2019年12月 4日 (水)

千葉ジェッツ、天皇杯敗退。今抱える問題と必要な覚悟。

第95回天皇杯バスケ(全日本バスケットボール選手権大会・男子)
ノーリツアリーナ和歌山
11月30日(土) 千葉ジェッツ 109 - 73 福岡第一高校
12月01日(日) 千葉ジェッツ  66 - 78 レバンガ北海道
 
先週末、第95回天皇杯バスケ2次ラウンドが開催され、和歌山で試合に挑んだ三連覇中の千葉ジェッツ。
残念ながら12月01日にレバンガ北海道に敗れ、連覇が途絶えたと同時に2次ラウンドでの敗退が決定した。
 
初戦は高校インターハイ王者である福岡第一高校(福岡県)と対戦した。
試合はジエッツが勝利したが、さすがインターハイ王者と思わせる果敢でハイレベルなバスケで千葉ジェッツに臆することなく会場を沸かせた。
中継で試合を観ていたが、主役は完全に福岡第一高校でジェッツは力業でねじ伏せるように外国人選手がダンクを連発していたが、くじけない高校生たちに圧される時間帯もあった。
正直な感想としてこの試合に対する適当さが感じられるジェッツのプレーぶりは残念で、最後は観るのはやめてしまった。
これでは明日は厳しいだろうと思われた。
ゆえに翌日の結果には驚きはなかった。
 
同時刻に徳島でサッカーを観ていたのでレバンガ戦は観ていないが、スコアの推移やボックススコアを観ていても船橋アリーナでの直近の試合と変わらなかったのだろう。
三連覇は奇跡的な偉業であり、人生で2度あるとは思えないいい経験をさせてもらってチームには感謝しかない。
だが、それを成し遂げたチームが記録を途絶えさせたにしてはあまりにも残念であったとも言わざるを得ない。
 
この早すぎる敗退と、それをあまり意外と感じさせない今季の不振ぶりにより、ジェッツの周囲は不満と怖れがいろいろな人たちから噴出している。
それはファンにとどまらず、フロントのトップである島田会長もジェッツを取り巻く人たちがアンアッピーになっていくのを怖れだしたのかと思わせるようなツイートを昨日していた。
ジェッツの周囲からは、編成が失敗したとか、選手の戦う気持ちが見えないとか、特定の選手の活躍ぶりを不満に感じたりとか、とにかくいろいろ噴出してきている。
私が思うにそれらも決して間違いではないと思うが、私が思う最大の理由は相手のチームが勤しんだジェッツに受けた敗北の屈辱を乗り越えるための努力と意志の成果だろうと思う。
そして2番目の理由は、ジェッツが、慢心とまではいわないが、今季どこまで自分たちを高めていくかを曖昧にさせながらシーズンインしたからだと思う。
 
今季のスローガンは悲願のリーグ王者(№1)を手にするためにしていないものを皆で一丸(ONE)になって掴もうという意志が込められた『ONE FOR 1』である。
だが、その一つにだけ意識がいって、チャンピオンシップ決勝までの過程は難しくないとどこかで思っていたのではないか?
それもチームだけでなく、ファンの中でも。
そこまでは思っていなかったとしても、ここまで状況に窮する状況にチームも周囲も自分たちを見失いかけており、リーグ優勝どころか今を受け止めることに怖れすら感じ出している。
あまりにも無慈悲なくらい圧倒的に勝ち、そんな中で「絶対勝つぞ」と詩の意味が同じ文章でも状況により変わって聞こえるくらい強さを奮った昨季のジェッツ。
だが、その姿は今季は失われている。
「アグレッシブなディフェンスから走る」というスタイルは、走ることを封じられたことで、ディフェンスまでも悪影響を受けだしている。
攻められないことのストレスが先立って意識するあまり、まずディフェンスからの意識がかすんでしまっている。
自分たちを見失いかけているのだ。
それはメンタルが劣勢の試合が続く中で追い込まれているからであり、富樫勇樹がイライラを露わにし、パーカーが短時間の間にテクニカル、アンスポを連ね退場になっている最近に顕著に見える。
ディフェンスからのバスケのはずなのに、オフェンスがうまくいかないことに囚われて、それが見失われている。
これではダメだよ。原点が見失われてるんだもん。
迷子状態だよ。
 
しかし、ジェッツにはかつて20連敗した時期、それ以前にはない地力が身に付いている。
チームだけでなく、フロントも、パートナーやファンの数など周囲を支える環境も段違いだ。
それは苦しい試合が続く今季の中でも確かに感じられている。
だから、突破口はあるのだ。突破できる力は十分にある。
まず、ディフェンスを再整理して、自分たちのペースで試合をコントロールできる状況を作っていこう。
今は、どの試合も相手ペースになっている。それを取り戻そう。
相手に思い通りに攻めさせない時間を作ろう。なるべく長く。
そうすれば自分たちへの自信が回復できると思う。
 
今季今からどこまでリカバリーできるかはわからない。
相手もシーズン中に成長するから、追いつけないまま終わる可能性もある。
そんな状況下での最大の敵は自分たちの中にある怖れだ。それに負けてはいけない。
あらためてハッキリしたことがある。
ジェッツは試合で勝たないとダメ。
そこにジェッツがあるだけなんてもはやジェッツをそこに存在させておけないんだよ。
今や千葉ジェッツは単なるプロバスケットボールチームではなく、その成功物語を商品にしてもきたことあり、バスケ界の外へ、プロスポーツ界の外にまで名前を広げだしている。
だからいろいろなところで島田さんは呼ばれるてるし、メディアも取り上げてくれている。
千葉ジェッツはバスケだけの会社ではなくなろうとしているんだ。
望む望まないに関係なく、ジェッツの世間での価値は高まり、変化してきている。
 
 
実は今でもジェッツは負け越しているわけじゃない。
観客動員だってトップを競っている。
経営的に問題はないはずだ。
本当に勝てなくて観客動員も奮わないチームはいくらでもいる。
客観的に見て決して成績はわるいわけじゃない。
でも、儲かってるし人気もあるけど、チームは弱くてつまんなくなったねなんて言われたら、チームだけが不採算部門になってしまうんだ。
それはおかしいよね。
試合の勝ち負けは相手あってのことで、コントロールなんてできないんだから。
でも上に書いたようにジェッツはもうバスケだけ売っている会社じゃないんだ。
そして、その価値を支える必要が生まれている。
成功物語を続けないといけないんだ。
そのためにも強くなり続けないといけなくなっている。
上昇も急だったけど、降下も急だね。さすが飛行機なんていわれるわけにはいかないのさ。
だから島田さんが慌てたのさ。
危機感を感じたからだ。
 
