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2024年9月30日 (月)

ホーム ~8年ぶりのアイアン・メイデン~

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9月26日(木)は私にとって待ちに待った日だった。
遡るほぼ一年前にチケットが当選して購入したライブがいよいよ当日を迎えたからだ。
1979年にデビューして以来、ヘヴィメタルという音楽の旗手としてずっと最前線に立ち続けてるアイアン・メイデンの実に8年ぶり14回目の来日公演、その東京公演を観に行った。
場所は有明の東京ガーデンシアター。
8000人ほどのキャパである。

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私はアイアン・メイデンのアルバムは出るたびに買ってはいたが、普段の生活もメイデンに染めているファンのような人間ではなく、来日公演も全部行ったわけではなく、記憶は曖昧だが多分4回目だ。
アイアン・メイデンというよりヘヴィメタルという音楽に出会って10から20代に多くの友人を恵んでもらい楽しい時間を過ごさせてもらった人間だ。1980年ごろのことだ。
いろんなバンドのライブにも行ったし、キャッスルドニントンにモンスターズオブロック(1991年)を観にも行った。
私は贅沢な経験をもらった。

 
年齢を重ね、サッカーやバスケ、演劇など様々なカルチャーにも触れた中で、ヘヴィメタルの比重は私の中では変わっていったが、今でも戻れる「ホーム」という存在ではあり続けている。
10代、20代の頃、夢中になったアーティスト、バンドの多くは活動を休止したり、亡くなったりしたことも無関係ではなく、またヘヴィメタルという音楽も変化していったこともあって、今でも聞いているものはだいぶ少なくなった。新しいバンドを探すこともしなくなった。
でも、アイアン・メイデンは今でもスマホに入れて聞いている。
自分がメタルファンと言い切れるのか微妙になった今でも気合を貰える存在はヘヴィメタルやその祖でもある70年代のハードロックである。
10年通うラーメン店の店主が最近になってロック好きだとわかってからは店にはバンドTを着て食べに行き、Tシャツをネタに会話を楽しんでいる。AC/DCやストーンズの話をしたり、シン・リジイを教えたり。
それは幸せな時間だ。
今回のアイアン・メイデンの来日公演を観て、今あらためて感じている。

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自分も歳を取った。今は57歳だ。
アイアン・メイデンのメンバーも歳を取った。
今全員66歳以上だ。ドラムのニコに至っては72だ。
でも、パフォーマンスのパワーとクオリティは初めて観た来日公演(たぶん1987年の武道館)から下がっているとは思えない。
8年前の来日公演(両国国技館)は、記事(下リンク)にもしたし、結構覚えているが、クラシックスから最新のアルバムまでパワーとスタミナの必要な楽曲群を高い完成度で演奏し続けている。

8年前よりステージ上を走り回ることなくなったなとは思ったが、変化はそれくらいだ。
だから来年には結成50周年を迎えるが、我々のようなオールドファンだけでなく、常に新しいファンも世界中で生み出している。

 
日本にも10代のメイデンのファンがたくさんいる。
彼らにとって今回の来日公演がどれほど待ちに待った、そして人生にとって替えが効かない機会であることはSNSで探せばすぐ実感できる。
4年前にコロナのために中止になり、その機会を奪われた人たちにはなおさらだろう。
チケット代も初めてアイアン・メイデンを観たときから確実に3倍以上になった。
彼らにとって決して楽な金額じゃない。
そのことも今回の来日公演が特別であること、今もそうだが、この先さらにそうなるかもという恐れを考えると、私のようなオールドファンは「ホーム」がいつまでもあるわけじゃないことの噛みしめが甘くてはならない。
そう思う。

