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2019年5月29日 (水)

2018-2019シーズンの千葉ジェッツと私。

千葉ジェッツふなばしは2018-2019シーズンの全試合、そしてチーム全体規模の大きなイベントを全て終えた。
船橋アリーナでブースター感謝祭も先日行われたので、観に行ってきた。
第一部だけで帰ってきたが、ジェッツの人気の拡大を感じる大規模な感謝祭だった。
このイベントをもってこのシーズンでの私のブースター活動のスケジュールはほぼ終わった。
というタイミングなので、シーズンを振り返り、感想を述べて、一旦締めくくろうと思う。

 
開幕こそ2連敗したが、千葉ジェッツは試合を重ねる毎に強くなっていった。
脅威的だったのは、殆ど停滞することなくどんどん強くなり続けたままシーズン最後までいったことだった。
時々負けるとそこを起爆剤にして加速度をあげてさらに強くなっていった。
昨季までジェッツを翻弄して勝てていた強豪チームは、今季ジェッツ戦ではかなり苦戦を強いられた。
開放したことのない力を使うことや、リスクに挑まないと勝てなくなった。
それがまたジェッツを強くしていった。
実際、ジェッツの選手は強い相手と試合をしていても表情に怯みをまったく感じなくなった。
負けた試合の試合中、試合後の表情が昨季までと全然違っていた。
さすがにファイナルで負けた時は久々に悔しさ一杯の顔を見たが、シーズン中は負けても動じないメンタルが出来ているのが伝わった。
感情が乱れないのだから、経験はまるごと蓄積されている。そりゃ強くなる。
バスケットボールは実際の力の差が試合内容にストレートに反映されることが多い。
強くなったジェッツはもはやジャイアントキリングされる側になっていたが、今季はかなり難しくなったうえに相手のメンタルが折れるような試合を当たり前にするようになった。
20点差以上離して圧勝する試合もシーズン進むにつれて増えていった。
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物議を醸したチャンピオンシップのセミファイナルで起きたことも延長線上にあると私は思っている。
そこまでブレックスとは互角の対戦成績で、勝ったあとには底力も見せつけられるように負けたことが2回はあった。
ブレックスに負けた時のブレックスは本当に強かったからね。
その敗戦経験が、あの大一番で先勝したあとのゲーム2では絶対に強いブレックスが出てくるとジェッツに思わせたんだろう。
それに対抗するために自分たちはそれ以上に、ハルクみたいに全開になんなきゃ勝てないって...そう思って全開にしたらふみつぶしちゃったんじゃないかな。
思ってたより自分たちも強くなってたんで、全開にしたら上回り過ぎちゃって..てね。
もちろん、それで怪我をさせてしまったのだから、反省すべきは反省しないとね。
次は気持ちよく勝ちましょう。
ただし、勝負ごとだから勝つか負けるか、生きるか死ぬかみたいなもんなんで、うちはレベルは変えない。切磋琢磨ならこっちのペースでさせてもらう。ジェッツに勝ちたいならジェッツ以上の力を出すことだ。勝ちは勝ち。負けは負け。これしかない。負けてからいろいろ言ってこっちが勝ったはずなんてなんてことは愚だ。
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そんな感じで、ジェッツの強さは尋常じゃない加速度で増していった。
それでも一発勝負はそう簡単じゃないと思った。
天皇杯はさすがに三連覇はないだろうと思ったが、結果は川崎、東京、栃木と接戦を勝ち切っての三連覇達成となった。
これには歓喜以上に驚きが上回った。
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このように今季のジェッツは本当に強くなった。
何が大きかったのか?
私個人の考えだが、理由は3つあると考えている。