今こそ本気で勝たせる応援が必要になっている。
俺に出来る事はそれだから。
試合で声を張り上げるだけじゃなく、様々な形での勝たせるための応援が要る。
大勢の人のそういう覚悟のある応援が。
それがジェッツをもっと強くさせられるとおもう。
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2019年11月18日 (月)

千葉ジェッツ、不可思議な勝利と必然の負け。これが現状。

2019-2020 B1リーグ 第9節 船橋アリーナ
11月16日(土) 千葉ジェッツ 86 - 82 レバンガ北海道
 
11月17日(日) 千葉ジェッツ 76 - 81 レバンガ北海道
 
 
連勝記録というものはいつかは途切れる。
それに連勝することが重要なのではなく、連勝して何を成し遂げるか、何を掴むかが重要なのだ。
連勝が途切れた時にそれは問われる。
そういう意味では残念な記録ストップの瞬間だった。
 
ただ、ここまで20に伸びていた対レバンガ北海道戦の連勝は今年で途切れるだろうとは思っていた。
それくらい今季のジェッツは不調だからだ。
そしてレバンガ北海道が順位とは不釣り合いなほどにいいバスケが今季出来ていることがわかっていた。
レジェンドの折茂選手が今季で引退を表明しているため、レバンガファンは今季こそジェッツに勝ちたいだろうとは当然思うだろう。
だから負けはしたが良かったですねとも素直に思える。
 
ゲーム1に関して言えば正直に言うとこの記事を書いている時点で試合の内容の記憶がほとんどない。
とにかく酷い試合で、何故勝てたのか?4Qに32PTSも獲れたのは何故なのか?わからない。
覚えていることはハーフタイムのフライトクルーのパフォーマンスの曲がまたAC/DCの曲(Shoot to Thrill)だったこと。
帰るときにアリーナ裏で練習に励むフライトクルーのカツを見掛け、声を掛けたところ
「渦帝さんの大きな声でのコールに合わせて、ドラムの音を入れるタイミングを貰っています。」と言われ、心から嬉しかったこと。
それくらいだ。
たぶん、ゲーム2と内容が変わらなかった(結果だけ違った)ことでゲーム2と被って消えてしまったのだろう。
10回ものスティールを許し、ターンオーバーも多く、両外国人に23PTS以上許しながら勝てたのだ。
これはジェッツに理由があったとは思えない。
4Q終盤までレバンガのペースだったが、最後の閉め方でレバンガが冷静さを欠いてしまったのだと思う。
今度こそ勝てるという気負いがあったのかわからないが、レバンガが自滅してくれたおかげで拾った試合だった。
ジェッツ側に勝因というより試合を壊さず済ませた理由があるとしたら、鬼神のごとくアタックを繰り返した富樫勇樹の奮闘だろう。
後半見せたシュート体制からのアウトへのパス(下の写真)はスラムダンクの山王戦の最後で流川楓が放ったパスのようでもあった。
但し、勝因では断じてない。
 
ゲーム2。
感想は同じだ。とにかく酷かった。
昨日から修正というか、対応ができていないままだった。
ゆえにエドワーズとダンカンが早々とファウルトラブルに見舞われて試合を難しくした。
それは結局終盤の守備崩壊を招いた。
昨日の負けはレバンガをさらに強くした。
そうなればスキはない。
今のジェッツではどうにもならない。
負けるべくして負けるはずだった昨日が一日スライドして現実になったということだ。
レフェリングは確かに問題点もあったが、それは敗因ではないし、試合はレフェリーに判断をゆだねるのがルールの基底だ。
その時の判定がどうであれ、負けるのはいつだって結局自分たちに理由がある。
それを認められないと負けることに負けることになる。
勝つことに酔いつぶれてきた、当たり前のように勝つことに慣れてきた部分はある。
だからこそ、今みたいに時にレフェリーをどうこう言っちゃダメだよ。
マイケル・パーカーがレフェリーに何かを言ったであろうことで直前のアンスポと併せて退場となったところで負けはほぼ確実になった。
終盤はファウル4になったエドワーズとダンカンがカットインしてくるレバンガの選手に守備にいけずいいようにやられた。
失点が止まらない中で、より得点を取ることで逆転を目指すしかなく、前日同様に富樫勇樹が果敢にアタックを繰り返した。
が、直線的すぎるアタックは密集地への無謀な突撃のようでもあった。
試合の流れに抗っているようで、試合の流れを掴みにいけるプレーではなかった。
かくしてレバンガ戦の連勝は最悪な内容で終わった。
本当なら昨日止まっていたはずでもあった。

この2連戦ではっきりしたのは流れを変えられる選手が明らかに不足していること。
自分たちのやりたいバスケができないことに対し、それを補うチームのバリエーションが不足していること。
それがフラストレーションを招き、レフェリングにも苛立ちだすと、負の流れが止められないこと。
これが今の千葉ジェッツの現状である。
これでは勝てるはずがない。
選手が楽しそうにバスケを全くしていない。
下を向いているか、目が吊り上がっているかのどっちかになっている。
特長が何もでていなくて見ていてつまらない。それが現状だ。
攻守ともに問題だらけだが、まずはディフェンスなり、何か一つに絞って建て直すべきだ。
中途半端にいろいろな課題に並行して取り組んでいても、ジェッツは十分研究されていもう以前のスタイルは表現できない。
結局、千葉ジェッツってそんな程度なんだよって笑われたまま今季終わるよ。
今どうすべきかを間違えると早々とシーズンが失敗で終わるよ。
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2019年11月12日 (火)

千葉ジェッツ、名古屋で2連勝。勝ち方は定まりつつある。

2019-2020 B1リーグ 第8節 ドルフィンズアリーナ
11月09日(土) 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 59 - 73 千葉ジェッツ
 
11月10日(日) 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 74 - 83 千葉ジェッツ
 
 
各チーム序盤戦も経過してチーム間の力関係がハッキリしてきた。
東地区は相変わらず強いチームが揃っていて全チームが5割以上の勝率を上げている。
スタートダッシュに少々躓いた千葉ジェッツはようやく安定感が増してきている。
現在はようやく5位に浮上したところだが、ここから先は直接対決で同地区とは勝っていかないと難しい。
12月末から1月初めに掛けブレックス、アルバルクとの対戦があるのでそこまでには戦い方をもっと定めておきたい。
 
状態が少しづつだが向上しているジェッツは今節、アウェイで名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの2連戦に挑んだ。
西地区で上位に位置する好調なチームであり、ジャスティン・バーレル、ヒルトン・アームストロングという元ジェッツの選手が在籍する。
また、原籍する藤永、大宮両選手の古巣でもあり縁が深い同士でもある。
そして実力的にも高いレベルで拮抗していて、この対戦は互いにとって今後を占う重要な2試合だったと思う。
 