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貴重な機会になる日本でアイアン・メイデン公演であったが、その体感は1987年のときと変わっていなかった。
ライブについて書きます。
今回のツアー“THE FUTURE PAST WORLD TOUR 2024"はアルバム『Somewhere In Time』(1986)と最新『戦術 - Senjutsu - 』(2021)の2枚からの曲を軸にしたセットリストで構成されている。
既にセットリストがリリースされており、メイデンはツアー中変えないので皆が知って観に来ている。
会場に着いたのは16時半頃、既に東京ガーデンシアターの周囲には大勢のメイデンシャツを着た様々な世代、そして豊かな国際色に彩られていた。
前回の両国国技館公演(2016)でも見られた光景だが、今回はそれ以上で海外からのファンからはワクワクしている感じを受ける。既に飲んでいる人も多い。海外のライブ会場みたいだ。
先に書くと、私は席はアリーナ後方の座席エリア(前方はスタンディング)であったが、一列前は外国からのツーリストが買ったらしく、60~70代と思えるシニア世代のグループも座っていた。
チケットの販売は一年前だったので、日本への旅行にメイデンライブ参戦を組み込んで一年間待っていた可能性がある。
「FEAR OF THE DARK」では縦にジャンプし、拳を突き上げて盛り上がっていて楽しそうで、こちらも楽しくなった。こんな光景が見られるのもアイアン・メイデンだから、と思った。
私は前回買った相撲エディTシャツ(最近ネットニュースで取り上げられて笑った。確かに買ってから着て出かけたことがない)を着て、同じ英国の有名バンドにサインを入れて貰ったことがあるユニオンジャックを羽織って参戦した。 
 
Intro:Doctor Doctor (UFO)→ブレードランナーのテーマ
 
1 CAUGHT SOMEWHERE IN TIME
2 STRANGER IN A STRANGE LAND
3 WRITING ON THE WALL
4 DAYS OF FUTURE PAST
5 TIME MACHINE
6 THE PRISONER
7 DEATH OF THE CELTS
8 CAN I PLAY WITH MADNESS
9 HEAVEN CAN WAIT
10 ALEXANDER THE GREAT
11 FEAR OF THE DARK
12 IRON MAIDEN
~ENCORE~
13 HELL ON EARTH
14 TROOPER
15 WASTED YEARS
 
Always Look On the Bright Side of Life (Monty Python)
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ライブイントロのUFOの『Doctor Doctor』から観衆の大合唱が始まる。
そして映画「ブレードランナー」のテーマが掛かり、ライトが輝く。
ライブは『CAUGHT SOMEWHERE IN TIME』のイントロが始まり、再び観衆がイントロを大合唱。
そしてメンバーが飛び出してライブは始まった。
前半は最新アルバム『戦術 - Senjutsu - 』を多めに進む。
クラシックな名曲が多いアイアン・メイデンでは新曲中心に進めるセットリストはバンド側にリスクもある。
メイデンの曲は他のバンドの曲より基本長い。
好かれていない曲は観衆を引かせる可能性もあるが、『戦術 - Senjutsu - 』の楽曲群はファンにも好まれている。
若いファンも増え続けているからクラシックな名曲を聴きたがりがちなオールドファンに寄りすぎる必要もない。
それでも『CAN I PLAY WITH MADNESS』のような私年代のど真ん中のメイデンソングは心が沸く。
久々に縦に揺れる床を体感もする。
そしてクラシックもクラシックと思わせないエナジーを今でもバンドが詰め込んで観衆に放っている。
曲が若いままだ。
今年リリースした曲と言われてもわからないくらいだ。
テンポ、キー、パワー共に初めて観たメイデンのライブと遜色がない。
感動、そして私のようなオールドファンには勇気も貰えているような気さえする。
仕事では定年を意識するような歳になっているが、それを意識しているから歳を取るのだというくらい。
久々に聴く『HEAVEN CAN WAIT』
中間部のコーラス部でおなじみの大合唱。
そしてエディが俊敏な巨体で銃を使いこなす。
聴くもの、見るモノ、アイアン・メイデンの楽しさが最高になっていく。
『FEAR OF THE DARK』では印象的なイントロの大合唱が会場に響く。
縦揺れする床。
そして、ヘヴィメタルを象徴する名曲『IRON MAIDEN』が観衆の首を振らす。
あっという間に駆け抜けた。
アンコールでは、メイデン屈指のスピードナンバー『TROOPER』が変わらないスピードとパワーで観衆の残ったスタミナを強制放出させる。
エディが刀を振り回す。
そして8年前と同じく『WASTED YEARS』でライブは大団円を迎えた。
東京だからとリストに無い曲を演るとかなく、逆にだから楽しめるくらいの変わらないパワーとクオリティを見せてくれた。
国内外、いろいろなバンド、アーティストがいて、同じくらいのキャリアでずっと変わらないクオリティを見せてくれる人たちもいくつかいる。日本にもいる。
だが、私たちのようなヘヴィメタルでないと駄目な人たちにはアイアン・メイデンが必要だ。
ようやく初めてのアイアンメイデンを体感できた若い世代のファンの中には、これが最初で最後になるかもとか思う人もいるかもしれないが、不慮がない限りまた観られるよ、きっと。
ずっと変わってないと感じたオールドファンの当てのない戯言だけどね。
もし、不安を感じるなら11月にメイデンと同期と言っていいSAXONが来るから観に行くといい。
ヴォーカルのビフは73だが、今でも彼からもパワーを貰える。
メイデン以上にメタル一直線だから。
当分、ビフは止まらない。
ビフが引退すると言うより前に、メイデンが先に休止するとかないと思うし。
ヘヴィメタルという音楽の持つ力が今思っている遙か高いところに天井があることは感じると思うよ。