 
一つ目は、チームが追求するバスケスタイルをブレず鍛え続けてきたことが三年目で相応しい成長に至ったこと。
大野HCのもとで、ディフェンスからトランジションというスタイルを、千葉ジェッツというチームの看板として先に掲げ、それを追求してきた。
先にこういうバスケをするのが千葉ジェッツであるという看板があったので、コーチ陣は迷うことなくそれを追求できたし、結果や内容が出ていない試合があっても方向性に迷うことがなかったことが大きい。
道は最初から一つしかなかったのだ。
それが三年目で相応しい成長につながった。そして、それはこれからも続くと思う。
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二つ目は、新戦力が充実し、かつ全員がフィットしたこと。
田口、藤永、ダンカン、大宮、トレイ・ジョーンズと新加入選手は多かったが、結果的に全員がチームにフィットした。
フィットするまでの時間も多少差はあったが、いづれも最低限の時間だったように思う。
終盤は彼らがコートに出る度に大きく沸いたし、そして結果も示して、さらに沸かせた。
こんなにも新戦力が全員フィットして余剰戦力が見つからないシーズンは初めてで、ならば今季の強さも当然に思えた。
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三つ目は、チームを取り巻く支援、応援がさらに強大化していったこと。
昨季から支援をいただいているX-FLAG(Mixi)の存在は非常に大きかった。
エンターテイメントパワーでの貢献はもちろんのこと、最後は民設民営の1万人規模の新アリーナ構想にまでご賛同をいただけた。
チームをバックアップしてくれる力が選手たちには非常にわかりやすく伝わったことは大きかったと思う。
そして運営面で伊藤俊亮さんがファンや選手の見える場所で常に頑張ってくれていたこと。
それこそ最初の負傷離脱者にならないかと思うくらいの忙しさだったが、常に最後まで笑顔だった。
それがファンに与えた効果は大きく、それが声援になって選手に注ぎこまれていた。
そしてそのファン、ブースターのパワーはチケット代が高くなっても増え続けた。
リピーターとして定着した人たちの観戦経験も増したことで応援でも自然に声に厚みが増すように、そして声を出し続けるようになった。
試合中に怪我人が出た時でもゴージェッツコールが自然と出てしまうこともあったが、それは経験値によるもので、そこまではまだ気が回らないだけだ。
そういうところは今後自然にアジャストできるようになっていく気がする。
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そして、メンバーも増え、かつ欠けることなく、ハイレベルなパフォーマンスとファンへのブレない真摯さを貫いたフライトクルー。
STARJETSは選手と同じくらい人気が増し、推しメンを持っている人も激増していた。
15人もいながらファンは全員の顔と名前を知っていた。
カツも昨季のファイナルでの悔しさを乗り越えるために負傷するほどに練習を積み、そして真面目に鍛錬を重ねる姿が周囲に伝わっていた。
そしてスタート時こそ問題が発生したフードコートのリニューアルも翌日には早くも改善が始まり、新しいオーダーシステムをスピーディに導入するなど、観戦環境の改善に躊躇がなかった運営も素晴らしかった。
本当に開幕戦からのレベルアップはチームだけでなく、運営面でも同時成長でそれがファンの満足度を刺激して、声援に反映させていたと断言できる。
トドメは新アリーナ構想だった。
みんな馴染んでは来ていただろうが、人が増えすぎた弊害はあったし、チケットが買えないという声はチームが目に見えて強くなった後半戦は私の周囲でも結構あった。
私の奥さんも私の都合でチケットが浮くと自分が観に行くと言い出すようになった。
後述するが、いろんな面でパンパンに膨れ上がっていたジェッツを取り巻く環境に新アリーナ構想は大きかった。
それは選手たちにもファンにも夢を与えたし、それが来季以降の力の源泉になるだろう。
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最終的には強さも人気もド派手さも話題も何もかもが昨季の上へ、そしてどのチームより遥かに上をいった。
メディアへの露出もバスケどころか総合スポーツ誌に留まらず、経済系メディアや社会一般メディアに島田社長が何度も登場した。
トドメはチップスだ。
こんなところにまで進出するのかと思ったほどで、それらも評価対象に含めたら、王者というより盟主は千葉ジェッツであることは間違いない。
いかに悪く言われようが、それ以上に評価し、賞賛する人がバスケ界外部にまで広がっているのは事実だ。それは今もそうだ。
そんなチーム、ジェッツ以外にない。
他にいないことが大きな問題なのだが。大きなバックがないジェッツがここまでできたことが他にもできないことなのか?
そんなことないよね。
だから、いまだに挑戦と進歩を続ける島田さんとの差はこれからも開くばかりだろう。
島田さんの進歩はすなわちジェッツの進歩であり、リーグ戦後半の誰も止められない重戦車のような強さに到達することは必然だったのかもしれない
開幕のちょいマイナスの位置からスタートしたが、そこからの上昇角度は一度たりとも下を向くことなく、最後はダントツで高いところへ登っていた。
天皇杯三連覇という偉業も偶然という要素は実はそれほどなかったのだろう。
そして負けるとそこからさらに強くなっていった。
東地区の各強豪チームは、今季ジェッツに勝つには開放したことのない力を使うことや、リスクに挑まないと勝てなくなった。
立場はこれまでから逆転しようとしている。
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立場が逆転するかもとか、自分たちが踏み込んでいない領域に先に進出されているという実感が他者に恐怖を与え、それがアンチにつながっている部分はあると思う。
だとしたら、そういう人物はジェッツがまだ踏み込んでいない領域に応援するチームと共にフロンティアすべきで、批判だけするのは足許がばれるというものだ。

 
リーグチャンピオンになれなかったことは残念ではあるが、それほど落胆はしていない。
100年の計ならば、一回目の王座獲得など小さなことだからだ。
それに今季のリーグチャンピオンは、ファイナルから2週間経って、まだどれほどに世間に覚えられている?
王座の本当の意味はそこにあるんだよ。
それが奪われない限り、マジで大したことじゃない。
私にはね。

  
その上で私の個人的な感想を言うと”成長”と"葛藤"という言葉が出てくる。
”成長”はいうまでもない。
上にも書いたが昨季よりあらゆる面で上回った。バスケの成績も、エンタメも、アリーナのサービスも。
いづれも開始直後は問題もあったが、改善にすぐ対応するスピード感、実行力はやって当たり前のように見えて、簡単にできるレベルではなかった。
これは実際に見ていない人間には絶対にわからない。それを見ていないだけで批判は真実味を欠く。

