2019年5月29日 (水)

2018-2019シーズンの千葉ジェッツと私。

千葉ジェッツふなばしは2018-2019シーズンの全試合、そしてチーム全体規模の大きなイベントを全て終えた。
船橋アリーナでブースター感謝祭も先日行われたので、観に行ってきた。
第一部だけで帰ってきたが、ジェッツの人気の拡大を感じる大規模な感謝祭だった。
このイベントをもってこのシーズンでの私のブースター活動のスケジュールはほぼ終わった。
というタイミングなので、シーズンを振り返り、感想を述べて、一旦締めくくろうと思う。

 
開幕こそ2連敗したが、千葉ジェッツは試合を重ねる毎に強くなっていった。
脅威的だったのは、殆ど停滞することなくどんどん強くなり続けたままシーズン最後までいったことだった。
時々負けるとそこを起爆剤にして加速度をあげてさらに強くなっていった。
昨季までジェッツを翻弄して勝てていた強豪チームは、今季ジェッツ戦ではかなり苦戦を強いられた。
開放したことのない力を使うことや、リスクに挑まないと勝てなくなった。
それがまたジェッツを強くしていった。
実際、ジェッツの選手は強い相手と試合をしていても表情に怯みをまったく感じなくなった。
負けた試合の試合中、試合後の表情が昨季までと全然違っていた。
さすがにファイナルで負けた時は久々に悔しさ一杯の顔を見たが、シーズン中は負けても動じないメンタルが出来ているのが伝わった。
感情が乱れないのだから、経験はまるごと蓄積されている。そりゃ強くなる。
バスケットボールは実際の力の差が試合内容にストレートに反映されることが多い。
強くなったジェッツはもはやジャイアントキリングされる側になっていたが、今季はかなり難しくなったうえに相手のメンタルが折れるような試合を当たり前にするようになった。
20点差以上離して圧勝する試合もシーズン進むにつれて増えていった。
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物議を醸したチャンピオンシップのセミファイナルで起きたことも延長線上にあると私は思っている。
そこまでブレックスとは互角の対戦成績で、勝ったあとには底力も見せつけられるように負けたことが2回はあった。
ブレックスに負けた時のブレックスは本当に強かったからね。
その敗戦経験が、あの大一番で先勝したあとのゲーム2では絶対に強いブレックスが出てくるとジェッツに思わせたんだろう。
それに対抗するために自分たちはそれ以上に、ハルクみたいに全開になんなきゃ勝てないって...そう思って全開にしたらふみつぶしちゃったんじゃないかな。
思ってたより自分たちも強くなってたんで、全開にしたら上回り過ぎちゃって..てね。
もちろん、それで怪我をさせてしまったのだから、反省すべきは反省しないとね。
次は気持ちよく勝ちましょう。
ただし、勝負ごとだから勝つか負けるか、生きるか死ぬかみたいなもんなんで、うちはレベルは変えない。切磋琢磨ならこっちのペースでさせてもらう。ジェッツに勝ちたいならジェッツ以上の力を出すことだ。勝ちは勝ち。負けは負け。これしかない。負けてからいろいろ言ってこっちが勝ったはずなんてなんてことは愚だ。
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そんな感じで、ジェッツの強さは尋常じゃない加速度で増していった。
それでも一発勝負はそう簡単じゃないと思った。
天皇杯はさすがに三連覇はないだろうと思ったが、結果は川崎、東京、栃木と接戦を勝ち切っての三連覇達成となった。
これには歓喜以上に驚きが上回った。
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このように今季のジェッツは本当に強くなった。
何が大きかったのか?
私個人の考えだが、理由は3つあると考えている。

 
一つ目は、チームが追求するバスケスタイルをブレず鍛え続けてきたことが三年目で相応しい成長に至ったこと。
大野HCのもとで、ディフェンスからトランジションというスタイルを、千葉ジェッツというチームの看板として先に掲げ、それを追求してきた。
先にこういうバスケをするのが千葉ジェッツであるという看板があったので、コーチ陣は迷うことなくそれを追求できたし、結果や内容が出ていない試合があっても方向性に迷うことがなかったことが大きい。
道は最初から一つしかなかったのだ。
それが三年目で相応しい成長につながった。そして、それはこれからも続くと思う。
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二つ目は、新戦力が充実し、かつ全員がフィットしたこと。
田口、藤永、ダンカン、大宮、トレイ・ジョーンズと新加入選手は多かったが、結果的に全員がチームにフィットした。
フィットするまでの時間も多少差はあったが、いづれも最低限の時間だったように思う。
終盤は彼らがコートに出る度に大きく沸いたし、そして結果も示して、さらに沸かせた。
こんなにも新戦力が全員フィットして余剰戦力が見つからないシーズンは初めてで、ならば今季の強さも当然に思えた。
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三つ目は、チームを取り巻く支援、応援がさらに強大化していったこと。
昨季から支援をいただいているX-FLAG(Mixi)の存在は非常に大きかった。
エンターテイメントパワーでの貢献はもちろんのこと、最後は民設民営の1万人規模の新アリーナ構想にまでご賛同をいただけた。
チームをバックアップしてくれる力が選手たちには非常にわかりやすく伝わったことは大きかったと思う。
そして運営面で伊藤俊亮さんがファンや選手の見える場所で常に頑張ってくれていたこと。
それこそ最初の負傷離脱者にならないかと思うくらいの忙しさだったが、常に最後まで笑顔だった。
それがファンに与えた効果は大きく、それが声援になって選手に注ぎこまれていた。
そしてそのファン、ブースターのパワーはチケット代が高くなっても増え続けた。
リピーターとして定着した人たちの観戦経験も増したことで応援でも自然に声に厚みが増すように、そして声を出し続けるようになった。
試合中に怪我人が出た時でもゴージェッツコールが自然と出てしまうこともあったが、それは経験値によるもので、そこまではまだ気が回らないだけだ。
そういうところは今後自然にアジャストできるようになっていく気がする。
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そして、メンバーも増え、かつ欠けることなく、ハイレベルなパフォーマンスとファンへのブレない真摯さを貫いたフライトクルー。
STARJETSは選手と同じくらい人気が増し、推しメンを持っている人も激増していた。
15人もいながらファンは全員の顔と名前を知っていた。
カツも昨季のファイナルでの悔しさを乗り越えるために負傷するほどに練習を積み、そして真面目に鍛錬を重ねる姿が周囲に伝わっていた。
そしてスタート時こそ問題が発生したフードコートのリニューアルも翌日には早くも改善が始まり、新しいオーダーシステムをスピーディに導入するなど、観戦環境の改善に躊躇がなかった運営も素晴らしかった。
本当に開幕戦からのレベルアップはチームだけでなく、運営面でも同時成長でそれがファンの満足度を刺激して、声援に反映させていたと断言できる。
トドメは新アリーナ構想だった。
みんな馴染んでは来ていただろうが、人が増えすぎた弊害はあったし、チケットが買えないという声はチームが目に見えて強くなった後半戦は私の周囲でも結構あった。
私の奥さんも私の都合でチケットが浮くと自分が観に行くと言い出すようになった。
後述するが、いろんな面でパンパンに膨れ上がっていたジェッツを取り巻く環境に新アリーナ構想は大きかった。
それは選手たちにもファンにも夢を与えたし、それが来季以降の力の源泉になるだろう。
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最終的には強さも人気もド派手さも話題も何もかもが昨季の上へ、そしてどのチームより遥かに上をいった。
メディアへの露出もバスケどころか総合スポーツ誌に留まらず、経済系メディアや社会一般メディアに島田社長が何度も登場した。
トドメはチップスだ。
こんなところにまで進出するのかと思ったほどで、それらも評価対象に含めたら、王者というより盟主は千葉ジェッツであることは間違いない。
いかに悪く言われようが、それ以上に評価し、賞賛する人がバスケ界外部にまで広がっているのは事実だ。それは今もそうだ。
そんなチーム、ジェッツ以外にない。
他にいないことが大きな問題なのだが。大きなバックがないジェッツがここまでできたことが他にもできないことなのか?
そんなことないよね。
だから、いまだに挑戦と進歩を続ける島田さんとの差はこれからも開くばかりだろう。
島田さんの進歩はすなわちジェッツの進歩であり、リーグ戦後半の誰も止められない重戦車のような強さに到達することは必然だったのかもしれない
開幕のちょいマイナスの位置からスタートしたが、そこからの上昇角度は一度たりとも下を向くことなく、最後はダントツで高いところへ登っていた。
天皇杯三連覇という偉業も偶然という要素は実はそれほどなかったのだろう。
そして負けるとそこからさらに強くなっていった。
東地区の各強豪チームは、今季ジェッツに勝つには開放したことのない力を使うことや、リスクに挑まないと勝てなくなった。
立場はこれまでから逆転しようとしている。
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立場が逆転するかもとか、自分たちが踏み込んでいない領域に先に進出されているという実感が他者に恐怖を与え、それがアンチにつながっている部分はあると思う。
だとしたら、そういう人物はジェッツがまだ踏み込んでいない領域に応援するチームと共にフロンティアすべきで、批判だけするのは足許がばれるというものだ。

 
リーグチャンピオンになれなかったことは残念ではあるが、それほど落胆はしていない。
100年の計ならば、一回目の王座獲得など小さなことだからだ。
それに今季のリーグチャンピオンは、ファイナルから2週間経って、まだどれほどに世間に覚えられている?
王座の本当の意味はそこにあるんだよ。
それが奪われない限り、マジで大したことじゃない。
私にはね。

  
その上で私の個人的な感想を言うと”成長”と"葛藤"という言葉が出てくる。
”成長”はいうまでもない。
上にも書いたが昨季よりあらゆる面で上回った。バスケの成績も、エンタメも、アリーナのサービスも。
いづれも開始直後は問題もあったが、改善にすぐ対応するスピード感、実行力はやって当たり前のように見えて、簡単にできるレベルではなかった。
これは実際に見ていない人間には絶対にわからない。それを見ていないだけで批判は真実味を欠く。