ゲーム1は用事があってみていないのだが、1Qにダンカン、富樫がスコアを重ねたジェッツが試合をリードした。
2Qに追い込まれるも、後半は安定してリードを保って勝利を収めた。
ドルフィンズはバーレルが怪我で離脱していて攻撃力に今一歩迫力が足りていないようだ。
この日も両外国人のスコアが思ったように伸びず、それもジェッツが逃げる展開に影響を与えたようだ。
試合をテレビで見ていた奥さんの感想は芳しくなく、コー・フリッピンが大野さんに叱られているのが印象に残ったそうだ。
コー・フリッピンはまだチームの決まり事がしっかり身に付いていないのかもしれないが、プロキャリアは1年目なのだから学ぶことが多いのは当然だろう。
約束ごとで縛られて、良さが抑え込まれることがないといいなとは思う。
 
ゲーム2はテレビでも観戦したのでその感想を。
前日からドルフィンズも集中をセットアップしてきたことで試合は拮抗した展開になった。
ただ、その中でヒルトン・アームストロングが3Qで早くも4ファウルを重ねてしまいベンチに下がった。
試合を通じてもだがリバウンドでジェッツが優位だった上に、ヒルトン・アームストロングが下がった後半の大事な局面での優位性の傾きが試合を大きく左右したと思う。
ドルフィンズは3Pショットの成功率が良かったが、リバウンドでのジェッツの優位とゴール下で堅実なフォローでスコアリングに貢献するマイケル・パーカーにやられ過ぎた。
点差を縮める勢いを生み出せず、ジェッツは試合をコントロールしてリードを保ち、4Qの要所で富樫勇樹が3Pを決めて勝敗を決定づけた。
全体的に地味な試合だったが、ヒルトン・アームストロングのファウルトラブル、張本選手の負傷などで層の差の違いが出たことが大きかった。
 
これで勝ち星が先行する状態にようやくジェッツは持ってくることができた。
次は同地区レバンガとの対戦であり、今季はなかなか好調でもあって昨季までと同じにはいかない相手だ。
但し、勝てる選手起用が定まってきており期待度は堅くなってきている。
マイケル・パーカーへの存在感が高く、いつまでもそれではいけないのでもあるが、まずはチームの調子を安定化させたい。
上位に浮上していくためにはまずディフェンスの安定感をもっと高める必要がある。
持ち味の走るバスケがまだまだ発揮させてもらえない状況の中でオフェンスでゲームを作ることは難しい。
ディフェンスで相手を先に抑えることが5試合中4試合で試合の入りにできるようになればオフェンスも好影響を与えると思う。
この試合ではかなりディフェンスのアクションが効いていたが、スキができる場面も多く、まだまだ向上が必要だと思う。

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2019年10月28日 (月)

千葉ジェッツ、3連勝で五分に戻す。ここからどう勝ち上がっていく?

2019-2020 B1リーグ 第5節 CNAアリーナ☆あきた
10月23日(水) 秋田ノーザンハピネッツ 77 - 96 千葉ジェッツ

2019-2020 B1リーグ 第6節 船橋アリーナ
10月19日(土) 千葉ジェッツ 79 - 67 島根スサノオマジック
 
10月20日(土) 千葉ジェッツ101 - 63 島根スサノオマジック
 
毎シーズン、試合会場で応援に使用するオリジナルの応援ボードを製作しているのだが、今季も先日完成した。
ジェッツの2年目シーズンのアタマに初めてのボードを製作して以来、毎年、今まで10枚は製作している。
その時、その時のジェッツへの思いを表現してきた。
特別な思いをそれぞれのボードに籠めてきた私の相棒である。
製作費はそれほど掛かっていなくて100円ショップで用意するものも多い。
だが、製作費は関係なくて、お金では生み出せないモノを籠めている。
製作はほとんどの時間をアイデアの練り上げに費やすのだが、今季は結構時間が掛かった。
テーマに苦しんだことと、ある好きなアーティストへのオマージュをしたいという思いに苦しんだからだ。
その分、今自分が伝えたいメッセージを籠められたと思う。一応最高傑作だと今は思っている。
毎回、これが最後の作品だと思いながら製作しているので来季は未定だが、気分が乗れば作るかもしれない。
 
先週の記事は結構多くの方に訪問いただいたようである。
大変感謝しています。
感じ方は人それぞれいづれも正解だと思うので自由に感じてください。
 
千葉ジェッツはホームで3連敗した状況で23日のウィークデーにアウェイで秋田と対戦した。
秋田も新体制でチームを再構築中の段階であり、現時点ではチームとしての鉾と盾もまだ十分な強度じゃない。
しかし、アルバルクにも勝利していて、持っているポテンシャルはとても高い。
今のジェッツにとって試合の入りを誤ると勝つのは困難な相手だった。
だが、この日のジェッツは前半からしっかりと試合を作った。
1Qでは8本中6本を成功させた3Pが効いた。
特に効いたのは1Q最後に藤永佳昭が決めたバンク3Pと2Qの1分半ほど決めた3Pは大きかった。
特に後者は秋田が2Qアタマに細谷選手が藤永に前から奪いに行ったディフェンスが成功し、
キーナン選手が3Pトライでファウルを貰い3本FTを決めた直後にディフェンスをゾーンに切り替えた直後にフリーを逃さず決めた一発だった。
これで立ち上がりからの流れを秋田に渡すのを阻止した。
秋田はコールビー選手が急遽出場できなくなった影響もあったと思うが、ジェッツが試合の入りから前半をしっかり自分たちで作り上げたことが大きかった。
これで連敗をストップ。
ホームにいい流れを持って戻れることになった。
 
島根戦は土曜日のゲーム1のみ観戦した。
ゲーム1は1Qの入りが悪く、特にディフェンスが緩くて3Pを4本も決めさせてしまった。
9点リードされて2Qに入ったのは最悪だったが、ジェッツにはベンチに救世主がいた。
藤永佳昭は2Qに投入されるとディフェンスからチームを立て直し、島根を9点に抑える逆流劇を作り上げた。
いやな流れを変えたジェッツは7点リードして折り返すと3Qは島根との競り合いを粘った。
クウェリ選手のファウルトラブルであったと思うが、そこまで粘り強く追われては離すを頑張ったからだと思う。
それができる落ち着きを取り戻したのもやはり2Qのおかげで、つまり藤永佳昭のおかげだった。
後半も藤永佳昭はディフェンスで会場を沸かせ、盛大なフジナガコールを巻き越して試合を盛り上げた。
ベンチで1Qのディフェンスを藤永と話し合っていた原修太も彼に続く頑張りを見せた。
ニック・メイヨも攻守で頑張り、この日ジェッツで最もスコアを上げた。
富樫勇樹との連携もどんどん向上していて、彼はとても楽しみなプレーヤーだ。
あとは他の2人がなぁというところか。
とにかくようやくシーズンでのゴーム初勝利を達成した。
 