 
しかし、一方で”葛藤”も私の中では大きかった。
サービスが分厚く派手になっていく中で、ある時から原点的なスポーツ観戦の楽しさを飲み込む程に付加価値が巨大化していくように見え出した。
そして、ジェッツが向かっている先がどこなのかわからないと思うようになった。
島田さんは、今季のジェッツについて「成長痛」という言葉をブースター感謝祭で使った。
一部、私の思うところに重なる部分はあると思うが、たぶん本質は違う。
その違いがハッキリとわからないところが私の中でより引っ掛かりになっていた。

 
毎ホームゲームごとに販売される新商品、限定のイベント、プレゼント、パフォーマンス。
ホームゲームの船橋アリーナは時間も人もモノも全てパンパンに詰め上がった。
他のチームに比となるものがないくらい多くのパートナー様がジェッツを本気で応援してくださり、人的面でも金銭面でも多大なご支援をしてくださっているのは感謝しかない。
しかし、それゆえに会場のキャパシティとは別に時間のキャパシティも膨れ上がってしまっていてタイムスケジュールは余裕はどこにもない。
視覚的、聴覚的、そして心理的にもスポーツの試合の付加価値の刺激が大きくなり過ぎてしまって、主体が霞みそうになる不安を私はよく感じた。

 
そして後半戦は前半で20点差以上リードする試合も増えていった。
前半終了時でほぼ負けないと確信するようになったファンは試合ごとに増えていったはずだ。

 
すると、私は応援という非常に曖昧な精神性を持ったモノの立ち位置がジェッツでは今はどこにあるのだろうと疑問に感じるようになった。
ほぼ勝つだろうという見込み、そしてその通りになる試合が続くと、声援という応援形式はその精神性がどうしたって軽くなっていく。
勝たせるために応援するのが応援なのだから、勝利が確信的に、それも早い段階で確信されてしまうと、いやでも形骸化していく。
では、千葉ジェッツにとって最も効果的な応援スタイルは何なのだという疑問があるときから私の中に浮かんだ。

 
勝たせるための行為が応援であるのだが、応援とは試合の時に声援を送ることだけが応援ではない。
試合のないときにどこか出かけるときにジェッツのTシャツを着て出かけるだけでもジェッツのアピールになり、ジェッツに興味を持つ人を増やす可能性を高める。
それも応援なのである。
だが、試合当日、会場になると主体となる応援の形は変わる。
それは声を出して選手を鼓舞することだ。
だが、大差の圧勝ショーみたいな試合になる千葉ジェッツにとって「本音でありがたい応援の具体的行為」は何なのだ?と。
正直に言えば上に書いたように毎ホームゲームごとに販売される新商品、限定商品を見ているとこれを買うことが応援なのか?と
もちろん、それも確かに応援だ。売上はジェッツの利益になり、それはチームに還元されていく。
そしてチームは強くなる。
それのどこが悪いのだ。何も悪くない。
でも...なら...声要らなくないか?と。
”それ”がジェッツにとっての最善の応援という支援ならば、自分は必要なのだろうか?と。
後半戦はずっとそんな”葛藤”とも戦っていた。そして今も。


そんな”葛藤”の中にいると気になることも増えていく。  
4Qでパフォーマンスされる「絶対勝つぞ」コールは確かファン発信のコールをフライトクルーが共有するという素晴らしい考えだった。
だが、”勝たせることができる応援が応援”という私の応援の原則に沿えば、20点差以上リードした状況下の勝利濃厚な試合では、どこにも負ける要素はない。
言葉の意味も、そんな試合状況では変わってしまう。
対戦相手の選手やファンには敬意を損じる意味にもなると思っている。
やるなら試合前だと思う。
応援に見えて意味を失っている行為は応援ではない。
だから私はあれが嫌いだ。

 
ジェッツのファンの応援はシーズンごとにかなり熱くなっている。
パワーだけだったら他に負けていない。
だが、経験値やリーダーがいない、リーダーを置きにくい会場の状況もあってコントロールがまだまだ効いていなくてプチ暴走することがしょっちゅう起きている。
試合の機微が応援に反映できないので、ちょっとでも静寂ができると”ゴー!ジェッツ”コールが自然に始まってしまう。
それはだんだんと変わっていくだろう。
その中で自分がどう息をしていくのが一番いいのか?

 
サッカーでは、特に試合では、応援という行為の主体はサポーター側にある。
だが、バスケットボールは違う。
演出として音楽が流れる。声援を喚起しコントロールするのはチアリーダーの役割だ。
ジェッツのSTARJETSはその点でとてもハイレベルな技術と高い献身性をもっているメンバーばかりだ。
ゆえに応援でのSTARJETSの存在は、多くのジェッツファンの応援という行為でのキャリアを考えても、ジェッツの応援での依存性は非常に高い。
簡単に言えば彼女たちがいないと今は応援が機能不全を起こすのだ。
アウェイのように人数が少なければファンが密集するので機能させるは比較的楽だ。
全員が全員の視界にいるからだ。
だがホームゲームは人が多過ぎる。簡単じゃない。
チャンピオンシップのファイナルで応援がアルバルクに負けていたと思った人は多いと思う。
あれも、会場の構造の関係でSTARJETSが試合中はファンから殆ど見えない位置にいたからだと思っている。
事実、見える位置に常にいてくれた天皇杯は場所を変えても優勝(三連覇)している。
但し、彼女たちも上に書いたがパンパンに膨れ上がった時間のキャパシティの中でいっぱいいっぱいだ。
今してくれている以上のことは難しい。
応援をどうしていくのかは本当に課題だ。