 
しかし、一方で”葛藤”も私の中では大きかった。
サービスが分厚く派手になっていく中で、ある時から原点的なスポーツ観戦の楽しさを飲み込む程に付加価値が巨大化していくように見え出した。
そして、ジェッツが向かっている先がどこなのかわからないと思うようになった。
島田さんは、今季のジェッツについて「成長痛」という言葉をブースター感謝祭で使った。
一部、私の思うところに重なる部分はあると思うが、たぶん本質は違う。
その違いがハッキリとわからないところが私の中でより引っ掛かりになっていた。

 
毎ホームゲームごとに販売される新商品、限定のイベント、プレゼント、パフォーマンス。
ホームゲームの船橋アリーナは時間も人もモノも全てパンパンに詰め上がった。
他のチームに比となるものがないくらい多くのパートナー様がジェッツを本気で応援してくださり、人的面でも金銭面でも多大なご支援をしてくださっているのは感謝しかない。
しかし、それゆえに会場のキャパシティとは別に時間のキャパシティも膨れ上がってしまっていてタイムスケジュールは余裕はどこにもない。
視覚的、聴覚的、そして心理的にもスポーツの試合の付加価値の刺激が大きくなり過ぎてしまって、主体が霞みそうになる不安を私はよく感じた。

 
そして後半戦は前半で20点差以上リードする試合も増えていった。
前半終了時でほぼ負けないと確信するようになったファンは試合ごとに増えていったはずだ。

 
すると、私は応援という非常に曖昧な精神性を持ったモノの立ち位置がジェッツでは今はどこにあるのだろうと疑問に感じるようになった。
ほぼ勝つだろうという見込み、そしてその通りになる試合が続くと、声援という応援形式はその精神性がどうしたって軽くなっていく。
勝たせるために応援するのが応援なのだから、勝利が確信的に、それも早い段階で確信されてしまうと、いやでも形骸化していく。
では、千葉ジェッツにとって最も効果的な応援スタイルは何なのだという疑問があるときから私の中に浮かんだ。

 
勝たせるための行為が応援であるのだが、応援とは試合の時に声援を送ることだけが応援ではない。
試合のないときにどこか出かけるときにジェッツのTシャツを着て出かけるだけでもジェッツのアピールになり、ジェッツに興味を持つ人を増やす可能性を高める。
それも応援なのである。
だが、試合当日、会場になると主体となる応援の形は変わる。
それは声を出して選手を鼓舞することだ。
だが、大差の圧勝ショーみたいな試合になる千葉ジェッツにとって「本音でありがたい応援の具体的行為」は何なのだ?と。
正直に言えば上に書いたように毎ホームゲームごとに販売される新商品、限定商品を見ているとこれを買うことが応援なのか?と
もちろん、それも確かに応援だ。売上はジェッツの利益になり、それはチームに還元されていく。
そしてチームは強くなる。
それのどこが悪いのだ。何も悪くない。
でも...なら...声要らなくないか?と。
”それ”がジェッツにとっての最善の応援という支援ならば、自分は必要なのだろうか?と。
後半戦はずっとそんな”葛藤”とも戦っていた。そして今も。


そんな”葛藤”の中にいると気になることも増えていく。  
4Qでパフォーマンスされる「絶対勝つぞ」コールは確かファン発信のコールをフライトクルーが共有するという素晴らしい考えだった。
だが、”勝たせることができる応援が応援”という私の応援の原則に沿えば、20点差以上リードした状況下の勝利濃厚な試合では、どこにも負ける要素はない。
言葉の意味も、そんな試合状況では変わってしまう。
対戦相手の選手やファンには敬意を損じる意味にもなると思っている。
やるなら試合前だと思う。
応援に見えて意味を失っている行為は応援ではない。
だから私はあれが嫌いだ。

 
ジェッツのファンの応援はシーズンごとにかなり熱くなっている。
パワーだけだったら他に負けていない。
だが、経験値やリーダーがいない、リーダーを置きにくい会場の状況もあってコントロールがまだまだ効いていなくてプチ暴走することがしょっちゅう起きている。
試合の機微が応援に反映できないので、ちょっとでも静寂ができると”ゴー!ジェッツ”コールが自然に始まってしまう。
それはだんだんと変わっていくだろう。
その中で自分がどう息をしていくのが一番いいのか?

 
サッカーでは、特に試合では、応援という行為の主体はサポーター側にある。
だが、バスケットボールは違う。
演出として音楽が流れる。声援を喚起しコントロールするのはチアリーダーの役割だ。
ジェッツのSTARJETSはその点でとてもハイレベルな技術と高い献身性をもっているメンバーばかりだ。
ゆえに応援でのSTARJETSの存在は、多くのジェッツファンの応援という行為でのキャリアを考えても、ジェッツの応援での依存性は非常に高い。
簡単に言えば彼女たちがいないと今は応援が機能不全を起こすのだ。
アウェイのように人数が少なければファンが密集するので機能させるは比較的楽だ。
全員が全員の視界にいるからだ。
だがホームゲームは人が多過ぎる。簡単じゃない。
チャンピオンシップのファイナルで応援がアルバルクに負けていたと思った人は多いと思う。
あれも、会場の構造の関係でSTARJETSが試合中はファンから殆ど見えない位置にいたからだと思っている。
事実、見える位置に常にいてくれた天皇杯は場所を変えても優勝(三連覇)している。
但し、彼女たちも上に書いたがパンパンに膨れ上がった時間のキャパシティの中でいっぱいいっぱいだ。
今してくれている以上のことは難しい。
応援をどうしていくのかは本当に課題だ。

 
応援とは自分と、応援する「愛するチーム」の2つだけの世界であって、基本その関係だけあればいい。
これが一つ目の原則。
そして、嫌いな対戦相手を批判したり、負けたことを喜ぶ行為は応援じゃなく”呪い”だ。
だからそこに絡めば互いに呪い合うことになってしまう。
”呪い”をしていることでは応援しているチームの選手は喜ばない。
ましてや、時にそれに選手を巻き込んでしまっているケースもある。それは完全に応援ではない。
愛するチーム、選手に喜ばれない行為は応援ではない。
これが2つめの原則。
この2つの原則さえ外さなければ、どんな行為も応援につながっていく。
今もそれは外していないが、今のジェッツは何もかもが上手くいきすぎているから逆に難しい。自分たちの外からの影響もうけるから。

 
いろいろと思うところがあった上に、ジェッツ外の私の生活でもいろいろとあって精神的にキツイ状況が続いた。
アリーナでも”葛藤”を抱えたままだったので、正直いえば使命感でアリーナに通ってるに近く、楽しさを感じている度合いは多分他の人よりも小さかった。
元々、私は試合に勝っても負けても、試合が終わるとその試合の興味を消してしまう人間だ。
すぐ次の試合に切り替えてしまい、勝利に浸らない性分なのだが、さらに無感情になっていった。
一時、自分でもこのままでは気持ちが続かないのではと思った。
今シーズンでやめようかなと思ったときもある。
が、ある言葉がポッと思い出されたことが私を救った。
それは私の知る限りプロ意識が最も高いと今でも思っている人の言葉だった。
それはプロレスラーの故ブルーザー・ブロディの遺した言葉だった。
彼の一番重い言葉に違う意味があるように感じたことが救われるきっかけになった。
長いこと応援という稼業を頑張ってきて得たものも多かった。が、ここから、こういうモチベーションに苦しむ向こうにもなにかがあると思えるようになった。
ジェッツ以前からもずっと進んできた道の先にいきつくべき場所がようやく見えた気もしたからだ。
ならば、そこに行ってみたい。そのためにもジェッツを応援しつづけるべきなのだろうと思った。
だからやめるとか考えるのは止めた。

 
それとカメイさんの存在は絶対に大きい。
やめるわけにはいかないぞと自分の中で声が出るときは、大概カメイさんに会ったあとだった。

それに毎年詩を書いてくれているツヨシさんや、ラテアートを書き続けてくれたTaposCoffeeのマスターのためにもやめられない。

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ジェッツに島田さんがまだいない時期から観に行っていて、島田さんが加わり、それがきっかけで本気で応援していくことを決めた古いファンの自分である。
そんな自分ですら戸惑い、もう自分は要らない存在なのかもなと思い出していた。
だが、それでは、もしくは投げ出したら、その道の先も、他にもあるであろう道の先にも辿り着かないで終わる。

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何故そんなに応援を難しく考えるのって思うかもしれないね。楽しいだけでいいじゃんと。
でもめんどくさく拘って、勝たせたいと強く思って、応援して、そして勝たせることができたときの勝利が人より特別になるのをわかっているからなんだ。
応援って、どんだけ人より一生懸命応援しても応援してるチームが必ず勝つわけじゃないよね。
適当に応援やっててもチームが強ければ殆どの試合で勝つんだよね。
でも声を人より大きく出して声援を送ったり、遠くの試合に行ったり、横断幕やオリジナルの応援グッズ作ったりと、応援することに人より拘って、そして成し遂げると人より特別な勝利になるんだ。
それがたまらなく最高だから拘る。
拘って応援して、一生懸命応援したから勝てたと実感するような経験を何度もしてるから拘るんだよね。
1994年に柏レイソルがJリーグ昇格を決めた時。
1997年にサッカー日本代表がW杯出場を決めた時。
2013年に徳島ヴォルティスがJ1昇格を決めてハマグチさんの夢をかなえた時。
どれも一生懸命、人よりももう一歩懸命にって拘って成し遂げて特別な勝利になった。
お金チームに落とせば、それは確実にチームの力になる。それだって正しい。
でも応援って気持ち主体でするものだから、金を主役では特別な風景にはならないんだよね。
だからめんどくさく気持ち、気持ちで深くこだわるんだ。

 
但し、あくまで自分の中で追求することを忘れてはいけない。それは厳守。
でないと迷惑を掛ける人をひたすら増やす人間になっちゃうからね。

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自分が感じ、戦ってもいる”葛藤”はそういうこれからどうとでも変化していける”可能性”の中にいることも事実だ。
新アリーナもこの目で真っ先に見てみたい。
そこに”葛藤”の答えが見つかるかもしれないね。
まだ来季もシーズンチケットを買うかの答えは出していない。
私にとっては、選手にとっての所属契約みたいなものだ。
たぶん継続するだろう。
来季はどんな日々が待っているだろうか?
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こんな感じで、今シーズンは難しかった。
勝ったことも負けたこともシンプルに感じ留められなかった。
では、今シーズン頑張って何が手に入ったんだろう?
火曜日の昼まではそう思っていたんだ。