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ヘヴィメタルはかつて中学生だった私にとって「ホーム」になってくれた。
ヘヴィメタルを聴いていたおかげで多くの仲間、友人に恵まれた。
成就はしなかったが恋愛になりかけたこともある。
アイアン・メイデンもいつかはいなくなるが、アイアン・メイデンから貰った力、絆を大事にできていれば、「ホーム」はいつまでも私たちと共にあるよ。
無くなったように見えてもね。
 
 
私がライブ中に羽織っていたユニオンジャックにサインを入れてくれたのは英国のステイタス・クオーのメンバー5人だ。
英国ではかつてチャールズ国王が皇太子時代に観に来たこともあり『英国王室ご用達バンド』なんて呼ばれたこともある。
縦ノリのブギーというスタイルで英国で大人気のバンドだ。今年で結成64年目かな?
1997年に来日したときに、バンドの希望で小さなクラブでも演奏したいと希望があって開催された渋谷のクアトロ(今現在のクアトロとは違う)で入り待ちして貰ったものだ。(ちなみに渋谷公会堂でもライブをしている。)
今は亡くなってしまったメンバーもいるが、クオー大好きだった私には宝物だ。
ザ・フーが2003年だったか、日産スタジアムでのフェス(トリはエアロスミス)に出演した時も持って行った。ザ・フーもユニオンジャックがシンボルみたいなバンドで、ライブで信じられないくらいのユニオンジャックが掲げられている光景に混ざれた感動を忘れていない。
たぶんクオーのライブをもう一度観ることはないと思うが、バンドも観客も汗だくになったあの狭いクアトロでのライブは忘れられない思い出。
十分な体験はさせてもらっている。
 
この日持って来たのは、この旗もずっと仕舞ったままでは悲しいだろうと思ったからだ。
バンドは違うが同じ英国を代表するロックバンドだ。
旗にも英国の英雄のライブを楽しんでもらえたと思う。
ずっと仕舞われたままじゃかわいそうだったから。

※ライブ画像は会場でアナウンスされたルールに基づいてスマートフォンで撮影しています。

8年前のアイアンメイデンのライブ記事はこちら。

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2024年9月23日 (月)

千葉ジェッツ、目指す高みへの離陸

10月5日(土)6日(日)の千葉ジェッツのB1開幕2戦のチケットは発売二日目にほぼ売り切れた。
6日(日)の試合は地上波放送も決まったようで、ワクワクは急速に高まっている。

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今季の千葉ジェッツの目標は3冠達成である。
2冠こそ何度かあるが、3冠はまだ達成されていない。

 
この3連休、千葉ジェッツは広島にて第100回天皇杯 2次ラウンドに挑み3日で3試合のハードスケジュールを勝ち抜き、12月4日(水)に行われる3次ラウンドへ進出した。
勝ち抜いたのは、千葉ジェッツの他
 