 
応援とは自分と、応援する「愛するチーム」の2つだけの世界であって、基本その関係だけあればいい。
これが一つ目の原則。
そして、嫌いな対戦相手を批判したり、負けたことを喜ぶ行為は応援じゃなく”呪い”だ。
だからそこに絡めば互いに呪い合うことになってしまう。
”呪い”をしていることでは応援しているチームの選手は喜ばない。
ましてや、時にそれに選手を巻き込んでしまっているケースもある。それは完全に応援ではない。
愛するチーム、選手に喜ばれない行為は応援ではない。
これが2つめの原則。
この2つの原則さえ外さなければ、どんな行為も応援につながっていく。
今もそれは外していないが、今のジェッツは何もかもが上手くいきすぎているから逆に難しい。自分たちの外からの影響もうけるから。

 
いろいろと思うところがあった上に、ジェッツ外の私の生活でもいろいろとあって精神的にキツイ状況が続いた。
アリーナでも”葛藤”を抱えたままだったので、正直いえば使命感でアリーナに通ってるに近く、楽しさを感じている度合いは多分他の人よりも小さかった。
元々、私は試合に勝っても負けても、試合が終わるとその試合の興味を消してしまう人間だ。
すぐ次の試合に切り替えてしまい、勝利に浸らない性分なのだが、さらに無感情になっていった。
一時、自分でもこのままでは気持ちが続かないのではと思った。
今シーズンでやめようかなと思ったときもある。
が、ある言葉がポッと思い出されたことが私を救った。
それは私の知る限りプロ意識が最も高いと今でも思っている人の言葉だった。
それはプロレスラーの故ブルーザー・ブロディの遺した言葉だった。
彼の一番重い言葉に違う意味があるように感じたことが救われるきっかけになった。
長いこと応援という稼業を頑張ってきて得たものも多かった。が、ここから、こういうモチベーションに苦しむ向こうにもなにかがあると思えるようになった。
ジェッツ以前からもずっと進んできた道の先にいきつくべき場所がようやく見えた気もしたからだ。
ならば、そこに行ってみたい。そのためにもジェッツを応援しつづけるべきなのだろうと思った。
だからやめるとか考えるのは止めた。

 
それとカメイさんの存在は絶対に大きい。
やめるわけにはいかないぞと自分の中で声が出るときは、大概カメイさんに会ったあとだった。

それに毎年詩を書いてくれているツヨシさんや、ラテアートを書き続けてくれたTaposCoffeeのマスターのためにもやめられない。

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ジェッツに島田さんがまだいない時期から観に行っていて、島田さんが加わり、それがきっかけで本気で応援していくことを決めた古いファンの自分である。
そんな自分ですら戸惑い、もう自分は要らない存在なのかもなと思い出していた。
だが、それでは、もしくは投げ出したら、その道の先も、他にもあるであろう道の先にも辿り着かないで終わる。

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何故そんなに応援を難しく考えるのって思うかもしれないね。楽しいだけでいいじゃんと。
でもめんどくさく拘って、勝たせたいと強く思って、応援して、そして勝たせることができたときの勝利が人より特別になるのをわかっているからなんだ。
応援って、どんだけ人より一生懸命応援しても応援してるチームが必ず勝つわけじゃないよね。
適当に応援やっててもチームが強ければ殆どの試合で勝つんだよね。
でも声を人より大きく出して声援を送ったり、遠くの試合に行ったり、横断幕やオリジナルの応援グッズ作ったりと、応援することに人より拘って、そして成し遂げると人より特別な勝利になるんだ。
それがたまらなく最高だから拘る。
拘って応援して、一生懸命応援したから勝てたと実感するような経験を何度もしてるから拘るんだよね。
1994年に柏レイソルがJリーグ昇格を決めた時。
1997年にサッカー日本代表がW杯出場を決めた時。
2013年に徳島ヴォルティスがJ1昇格を決めてハマグチさんの夢をかなえた時。
どれも一生懸命、人よりももう一歩懸命にって拘って成し遂げて特別な勝利になった。
お金チームに落とせば、それは確実にチームの力になる。それだって正しい。
でも応援って気持ち主体でするものだから、金を主役では特別な風景にはならないんだよね。
だからめんどくさく気持ち、気持ちで深くこだわるんだ。

 
但し、あくまで自分の中で追求することを忘れてはいけない。それは厳守。
でないと迷惑を掛ける人をひたすら増やす人間になっちゃうからね。

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自分が感じ、戦ってもいる”葛藤”はそういうこれからどうとでも変化していける”可能性”の中にいることも事実だ。
新アリーナもこの目で真っ先に見てみたい。
そこに”葛藤”の答えが見つかるかもしれないね。
まだ来季もシーズンチケットを買うかの答えは出していない。
私にとっては、選手にとっての所属契約みたいなものだ。
たぶん継続するだろう。
来季はどんな日々が待っているだろうか?
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こんな感じで、今シーズンは難しかった。
勝ったことも負けたこともシンプルに感じ留められなかった。
では、今シーズン頑張って何が手に入ったんだろう?
火曜日の昼まではそう思っていたんだ。