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その日、奥さんが持たせてくれたお弁当のバッグをランチタイムに開けると、そこには見たことあるランチボックスが入っていた。
船橋アリーナで買ったジェッツのスーベニアランチボックスだった。
ちょっとした意外な可笑しさと驚きがお弁当の香りと共にランチボックスの外へ出てきた。
ジェッツはいつも自分を見てるんだなと、ほんの小さな出来事から感じて、笑えるというか、温かくなるというか、やれやれというか。
何か悩んでるのがどうでもよくなった。
「来季も来てね」とランチボックスが言った...のかは分からないけど。商売上手か!?(笑)
ハイハイ、行くよ、来季もね。
いい子で待ってな。

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2019年5月12日 (日)

成長を経ての敗戦の先にある未来。千葉ジェッツは突き進む。

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 FINAL
5月11日(土) 横浜アリーナ 12,972人
千葉ジェッツ  67 - 71 アルバルク東京

 
昨年のファイナルから一年。
今朝、その昨年の試合の記事を読み直してみた。
そこには初年度からジェッツを見てきて、そしてリーグファイナルまで昇りつめたことへの想いが書いてあった。
結構冷静に試合に負けたことを感じていて、それを今の自分で読み返してみるのは興味深かった。
それをツイートに載せて紹介したところたくさんのリアクションをいただき、ちょっと驚きもありながら大変感謝しています。
そして、昨年のファイナルが多くの人の中で重みを持っているんだなということもあらためて感じました。

 
昨年、アルバルクとの間にあった差は間違いなく小さくなった。
それでも負けたのは残りの差だったのか?
それもあるだろうけど、それは差というより経験というか、アルバルクの方がお兄さんだったんじゃないかなと。
でもね、埋まったもの以上に素晴らしく感じたことがある。
埋めようとする意志と意地が選手や、フライトクルー、ファンから強く感じられ、そしてそれが行動に表れていたことかな。
そういう意味ではね、3Qに19点もの差がついてしまったことをネガティブに思っていない。
3Qのまま終わってたら、そんなふうに思わなかったと思うけど、4Qに想像を超えたことが起きたし。
応援にしたって、昨季応援で明らかに統率されてなくて負けたことをみんな忘れてなくて、何とかしなきゃとう気持ちが表れてたし。
カツの勝ちたいという気持ちがこの一週間これでもかと伝わったし。
アルバルクの奥の深い強さも感じたけど、ジェッツとその周りの人たちの「越えたい」という執念も素晴らしかった。
昨年の記事で、ジェッツのバスケの行きつくところまで見たいと書いた。
行きつくところに一年で行くわけもないし、行きつけなかったし、もちろん結果にも得られる全ての成果までは結びつかなかった。
そこは贅沢かな。
それでも、このファイナルでは行きつく場所へ進んでいるんだという確信が感じられたことが最高だったなと。
私はサッカーにしろ、バスケにしろ、その場の空気を感じることが観戦の仕方のベースなんだけど、今日の横浜アリーナの空気は最後まで素晴らしかった。

 
それでも負けは負けだ。
それは受け止めないといけない。
我々は掴むチャンスを2度も逃した事実を受け止めないとならない。
でも、それを受け止められるなら、この先にさらに成長が待ってるんだと思う。
選手にも、フライトクルーにも、ファンにも。
それは、リーグタイトルよりももっと大きくて、人生に影響を与えるような成長にもなると思う。
こういう経験は人生でも貴重だ。
私は応援稼業はもう25年やってるから、ここで負けたことも多分人とは感じ方、悔しさの色は違うと思う。
だから、また頑張ればいいさという気持ちも試合直後から結構あった。
それは勝っても負けても、それは今季までの話で、新しい戦いはすぐやってくるし、ずっと続く。
今季のジェッツのように圧倒的な試合を何度もするようなチームを応援していると大一番の負けはショックな人も多いだろう。
でも、勝ち続けて得られるものはそんなに多くはない。
負けることを経て、次はどうすればいいかと考え、前へ進むことで未来が開く。
それを繰り返す方が、楽しくないことも起きるが、先には素晴らしい未来に辿り着く。

 
富樫勇樹が試合直後は感情的になったが、すぐにこの一試合だけで今シーズンを判断すべきじゃないなと思ったと語っている。
今季のジェッツは本当に凄かった。強さだけじゃなく、話題性でも群を抜いていた。
故に、摩擦のようなことがシーズン進むにつれて出てきて、ファンの中にはストレスだった人もいるだろう。
でもそれはジェッツというチームがスポーツカーではなくフォーミュラカーのように成長したから起きているんだとも思っている。
でも、他にそんなチームないよ。それは幸せなことだと思う。
ジェッツで繋がる我々はジェッツを中心に繋がる自分たちだけ見て、応援して、頑張って、もっと上を目指すことを続ければいい。
それ以外のことなんて気にしなくていい。
家族の真実と成長なんて、家族でないとわかるわけないんだから。

 
負けたことがあるということがナンタラカンタラって言葉があるけど、次のような言葉もいいんじゃないかなと思う。今の自分たちにはね。
「手にしていないものがあるってことがまだまだ頑張らせてもらえる」
って。
そして来年もっと強く嫌なチームになったときに、こう周囲に思わせてやろう。
「去年勝たせておけばよかった。」
ってさ。

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2019年5月 6日 (月)

CHAMPIONSHIPファイナル進出!千葉ジェッツ、勝者になる覚悟。

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 SEMIFINALS
5月04日(土) 船橋アリーナ 5,022人
千葉ジェッツ  75 - 67 栃木ブレックス 
 
5月05日(日) 船橋アリーナ 4,967人
千葉ジェッツ  88 - 83 栃木ブレックス

 
昨年から目指していたリベンジの舞台への切符を懸けた試合。
でも、正直リベンジとか悲願とかなんて化粧文句でしかない。
戦いが今ここで決着が付くわけじゃない。
今は強いだろうし、お客さんも入っている。
今はいい時期だ。
だから今がチャンスだから勝ちに行く。
そして結果が付いてきている。気負いは必要ない。

 
昨季、一昨季とはリーグ内での力関係は違う。
今、千葉ジェッツはまともに持ち味をぶつけ合う試合をしたら負ける相手は見つからない。
つい一か月前まではそこまでの確信はなかったが、こうして記事を書いている今は確信している。
少々予想外のスピードではあったが、それだけの努力と投資と経験がそうさせた。
だからこの2試合のような強さ、少々粗っぽかった面もあるが、ターボがついた重戦車のような、全盛期のスタン・ハンセンのような強さを見せてくれた。
ブレックスは、前回対戦した3月末よりさらに強くなっていたジェッツを体感したのではないだろうか?
ジェッツをずっと見てきている自分でさえ、3試合目までいくことを覚悟していた。
ロシター選手の負傷が試合の潮目になったことは否定できないし、そういうことが潮目になったことは残念でもある。
だが、2試合終わってみて、優位性は1試合目のアタマから終始ジェッツにあったという確信がある。
前回負けた試合でもジェッツの負け方が今までのブレックスに対する負け方と違うと感じていた。
たぶんその時漠然と感じたことがこの2試合の結果に表れたんじゃないかな。
2試合でジェッツが勝ち切ることは必然に近かったように今は思う。試合が終わるまではそうは思えてなかったけどね。

 
試合の感想を言えば、2試合とも主な面では違いはない。
ディフェンスをまず頑張って、それでも決めていくオフェンスでの選手たちの技術の高さが堪能されて、互いにランを許さない集中度の高い試合だった。
先にシュートを落としたり、ターンオーバーした方が負けるんじゃないかってくらい緊張感が高かった。
奪われてもすぐ奪い返すシーンもあったし、ファストブレイクを止めきるシーンも多かった。
互いに相手に流れを渡さないという気持ちが強く表現されていた。
それでもジワジワとジェッツがリードを広げていくところに力関係が見えだしていた。
競り合いになると、ここ数試合の記事でずっと書いているキーワードだが、チームとしてのスタミナが強いジェッツは有利だ。
相手が落ちてくるから途中までリードされていても離され過ぎなければ勝機はやってくる。
ましてやリードしているなら、点差が詰まってきても慌てなければ流れは戻ってくる。
そんなジェッツのスタミナ力をベースにしたジェッツの土俵での試合がまた繰り返された。
というより、ジェッツを自分の土俵に乗せられるチームは今はいないのかもしれない。
ゆえにファイナルの相手(まだ決まっていないが)がどう勝つための策を考えてくるのか興味深い。

  
選手の負傷があって後味が悪い試合になったことは残念だった。
ああ、これでまた...と試合中に思ったことも事実だ。
だが、逆に断固たる決意をするきっかけにもなった。
自分たちが目指しているものをしがみついてでも獲りに行く。
そういうところがどうこう言われようとも。
王様になりたいんじゃない。勝利者になりたいのだ。

 
まだBリーグも全然勝利者ではない。
今チャンピオンシップをやっていることをどれだけの人が知っている?
どれだけメディアで取り上げられている?
ネットで見る人は知っているかもしれないが、多くのニュースの中で何番目のニュースだろうか?
ネット見てない人にどれだけ知られている?
これだけいろんな話題も提供し、悪役にもなっている千葉ジェッツですら県内でも知らない人は大勢いる。
嫌われようが人民裁判なんか起きないさ。
バスケの専門誌でBリーグの記事の量は変わったかい?
Numberのような雑誌で特集になったこと何回ある?
バスケットボールはまだまだ何も勝利していないんだよ。
だから、もっとお客さんを入れて見てもらう努力をしないといけないし、大きなアリーナも必要になる。
民設民営の新アリーナも作らないといけないんだよ。
誰でも見るメディアは今はまだテレビだ。
もっと見てもらわないと。バスケットボールを、Bリーグを、ジェッツをね。
だからジェッツも島田社長も前へ上へと向かっている。
そういうビジョンなんだよ、結局。
もしそういうビジョンを否定するなら同規模で違うビジョンと成果を示さないとね。そう考える人がね。
また分裂してジェッツと違う道行く?
今のままだと護送船団方式のバスケ大好き教団の中で終わるよ。それはいづれ沈むだけ。沈まないにしても進まない。
だから、ファイナルで勝って、さらにその先へ行くしかない。
覚悟を決めて。

 
幕張メッセで今年も、ロックな詩人さんに書いてもらいました。
今年は優勝祈願。
てっぺんを獲る。

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2019年4月29日 (月)

CHAMPIONSHIP開幕!千葉ジェッツ、まずクオーターファイナルを突破!

