レジェンドとニューヒーロー
2024 J2リーグ
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 6月29日(土)
徳島ヴォルティス 2 - 2 V・ファーレン長崎
【得点】徳島:49'坪井 清志郎、52'ブラウン・ノア・賢信
長崎:29'エジガル・ジュニオ、89'マルコス・ギリェルメ
衝撃的なニュースが入ってきた一週間であった。
レジェンドと言っていい岩尾憲が浦和レッズより戻ってきた。
まさかの展開に沸き上がるヴォルティス界隈は、その空気がこの試合のゴール裏に明らかに映し出されていた。
ハーフタイムの間も集まり撥ねる青いシャツは圧巻だった。
その思いが目の前で相手GKに圧を掛けたと評価しても絶対に間違いではないだろう。
シーズン序盤から黒部さんが岩尾にオファーを出していたようなので、彼がチーム復帰後の絵は増田監督にもできていると思う。
もっとも本当に実現するのかは当初は懐疑的だったと思うが。
よく決断してもらえたと思う。
また前節からニューヒーローが現れつつある。
4月のアウェイ長崎戦以来で前節ベンチ入りした坪井清志郎は前節の決勝ゴールに続き、今節も試合の主役になった。
彼自身がこれを継続していかないといけないと言っているように次節以降はマークもキツくなるだろうから正念場になる。
ヒーローが出てきてくれないとここから上がっていくことは難しい。
本当に頑張ってほしい。
そして彼の活躍に触発されてほしい選手たちも大勢いる。
あと一歩で勝ち切れなかったのは何故なのかはきちんとふりかえってほしい。
同点にされたシーンでは壁の位置について直前までホセが指示していたことが上手く伝わっておらず、それを伝えようとしている途中で、埋めたいコースに打たれてしまった。
壁もホセ(壁が治せないことがアタマにあって準備できていなかった。彼のせいではない)も反応が遅れた。
また2点とも形で取れている点ではない。
前節ももっと早くゴールが取れるべき試合でもあったし、攻守は課題は多い。
ふりかえりは濃度高くやってほしい。
もちろん、なぜ点が取れたかのふりかえりも大事だ。
それがチームに形となって染み込めば、守備の課題解決に猶予もできる。
いい風が吹き出しているが、それをとらえ損ねると失速する可能性だってある。
好材料が増えている今をしっかりとチームで準備して反攻を成し遂げてほしい。
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