« 2024年5月 | トップページ | 2024年7月 »

2024年6月30日 (日)

レジェンドとニューヒーロー

2024 J2リーグ
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 6月29日(土)
徳島ヴォルティス 2 - 2 V・ファーレン長崎
【得点】徳島:49'坪井 清志郎、52'ブラウン・ノア・賢信
    長崎:29'エジガル・ジュニオ、89'マルコス・ギリェルメ
 

衝撃的なニュースが入ってきた一週間であった。
レジェンドと言っていい岩尾憲が浦和レッズより戻ってきた。
まさかの展開に沸き上がるヴォルティス界隈は、その空気がこの試合のゴール裏に明らかに映し出されていた。
ハーフタイムの間も集まり撥ねる青いシャツは圧巻だった。
その思いが目の前で相手GKに圧を掛けたと評価しても絶対に間違いではないだろう。

 
シーズン序盤から黒部さんが岩尾にオファーを出していたようなので、彼がチーム復帰後の絵は増田監督にもできていると思う。
もっとも本当に実現するのかは当初は懐疑的だったと思うが。
よく決断してもらえたと思う。

 
また前節からニューヒーローが現れつつある。
4月のアウェイ長崎戦以来で前節ベンチ入りした坪井清志郎は前節の決勝ゴールに続き、今節も試合の主役になった。
彼自身がこれを継続していかないといけないと言っているように次節以降はマークもキツくなるだろうから正念場になる。
ヒーローが出てきてくれないとここから上がっていくことは難しい。
本当に頑張ってほしい。
そして彼の活躍に触発されてほしい選手たちも大勢いる。

 
あと一歩で勝ち切れなかったのは何故なのかはきちんとふりかえってほしい。
同点にされたシーンでは壁の位置について直前までホセが指示していたことが上手く伝わっておらず、それを伝えようとしている途中で、埋めたいコースに打たれてしまった。
壁もホセ(壁が治せないことがアタマにあって準備できていなかった。彼のせいではない)も反応が遅れた。
また2点とも形で取れている点ではない。
前節ももっと早くゴールが取れるべき試合でもあったし、攻守は課題は多い。
ふりかえりは濃度高くやってほしい。
もちろん、なぜ点が取れたかのふりかえりも大事だ。
それがチームに形となって染み込めば、守備の課題解決に猶予もできる。

 
いい風が吹き出しているが、それをとらえ損ねると失速する可能性だってある。
好材料が増えている今をしっかりとチームで準備して反攻を成し遂げてほしい。

| | コメント (0)

2024年6月19日 (水)

勝ち切るためのもう一歩

2024 J2リーグ
フクダ電子アリーナ 6月16日(日)
ジェフユナイテッド千葉 1 - 0 徳島ヴォルティス
【得点】千葉:66'小森 飛絢
 

今季初生観戦のヴォルティスでした。
場所はフクアリ。家から一番近いだけでなく、いろいろなことが思い出される場所でもある。
ヴォルティス以外でも大変お世話になったこともある。
ここでは詳しくは書かないが、もう20年近く前の”ある募金”でお世話になった。

 
上位進出に向けてここからはどの試合も6ポイントゲームというくらい大事だ。
相手のジェフはその中でもかなり大事な相手だ。
そしてジェフもさらに上位へ上がっていかないといけない立場であり、互いにドローでは絶対いけない試合であった。

 
ポテンシャルとしては順位は離れているがほとんど差がない両チームだったと思う。
その通りの試合であったが、やりたいことをやれてるかという点ではヴォルティスは思い通りになっていなかった。
ジェフはパス回しのテンポが速く掴まえ所が難しかった。
だが、バックラインで危険なパスミスを冒すこともあり、完璧でもなかった。
チアゴにパスしてしまい、よしカウンターだと。
が、即座に容赦なく潰しが入りカウンターにいけない。
こういう場面が多く、リズムは結局最後まで来なかった。


守備は全体的に安定していたと思う。
少し下げられすぎてはいたが。 
サイドから縦への突破を狙われたが、破られた機会はあまりなかった。
クロスが上がっても中央で跳ね返す。
危ないシュートも少なかった。

 
ただ、上述のようにカウンターが潰されたので、攻め手が厳しかった。

 
後半10分過ぎからジェフが少し焦り出したかなと感じた。
ゴール裏の応援もボルテージが上がったように感じたが、そこにも「このままではマズイ」感が混じっていたかもしれない。
そこからが本当の踏ん張り所だったなと思うが、勝ちたい気持ちが増した時に一瞬見せたスキに失点が”起きた”のは残念だった。
失点に直結するミスでもなかっただけに、ロングシュートがポストに当たって不幸なこぼれ球となったことは不運だった。

 
ここ2試合はこれだけなんだよなという失点で負けている。
下を向く状態ではないのだが2試合とも勝ち切るためのもう一歩が足りていない。
もう一歩、そのヤマを越えればヴォルティスはかなり怖いチームになる。

Dsc_1192 Dsc_1215 Dsc_1253 Dsc_1259 Dsc_1265 Dsc_1282 Dsc_1288 Dsc_1292 Dsc_1295 Dsc_1299 Dsc_1329

| | コメント (0)

2024年6月 2日 (日)

ふりかえりながら強くなる。

2024 J2リーグ
レゾナックドーム大分 6月1日(土)
大分トリニータ 1 - 2 徳島ヴォルティス
【得点】大分:58'渡邉 新太
    徳島:22'エウシーニョ、54'児玉 駿斗
 

持てる力が出せた時間、出せなかった時間。
勝った万歳では終わらなかったことはこの時期には大事かもしれないですね。
サポーターのみんなも、何か満足仕切れない部分はあったと思います。
そこが今後に活きてくるといいなと。

 
ここから上位浮上という山登りを続けていく中で、もう後半戦にも突入するし、昇格を狙う上位陣との大事な対戦も続くので、うまくいかなかったことを”今”曖昧にしないためにも増田さんの不満は大事に考えられてほしい。
「9人という少ない人数で、追加点を奪われずに1-2のまま終えたことは、まだポジティブなこと」と相手の監督に言われちゃうのは、向こうに何か言いたくなる以前だよね。

 
でも、ゴールの形は凄く良かったよ。
決まらないとどんな形でゴールに近づいてもしょうがないからね。
そして、決める形は、そこまでの形と必ずしも直結していないからね。

 
まだまだふりかえりと修正、そしてトライの繰り返し。
同じ意味のタイトル繰り返しているけどこれしかない。
今の順位でこれ以上失敗を繰り返していられない。
6月末にはいい位置につけて夏場に入りたい。


| | コメント (0)

« 2024年5月 | トップページ | 2024年7月 »