Bリーグ CHAMPIONSHIP 2018-19 QUARTERFINALS
4月27日(土) 船橋アリーナ 5,011人
千葉ジェッツ 102 - 73 富山グラウジーズ 
 
4月28日(日) 船橋アリーナ 5,073人
千葉ジェッツ  96 - 85 富山グラウジーズ 

  
昨季つかめなかった王座を掴むための今季最後の戦いが始まった。
謙遜なく言えば、今季のジェッツは昨季よりも間違いなく強い。
そんな簡単に勝てるわけないと思いつつも、本当に勝つかもしれないなと戸惑うくらいの強さを感じる。
昨季より間違いなく王座は近いと思う。
もちろん、王座を取ればそれで物語が完結するわけじゃない。
それは仮に敗れたとしても同じだ。
千葉ジェッツはチャンピオンシップを前に1万人規模の、それも民設民営の新アリーナ建設を発表した。
それは千葉ジェッツのファンに新しい夢を見せるストーリーを生み出した。
物語は勝っても負けてもそこへ進んでいく。
日本のプロスポーツ界でも前例にないようなことの実現に進むストーリーは年間王座を掴むことすら通過点にしてしまうだろう。
だが、王座を掴み、そしてその先に進むならば、ジェッツは他の全てのプロスポーツクラブの上をいく成功を収めるだろう。
そこに登頂できたときは、ジェッツを嫌っている連中が留飲を下げられるようなことは殆ど起きなくなるだろう。
溜飲を下げたいならば、ライバルのチームで成績だけでなくビジネスでも上をいく成功を彼ら自身主導で成功させるしかなくなるだろう。
それはジェッツの完勝を意味する。
今、戦いはそこを目指す戦いに移りつつある。
ジェッツは誰かが建てた王座ではなく、自分で建てた誰もが認めざるを得ない王座を目指そうとしている。

 
土曜日の試合前、島田社長と話をした。
島田社長と初めて会ったのは1年目のシーズンオフのブースターミーティングだった。
その頃は社長就任から間もなく、ジェッツも財政危機の最悪を何とか逃れたに過ぎない時期だった。
その時に、島田社長から言われた「いづれ出来る統合リーグの一部に最初から加入することに生き残りを賭ける。」という決意。
それについていくことを決めたことが私のジェッツを応援する日々の始まりになっている。
「その生き残りはあっという間に通過しちゃいましたね」と私が言うと、島田社長は苦笑いしていた。
この先、どこへジェッツは向かうのか?
それは私にとって応援を続ける理由に直結するテーマである。
新アリーナは私に答えを与えてくれる可能性を持っている。
私は見届けるまではまだここに居続ける必要がある。
新しい目標、新しい夢、新しい理由。

 
そして、目の前にある試合。
目に見える、目指す目標
そこで全力を尽くす当然。
勝つことだけ目指すこと、最大で、そして唯一大事な行為である。
だが、やり遂げたことへの誇りも忘れちゃいけない。
島田社長も言っていたが、今回王座に就けなかったとしても、天皇杯三連覇、観客動員記録、リーグ戦の52勝などの実績が誇りを失うわけじゃない。
そしてやり遂げたことの輝きは曇らないという確信。
本当の強さはそれらと共に、負けることを恐れない、悔やまない、そして勝利に驕らない、酔わないことに到達した人それぞれの中に創り上げられる。
だが、勝つことに徹底的に拘ることを継続できなかったら、それはすぐ消えてしまう。
だから、今リーグ制覇をすること、この先も勝ち続けることを応援することを続けないといけない。
自分の中でいろんな意味で終幕が見えてくるならなおさら一滴残らず出し尽くす気持ちが大事だ。

 
クオーターファイナルの相手は最後の切符を激戦を勝ち抜いて手にした富山グラウジーズ。
元千葉ジェッツの阿部選手、ライオンズ選手がいる。
過去にも宮永選手や上江田選手、田中選手など縁が多い。
出場が決定してから、チケットがどうこうなど言われもしたが、いざ両日は富山ブースターが結構来場していた。
当初いろいろ言われていたような状況にはなっていなかったと思う。
必要な準備などをしっかりできた人は相当数いたということだ。
富山にとって、少なくとも完全アウェイではなかった。

 
ゲーム1。
ジェッツはリーグでも屈指の大型センターであろうジョシュア・スミス選手の対策を一週間の多くを割いて練ってきた。
ダブルチームでのディフェンスだ。
もちろん、富山側もそれを見越せないはずはない。
スミス選手に自由がないならライオンズ選手にボールを回してスコアを決める。
前半は拮抗した試合になった。
その中で、富山としては前半をリードして折り返したかっただろう。
富山のやりたい形が出ていて、1Q先行しながらラスト1分でジェッツが逆転した。
多分、ここが試合を大きく左右したと思う。
逃げるジェッツは本当にやっかいだ。
選手層、そしてチームとしてのスタミナは間違いなくリーグ最高だからだ。
体力的というより、集中力のスタミナが全然違う。
ジェッツのペースに付き合う形で終盤逆転をすることができるチームは今現在は多くて3つしかいないだろう。
特に2Q、3Qはその差が大きく結果に出る。
リーグ戦の後半はずっとそうだった。
そしてこの日も同じことになる。
FT時のリバウンドを諦めてでもトランジション対策でスピードに難があるスミス選手を自陣に先に戻して備えた富山だった。
ずっと離されまい、追いつかねばと堪えていたが、集中力のスタミナが切れ出した時間がトドメになった。
リング下のスミス選手がほんのちょっとヘルプの動きを見せて、ボールホルダーに意識を回した途端、富樫勇樹が空いたスペースに飛び込んだアキ・チェンバースらに素早く回して立て続けに仕留めた。
その直後の富山の選手たちの表情は印象に残った。
ゲーム1はジェッツの完勝だった。

 
ゲーム2。
富山はオフェンスでトランジションや早いパス回しとシュートを意識してやっていたように思う。
リバウンドからスミス選手のロングパスが出たり、宇都選手が早いパス回しをコントロールしようとしていた。
しかし、単発で決まることはあっても、連続して決め続けるには今の富山には難しかったように思う。
パスがズレて受け手の体制が崩れたりしてアクションがノッキングすることもあり、後半はその形も殆ど出せなくなった。
そしてジェッツは前日同様スミス選手をダブル、時にはトリプルでもディフェンスして封じ込めた。
前半はスミス選手をノースコアに封じた。
レオ・ライオンズ選手は流石の活躍をしたが、彼が頑張って試合を何とか保つことで逆にジェッツの集中力も切れなかった。
前半で自分たちの流れにしたジェッツが、終盤の試合運びに課題を見せたが、しっかりと勝ち切った試合だった。

 
これでセミファイナルに進出。
相手は最難関の栃木ブレックスだ。
だが、ホームで戦えるのは大きい。
ゲーム3までいく可能性はかなり高いと思う。
だが一丸で乗り切っていくしかない。

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フリフリタイムで天皇杯三連覇の記念リングのレプリカをいただけました。
Nahokoさんありがとう。

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2019年4月23日 (火)

Bリーグ3年目は終幕へ。来季はもっと競争、もっと夢を。

2018-2019Bリーグ 第36節
4月20日(土) 青山学院記念館 3,334人
サンロッカーズ渋谷 69 - 94 千葉ジェッツ  
 
4月21日(日) 青山学院記念館 3,655人
サンロッカーズ渋谷 74 - 95 千葉ジェッツ  

  
先週は2季連続で東地区優勝を決めた。
アルバルクに2連勝して決めた価値ある地区優勝だった。
これでジェッツはリーグ戦の勝利が50勝に到達した。
そして、1万人規模の新アリーナ建設に向けて動き出すという大きな発表もあった。
千葉ジェッツはただ強いだけでなく、新しい夢も見させてくれるようだ。

 
ジェッツに限ったことではなく、プロバスケットボールには夢が必要だ。
地上波では試合はめったに放送されないし、スポーツニュース番組ではプロ野球、サッカーのポジションを崩すには至っていない。
渡邊雄太選手や八村塁選手がアメリカで活躍しているのは先が明るい。
が、現状、歴史のある野球や海外で活躍する選手が多いサッカーのポジションをこの2人だけで崩すのは難しい。
実力のある選手は多いが知名度が低い。
富樫勇樹も一般的な知名度は田臥選手にまだ少し及ばないと思う。
ジェッツも強くはなったが、世間的な知名度は高いとはいえない。
バスケ界の中ではジェッツは競技的にも経営的にも一番成果を出しているが、世間的には知名度はまだまだで正直なところ勝者とは言えない。
ジェッツはなんだかんだと悪く言われることがあるが、正直な感想を言えばそれは狭い場所の中での悪口でしかなく、外には伝わっていない。
つまり痴話喧嘩みたいなレベルなのだ。
そんなやりとり正直互いにとって時間の無駄だ。
だから夢がある話は重要だ。
民設民営のアリーナはジェッツだけでなく他のチームも話が出てくるといい。
ロボッツの新アリーナももう少し早くオープンしてくれていたなら観に行っていた。
来季は是非観に行こうと思うし、この記事を読んでいる方にも是非行っていただきたい。