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その日、奥さんが持たせてくれたお弁当のバッグをランチタイムに開けると、そこには見たことあるランチボックスが入っていた。
船橋アリーナで買ったジェッツのスーベニアランチボックスだった。
ちょっとした意外な可笑しさと驚きがお弁当の香りと共にランチボックスの外へ出てきた。
ジェッツはいつも自分を見てるんだなと、ほんの小さな出来事から感じて、笑えるというか、温かくなるというか、やれやれというか。
何か悩んでるのがどうでもよくなった。
「来季も来てね」とランチボックスが言った...のかは分からないけど。商売上手か!?(笑)
ハイハイ、行くよ、来季もね。
いい子で待ってな。

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2019年5月26日 (日)

ヴォルティス、佐藤のふんばりが光。枷が外れるのを待つ。

2019J2リーグ 第15節 トランスコスモススタジアム長崎
V・ファーレン長崎 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点:【長崎】16'呉屋 大翔

 
いろいろとこちらの事情でごちゃごちゃして時間がないため今回は簡単にします。

 
18本シュートを放ち、エリア内に進入しゴール目の前まで迫った。
練習で鍛えたのであろうフィニッシュまでのいくつかの形はキレイに表現できていた。
ゴールは決まらなかったが。
それが一番大事なのだが、だからといってあそこまで出来ていることをゴールという結果だけで否定はさすがに誰もしないと思う。
私は、補強を考えた方がいいと以前書いたが、その補強で補いたい部分も佐藤が頑張って、補おうとしてくれているし、ある程度補えている。
上記のフィニッシュまでの形にも佐藤は大きな貢献をしてくれている。
佐藤があそこまで頑張ってくれていると、補強が必要としても他のポジションに変えてもよくなる。
佐藤の精神的なチームでの支柱的存在を考えると、補強でそこまで補うのは難しいからだ。
岩尾の代わりが補強では効かないのと同じかな。

 
結果は厳しいことになった。
形はできつつあってゴールだけこないという非常に難しい状況にある。
正しい答えがないという状況だ。
だから逆に考えて、今も間違えてはいないと思う方がいい。
選手も、本音はどうかわからないが、そうサポーターが読めるメディアには答えるだろう。
もう少し、この試合でできていたことでゴールがあがるのを待ちたい。
もう少しなら何とか。枷がはずれるまで。
枷が外れれば、かつて夏場から猛進撃をした経験を持っているヴォルティスは勢いに乗れると思う。

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2019年5月20日 (月)

ヴォルティス、無念のドロー。しかし、前節の敗戦は活きたと思う。

2019J2リーグ 第14節 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 1 - 1 モンテディオ山形
得点:【徳島】9'内田 裕斗
   【山形】80'ジェフェルソン バイアーノ

 
前節の敗戦をどう今節で活かして、ホームスタジアムで表現するのか?
それ以前に活かして表現できるかどうかが大きく問われた試合だったと思う。
もっとやれるはずだとサポーターは思っている。

 
そして、その課題は果たされたように思う。
もちろん、結果は悔しいモノの終わったが。
だが、前半の相手より先にボールに執着する姿勢と動きは前半で3-0にできたと思える内容だった。
内田のゴールはその姿勢がチーム全体で共有できていたからだと思う。佐藤の存在も光っていた。岩尾と同じくらいの支柱であることを証明したと思う。

 
清武のスライディングの判定(レッドカード)は妥当だったと思う。
スライディングに行ってしまったのは上記のボールへの執着が裏目に出てしまったのかもしれない。
相手より遅れてスライディングに行ってしまっているし、足の裏で当たってしまっている。
足を当たらないように逸らすことがとっさにできたかはわからないので、多少不運だった面もあるが、相手が大けがになる可能性が高かったのであのように判定されるだろう。
逆の立場でレッドカードが出なかったら、レフェリーにかなり腹を立てるだろう。

 
但し、清武の退場が試合の結果を招いたとは思わない。
一人少なくとも、攻められ続けても、どうにか守っていた。危ないシーンは確かにあったが。
当然、大誠のせいでもない。彼は責任を感じるだろうが、決して彼の責任ではない。
彼にとっては今こういう経験をしたことが、この先彼の成長につながるだろうし、それをサポーターに示すという彼の決意につながるだろう。

 
今週は選手だけのミーティングも行われたそうだ。
この試合はそれがプレーに、姿勢につながっていたのは確信できる。
次の試合もその姿勢を継続して、今度こそ勝利に繋げ、そこから反撃していこう。
まだまだ、反攻に遅くなんてない。

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2019年5月14日 (火)

突き付けられた現実。ヴォルティス、この敗戦を次節首位相手に活かせ。

2019J2リーグ 第13節 三協フロンテア柏スタジアム
柏レイソル 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点:【柏】オルンガ45'