翌日の試合は前日負傷した島根の山下選手に加え、相馬選手も出場できなかったようだ。
観戦した奥さんの感想が正直だったので、確かにそうだよなと思ったが、それは言わないでおく。
 
ちなみに山下選手の負傷についてエドワーズについてウソを流布しているような書き込みもあったが、当該のシーンは真っ当なスクリーンプレーをしているエドワーズに山下選手が激突したあと床で頭部を打ったのが事実である。
エドワーズの名誉のためにハッキリ言っておく。
エドワーズにいろいろ感情を持つ人がいることは否定しないがウソは許さない。
 
3連勝して勝敗を5分に戻すことはできた。
まだ地区最下位であることは変わらないが、悲観する部分はかなり減った。
但し、看板として昨季猛威を振るったスタイルは研究されていることもあって、勝てているのは試合の入りが旨くいくかに頼っている部分はある。
どのチームもアーリーバックを重視している。
ではここから上位にも勝っていくにはどうするのか?
自分としてはディフェンスから入りを作り上げていくべきだと思うが、ならばどういうディフェンスを主にするのか?
前から行くのか?インサイドでリバウンドに頑張るのか?とか。
なにがしか整理しないと活路はできてこないように思う。
勝てる相手と負ける相手がやる前からハッキリして、ワイルドカードすら遠くになると思うよ。
 
あとは新加入組かな。
言っちゃなんだが、毎度おなじみの次節番宣動画はだいぶ前に撮ったんだと思うけど、正直今アレを観させられるのはね。

次は京都戦。地区首位だ。
今季を左右する2連戦になると思う。
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2019年10月21日 (月)

千葉ジェッツ、本気で準備してきたのか?そしてどう強くなる?

2019-2020 B1リーグ 第4節 船橋アリーナ
10月19日(土) 千葉ジェッツ 73 - 83 川崎ブレイブサンダース
 
10月20日(土) 千葉ジェッツ 89 - 96 川崎ブレイブサンダース
 
まず最初に断っておくが、今回は言いたいことを遠慮なく言わせてもらう。
それが私のここでのスタイルだからだ。
ジェッツの苦境に際して、選手も苦しいのだから黙って応援をという意見もあるが、それは私の哲学にない。
それは私の中では応援と真逆のことだ。
ツイッターや試合会場で言ったりはしないが、ここでは言わせてもらう。
ここは俺の城だからだ。
 
スポーツは競技である。相手に勝つために自分を追い込み磨き上げることの積み重ねが勝利を呼び込む。
そしてそれを絶え間なく続け進化しつづけないと強さとはスルッとにげていく。
 
プレーオフ、天皇杯3連覇。
最高勝率、最多観客動員数、最高業績。
千葉ジェッツは他のチームにとって、他のチームの選手にとって、ファンにとってどんな存在なのだろう。
まだBリーグ以前、NBLで観客動員を増やしていった時期に当時の島田社長(現会長)から聞かされた言葉がある。
「ジェッツに入りたいという他のチームの選手がいる。」それも複数。
それは応援している者として誇りに思えたものだ。
今の千葉ジェッツもそうだろうか?
私にはそうは思えない。
それこそ強さにもっと貪欲であったなら、選手たちにアピールするポイントはちがっただろう。
だが、今季今日ここまでのジェッツを見てきてそれがあったと思えない。
今、他のチームの選手たちにとって羨望は一切なくただ押し倒すべき存在でしかないのだろう。
それが今の他のチームのジェッツ戦での原動力になっている。
そして、そのためにオフに磨き上げてきた力の前に、我慢だけさせられ、ガス欠させられ、醜態を晒させられ、敗北しているようにしか見えない。
 
記録三昧で圧倒的だった昨季のイメージにどこかで慢心したのか?
新アリーナ構想、若い新社長への交代、初の1億円プレーヤー。
ジェッツは次のステージへ。
だが、そこに慢心はなかったか?
次のステージに上がってもレベルダウンしないという慢心はなかったか?
イートンはチームは生ものと言っていた。
昨季開幕時に連敗したときにチームの出来の不満をぶつけた時に言われた言葉だ。
それを会社側こそわかっていたのかなと思わされる。
島田さんが最近、「勝敗をコントロールすることの難しさ」と語っていた。
それを読んだときに私はとても違和感を覚えた。
勝敗とはコントロールするものではない。そう私は思っている。
勝つことを貪欲に追及していくことでの結果でしかない。
勝つことができなかった時の結果が敗北でしかないのだ。
だから、競技者は多くの犠牲を払ってでも勝利を目指して鍛錬する。
今、日本中を熱狂させているラグビー日本代表はそうやって今日までを戦い抜いた。
ジェッツはどうだった?
今日の試合の1Q序盤攻守で飛ばしまくって5分過ぎまで19-0で圧倒しながら、その後の5分で19失点したジェッツ。
しかし、後半は足が止まり、川崎の勢いも止められずに61失点して逆転負けした。
オフにもっと上の強さを追求したのか?
フィジカルを本当に追い込んできたのか?
渋谷、宇都宮、川崎。
目の色がジェッツとは全然違う。危機感とリベンジするという気持ちで溢れていた。
ジェッツが著しく落ちたわけじゃないと思う。落ちた部分も決して少なくないだろうが。
それ以上に他のチーム、それも同地区で上位を競ったチームは磨き上げてきた。
負けた試合はほぼ全て後半に勢いが落ち、足が止まって、ミスもしてそして負けている。
選手はこれが今の実力と言っている。
具体的にどこの力かわかっているはずだ。
試合をずっと見ているファンも気づいている人は何人もいるのを知っている。
トランジションを封じられているからじゃない。
足が止まってディフェンスで相手を追えなくなってしまうからだ。
 
大野さんがゲーム2後のインタビューで「とにかく気持ちが弱い。」とか語ったのも納得いかない。
じゃあ、去年と何がどう違ってそうなったんだと。
それを知っているはずでしょう?と。
そういう言い方は選手への安易な転嫁でしかないと思う。
 
ゲーム1の試合後に罵声が飛んだそうだ。
そりゃそうだ。それに値する状態だもの。
今日のゲーム2を観たら罵声を飛ばす怒りすら沸かなかったかもしれないね。
 
 
今日の試合後に新社長にひとこと言わせてもらった。
かつて島田さんに何度かひとこと言った(叱った)ときと同じようにね。
それをどう感じ取ってくれたかはお任せするよ。
優しい言葉が多いのはたぶん今だけだよ。
前に進むしかない、まだまだよくなる、それは当然だろう。
だが相手だって同じだ。
相手以上によくなるためにどうするのか?それが欠けていたら結局変わらない。
 
マニフェストに掲げるスタイルなのだからそこは替えられないだろう。
ではシーズン前にどういうふうに磨き上げようとしたのか?それが必要と思っていたのか?
メディアにでるビジネス面のニュースだけは多かったが、バスケでの強さをどう追求していたのか?
GMが変わったことも影響したと思うが、今の後半失速する姿を見ていて他のチーム以上の準備をしていたとは思えない。
シーズンインしてからスタミナとかのコンディションは上げられないよ、普通。どうするの?
会社もリーグ戦をどう準備していたのか?
言っちゃ悪いがお祭りの準備でもしているような緩みがあったんじゃないの?
 