 
Bリーグとなって3年目が最終盤になろうとしている。
正直、野球とサッカーの壁は高い。
その間に東京オリンピックが近づくにつれ、多くの競技が注目度を上げている。
世界レベルで活躍していてメダルの可能性の高い競技も多い。
ファッション性や選手のアイドル性も高い。
eスポーツも急上昇してきている。
新アリーナができたらきっとそこで大会が開催させるだろう。
ひょっとしたらジェッツ以上に盛り上がるかもしれないね。
バスケットボールはまだまだ勝者じゃないし、アピールも足りないし、夢も大きなものを見せられていない。
4年目で悪い意味で安定してしまわないようにするためにも各チームが新しい話題を提供しないと。
足を引っ張るようなことをしている人間はどんな立場だろうが要らない。

 
最終節の2試合については、気が抜けるようなことがないといいなと思った。
正直な感想を言えば、それ以上に力の差、状態の差が大きかったなと。
結局20点以上差が付いてしまう。
ゲーム2などは前半は渋谷が好調でリードして折り返した。
杉浦選手が3Pを次々決めた。
でも後半になると形勢が逆転。
終わるときには大差になっていた。
来季はもっと全体がパワーアップしての競争が必要だね。
ジェッツの立場で言うとまた何か言われる気がするけどね。

 
クオーターファイナルの相手は富山グラウジーズに決まった。
ジェッツに限らず、王座を各チームで激しく競い合うスリリングな試合をたくさん見たいものだ。

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2019年4月14日 (日)

千葉ジェッツ、地区優勝達成。令和最初の王座を目指せ。

2018-2019Bリーグ 第34節
4月10日(水) 千葉ポートアリーナ 5,023人
千葉ジェッツ 91 - 62 秋田ノーザンハピネッツ
  
2018-2019Bリーグ 第35節
4月13日(土) 船橋アリーナ 5,439人
千葉ジェッツ 59 - 57 アルバルク東京
 
4月14日(日) 船橋アリーナ 5,541人
千葉ジェッツ 87 - 76 アルバルク東京

  
長かったリーグ戦ももうすぐ終わろうとしている。
開幕に2連敗し、そのあともしばらくは組織的なバスケットボールが組上がっていない状況が続いた。
そのころは天皇杯を3連覇することも、最速で40勝を達成することも、しょっちゅう前半で勝負を決めて20点、30点差で終わるなんて想像できなかった。
もっとも、一番想像できなかったのは、チームの外でこんなにもいろんな意味で嫌われるチームになっているということかな?
まあ、それは有名税みたいなもんだと思っておこう。
私はプロリーグは仲良しリーグである必要はないと思ってるんで、構わないんだけどね。

 
リーグのスケジュールとしても今週はいろいろあった。
チャンピオンシップのチケット等の概要、放送、いろいろなことが明確になり、チャンピオンシップに出場するチームのファンはチケットの確保に忙しくなる。
それは嬉しい悲鳴でもあるが、一方で本当に悲鳴があがっている場所もある。
ライジングゼファー福岡は財政上の問題により来季B1に参加するライセンスを確保できなかった。
これにより残留プレーオフにも出場できず、B2ライセンスも4月末までにリーグが提示した財政上の条件を満たせないと交付してもらえない。
最悪Bリーグ退会もあり得る状況に立たされ、選手たちは非常に厳しい、明日も見えない状況下で残り試合を戦わざるを得なくなっている。
ジェッツのファンとしては何といっていいか言葉が見つからない。
が、ジェッツをこうして応援できていることは本当に感謝しないといけないことだと思う。
そして、東京五輪が終わればバスケ界には目標が見えにくい苦しい時期が絶対にやってくる。
どこのチームもファンもマンネリに苦しむだろう。
新しいスターも必要だ。それも国内でプレーする華のあるスターが。

 
10日(水)の秋田戦は今季最後の千葉ポートアリーナでの試合であった。
秋田とは先日のアウェイで最後まで激しく競り合う試合をした。
秋田の激しいディフェンスをどう攻略するのか、このシーズンでの解答を見たい試合でもあった。
ジェッツは非常に冷静に時を伺いながら秋田に対応していたと思う。
1Qこそ1Pts前を行かせたが、2Qになるとセカンドユニットの差もあって現時点の力の差が歴然と出た。
激しいディフェンスに無理に対抗せずに試合をイーブンに保つことで秋田がペースダウンするのを待った。
秋田のバスケは試合開始から激しいディフェンスで相手を揺さぶってペースを乱すことが入りの要点になっている。
だが、ファウルトラブルに早々と陥ることも多く、またスタミナの消費も早い。
オフェンスも現時点では誰かが当たってくれるの頼みの点は拭えず、前半で優位に立てないと後半は望み薄だ。
後半になるとファウルやスタミナの問題で激しくいけなくなる。
その時点でリードされていると難しい。
つまり前半途中で”勝てる?勝てるかも!?”を賭けるギャンブルのようなものだろう。
ジェッツはそれを冷静に突いた。
2Qで逆転してリードを奪うと、3Qで5分近く秋田のオフェンスを封じ、リードをさらに広げ試合を決めた。
秋田は3Q途中で諦めたように全員下を向いていた。
先日の再現とリベンジを目指していたであろうが、そんな甘くないことを突き付けた勝利だった。

 
週末の2連戦は今季リーグ戦最後の2試合だった。
そしてチャンピオンシップセミファイナルのホーム開催権も懸かる2試合でもある。
残り4試合でマジック2。
だが相手はアルバルク東京である。
2つ負けてもという考えは甘い。
最後のアウェイ渋谷戦2試合で絶対落とせなくなる。
だがそれ以上に、千葉ジェッツにはアルバルクは特別な相手でもあるから負けられない。
昨年のチャンピオンシップもそうだが、それ以前にまだチームが財政的にも苦しい7年ほど前のことがルーツにある。
その時期、島田社長がチームのスポンサーになって欲しい企業を口説くときに語った目標。
「打倒トヨタ」
当時在籍していたNBLのサラリーキャップは1億5000万円。
「1億5000万円あればトヨタと同じ条件で戦える。そこでトヨタに勝ちましょう。」
それについてきてくれた企業の方々がいて今の千葉ジェッツがある。
今は一緒にいない企業もいらっしゃるだろうが、それでも目標は変わっていない。
今季は天皇杯でも勝っている。
ここまで対戦成績は4勝1敗(天皇杯含む)だ。
それでも目標であり続ける。トヨタに勝つこと。
目の前にいる以上勝つしかない。
それが約束だからだ。

 
アルバルクは非常にクレバーなチームだ。
ブレックスとは違う強さを持っている。
だが、熱いプライドも持っている。
特にジェッツに対する意識、危機感は今季とんでもなくデカいだろう。
ブレックスがジェッツ3連敗に拘ったが、アルバルクは3連敗中なのだ。
特に前回ホームでの対戦はジェッツに完敗した。
これ以上はやられるわけにはいかない。
そしてチャンピオンシップホーム開催権にも望みを繋いでいる。
極めて大事な13日に策を練ってきた。
田中大貴選手が負傷で帯同もできずは痛かっただろうが、他の選手も怖い選手が揃っている。
そしてルカHCは底がどこまでもない真の策士だ。
頭脳戦でも大野さんも全てを出していかないといけない。
采配の迷い、ミスは負けに直結する相手だ。
そして、ルカHCはスカウティングしてこの日のための罠を準備して嵌めてきた。

 
ゲーム1。
立ち上がりは富樫勇樹の3Pが決まったが、安藤選手がすぐに決め返す。
その後は互いにディフェンス力を発揮して自由にオフェンスさせずスコアが伸びない。
予想外にロースコアの展開の中であったが、主導権を握っていたのはアルバルクだった。
次第にリードを広げていった。
ジェッツはイージーなミスでのターンオーバーが多く、リズムが作れず、ディフェンスで我慢して試合を保っている状況だった。
ディフェンスでジェッツを嵌めてきたのは秋田と同じだったが中味は全く違っていた。
ここから先は行かせないというプレッシャーを掛けながら、余分な運動量は使わずに相手に不安を与えるディフェンスだった。
その結果、より確実にという選択肢をジェッツの選手に選ばせ、そこに罠を張ってミスを誘発した。
余計なファウルもスタミナのリスクもない。
本当にクレバーな罠だった。
だが、ジェッツもオフェンスが上手く回らない中でも冷静でディフェンスで我慢を続けた。
そこでアルバルクにとってスコアが思うように伸びなかった。
ルカHCにとって望んでいた状況ではなかっただろう。
2Q、同じ状況が続くが、エドワーズを中心にオフェンスで盛り返す。
7分30秒でルカHCはテクニカルファウルを受けてしまう。
ここで得たFTと続くオフェンスで逆転するジェッツ。
だが、そこでアルバルクは崩れなかった。
再びリードを奪い後半へ。
そして3Qスタートで富樫からターンオーバーを奪いまずスコアを伸ばすアルバルク。
その後も立て直してメンタルでリードを広げていく。
前半、罠にはまった悪い部分が再び出てくるジェッツ。
スマートに決めようとしているように見えて、インサイドでいくように見せて外にパスを出すという意志が完全に読まれていた。
4分過ぎに富樫がこの日4本目のターンオーバーをしたところが一番の危機だった。
富樫が悪かったというより、チーム全体でアルバルクのプレッシャーから逃げながら勝とうという気持ちにつかまっていた。
こういうときほどガチンコでアタックするメンタルが必要なのだが、それが欠けていた。
今までそれで多くのチームを粉砕して虐殺ショーのようなゲームを積み上げてきたのに、ここでビビりだしたのだ。
これでは今までの積み上げを全部ドブに捨てることになる。
その寸前まで来ていた。
リードは11点差。これ以上は負けに直結する。
だが、ここでようやくジェッツの目が覚める。
パーカーがインサイドで決めてバスケットカウントを決める。
続けて、ディフェンスリバウンドを取ったエドワーズがそのまま一人で走りインサイドを突き破って決める。
「それだよ!それ!!」と大声を上げてしまう私。
そこまでずっとイライラしていた私はついに求めていたものを見て叫んでしまった。
前の席に座っていた女の子は怖かったかもね。ゴメンネ。
でも、私もこの試合に賭けていた。時が来たとおもった。
ここで5分。
潮の変わり目だった。
目の色が変わったジェッツ。
6分30秒くらいから8分くらいまでの1分半で互いに攻守で四つに組んだ時間帯で最後にパーカーが決めて2点差に。
4Q攻守でのガチンコの喧嘩のような試合展開になった。
互いに一歩も引かない。
石井講祐がスティールを何本も決める。時間が進むにつれて増えていくスティール。
アルバルクをくい止める。
転倒してもボールを離さず繋ぐチェンバース。
貰って決めるエドワーズ。
きっと最近の試合で痛めた足の影響もあって調子がおかしい富樫の穴を埋めるように8分間土壇場で踏ん張ってチームを引っ張った西村文男。
そしてディフェンスでもFTを与えてもシュートは打たせないとファウルにしながら弾き飛ばしたダンカンやパーカー。
ガチンコの喧嘩で打ち倒すように強さを大観衆に見せつけるジェッツ。
猛烈な声援がアリーナを埋め尽くしていく。
もうジェッツはファンも含めてフルブースト状態だった。
そして残り2分で富樫勇樹をコートに戻す大野HC。
最後はやはり富樫に託した。
残り1分でついに逆転するジェッツ。
だが富樫の2Pが外れ、リバウンドからの馬場選手がシュートでファウルを貰う。
そしてアルバルクは馬場選手のFTに託す。
猛烈なジェッツファンの声の中で1本外す馬場選手。
最後はやはり富樫勇樹だった。
59-57。
ジェッツがガチンコを勝ち切った。
今季の積み上げを台無しにするする寸前から立ち上がり直し、今まで得ていなかったものまでも手にしてアルバルクに勝利した。
アルバルクが相手であったからの試合であったことも重要で、この勝利は本当にジェッツ史に残る一戦になったと思う。

