコの喧嘩のような試合展開になった。
互いに一歩も引かない。
石井講祐がスティールを何本も決める。時間が進むにつれて増えていくスティール。
アルバルクをくい止める。
転倒してもボールを離さず繋ぐチェンバース。
貰って決めるエドワーズ。
きっと最近の試合で痛めた足の影響もあって調子がおかしい富樫の穴を埋めるように8分間土壇場で踏ん張ってチームを引っ張った西村文男。
そしてディフェンスでもFTを与えてもシュートは打たせないとファウルにしながら弾き飛ばしたダンカンやパーカー。
ガチンコの喧嘩で打ち倒すように強さを大観衆に見せつけるジェッツ。
猛烈な声援がアリーナを埋め尽くしていく。
もうジェッツはファンも含めてフルブースト状態だった。
そして残り2分で富樫勇樹をコートに戻す大野HC。
最後はやはり富樫に託した。
残り1分でついに逆転するジェッツ。
だが富樫の2Pが外れ、リバウンドからの馬場選手がシュートでファウルを貰う。
そしてアルバルクは馬場選手のFTに託す。
猛烈なジェッツファンの声の中で1本外す馬場選手。
最後はやはり富樫勇樹だった。
59-57。
ジェッツがガチンコを勝ち切った。
今季の積み上げを台無しにするする寸前から立ち上がり直し、今まで得ていなかったものまでも手にしてアルバルクに勝利した。
アルバルクが相手であったからの試合であったことも重要で、この勝利は本当にジェッツ史に残る一戦になったと思う。

 
ゲーム2。
前日潰した喉をのど飴を舐め続けてどうにか声が出るくらいまでリカバリーしてきた。
しかし、試合前のコールの挨拶ではしゃべるのがキツくちょっと喋るのでやっとだった。
でも試合はある。声を出すしかない。
試合は1Qからジェッツがペースを握って24-15でリードして終えた。
昨日に比べるとアルバルクのディフェンスは淡泊でジェッツのオフェンスに持ち味を使わせてしまっていた。
何せ、1Qはアルバルクのファウルはゼロだったのである。
それでいてジェッツに先行を許したのは何かあるのか不安になった。
いささか拍子抜けするような入りに流されたのか2Qはジェッツがターンオーバーの山を作ってしまい一時追いつかれた。
何とかリードして折り返したが、アルバルクの狙いがよくわからず私には不安が感じられた。
後半、竹内選手の2Pで追いつかれたが、エドワーズが決め返して再びジェッツがリードする。
この直後からジェッツは勢いを得て一気に突き放した。
やはりアルバルクのディフェンスが淡泊でジェッツにやりたいことをやらせたことが大きかったと思う。
その後アルバルクは3Q終盤に7点差まで詰め寄ってきたが、ジェッツはタイムアウトを取って立て直した。
そしてダンカンが決め、富樫がブザービーターの3Pを決めて試合も決めてしまった。
私の不安は現実にはならなかった。
何か策があったのか?それとも、状況的な判断をしたのか?はわからないが、ホーム最終戦での地区優勝を懸けていたジェッツの方がモチベーションは高かった。
本当に淡泊な、書くことも少ない試合だったが、ジェッツにとってハッピーエンドならそれでいい。

 
これでジェッツは東地区の2年連続優勝を果たし、チャンピオンシップセミファイナルもホーム開催を確実にした。
とても立派なことで令和元年最初のプロスポーツリーグの王座に近づいた。
とても嬉しいがまだ何も何遂げてはいないので、5月11日に勝つことを目指し、まだまだ戦っていくだけである。

4月15日(月)追記
ミクシィがジェッツと資本提携したことが発表されました。
「千葉ジェッツふなばし」はミクシィの子会社になります。
そして1万人規模のアリーナを新たに建設するそうです。民営民設だそうです。
スポーツとエンターテインメントの融合をコンセプトベースにした今まで日本で見たことのない空間ができるでしょう。
私は試合でも使用している応援ボードにジェッツ2年目の時から、200年後は飛行機の中にアリーナがある画像をつけています。
本当にそういうアリーナができるかもしれませんね。
私たちの中で変えていくものもでると思いますが、ポジティブに考えていきたいと思います。

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日経の記事と島田社長のツイートです。

日経記事リンク先
島田社長ツイート

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