応援はチームが戦う試合でするもので、少なくとも私はそうだ。

千葉ジェッツというバスケットボールチームを応援しているのであって、千葉ジェッツというスポーツビジネスを応援しているわけじゃない。

それは言い過ぎかもしれないが、ラグビーを見ていると今のジェッツは主幹がずれている気がしてくるんだよね。
ラグビーはラグビーでの強さを追求してそれで日本中を熱狂させているよ。
それも世界の舞台でね。
それをどう思う。
田中大貴選手は「ラガーマンの皆さんがカッコよく、羨ましく、正直心のどこかで悔しい気持ちになっている自分がありました。」と言っている。
悔しい。
それが本心なんだよ。
バスケはW杯でどうだったか言うまでもないよね。
田中選手と同じことを誰か感じている?
ラグビー素晴らしいと思うのは当然だけど、同時に危機感はある?
ジェッツはラグビーの代表の選手たちが普段頑張っている環境以上の環境でバスケしてるはずだよ。

ここまで言わせてもらうのも、ジェッツが創立したときからずっと応援してるからだ。
21連敗したときも共にいて共に悔しさを感じてきた。
連敗を止めたロボッツとの試合忘れてない。
ホームでの連敗を止めた時にSTARJETSのメンバーが「やっと勝てた」と泣いていたのも忘れていない。
共にあって、ここからも共にあるつもりだ。
だが最近の千葉ジェッツはスポーツが主幹に見えない。
かつてはもっと選手が近くにあったが、今はそうじゃない。
ファンが増えたからだけなら問題じゃない。
近くに行きたいならお金が必要になるからおかしいと思うんだ。
今じゃ握手してもらうだけでもBCのグレードを上げないといけない。
ジェッツのファンは相当お金使っているよ。
それに比して我慢していることも結構多いと思うよ。
私は申し訳ないが、あのフードコートは応援者の生理的にダメだ。本当に申し訳ないが買わない。
だけど、応援という信念に絞れば大した不満じゃない。
勝たせることが応援の目的で、それさえできれば満足だし、できなきゃ応援とは言えないからだ。
だからこれからも応援する。
だから腹くくって強くなってくれ。
選手も、コーチも、会社も腹くくって強くなるための努力と決断をして欲しい。
それが見せてもらえるなら、決して希望は失わない。


最後にもう一度書くが、黙っていて勝てるようになるとは思っていないので書かせてもらう。
これが私の応援の信念に基づいているからだ。
優しい言葉だけで、必死にジェッツに勝つために準備してきたチームに勝てるはずがない。
私にとってはそれは応援の放棄だ。
あくまで私にはだ。
だから言わせてもらった。
撤回は一切しないので承知願いたい。
以前もここで物議をかもしたジェッツ記事はあって、ファンの方から削除依頼を受けたが拒否している。
だから断固撤回しない。
それがAWAN渦帝であるから。

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2019年10月17日 (木)

千葉ジェッツ、ため息ばかりのホーム開幕戦。

2019-2020 B1リーグ 第3節 船橋アリーナ
10月16日(水) 千葉ジェッツ 69 - 76 宇都宮ブレックス
 
 
ジェッツファンにとって待ちに待ったホーム開幕戦がやっとやってきた。
船橋アリーナには平日の夜ながら4400人以上の観衆が集まった。
 
今季のジェッツは昨季同様開幕ダッシュに失敗している。
前節、三河に2連勝したが、真価を問われるのはここからのホーム3連戦である。
その第一戦であるブレックス戦はとても重要である。
台風19号の影響で中一日での試合となってキツイ条件であるがそうも言ってられない。
 
ブレックスはギブス選手と竹内選手のビッグマン2人が怪我で離脱。
非常に厳しい状況下ながら、そういうときこそブレックスは個々が強さを発揮するチームでもある。
 
ジェッツはダンカンとエドワーズをスタメンで起用してきた。
これはいい選択だったように思う。
前半、試合はブレックスが前を走り、少し離してもジェッツが追い上げる展開となった。
ジェッツはトランジションを抑え込まれながら、サイズの優位も活かしながら渡り合った。
悪くはないと思ったが、シュートを含めイージーなミスも多く、それが試合のペースを掴めない原因になった。
それでも前半最後に富樫勇樹が3PトライからFTを3本決めて追いついて終わる展開は相手を考えれば悪くなかった。
だが、後半もブレックスに前を走らせる展開から抜け出せなかった。
高い位置でのプレッシャーにターンオーバーをしてしまうなど常に受け身になっていた。
それでも一度は4Qに逆転に成功した。
だがブレックスが再度逆転すると、一向に減る傾向を見せられなかったミスから自滅するような形でため息ばかりの試合にしてしまった。
田口、晴山の両選手は出来が酷く、最後はシュートを打てる場面でもパスを回すなど怯えてしまっていた。
こういう選手はコートに立たせるべきじゃない。
出場がなかったコー・フリッピンを使った方がはるかによかった。
 
シーズンは始まったばかりというが既に3節目、5試合目である。
他のチームはもっと出来上がっているのに、怯えたプレーをしていて安心できるわけない。
昨年までの強さは記憶から消した方がいい。
いかにいい演出やイベント企画があっても試合で台無しにしていては意味がない。
もちろん、このままなんて思っちゃいない。選手たちを信じている。
ため息ばかりの試合なんてこれっきりにしてくれるだろう。きっとね。
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2019年10月15日 (火)

千葉ジェッツ、2連勝でホーム開幕戦へ。

2019-2020 B1リーグ 第2節 ウィングアリーナ刈谷
10月13日(日) シーホース三河 78 - 82 千葉ジェッツ
 
10月14日(月) シーホース三河 84 -107 千葉ジェッツ
 
 
開幕2連敗でファンに不安を与えた状態で強敵シーホース三河とのアウェイ2連戦に挑んだ千葉ジェッツ。
結果は2連勝と開幕2試合を観た上では正直いい意味で裏切られたような気がする。
台風19号の影響で当初予定の12日(土)の試合が延期されたがよく乗り切れた。
 