 
ゲーム2。
前日潰した喉をのど飴を舐め続けてどうにか声が出るくらいまでリカバリーしてきた。
しかし、試合前のコールの挨拶ではしゃべるのがキツくちょっと喋るのでやっとだった。
でも試合はある。声を出すしかない。
試合は1Qからジェッツがペースを握って24-15でリードして終えた。
昨日に比べるとアルバルクのディフェンスは淡泊でジェッツのオフェンスに持ち味を使わせてしまっていた。
何せ、1Qはアルバルクのファウルはゼロだったのである。
それでいてジェッツに先行を許したのは何かあるのか不安になった。
いささか拍子抜けするような入りに流されたのか2Qはジェッツがターンオーバーの山を作ってしまい一時追いつかれた。
何とかリードして折り返したが、アルバルクの狙いがよくわからず私には不安が感じられた。
後半、竹内選手の2Pで追いつかれたが、エドワーズが決め返して再びジェッツがリードする。
この直後からジェッツは勢いを得て一気に突き放した。
やはりアルバルクのディフェンスが淡泊でジェッツにやりたいことをやらせたことが大きかったと思う。
その後アルバルクは3Q終盤に7点差まで詰め寄ってきたが、ジェッツはタイムアウトを取って立て直した。
そしてダンカンが決め、富樫がブザービーターの3Pを決めて試合も決めてしまった。
私の不安は現実にはならなかった。
何か策があったのか?それとも、状況的な判断をしたのか?はわからないが、ホーム最終戦での地区優勝を懸けていたジェッツの方がモチベーションは高かった。
本当に淡泊な、書くことも少ない試合だったが、ジェッツにとってハッピーエンドならそれでいい。

 
これでジェッツは東地区の2年連続優勝を果たし、チャンピオンシップセミファイナルもホーム開催を確実にした。
とても立派なことで令和元年最初のプロスポーツリーグの王座に近づいた。
とても嬉しいがまだ何も何遂げてはいないので、5月11日に勝つことを目指し、まだまだ戦っていくだけである。

4月15日(月)追記
ミクシィがジェッツと資本提携したことが発表されました。
「千葉ジェッツふなばし」はミクシィの子会社になります。
そして1万人規模のアリーナを新たに建設するそうです。民営民設だそうです。
スポーツとエンターテインメントの融合をコンセプトベースにした今まで日本で見たことのない空間ができるでしょう。
私は試合でも使用している応援ボードにジェッツ2年目の時から、200年後は飛行機の中にアリーナがある画像をつけています。
本当にそういうアリーナができるかもしれませんね。
私たちの中で変えていくものもでると思いますが、ポジティブに考えていきたいと思います。

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日経の記事と島田社長のツイートです。

日経記事リンク先
島田社長ツイート

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2019年4月 9日 (火)

千葉ジェッツ、地区優勝へM3。そしてガンバレ!レバンガ。

2018-2019Bリーグ 第33節
4月6日(土) 湿原の風アリーナ釧路 2,235人
レバンガ北海道 67 - 97 千葉ジェッツ
  
4月7日(日) 湿原の風アリーナ釧路 2,829人
レバンガ北海道 58 - 91 千葉ジェッツ

  
ブレックス戦の大一番を経て、千葉ジェッツは東地区首位を目指してラストの直線を走る。
3日の秋田戦は非常にタフな試合だった。
秋田の激しさに圧され、相手の攻守を受けすぎて自分たちのバスケットボールを出来なかった。
前半の互いの出来をみれば、この試合は本当に厳しいぞと思ったが、最後の最後にひっくり返すという想像を超える展開が待っていた。
但し、こういう試合は勝った!で締めくくってはいけない。
完敗に等しい試合だったわけで、何が良くなかったのかはよく振り返らないといけない。
でないと同じ事を繰り返す。
この試合は勝ったが、この先は繰り返したらその都度負ける。
それでは成長しているとは言えない。
秋田とは10日(水)に対戦が残っている。
そこでしっかりと成長を示してほしい。

 
週末は東地区首位戦線にとって重要な2日間だった。
首位のジェッツはアウェイでレバンガ北海道と対戦。
そして栃木ブレックスとアルバルク東京の直接対決があった。
ジェッツファンに限らず多くバスケファンはジェッツが2つ勝ち、ブレックスとアルバルクは1勝1敗で分けるのではと思っていたと思う。
かくいう私もそうだ。
アルバルクは2つ落とすとCSでのホーム開催権獲得が絶望的になるので必死に勝ちにくると思っていた。
だから、予想通りの結果に終わり、その結果、ジェッツは2位ブレックスとの差を3に広げた。
地区優勝までマジック3である。
これは大きな意味があって、このあとアルバルクとの2連戦を最悪2つ落としてもまだ一つ差が残る。
10日(水)の秋田戦は非常に大事だ。
地区優勝すれば、セミファイナルもホーム開催できることが濃厚になる。
相手がブレックスになる可能性もあり、であれば船橋アリーナで戦うことは大きい。

 
対戦相手のレバンガは今シーズンずっと不運に見舞われている。
怪我人が主力選手に多すぎる。
現状では残留プレーオフを逃れられない。
対ジェッツ戦も連敗がずっと続いていて、特に今季の戦いぶりは気持ちの感じられない試合もあった。
だが、この2連戦は少し戻ってきているように感じた。
トラソリーニ選手の躍動感も少し戻ってきてように思う。
若手の選手たちも怪我で離脱した選手たちの穴を埋めることに苦心していたが、その成果が表れてきているように思う。
勢いが持続しなくて、最後は競り合うことができなかったように見えたが、残留プレーオフに少し光明が出てきたと思う。
ガンバレ!レバンガ北海道。
君たちが見せるのは奇跡じゃなくて、本来の実力を発揮することだ。

 
ジェッツは西村文男が戦列に復帰した。
アルバルク戦、CSを前に戦力が揃ったことは大きい。
泣いても笑ってもあと一カ月。
走り切るしかない。

 
それから今週末は水戸にサッカーを観に行ったが、水戸市内ではサイバーダイン茨城ロボッツのポスターをたくさん見かけた。
水戸市内に新アリーナ、アダストリアみとアリーナがオープンし、その開幕戦があったのだ。
6日(土)は5,041人を集めたそうだ。座席は3,938席、最大キャパは5,000人だそうだ。
関東圏でもかなり大規模なアリーナができたことは嬉しいニュースだ。
7日(日)は2,117人だったそうなので、まだこれから集客を進めていくことになるだろう。
7日(日)はJリーグの水戸ホーリーホックの試合があった影響もあっただろう。
だが、水戸というエリアのポテンシャルを感じたように思う。

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2019年4月 1日 (月)

自信という仮面?ジェッツ、揺らがずの一勝一敗の先。

2018-2019Bリーグ 第31節
3月30日(土) 船橋アリーナ 5,462人
千葉ジェッツ  95 - 86 栃木ブレックス
  
3月31日(日) 船橋アリーナ 5,458人
千葉ジェッツ  70 - 72 栃木ブレックス
 
 
前回アウェイで対戦したときの記事を読み返す。
あれからお互いがどのように成長してきたのかを示し合う機会が再びやってきた。
栃木ブレックスにとって、千葉ジェッツという存在は一番意識される存在になっている。
それは否定できないだろう。
そして今どちらが上をいっているのか?客観的に見てどうなのか?
その答えは今は誰にも出し難い。
故にもっとも奥が深く、熱く、面白い戦いになる。

 
前回対戦時はブレックスにとってプライドを賭けた連戦だったと見ている。
そして思い通りの結果は手にできなかったが自分たちが何者かを彼らのホームアリーナのファンには示した試合だったと思う。
あの2連戦、主役はブレックスだった。
今度はジェッツのホーム、船橋アリーナだ。
ジェッツが船橋アリーナの観衆に何を示すのかは楽しみだった。
互いのファンは気質が全く違うと私は思っている。
ファンとしてのキャリアだけでなく、地域性も大きく違う。
チームも(会社というともっと分かり易くなるが)目指している方向が大きく違う。
だから示して好まれるものは違ってくる。
その中でこの2試合は何が見られるのか?