ファイティングイーグルス名古屋
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
アルバルク東京
群馬クレインサンダーズ
宇都宮ブレックス
三遠ネオフェニックス
長崎ヴェルカ
 
準決勝から登場
広島ドラゴンフライズ
琉球ゴールデンキングス
 
3連覇は簡単ではないが今季の戦力は優勝できる戦力なので応援も頑張っていきましょう。

 
この3連戦は決してチームの調子はよくなく、2回戦の横浜ビーコルセアーズ戦は非常に危うかった。
今日の仙台89ers戦もオフェンスに波が大きく、ターンオーバーからトランジションをさせて、小川などが止めないいけない危ない状況が何度か起きた。
渡辺雄太は私が見る限りまだ身体が重そうだ。
ただ要所で格の違いを見せつけるプレーもあり、相手からしたら止めるのは容易ではないと思う。
DJホグは既にチームに重要な選手となっていて、攻守で評判通りの活躍を見せてくれている。
DJはシドニーキングスではSFも務めていた。
207cmのSFなんて反則級である。渡辺雄太が二人いるようなものである。
ムーニーの負担は半分以上軽減されるであろう。
FTと3Pには最後まで悩まされたが、それも問題ない。

 
オフェンスでは波が大きいが、ディフェンスでは豪華で屈強な布陣が早くも効果絶大である。
高さと速さと強さを備えたビッグマンが3人いると、相手のショットがインサイドではステップバックになるケースが目立った。もしくは3Pだ。
それでも決めてくる選手も多かったので今年のB1は侮れないことを痛感したが、インサイドは最後を打ち破るのに相手が明らかに苦労していた。
2枚でブロックが来たり、相手のビッグマンのレイアップをDJが叩くなど、相手からするとキツイディフェンスが、3試合とも苦戦しながら大差のリードは許さず、僅差でもリードを保つ展開を支えていた。
また、ムーニー、渡辺雄太、DJの3人がコートにいると原修太のマッチアップにはフィジカル的に原くんを止められない選手が付くケースが増える。
こうなるとカットインでの原くん無双になる可能性もある。
上記の4人のフィジカルは反則であり、4Qになると相手が疲労でバテテくる。
一方、ジェッツは層の厚さでうまくローテして4Qに余力がある。
コンディションが上ったらどれほどに強さを発揮するだろう?

 
油断はしてはいけないし、応援しなくても勝つチームにしてはいけないのは我々の責務である。
規格外で豪快なプレーも度々出たが、お祭りをやっているわけではないので、歓喜ばかり発散してはいけない。
応援で相手にプレッシャーを掛けディフェンスに貢献する。
あと1点取るを繰り返す、目の前の勝利を全力で支える。
勝てなかったら、自分の応援のせいと思うくらいにして次の試合に切り替え、そして勝たせるためにすることを
考える。
勝っても次の試合に目標を切り替え、次も勝たせるためにもっと何かすることを考える。
勝利は祝勝会の酒の肴ではない。
新しいアリーナ、協力なチーム、言い訳はできないのは応援する側のファンも同じである。
全員で全力を出し尽くして、目指す高みへ必ず辿り着きましょう。

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最後までファイティングポーズを共に

2024 J2リーグ
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 9月22日(日)
徳島ヴォルティス 0 - 1 いわきFC
【得点】いわき: 51'有馬 幸太郎

 
とてもフィジカルでよく走り、よく追って、意欲の途切れないサッカーをいわきFCはしてたように思う。
ヴォルティスもその土台はあると思う。
その上に技術や視認力、判断力が組み立てられていくレベルに達していたとも思う。
しかし、この試合はインタビューで近いニュアンスを答えた人もいたが、相手の土俵で相手の相撲で押し倒しにいってやられたように思う。

 
もちろん、そういう土俵の上で戦える選手、持ち味が出る選手もいる。
ターレスは凄くイキイキしていた。
左サイドで相手を恐怖に陥れていた。
エゴイスティックに自分だけでイカずに周囲も見えていた。
だからさらに怖い存在になれていた。
ヒーローになる寸前までもいった。
彼が報われなかったことは残念だ。