シーホース三河は今新潟からダバンテ・ガードナー選手を獲得した。
そして横浜からは川村卓也選手を獲得、オフェンスに強力で計算できる戦力を加えた。
今季の三河は大きく変わると思われる。
この試合は三河にとっても重要な2試合だった。
 
13日(日)のゲーム1は新潟時代のガードナー選手と同様、スコアが彼に集中する展開で進んだ。
一方、ジェッツは富樫勇樹のスコアが出なかったが、エドワーズがガードナーとガチンコのようにスコアを量産した。
試合はホームの歓声に支えられた三河と、ジェッツががっぷりと攻め合いながら抜きつ抜かれつを繰り返した。
4Q三河リードを広げたが最終盤にジェッツが原修太の活躍もあって追いつく。
三河にも逃げ切る術はあったが、三河的には閉め方を誤ったと思う。
そしてスコアが出ないならアシストと、流れの来ている選手に回して得点を演出した富樫勇樹の存在も大きかった。
三河のPG陣全員で9アシストだったのに対し、富樫勇樹だけで12アシスト。
ここの差は最終局面で効いたように思う。
原修太は3Pは3-3、2Pも3-4と大当たり。
石井講祐がいなくなった今、彼に期待される部分は大きく、開幕節では十分にプレイタイムを得られなかったがこの試合では大きな存在になった。
彼の覚醒が本格的になればジェッツにとって本当に大きい。
 
14日(月)のゲーム2は後半にジェッツが加速して試合を一気に動かした。
三河は試合開始から9-0といきなり飛ばしたが、2分過ぎにタイムアウトを取ってから追い上げ、5分過ぎには追いついた。
1Q終盤再び三河が離しに掛かるがジェッツは再び詰めて試合を渡さなかった。
2Qに入ると昨日スコアが出なかった富樫勇樹が2本を含む10得点を挙げて本領を発揮し出す。
前半わずかだがリードして折り返す。
昨日は不安定さもまだ目立ったジェッツだが、この日の前半まで粘り強く三河にプレッシャーを掛けられたことが本来のジェッツのパワーを呼び込んだ。
後半は攻守ともに三河の上に立ったジェッツが試合を支配していた。
特に相手の守備をスイッチさせたときにフリーになるマイケル・パーカーの存在は素晴らしかった。
特に桜木選手はパーカーに翻弄されていた。
三河のディフェンスの集中度が落ちたスキを見逃さずに一気に差を広げたジェッツに三河はディフェンスから気勢が折れた。
富樫勇樹も打てば入るほどの大当たり、トランジションを活かし、ビッグマンが走ってアタックするジェッツらしさも発揮された。
こうなるとジェッツは止まらない。
後半は完勝だった。
 
ホーム開幕戦を前にこういう勝ち方ができたことは大きい。
中一日というタイトスケジュールになったのはキツイが明日の開幕戦は不安を少なく迎えられる。
明日はジェッツの強さをしっかり発揮して波に乗ろう。

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2019年10月 9日 (水)

千葉ジェッツ、今季も開幕連敗。もっと厳しく自分たちを高めろ。

2019-2020 B1リーグ 第1節 青山学院記念館
10月05日(土) サンロッカーズ渋谷 88 - 80 千葉ジェッツ
 
10月06日(日) サンロッカーズ渋谷 83 - 78 千葉ジェッツ
 
 
Bリーグの2019-2020シーズンが開幕した。
バスケW杯の残念な結果を経てオリンピックに繋いでいく重要なシーズンになる。
 
そして日本中がラグビーW杯に、ラグビー日本代表に、ラグビーというスポーツに熱狂している中というこれまでにない開幕でもあった。
4年目となればどんなものでもいろいろ今までと環境が変わってくる。
今は決して追い風ではない状況の中で、選手たちがどのように社会にプロバスケをアピールしていくのか期待したい。
もっともテラスハウスだけは違うと断言するけどね。
 
千葉ジェッツはアウェイでサンロッカーズ渋谷との対戦からシーズンスタートを迎えた。
アーリーカップでは勝利した相手だったが、そこでは出場していなかった元スペイン代表のセバスチャン・サイズ選手含め、元千葉の石井講祐も出場してきた。
サンロッカーズ渋谷は本当の姿を現した。
昨季はジェッツに全敗した渋谷。
この試合に賭けた準備と本気度をジェッツは突き付けられた。
そしてジェッツはあまりにもシーズンインに対して渋谷に対し仕上げが甘かった。
2試合通じて同じ印象しかないが、あまりにも無策で、個人個人も肝心なところでの集中度の違いがあり過ぎた。
ボールを持っていないときの動きも悪く、渋谷の視界内から消えることがほとんどできていなかった。
イージーなショットを外したり、FTを何本も外したりと、自分たちで流れも何度もつぶした。
ジェッツファンもたくさん駆け付けたが、ため息がこぼれるようなシーンばかりで、声援はどんどんしぼんでいった。
 
開幕したばかりなのでこれからという点はある。
だが、この試合に賭けていた熱意が力強く感じられた渋谷とは準備の質が違い過ぎた。
ジェッツのバスケを充分研究して、持ち味をつぶしに来たのに対し無策だった。
敗北をステップに選手を半分もオフに入れ替えながら準備に全力を尽くしてきた渋谷に完敗した。
昨季の強みは完全に研究されて消されていた。
無慈悲にも思えるほどの強さは過去の彼方に蹴飛ばされて消えた。
フリーで放った3Pがリングすらカスらずに空を切る選手が複数いて、どれだけの準備をしたのかと疑問に思うほどでもあった。
昨季も2連敗からスタートしたが、それを繰り返すということは昨季以上ではないということだ。
悪いながら連敗後に盛り返したが、今季序盤戦は難しい相手揃いで完全につまずく可能性も高い。
チームは生ものなのでいいときも悪いときもあるということを言っていた元選手もいたが、そんな甘い状況ではない。
もっともこれで目が覚めただろうから、今週末は違うジェッツを見せてほしい。
 
上にも書いたが、ラグビーの勢いは凄い。

Bリーグスタート時にバスケが来ていると言っていたバスケ好き芸能人も何人もいたが、今のラグビーの熱狂を見るに、あの時来ていたなんて本物じゃなかったとしか思えない。

そして今は完全にバスケは消されている。
ジェッツが初戦を落としたことの記事はいくつかあったが、連敗した記事を載せたのは私がいくら探しても千葉日報しか見つからなかった。
勝ったチームの記事ですらトップには上がってこない。
そんなものなのだ。
世間はBリーグの開幕なんて知らない。
バスケ日本代表のことなんて忘れている。
世界で結果を出せないとこうなる。
これが現実だ。
 
