待ち受ける乱気流を抜けて。千葉ジェッツは高く高く。
B1 第3節 LaLa arena TOKYO-BAY
10/19(土) 千葉ジェッツふなばし 92 - 84 京都ハンナリーズ
10/20(日) 千葉ジェッツふなばし 68 - 57 京都ハンナリーズ
B1 第4節 SAGAアリーナ
10/23(水) 佐賀バルーナーズ 74 - 79 千葉ジェッツふなばし
今年のB1リーグは今までと違う。
開幕して第2節でそれを強く感じる。
千葉ジェッツは茨城ロボッツに1敗を喫し、チームだけでなくファンも痛烈な教訓を学んだ。
ジェッツが自滅したのではなく、ロボッツが素晴らしかった。
昨日の5節を終えた時点では早くも無敗のチームはいない。
強力なロスターを持つ千葉ジェッツでも序盤戦はある程度黒星を覚悟しておいた方がよさそうだ。
3、4節は20日の京都ハンナリーズ戦に参戦した。
ゴール後ろの後方ブロックの最前列に近くバック側に一番近い、つまり片側に誰もいない席。
船橋アリーナ時代のシーズンシート席に一番近い席。
実はシーズンシートとして狙っている席の本命がこの日の席。
できるならこの席を確保したいところだが。
船橋アリーナ時代、私のシートの背後2階ゴール裏側のブロックの最前列に、とてつもなく熱の籠った応援をする中学生と思われる少年がいた。
最高の応援ボーイだった。
なんと、彼が隣の席にいる。
彼と父親と思われる男性も私を覚えていた。
ららアリになってもう会えないのかと思っていたらあまりにも早くタッグを組むことになった。
恐ろしいことだ。
だが、不屈の最強チームが再結成されたからには負けるわけにはいかない。
しかし、千葉ジェッツはまだ構築途上にある。
第2節で早くも敗れたが、試合内容では攻守ともに1試合通じて安定していない。
グリーソンHCには千葉ジェッツというチームに合流して時間が短いうえ、週末に同じ相手と2試合戦う形式に慣れていない。
相手チームをアタマに入れるのにも時間が足りていない。
参戦した京都戦Game2はスタメンで起用したホグをすぐ下げるなど、2試合目に修正してくる相手チームを見切れていない。
時間の問題だとは思うが、しばらくはハラハラする試合が続くだろう。
それでも試合中にチームに激を入れて生き返らせてしまうのはさすがだ。
が、毎試合それでは疲労も増す。
開幕直後に渡邊雄太が離脱したこともあるが、次第に使う選手、使わない選手がはっきりしてきたことで使われる選手の疲労も高くなり、プレーが雑になりやすくなっている。
動きも少し重いのか?オフェンスでズレを生み出してフリーでショットする選手を作ることが少ない。
しばらく連戦が続く中でどうマネジメントしていくかが注目である。
渡邊雄太も来月には戻ってくるだろう。
経験豊富な田代直希はチームに安定をもたらしてくれている。
小川や金近にはまだできないことが彼にはできる。
多くの人がすでに気づいているが、彼がいなかったら今頃真っ青な状況になっているだろう。
それにしてもららアリは凄い。
昨年と変わった部分、特に演出を嘆く声も聞こえるが、会場がまったく変わったのだから、そのサイズに合わせた演出を楽しんだ方がハッピーだ。
そして、京都戦では両試合とも1万人超えを果たした。
通算観客動員数も100万人を超えた。
インタビューで原くんも語っていたが、100人いるかいないかの観客の中で試合をしていたこともあるのに。
こんな巨大なアリーナでホームゲームをできるなんて。
紙飛行機みたいな状態で乱気流に突っ込んだ千葉ジェッツは、今屈指の大型機体となって誰も登ったことがない高度を飛ぼうとしている。
200年後には空飛ぶアリーナを実現してほしいな。
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