 
ゲーム1。
1Qから激しくせめぎ合う展開になった。
ジェッツが少し先をいったかと思うとブレックスもすぐに追いつく。
ブレックスは開始3分半でまだ1点差の段階で早くもタイムアウトを取って修正を施した。
ゲーム差2で追いかけるブレックスにとってゲーム1がジェッツ以上に重要であったことは確かである。
早い段階でのタイムアウトは気合と準備の本気度が満ちているのを強く感じさせた。
千葉ジェッツはどうだったか。
この試合の重要度はチーム全体で強く共有されていたのは間違いない。
それはブレックスと同じレベルにあったと思う。
但し、それ以上にジェッツには自分たちへの強い自信が備わっていた。
普段から試合で表現したいと思っている自分たちのバスケットボールをするという意志がまず芯にあった。
そしてそれができるという確固たる自信。
それが前回対戦時より、前々回対戦時、その前よりもどんどん強固になっていたのではないか?
試合が終わったときそう思わされる千葉ジェッツの試合ぶりだった。
2Qも前半は先に前にでるジェッツと、すぐ追いつくブレックスの展開が続いた。
だが、ブレックスがあと一歩で追いつくと思わせてジェッツが再び突き放す。
富樫が、ダンカンが、パーカーが、重要な場面で決める。
ブレックスに流れが来たと思わせない展開が続く。
前には出させないジェッツ。出たいブレックス。
どちらが先に疲れてペースを落とすか?
とても緊張感の高い試合だった。
但し、その緊張感の高い試合の中でも、ブレックスに前には出させないジェッツは自信を持って試合をしていたように見えた。
そして後半3Q前半、遠藤選手が2分強で10点を決めてきた。
この試合最大の勝負処だった。
ブレックスに勝機が来る寸前まできた。
だが、ジェッツはタイムアウト後からまたも盛り返す。
チェンバース、そしてこの時点で既に19Ptsも挙げていたパーカーが2本決めてまた突き放す。
一番の勝負処もジェッツの強い自信が制した。
このあともブレックスが追い上げる時間帯もあったが、この3Qの攻防で勝負はあった。
結局、この試合はジェッツが終始強固な自信に満ちた戦いぶりで試合を握っていた。
ブレックスは決して悪い出来ではなかったと思うが、それでも勝てなかったという試合で、前回対戦時のゲーム1以上にショックのある敗戦になったのではないか。
あと、マイケル・パーカーが無双だったことも大きい。
パーカーに対するチームの絶大なる信頼と、それに応えるパーカー。
強固な自信を支えた両輪が上手く稼働し前回以上に強くなったことを船橋アリーナの観衆に示した試合だった。

 
ゲーム2。
用事があったのでチケットは奥さんの職場の人に渡した。
その人はジェッツの試合を観るのが初めてだったそうだ。
実は観たいけど自身の休日と試合が合わない、チケットが買えないという人が今結構いる。
ブレックス戦は花形カードだからとても喜んでもらえた。
もちろん、お金なんか貰ってはいない。
その分グッズなど買ってくれればいい。

 
ブレックスの集中度は凄かった。
インサイドにジェッツの選手がシュートを打ちにいくと外を捨ててるのかと思うくらい一斉に押し寄せてきた。
ジェッツはそこへ正面から入っていって最後までそうだった。
もう少し、したたかに外と中を使い分けられたら試合展開は変わっただろう。
それができないくらい冷静さを欠いたのか?
私にはそう思えない。
選手たちの表情を見ても、劣勢の試合展開にもそう動じているようには見えなかった。
意識して昨日と同じ自分たちを表現しようとしているように見えた。
前日を制したことでこの日のジェッツには余裕があった。
ブレックスはこの日も負けると、3位のアルバルクとの直接対決で余裕がなくなる。
前日絶対に勝ちたかった試合を落としたことでこの日のブレックスはなりふり構わずだった。
前回対戦時のようにギアXが入ったように見えて、そうではないなとスマホでDAZNをパンケーキ食いながら見ていて思っていた。
前回敗戦したときのように圧倒的でもないし、やられている感覚もなかったのではないか。
もしかしたらやらせている感もあったのかもしれない。
自信という仮面が何かを隠していたのかもしれないね。
本当にそうなのかはきっとチャンピオンシップで対戦することがあればわかるかもしれない。
あくまで私の感想ね。これは。

 
リーグ戦もあと4月を残すだけ。
ラストスパートである。
両チームともに一カ月後どのように強くなっているだろうか?
仮面を取ったジェッツがどんな強さを見せてくれるのか?

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2019年3月25日 (月)

千葉ジェッツ、したたかでしなやかな闘牛士のように。

2018-2019Bリーグ 第29節
3月23日(土) 船橋アリーナ 5,012人
千葉ジェッツ  88 - 64 秋田ノーザンハピネッツ
  
3月24日(日) 船橋アリーナ 5,388人
千葉ジェッツ 101 - 68 秋田ノーザンハピネッツ
 
 
シーズンもいよいよ終盤に差し掛かる。
千葉ジェッツはチャンピオンシップ(CS)への出場権も獲得し第一関門を通過した。
次はクオーターファイナル、セミファイナルでのホーム開催権を目指すために勝利を積んでいく。
自分はいつもホームゲームで、試合開始前に1階のメンバーで円陣を組んでいる時に選手コールの前にコメントをする役目をしている。
先日、現役引退したイチロー選手が、一歩一歩地道に前進すること(時には後退もして)が大事と言っていたことを引用したことを話した。
勝ち方も演出も派手な千葉ジェッツではあるが、勝利は他と平等に一つずつしかつかめない。


 
残り13試合、相手は全て同地区のチームばかりである。
東地区は強豪が多く、そしてその反動ともいえるが残留争いを競っているチームもいる。
しかし、降格争いをしているチームもポテンシャルはとても高い。
そして、どのチームも必死であるから、一瞬たりとも油断はできない。


 
今節の秋田ノーザンハピネッツはハードなディフェンスを武器にしているチームだ。
昨季はB2であったが、一昨季の千葉ポートアリーナでの対戦時に試合開始から猛烈なディフェンスをしてきた試合は今でも覚えている。
選手もHCも大きく変わったが、ハードなディフェンスは変わらない。
いつもタフな試合になる。
だが、真っ向から来てくれるので試合はいつもワクワクする。
この節は日曜のゲーム2だけ観たので、ゲーム2を中心に感想を書く。


 
秋田の看板はハードなディフェンスだと思う。
高いパワーで高い位置から猛烈にチェックを掛けてくる。
相手に非常にタイトだ。
但し、現時点での秋田のバスケはそのディフェンスを一試合通してベストバランスにチームバスケに機能させられていない。
機能させるポイントを掴めていない。
故に、時にファウルが短時間にそして不要な場面で貰いすぎてディフェンス強度を下げなくてはいけなくなっているように見える。
また、ディフェンスからオフェンスに切り替えた時に同じレベルの集中力を発揮できてもいない。
ゲーム1で1Qにターンオーバーを9計上している。
これではハードなディフェンスの効果は相殺されてしまう。
ゲーム2でも1Qにコールビー選手(?)がよそ見してパーカーにはたかれて奪われるシーンがあったと思う。
そういうところが改善されれば、劇的に力が増すようにも思えるんだけどな。


 
ジェッツはしたたかでしなやかだった。
特にゲーム2はそうだった。
1Qはハードなディフェンスを逆手に取るようにファウルを貰い続けフリースローを軸にスコアを積んでいった。
フリースローが入らないのは困ったもんだが、それが入っていたら1Qでゲーム1の再現になっていたかもしれない。
しかし、2Qに秋田ディフェンスにアジャストすると早いパス回しからチェックにくる選手を振り回した。
まるで闘牛士のようだった。
突っ込んでくる牛をあしらうように。
そして少しづつ秋田の選手が遅れていくとフリーになる選手ができる。
田口に回して3Pを打たせ続けて一気にリードを広げた。
その後も振り回して誰かが3Pを決めまくった。
2分過ぎに最初の3Pを決めると5分くらいの時間に4本連続で決め、相手のスコアをその間無得点に抑えた。
1Q4点差は前半終了時に18点差に広がった。
西村文男を負傷で欠いたが、チームとしてのバスケの質は落ちなかった。
そのまま後半もリードは広がり続け、4Q序盤には秋田の両外国人がファウルアウト。
チームの総ファウル数は千葉23、秋田26と大きな差はなかったのに、貰い方に大きな違いがあったと思う。


 
来週はブレックスとの大一番である。
この2試合の結果によってはチャンピオンシップでのホーム開催の目標を達成できる確度がかなり高くなる。
最終的な目標にも大きな自信を得られるであろう。


 
田口は誕生日のお祝いを粗っぽく、スペシャルゲストの秋元才加さんに祝われていた。
そういうことが起きるのも今の千葉ジェッツならではだった。
昨季も出演してくれたBMXジャンプショーが再び披露され、選手たちもハーフタイム中だが見に来て盛り上がっていた。
毎回思うのだが、他のスポーツの試合でも同じバスケであっても演出が桁違いにド派手で何を観に来ているのか時々わかんなくなるくらいだ。
この先、どこまで、そしてどこへ向かうんだろうと思うこともある。
私もボードに200年後のジェッツを描いた絵を描いているが、それが本当に現実になるかもしれない。
と言っておく。
何が描かれているかは直接私のところに見に来てください。


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2019年3月21日 (木)

千葉ジェッツにはトレイ・マッキニー=ジョーンズがいる!そして米国戦。

2018-2019Bリーグ 第27節
3月16日(土) 千葉ポートアリーナ 6,443人
千葉ジェッツ 105 - 74 シーホース三河
  
3月17日(日) 千葉ポートアリーナ 6,717人
千葉ジェッツ 95 - 74 シーホース三河
 
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まず上の写真を見ていただきたい。
これは2015年10月10日のNBL2015-2016シーズンの開幕戦アイシンシーホース戦での一枚だ。
左上にジェッツのロゴがあるように、これは当時のシーズンでホームゲーム会場でチームが販売していたものだ。
今のようにグッズはバラエティに富んでいなかった、ゲーム写真はかっこよくて気に入っていた。
ドリブルで攻め上がる西村文男。
右には当時鳴り物入りで加入した元NBAのブライアン・クック。
そして左にいるのは当時アイシンの選手だったギャビン・エドワーズだ。
その左は現在も三河に在籍するアイザック・バッツ選手。
右端には今より髪が短い石井講祐がいる。
 