  
厳しい接戦を制した前節。
ようやく光の差す場所へ飛び出すキッカケができた。
上位進出に向けて今節での連勝は絶対条件であった。
そして相手は昇格本命と言われながら、現在リーグで5試合勝利がない柏レイソル。
深刻なゴール欠乏症と、鹿児島にも敗れるなどヴォルティスとは少し似ている状況にある。
とはいえ、個人技はどの選手も高く、甘く対応すると如何に酷いゴール欠乏症の患者であってもやられる可能性は高い。
それでも現状のヴォルティスにとって、今の柏レイソルはかつて何度か苦杯を舐めさせられたときの柏ではない。
そして柏は終盤の失点で勝利を逃がしている試合が多い。
対してヴォルティスは最終盤でゴールを決めている試合が多い。
勝機は最後まである試合だった。

 
但し、柏の守備はハードで堅い。
リードされると逆転するのは至難の業だ。
ましてや、前節鹿児島に逆転負けをしているため、守備を修正してきている。
同じ轍は踏まないだろう。
穴はさらに小さくなった。
先制点を許すと追いつけたとしても逆転は相当難しい。
だが、この試合はドローでは帰れない。

 
前半は予想以上にヴォルティスには厳しい前半だった。
個の能力には確かに差があった。
顕著だったのは判断と動作までのスピードだったと思う。
ボールを持ってからパスやドリブルの動作に移るまでの時間が違った。
そこで時間を少しでも懸けるとすぐに身体を当てられて自由を奪われる。
岩尾ですらボールを持って前へ配球しようとコースを探した僅かな時間に背後から奪われた。
スライディングもハードで何度も倒された。
サイドでも素早く囲まれて前に運ぶことができず、中央は上島選手にことごとく跳ね返された。
それでも柏は決定力が発揮できずにスコアレスを引き摺った。
実はそれはヴォルティスにとって悪くない流れだった。
防戦一方ながらある程度まで我慢できれば後半は..というところだった。
先制点を許すまでは。

 
クリスティアーノの飛び出しは絶妙だった。
オフサイドと判断されてもおかしくない飛び出しとオルンガとの連携からチャンスメイクし、ゴール際に進入させてしまった。
クリスティアーノにヴォルティスの選手たちの意識がいった背後に回りゴール前に入ったオルンガに決められた。
前半終了間際だった。

 
後半は柏が守りながらカウンターを狙う形に移行したため、ボールを相手陣内で持てるようになった。
但し、枠にシュートが飛んだのは、小林選手のミスからGKと1対1になったシーンとFKだけでいづれも清武のシュートは中村航輔に止められた。
岸本、狩野と投入したが、引いて固めた柏の守備陣を崩すには、彼らと清武、野村ではフィジカル的にも厳しかった。
佐藤の投入と、バイスの前線投入は遅かったと思う。
オルンガが交代で下がった時点で、柏の前線は高さではなくスピードに移行したのでバイスをバックに置いておく理由はあまりなくなった。
だが、佐藤が投入されたのはオルンガ交代の9分後で、バイスを前線に上げたのはADタイム突入の直前だった。

 
スコアは0-1ではあったが、力的には明らかに差があって、いろいろともっとレベルをあげる必要をヴォルティスに感じた試合だった。
突き付けられた現実はかなりシビアだったと思う。
後半はボールを持ててはいたが、相手は割り切っての守り方であって、崩して中村航輔を脅かすに至らずに終わったことは真剣に捉えないといけない。
前半はハードなプレスで自由を失い、後半は敷かれた壁の内側に進入できなかった。
攻め抜くのはヴォルティスにサポーターが望むスタイルのはずで、それができなかった事実、させてもらえなかった理由はそのままにしておけない。正直言って柏の手のひらの上から出られなかった。異なる局面になった前後半両方とも。
ここから上に行くために何をできるようにならないといけないか。

 
次は首位をホームで迎え撃つ。
この敗戦を山形との試合で活かさないといけない。
正念場である。

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2019年5月12日 (日)

成長を経ての敗戦の先にある未来。千葉ジェッツは突き進む。

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 FINAL
5月11日(土) 横浜アリーナ 12,972人
千葉ジェッツ  67 - 71 アルバルク東京

 
昨年のファイナルから一年。
今朝、その昨年の試合の記事を読み直してみた。
そこには初年度からジェッツを見てきて、そしてリーグファイナルまで昇りつめたことへの想いが書いてあった。
結構冷静に試合に負けたことを感じていて、それを今の自分で読み返してみるのは興味深かった。
それをツイートに載せて紹介したところたくさんのリアクションをいただき、ちょっと驚きもありながら大変感謝しています。
そして、昨年のファイナルが多くの人の中で重みを持っているんだなということもあらためて感じました。