熱量も圧倒的に違う。
それこそラグビーW杯を日本で開催するために熱意と尽力を果たして、不幸にも中東で命を落としたラグビー出身の外交官の話もすごい。
その奥克彦氏の熱意を受け継いでこの日を実現したラグビー界の人たちの熱意が日本を熱狂させている。
そして参加している各国から日本に来た人たちとの輪も作り上げている。
バスケももっともっと頑張らないと他の競技にポジションを押しのけられる。
全然熱意足りてないよ。
3×3の開催国枠が今になって男女いづれか一つにされるというのも決して無関係ではないよ。
協会が強化を怠ったとかだけが原因じゃなく、世界で結果を出し、国内で結果を出し、それをアピールしてもっと多くの人に知ってもらうという努力が足りなかったのだと思う。
だから今になって多くの他のスポーツにメディアに出る機会など抜かれているのだ。
バスケ日本代表が東京五輪に向けてどう挑むかとか誰か語っているかい?
バスケは素晴らしいスポーツだよ。
でも過信していないかい?
みんなラグビーが素晴らしいと今は思っているよ。
いや比較対象にもならないと思っているかもね。
思い知ってからでは遅いよ。
 
ジェッツもそう。
選手たち以上にファンにとってもね。
どうして昨季はあんなに強かったのにと思うようになってからでは成長した周囲に置いて行かれる。
昨季はどう考えても負けるはずのない状況で「絶対勝つぞ!」と歌っていた。
今季、どうしたって勝てっこない状況に追い込まれてから同じようにように声が出せる?
相手に突き付けてきたものが自分たちに刺さる。
それが勝負ってヤツ。
単なる成功のための一要素なんかじゃない。
もう一段、本当に無慈悲なほど勝ちに拘り、強さを身に付けないといけない。
もっと自分たちに厳しくならないと。
この2試合、技術どうこうより自分たちへの過信がオフを無意味にした結果だと思うよ。

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2019年9月19日 (木)

2019EARLY CUP開催。日本バスケが進む道は?

2019B.LEAGUE EARLY CUP KANTO 場所:船橋アリーナ
9月15日(日)  準決勝   千葉ジェッツ 75 - 84 宇都宮ブレックス
 
9月16日(祝・月)3位決定戦 千葉ジェッツ 85 - 73 サンロッカーズ渋谷
 
 
バスケW杯を経て、Bリーグのシーズンがやってきた。
シーズンは今季もEARLY CUPからスタートした。
2年ぶりの船橋アリーナ開催である。
 
前週末に台風15号により千葉県を中心に関東南部を甚大な被害を受けました。
一週間以上経ってもまだ78000戸(9月16日夕方時点)で停電しており、その影響もあって断水も深刻な状況にある。
そして、家屋やインフラの損害は現時点でも正確に把握できていないほどであり、同じ千葉県に生まれ、生活している人間として心が痛い。
少しばかりでも力になりたいと思い、できることから行っているが、Bリーグでも募金活動を始めている。
そしてフライクルーのカツナリは友人共に富津市方面に支援に出かけたらしい。
まずは早急なる電気、道路などの全面復旧を願います。
早く元の生活に戻れることを心から祈りたい。
そしてこの夏自然災害でを元に甚大な被害を受けた地域は九州北部も同じで、佐賀県では鉄工所が浸水し、油槽にあった油が大量に流出した。
周辺が農地も含め甚大な被害を受けており、こちらも非常に悲しい。
そして地球の反対側になるがアマゾンの大規模火災も私はすごく気になっている。
 
そんな甚大な被害に苦しんでいる人が大勢いる中で、サッカーやバスケを観ることができる幸せには本当に感謝しかないです。
我々は幸せ過ぎるくらいだ。
 
日常のバスケットボールはちょっとした夏休みを経て私たちのところへ戻ってきた。
Bリーグのリーグ戦開幕前に開催されるEARLY CUPは応援するチームのお披露目といっていい。
千葉ジェッツふなばしも今季の新チームを初めてホームで披露した。
今オフ、石井講祐がサンロッカーズ渋谷へ、アキ・チェンバースが横浜ビー・コルセアーズへと移籍した。
この大会では石井はコンディションによりプレーしなかったが、アキは元気にプレーしていた。
そして躍動するプレーが素晴らしかったトレイ・ジョーンズも退団。もっと活躍させてあげたかった。
 
新加入は京都から晴山ケビンが移籍加入し、日本国籍を持ち、日本代表候補にも選ばれたコー・フリッピンが加入。
さらに22歳のニック・メイヨが加入。
メイヨはアメリカの大学を卒業して新卒でBリーグ入りです。
NBAのサマーリーグにも呼ばれたなかなかの逸材のようです。
ビッグマンでありながらシュートも上手く、大学時代は常にスターターでスコアラーとしても活躍していたようです。
プロキャリアとしてスタートキャリアに千葉ジェッツを選んでくれたことをうれしく思います。
 
またフライトクルーのSTARJETSも3人メンバーが変わりました。
卒業したメンバーにはファンを楽しませてくれたことを感謝します。
新しいメンバーには千葉ジェッツという素晴らしい場を楽しんでほしいです。
 
しかし最もニュースになった人事は島田社長が退任し会長となり、今年3月に入社した29歳の米盛氏が就任したことでしょう。

倒産寸前だった千葉ジェッツも今のようにリーグ№1といっていい活況クラブまで成長させたのは島田さんなくしてはあり得ないことでした。

米盛氏は慶応大学卒業後、野村証券や香港系の投資ファンド会社を経ています。
千葉ジェッツふなばしにはヘッドハンティングされてきたようです。
慶応大学時代にバスケサークルのメンバーだったという情報もあります。
どのようにファンと、そして選手、スタッフ、会社のメンバーと新しい流れを作ってくれるのか期待したいと思います。
 
EARLY CUPに挑むジェッツは西村文男が鼻を骨折して離脱。直前には藤永佳昭も負傷したという情報も出ました。
既に骨折でW杯代表を辞退した富樫勇樹も含めPG陣が総離脱という危機かと思われた。
だが、藤永の怪我は軽傷であり、富樫勇樹も出場できるレベルにどうにかなり、3日前にチーム練習に合流しました。
開幕に合わせるために出場することにしたようです。
 