この試合の記事をあらためて読み返してみた。
リンクは以下。
NBL2015-2016シーズン開幕。千葉ジェッツ、本当の勝負が始まった日。
こんなこと書いていたんだと自分に感心してしまったが、今の自分とも考えが変わっていないことに気づく。
記事の中に書いてあった、チームに目指してほしいと思っていたことがどこまで近づいたか?この先どうなるのか?
そして今本当はどこに立っているのか?
興味深く読めた。
 
あのシーズンはジェリコ・パブリセビッチHCの指揮下で大いに期待されたシーズンだった。
開幕直前に富樫勇樹も加入し、期待度はMAXだった。
だが、シーズンが始まると期待は落胆に変わっていった。
そんな簡単に強くなると思ったのが間違いだった。
富樫勇樹もフロント主導での開幕直前加入であったため、ジェリコHCの構想に入っておらず、出場しないで終わる試合も多かった。
ジェリコHCと選手たちの考えの共有も進まず、3月にジェリコHCは解任され、ヒロこと佐藤博紀が代行に就任した。
そして、それが富樫勇樹中心のチームに変わっていくキッカケとなった。
期待は裏切ったが、希望は手にしたシーズンだった。
アイシンはまだ手が届かない存在のまま終わった。
だが、今は違う。客観的に見ても。
時間とは恐ろしいものだ。
 
千葉ポートアリーナでの開催のときは必ず寄っているコーヒーショップがある。
TaposCofeeさんだ。
何年も前から、好意でジェッツラテアートを創ってくれている。
お店を一人でやっているので忙しいとラテアートをリクエストはできない。
だから最近はデザインのオーダーは無理にはしていない。
最近はラテの注文だけしてラテアートはお任せにしているのだが、それでもマスターはサプライズでいろいろ創ってくれている。
過去に選手では阿部、荒尾、イートンらを創ってくれた。
ジャンボくん、オッチーも書いてくれた。
今回土曜は何と富樫勇樹だった。
これには驚いた。
帰りにまた寄ったら原くんらしきモノが出てきた。
昨年、イートンがラテアートをいろいろアップしていたが、TaposCofeeのマスターの名誉のために断言しておく。
元祖はTaposCofeeである。
私も何度もアップしてきたが、最近ようやく他のジェッツファンにも認知されてきて、お店の売り上げに貢献できそうになってきている。
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ようやく試合について書く。前置きが長いのもあのころと同じだ。
ゲーム1。
今の三河は今季ここまでは今までにない苦難のシーズンを過ごしている。
中心選手だった比江島選手や橋本選手がチームを去り、桜木選手が離脱中、金丸選手も先週水曜日に負傷から戦列復帰したばかりだ。
中地区においても3位の上に4位富山にも肉迫されていて厳しい状況だ。
個の能力は高く、ジェッツにとって難しい相手ではあるが、三河にとって今のジェッツはそれ以上に難しい相手のはずで、実際そうだった。
前半のジェッツは攻守共にパーフェクトだったと言える。
オフェンスではボールホルダーだけでなく、持っていない選手も三河の選手のブラインドを突くように全員がスピーディに動き回り攪乱した。
その結果、三河ディフェンスは穴だらけになって面白いようにスコアを奪っていった。
三河は決してスピードのあるチームではない。
彼らには彼らの良さがあるのだが、前半はあまりにもジェッツオフェンスに不利な部分をやられ過ぎた。
そしてチームとしての組織の完成度にも差があり過ぎた。
あまり互いの意志が通じ合っているようにも見えなかった。
試合は前半で勝負がついた。
後半は三河のオフェンスも機能し出したがディフェンスは改善されなかったため、ジェッツは最後まで決め続けて試合を終えた。
三河相手に100点以上取るという、上記のかつての対戦時では想像できない結果になった。
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但し、ジェッツはゲーム1で大勝し、ゲーム2で苦しむ節を繰り返している。
翌日は三河も黙っていないはずで、ゲーム2はチームの改善力を問われる試合になると思った。
 
ゲーム2。
ジェッツは試合前に緊急事態に陥った。
左手を負傷したジョシュ・ダンカンが試合に出ることが不可となったのだ。
大野HCもこの日の朝それを知ったそうだ。
だが、ジェッツにはこんな緊急事態にも対応できるほどに普段から準備を怠らずにいた意識の高い選手が実はいたのだ。
我々はそれを心に刻まれることになる。
トレイ・マッキニー=ジョーンズ。
彼は突然の出番にも当然のようにチームに溶け込んでプレーし、そして勝利に貢献する活躍を見せつけた。
今シーズン、決してサイズに優位性があるわけではないジェッツにとって、ダンカンをファーストチョイスすることは当然とも言えた。
当然、トレイは試合には出られないことが多くなる。
この日の出場はリーグ戦では2カ月以上空いていた。
だが、聞くところでは練習でも原選手のパートナーとして彼の成長に重要な役目を果たしているそうだ。
彼と一緒に練習することで成長する他の選手たちがいる。
彼の存在は間違いなくジェッツを強くしていたのだ。
この日のトレイは3Pは3/3。2Pも4/6と高確率の得点力を発揮した。
彼の能力はそもそもお墨付きだったが、何より急な出番にも常に備えている意識の高さが最大の武器だったのかもしれない。
ならば、試合前の時点でダンカンが出られなくても勝利は堅かったと言っても過言ではないだろう。
そんなトレイの存在がチームの自信を支えたのだろうか、この試合も開始直後に石井講祐が3Pを決めて先制すると、その後もジェッツペースで進んだ。
三河も昨日と同じ轍は踏まぬと奮闘する。
金丸選手、熊谷選手、加藤選手らが決めていく。
だが、三河のこの日のバスケは個に頼る傾向が高く、チームでの連動性に乏しかった。
追いつきたい、勝ちたい気持ちが個人で強くなり過ぎて前のめりになったのかもしれない。
三河は動く選手と動かない選手がハッキリし過ぎていて、誰かが動いても他が連動して動かないため、ジェッツの選手の視界内にいたまま攻めることが多かった。
コート上で忘れられたような存在になる選手が結構いた。
ジェッツは全員が連動して動き回るので、三河はそれを捉える以前に目で追うので精一杯のようにも見えた。
そこは大きな差だった。
昨日ほどに一方的にならなかったのは、富樫勇樹のスコアが伸びなかったことも大きかった。
だが、ジェッツにとって三河の脅威は終始小さいままだった。
それでも鬼神の如くリングに決め続ける金丸選手。
1Qでジェッツにつくられたリードを取り戻せずに折り返した後半3Q。
金丸選手はさらにギアを上げて、ワンピースのルフィのギア4のように猛然と攻め続けた。
私の周囲では金丸選手が決める度に「上手いなあ」と声が複数上がっていた。
確かに物凄かった。
だが、あのペースでは最後まで持たないだろうと私は感じていた。
いくら彼が決めても、それが周囲に気勢に反映されていなかった。
金丸選手のガスが切れたら...と思っていた。
一時3点差まで詰めた三河。勝負処が来た。
だが直後にパーカーが決めると、一気にジェッツが盛り返して点差をまた2桁にする。
もう一回ギアをあげなくてはいけなくなった三河、そして金丸選手。
そのときに、それは起きた。
負傷明けの彼の身体が耐えきれなかったのかもしれない。
パーカーを交わそうとして金丸選手は崩れるように倒れた。彼は再び負傷した。
試合は実質ここで終わった。
下がった金丸選手はベンチ外の桜木選手の隣のイスに座り、悔しさと悲しさが入り混じったような表情でコートを見ていた。
試合はそこからは昨日と同じ匂いの試合に変わっていった。
試合中の「絶対勝つぞ!千葉ジェッツ」とコールされる歌はアリーナを大いに盛り上げた。
が、その時点で負ける要素などどこにもなくなっていた状況では、私には残酷で無慈悲な勝利宣言にしか聞こえなかった。
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この試合のヒーローとなったトレイは照れ臭そうにインタビューに答えていた。
常に準備を怠らずに高いプロ意識で備えてきただけでなく、練習ではチームメイトの成長に大きく貢献し、ファンに見えないところでチームに貢献してくれているトレイ。
我々は彼に最高の敬意を払うべきであろう。
トレイ、君はジェッツファンの誇りだ。
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今節の結果をもって千葉ジェッツふなばしはチャンピオンシップ(CS)への出場が決定した。
そして40勝に最速で到達した。 
ブレックスがこの日敗れたことで再び2ゲーム差に広がった。
観客動員も素晴らしい記録を打ち立てた。
いいことづくめだ。
ただ、まだ全て勝ちにいかないといけない状況は何も変わっていない。
難しい試合はまだまだ続く。
最後まで全員で一つ一つ勝ち抜いていこう。
望んでいるモノを掴むことが本当の勝利なのだから。
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9月に開催されるバスケのワールドカップで男子バスケ日本代表のアカツキファイブが米国と同組になった。
同じ組はチェコとトルコである。米国とはグループリーグ3戦目で当たる。
これは凄いニュースである。
しかし楽しみにするなら勝たないといけない。何かを遺す試合にしないといけない。
本気の米国と戦える貴重な機会は次にいつあるかわからないのだから。
ファンは次の機会を待てる。
でも誰か選手にとって最初で最後の米国戦になる選手もいるはずだ。
そういう選手たちを応援するなら、ファンは本気で勝ちに行く応援の姿勢を示さないといけない。
アトランタで日本がブラジルに立ち向かい、そして奇跡を起こした。
今度はバスケの番である。勝って歴史に刻むしかない。
これはリアル山王戦だ。
だが、スラムダンクは格下の湘北が主人公であるから山王がいくら強くても湘北が勝った、負けたで描かれる。
だがこのワールドカップは違う。主役は米国だ。
弱小国日本との試合なんて米国主役のストーリーでは米国が勝つなら1ページ分の価値にもならない。
だが、これは日の丸を背負って戦う大会である。
米国と試合できて楽しみ!だけだったら、日の丸を背負う必要はないし、資格もない。
野球、サッカー、水泳、柔道、レスリング、卓球...どの競技も日の丸を背負うことのプライドを持っている。
バスケもそうでしょう?
ここでバスケも日の丸のプライドを見せつけないと。日本の主役にならないと。

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