 
昨年、アルバルクとの間にあった差は間違いなく小さくなった。
それでも負けたのは残りの差だったのか?
それもあるだろうけど、それは差というより経験というか、アルバルクの方がお兄さんだったんじゃないかなと。
でもね、埋まったもの以上に素晴らしく感じたことがある。
埋めようとする意志と意地が選手や、フライトクルー、ファンから強く感じられ、そしてそれが行動に表れていたことかな。
そういう意味ではね、3Qに19点もの差がついてしまったことをネガティブに思っていない。
3Qのまま終わってたら、そんなふうに思わなかったと思うけど、4Qに想像を超えたことが起きたし。
応援にしたって、昨季応援で明らかに統率されてなくて負けたことをみんな忘れてなくて、何とかしなきゃとう気持ちが表れてたし。
カツの勝ちたいという気持ちがこの一週間これでもかと伝わったし。
アルバルクの奥の深い強さも感じたけど、ジェッツとその周りの人たちの「越えたい」という執念も素晴らしかった。
昨年の記事で、ジェッツのバスケの行きつくところまで見たいと書いた。
行きつくところに一年で行くわけもないし、行きつけなかったし、もちろん結果にも得られる全ての成果までは結びつかなかった。
そこは贅沢かな。
それでも、このファイナルでは行きつく場所へ進んでいるんだという確信が感じられたことが最高だったなと。
私はサッカーにしろ、バスケにしろ、その場の空気を感じることが観戦の仕方のベースなんだけど、今日の横浜アリーナの空気は最後まで素晴らしかった。

 
それでも負けは負けだ。
それは受け止めないといけない。
我々は掴むチャンスを2度も逃した事実を受け止めないとならない。
でも、それを受け止められるなら、この先にさらに成長が待ってるんだと思う。
選手にも、フライトクルーにも、ファンにも。
それは、リーグタイトルよりももっと大きくて、人生に影響を与えるような成長にもなると思う。
こういう経験は人生でも貴重だ。
私は応援稼業はもう25年やってるから、ここで負けたことも多分人とは感じ方、悔しさの色は違うと思う。
だから、また頑張ればいいさという気持ちも試合直後から結構あった。
それは勝っても負けても、それは今季までの話で、新しい戦いはすぐやってくるし、ずっと続く。
今季のジェッツのように圧倒的な試合を何度もするようなチームを応援していると大一番の負けはショックな人も多いだろう。
でも、勝ち続けて得られるものはそんなに多くはない。
負けることを経て、次はどうすればいいかと考え、前へ進むことで未来が開く。
それを繰り返す方が、楽しくないことも起きるが、先には素晴らしい未来に辿り着く。

 
富樫勇樹が試合直後は感情的になったが、すぐにこの一試合だけで今シーズンを判断すべきじゃないなと思ったと語っている。
今季のジェッツは本当に凄かった。強さだけじゃなく、話題性でも群を抜いていた。
故に、摩擦のようなことがシーズン進むにつれて出てきて、ファンの中にはストレスだった人もいるだろう。
でもそれはジェッツというチームがスポーツカーではなくフォーミュラカーのように成長したから起きているんだとも思っている。
でも、他にそんなチームないよ。それは幸せなことだと思う。
ジェッツで繋がる我々はジェッツを中心に繋がる自分たちだけ見て、応援して、頑張って、もっと上を目指すことを続ければいい。
それ以外のことなんて気にしなくていい。
家族の真実と成長なんて、家族でないとわかるわけないんだから。

 
負けたことがあるということがナンタラカンタラって言葉があるけど、次のような言葉もいいんじゃないかなと思う。今の自分たちにはね。
「手にしていないものがあるってことがまだまだ頑張らせてもらえる」
って。
そして来年もっと強く嫌なチームになったときに、こう周囲に思わせてやろう。
「去年勝たせておけばよかった。」
ってさ。

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2019年5月 6日 (月)

岩尾がもたらす勝利の価値。次も勝って倍増しに。

2019J2リーグ 第12節 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス 3 - 2 栃木SC
得点:【徳島】清武 功暉25'、ヨルディ バイス77'、岩尾 憲90+2'
   【栃木】大黒 将志9'、西谷 和希83'

 
4月は苦しんだヴォルティス。
序盤からいい位置につけることはできなかった。
正直言って、このままでは少し調子が上向いても最後まで戦い切るのは難しい。
あくまでこのままではだが。
もちろん、現状の選手たちだって十分な力を持っている。
岸本は3得点、清武は4得点。
2トップで安定してゴールを上げられることは一人に依存するよりずっといい。
彼らの存在はこの先もベースになるだろう。

 
この試合も苦しんだ。
栃木の1点目は、普通は決まらないような形だった。
それでも相手の嫌なところに出した小西のパスから相手のPKを誘発した。
そしてバイスのゴラッソ。
結果とポテンシャルがようやく噛みあいだした。
しかし、再び終盤に追いつかれた。
このままではまたもや...というアディショナルタイム。

 
この試合は決して試合運びでは上手とはいえない試合だった。
普通ならバイスのゴラッソでそのまま〆る試合だ。
それができなかったことは大きな反省点ではある。
追いつかれてしまうのは今のヴォルティスの問題点なのだろう。
だが、岩尾憲が決めて勝つということは全てをポジティブにしてくれる。
このチームには岩尾憲という選手がいることの絶対的な強み。
この試合の勝利は重く、そして次に繋げることでさらに価値は増すだろう。

 
次は日立台。
勝てばプレーオフ圏に迫れる。
アウェイだが、相手は泥沼中だ。
勝機は十分すぎるくらいある。

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CHAMPIONSHIPファイナル進出!千葉ジェッツ、勝者になる覚悟。