 
得点の匂いが最も高まった時に決められたのが差だった。
つまらないサッカーに見えた人もいたかもしれないが、私には中盤で攻守が秒単位で切り替わる、詰めて奪い合う展開はスリリングで面白かった。
互いに集中が高いままなので奪ってもすぐ矢が飛んでくる。
それが相手の土俵だったと言われればそれはそうなんだが。

 
残り6試合でプレーオフ圏に7点差。非常に厳しい。
ジェフ千葉、いわき、山形が競り合う中に入れるかというと、現在の彼らの勝率からすると勝ち点9以上取ったチームが掴むだろう。
そこプラス7点差、さらに得失点差も考えると可能性は限りなくない。
おそらく監督、スタッフ、選手、フロントみんなわかってる。
素人の我々でさえわかるのだから。

 
それでもだ。
チームは可能性あるかぎり、いや可能性が無くなっても手を抜かずに目の前の試合で最後まで全力で勝ちにいくだろう。
サポーターに喜んでもらいたいから。
我々は成績・結果を評価する立場ではない。共に戦う立場だ。
欧州や南米は結果にシビアと言うかもしれないが、100年以上戦い続けている中で屈辱と歓喜は交互に数えきれないほどある。
結果にシビアでも結果を引き摺り続けてはいない。
今朝、ミラノダービーで負けたインテルのファンが公式のコメントに「勝つときも負ける時も同じ立場」と書き込みしていてちょっと感心してしまった。
監督も選手もフロントも自分たちが乗るレーシングカーのパーツではない。わかっていることだと思うが。
金で買うものではない。しかも自分たちの金じゃない。
チケット収入だけで今のチームが賄えるわけない。
今ここでクチにしていけないことは堪えられないと。
もちろん、他のチームでも同じことはどこでも起きてる。負けることへの恐怖。
だから言っていいのではなく、そこより上にありたいならそういう部分で自分たちを強くしないと。
チームは強くてもサポは...とか言われたくはない。お前らもどうなんだよとかいう連中に。

 
まだ試合は6試合ある。
最後までファイティングポーズを共に。

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2024年9月19日 (木)

顔を上げていれば勝てる

2024 J2リーグ
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 9月18日(水)
徳島ヴォルティス 1 - 2 清水エスパルス
【得点】徳島:63'鹿沼 直生
    清水:71'ドウグラス・タンキ、77'ドウグラス・タンキ

 
やはり首位を争っているチームだけあって、スタメンも層の厚さを感じたし、押し込んできたときのボールの動かし方に差は感じた。
だが、それほど大きな差ではなかった。

 
小さなミスを見つけて広げてくる巧さ。
身につけたい狡さとかこの試合から学んで強くなりましょう。
特に若手のFWはタンキのプレーからは盗んでほしい。

 
そしてまだ何も終わっていない。
プレーオフ圏は近くにある。
でもこの順位ではこっちが勝っても上位のどこかも勝ってしまう。
まずは10位より上に上がって可能性を高めよう。
すぐ試合はくる。
下は向いていられないが顔を上げていれば勝てる力は持っている。

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2024年9月17日 (火)

千葉ジェッツ新章の始まり

このオフシーズンが永遠に続いて開幕がこなくてもいいなと冗談で思ったこともある。
それくらい他所から見たら贅沢なオフシーズンだった。
残念?ながら、いやいや待ちに待った開幕がこようとしている。
 
14日(土)に新アリーナ「lalaアリーナ東京BAY」での新シーズン決起会が開催された。
そして翌15日(日)16日(祝)はプレシーズンゲームが開催され、新チームが初陣を迎えた。
 