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 SEMIFINALS
5月04日(土) 船橋アリーナ 5,022人
千葉ジェッツ  75 - 67 栃木ブレックス 
 
5月05日(日) 船橋アリーナ 4,967人
千葉ジェッツ  88 - 83 栃木ブレックス

 
昨年から目指していたリベンジの舞台への切符を懸けた試合。
でも、正直リベンジとか悲願とかなんて化粧文句でしかない。
戦いが今ここで決着が付くわけじゃない。
今は強いだろうし、お客さんも入っている。
今はいい時期だ。
だから今がチャンスだから勝ちに行く。
そして結果が付いてきている。気負いは必要ない。

 
昨季、一昨季とはリーグ内での力関係は違う。
今、千葉ジェッツはまともに持ち味をぶつけ合う試合をしたら負ける相手は見つからない。
つい一か月前まではそこまでの確信はなかったが、こうして記事を書いている今は確信している。
少々予想外のスピードではあったが、それだけの努力と投資と経験がそうさせた。
だからこの2試合のような強さ、少々粗っぽかった面もあるが、ターボがついた重戦車のような、全盛期のスタン・ハンセンのような強さを見せてくれた。
ブレックスは、前回対戦した3月末よりさらに強くなっていたジェッツを体感したのではないだろうか?
ジェッツをずっと見てきている自分でさえ、3試合目までいくことを覚悟していた。
ロシター選手の負傷が試合の潮目になったことは否定できないし、そういうことが潮目になったことは残念でもある。
だが、2試合終わってみて、優位性は1試合目のアタマから終始ジェッツにあったという確信がある。
前回負けた試合でもジェッツの負け方が今までのブレックスに対する負け方と違うと感じていた。
たぶんその時漠然と感じたことがこの2試合の結果に表れたんじゃないかな。
2試合でジェッツが勝ち切ることは必然に近かったように今は思う。試合が終わるまではそうは思えてなかったけどね。

 
試合の感想を言えば、2試合とも主な面では違いはない。
ディフェンスをまず頑張って、それでも決めていくオフェンスでの選手たちの技術の高さが堪能されて、互いにランを許さない集中度の高い試合だった。
先にシュートを落としたり、ターンオーバーした方が負けるんじゃないかってくらい緊張感が高かった。
奪われてもすぐ奪い返すシーンもあったし、ファストブレイクを止めきるシーンも多かった。
互いに相手に流れを渡さないという気持ちが強く表現されていた。
それでもジワジワとジェッツがリードを広げていくところに力関係が見えだしていた。
競り合いになると、ここ数試合の記事でずっと書いているキーワードだが、チームとしてのスタミナが強いジェッツは有利だ。
相手が落ちてくるから途中までリードされていても離され過ぎなければ勝機はやってくる。
ましてやリードしているなら、点差が詰まってきても慌てなければ流れは戻ってくる。
そんなジェッツのスタミナ力をベースにしたジェッツの土俵での試合がまた繰り返された。
というより、ジェッツを自分の土俵に乗せられるチームは今はいないのかもしれない。
ゆえにファイナルの相手(まだ決まっていないが)がどう勝つための策を考えてくるのか興味深い。

  
選手の負傷があって後味が悪い試合になったことは残念だった。
ああ、これでまた...と試合中に思ったことも事実だ。
だが、逆に断固たる決意をするきっかけにもなった。
自分たちが目指しているものをしがみついてでも獲りに行く。
そういうところがどうこう言われようとも。
王様になりたいんじゃない。勝利者になりたいのだ。

 
まだBリーグも全然勝利者ではない。
今チャンピオンシップをやっていることをどれだけの人が知っている?
どれだけメディアで取り上げられている?
ネットで見る人は知っているかもしれないが、多くのニュースの中で何番目のニュースだろうか?
ネット見てない人にどれだけ知られている?
これだけいろんな話題も提供し、悪役にもなっている千葉ジェッツですら県内でも知らない人は大勢いる。
嫌われようが人民裁判なんか起きないさ。
バスケの専門誌でBリーグの記事の量は変わったかい?
Numberのような雑誌で特集になったこと何回ある?
バスケットボールはまだまだ何も勝利していないんだよ。
だから、もっとお客さんを入れて見てもらう努力をしないといけないし、大きなアリーナも必要になる。
民設民営の新アリーナも作らないといけないんだよ。
誰でも見るメディアは今はまだテレビだ。
もっと見てもらわないと。バスケットボールを、Bリーグを、ジェッツをね。
だからジェッツも島田社長も前へ上へと向かっている。
そういうビジョンなんだよ、結局。
もしそういうビジョンを否定するなら同規模で違うビジョンと成果を示さないとね。そう考える人がね。
また分裂してジェッツと違う道行く?
今のままだと護送船団方式のバスケ大好き教団の中で終わるよ。それはいづれ沈むだけ。沈まないにしても進まない。
だから、ファイナルで勝って、さらにその先へ行くしかない。
覚悟を決めて。

 
幕張メッセで今年も、ロックな詩人さんに書いてもらいました。
今年は優勝祈願。
てっぺんを獲る。

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