15日(日)のサンロッカーズ渋谷戦のみ観戦した。
試合は敗れたが、コンディションの整っていない選手が多いということで、渡辺雄太は前半のみの出場であった。
だが、彼を始め、新戦力は素晴らしいポテンシャルを見せてくれた。
DJホグはNBLでの実績通りの実力の一端を見せてくれた。
トランジション、ゴール下、3P、ディフェンスでいづれも素晴らしかった。
マイケル・オウは鍛える必要がある部分はあるが、小川との連携が早くも嵌るシーンも何度かあった。
渡辺雄太は言うまでもない。
開幕にコンディションが揃えばベンチメンバーも含め、様々な無双パターンができそうだ。
昨季のように全員ダメだから今日はダメだと早々悲惨な結末が見えてきてしまうようなことはないだろう。
 
こうなると金近、マーカスらは尻に火が付くだろう。
16日のSKナイト戦では金近オンファイアだったようだ。
 
新アリーナは初めて中に入ったが、素晴らしいアリーナである。
シーズンチケットをどこのブロックにするかを決めたいためにスタンドの最上段まで上がってみたがコートはしっかり見える。さすがだ。
3階席でも全然悪くない。
そしてトイレの多さに加え、混雑状況がリアルタイムで表示されるのは素晴らしい。
飲食も公的施設の船橋アリーナでは制限があったが、それももうきにしなくていい。
周囲にも飲食店は多く、試合前試合後に過ごす場所には困らない。
これから長くアリーナに来続けるために、価格が跳ね上がったチケットの値段の中で続けていくのは容易ではない。
船橋アリーナ時代と同じにはできない。
場合によっては応援から卒業することも考えていたし、今でも可能性の中にあるが、第一は応援を続けたい。
別に応援で有名になりたいわけじゃない。目立ちたいわけでもない。
応援とは滅私奉公なので勝たせるために何をするかだけだ。
 
新アリーナの風景は圧巻だった。
まるで横浜アリーナでのリーグファイナルのような光景が目の前にあった。
これが日常になるのは凄いことだ。
 
ただ、徒歩でもアリーナに行けたこれまでとは違い、交通機関を毎回使わないといけない。
特に帰りは南船橋駅からの電車の発着、乗り継ぎを事前にシミュレーションしておく必要があるだろう。
車で来るなら渋滞と、抜け道探しは先にしておかないといけない。
駐車場はアリーナの隣のららぽーと駐車場を使うことになる。
IKEAの駐車場に買い物の予定もないのに入れて、迷惑を掛けたらジェッツに迷惑掛けてしまうので絶対にダメだ。
 
開幕は10月5日、6日だ。
相手はブレックス。
今季は全部勝ってやろう。
チームの強さだけではなく、環境も含め違いを見せつけてやろう。

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2024年9月 8日 (日)

追いつかれなくてよかったとは...

2024 J2リーグ
維新みらいふスタジアム 9月07日(土)
レノファ山口 1 - 2 徳島ヴォルティス
【得点】山口:82'河野 孝汰
    徳島:28'渡 大生、53'ブラウンノア 賢信

 
こんなこと言うのはなんだけど、相手チームはあの順位に付けている意味を理解していなかったのかね。
特に前半は相手チームが試合をつまらなくしていたよ。
ヴォルティスの方が6位以上に相応しいサッカーしていたし、そうならないといけないなと思いました。

 
ただ、2点目を取った後はこちらも良かったとは言えない。
一発レッドの判定は納得しきれない部分もあるけど、もったいない方が大きく感じた。
突破されても決められたかはどうかなと思う。
でも、倒れちゃったからしょうがないかな。
CBが怪我人が多いのか控えにいなくて、今週は永木が入ることも想定して準備していたらしい。
それが活きたことは幸いとはいえ、次節が心配ではある。
CBはカードを受けやすいとは言え。
もう一点差あったから、追いつかれなくてよかった試合で終わったのは残念。

 
賢信のカードはよりもったいなかったね。
自分のカードの枚数アタマにあったらやってほしくなかった。
渡のゴールは素晴らしかったが、賢信がいなかったらなかったゴールだし、そのパターンは堅い強みになってきていたから。

 
もう勝つしかないけど、一つ勝って上昇する順位幅も小さくなってきている。
勝つしかないのはどこも同じで、勝つチームは勝ち続けている。
このあとはホームゲームが続く。
勝ち点9取れなかったらオシマイのつもりで。
そのためにもカードには注意してほしい。

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