準決勝から出場となり初戦は宇都宮ブレックスとの試合となった。
ブレックスはフルメンバーであり、昨年から変わらないメンバーであったため、この時期としては完成度が高かった。
ジェッツはジョシュ・ダンカンを温存してニック・メイヨとギャビン・エドワーズの2人の外国籍枠で試合に挑んだ。
1Qこそ優位に試合を進めたが、ディフェンス強度をあげたブレックスに2Q以降は試合を支配され、ミスからターンオーバーの山を築いた。
コー・フリッピンとニック・メイヨはポテンシャルの高さを披露したが、ガチレベルの試合での連携不足とレフェリングに不慣れなことが明らかだった。
しかし、この大会の位置づけはチームとしての練り上げに位置付けられているようで彼らに試合を積ませることが重要だったのだと思う。
あれだけミスをしたら負けるだろという試合だったが、富樫勇樹のコンディションも含め、現状では悪くない状態だと思う。
 
翌日のサンロッカーズ渋谷戦はダンカンとエドワーズを入れ替えた。
メイヨ、コーの二人も昨日以上に躍動していて良かった。
ただし、チーム全体的に言えたが、困ると個で乗り切ろうとしたり、ボールホルダーへのサポートの仕方が雑だったりと問題点は山ほどあった。
イージーなミスも多かった。
ジェッツ以上に渋谷が雑だったことが勝てたことの最大の理由だったと思う。
その点についてはこの大会後に参戦するマカオでの大会、テリフィック以降で練られていくのだろう。
 
大会は決勝で宇都宮ブレックスがアルバルク東京に逆転勝ちして優勝した。
 
久々にジェッツの試合を観て、そして応援をした。
下に書いたように抱え込んでしまったものもありながら試合が始まると自然とコールに声が出たし、気持ちもギアが入った。
変わらず楽しめたし、今季もきっと楽しめると思う。
毎年作製している応援ボードもアイデアを詰めている。
新しくて最高のモノを造りたいので開幕に間に合わないかもしれないけど、きっと造る工程も楽しいと思う。
開幕も楽しみにしてる。
それは本心から思っている。
ただ、下に書くが今までの自分と同じではない。
その葛藤と戦うことにはなる。
  
ジェッツのチームに関してはあまり問題視していない。
ただし、Bリーグのバスケのトレンドに関しては不安は強く感じた。
理由は明確だ。W杯も見てしまったからだ。
さいたまで試合を見たアルゼンチン代表が準優勝したこともある。
が、世界の強豪に共通しているバスケのトレンドとBリーグのトレンドのズレは大きな不安に思える。
もちろん、日本のバスケ事情で簡単に動かしがたいモノがあるのは理解している。
だが、例えば3Pのトライ数もそうだが、打つまでの崩し方、テンポ、スピード、精度について、ここからだとはいえ、これでは..と思うことが気になって仕方なかった。
試合前のアップ時に3Pを打つ選手は大勢いるが、誰が一番スピーディに打っているかを気にしてしまうようになった。
W杯での完敗は日本国内において男子バスケットボールの評価と東京五輪への期待に冷や水を浴びせた。
アルバルク東京に所属し、日本代表としてW杯にも出場した馬場雄大はNBAチームからのオファーを受けて契約を締結させるためEARLY CUPを欠場した。
そして17日に会見が行われNBAマーベリックスとの契約交渉を詰めるため渡米することが表明された。
オファーを受ける活躍をしたということになるが、W杯で感じた危機感が彼を突き動かしたのは絶対にあると思う。
では国内はどうするんだ、我々はどう思ってるんだという方向が、時期的にまだW杯直後とはいえ、各チームからも、会場からも感じにくかったなとは思った。
 
そこまで考え込むことなのかという人もいるだろう。
今はそこまで必要ないという人も。
でも我々は、W杯でアカツキファイブを通して世界を見てしまったのだ。
世間も見てしまったのだ。
日本のバスケをそこで初めて見た人はBリーグを観たいと思うだろうか?
観てもらった時にBリーグのバスケはどう見えるだろうか?
そこを抜きにしてBリーグを見ることは私にはもう無理だ。
世界を見てしまったのだから。
 
ここに至るまではとにかく東京五輪に出ることさえ保証されていなかったのだから仕方ない。
だが今は違う。
他の競技は世界で多くの選手が結果を出している。
八村塁が出ているCMは毎日流れている。
もう以前とは状況が違う。
求められるものも違う。
Bリーグの本当の勝負はここからだと思う。
日本のバスケットボールは世界基準になっていかないといけない。
そこへの道に進んでいかないといけない。
今すぐ。
次に進まなきゃ。
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2019年9月 7日 (土)

アカツキファイブ、世界に挑んで跳ね返される。この屈辱を忘れずに先へ。

2019バスケットボールW杯・一次リーグ
第一戦 日本67-86トルコ
 
第二戦 日本76-89チェコ
 
第三戦 日本45-98米国
 
バスケットボール男子日本代表、アカツキファイブは中国・上海で開催のバスケットボールW杯に出場した。
アカツキファイブが入ったE組は世界ランク1位の米国、トルコ、チェコと一緒になった。
 
W杯予選では1次ラウンドで開幕4連敗の崖っぷちに立たされながらも八村塁の代表加入を契機に奇跡の反撃を披露した。
強豪(当時世界ランク9位)のオーストラリアを破り、崖っぷちの状況で予選最強の相手を破って勢いづいた。
そのまま連勝を重ね、見事に2次予選も突破してW杯出場を決め、そして来年開催される東京五輪の出場(開催国枠)も確保した。
そして、この大会までの間に八村塁がNBAのドラフトで指名を受けるという快挙を成し遂げた。
NBAグリズリーズでプレーもしている渡辺雄太、帰化選手のニック・ファジーカス。
そしてBリーグの強豪チームの中心選手である比江島、田中、馬場、篠山らを擁したアカツキファイブは日本バスケ史上最強とも云われた。
千葉ジェッツに所属する富樫勇樹が怪我で離脱したことは残念で、大きな損失ではあったが、カバーできる選手は揃っていた。
八村塁は大会直前まで多くのメディアに出演し、CMにも出演するなど時の人となった。
アカツキファイブに対する世間の期待は予想外に大きくなっていった。
直前のテストマッチは1勝2敗となったが、本大会での活躍は多くの日本の人に期待されていた。
 
そして迎えたW杯。
待っていた世界との差という現実は想像以上に厳しかった。
 
初戦のトルコ戦。
とにかく試合の立ち上がりが全てだった。
試合の入りにミスを連発し、そのスキに一気にトルコにリードを広げられてゲームプランが瓦解してしまった。
経験度も技術も高いチームに与えるアドバンテージとしては大き過ぎて、そこで早くも勝負はほぼついてしまった。
八村塁は徹底したマークに合い封じられた。
そしてディフェンス面ではアルゼンチン戦でも痛感させられた3Pシュートの正確さを第一に、レベルの違うオフェンスの前にいいようにやられた。
序盤からミスを連発してリズムに乗れず、1Qから大きなリードを奪われて、その後も終始トルコペースで試合は進み、完敗を喫した。
期待を集めた八村は前半は激しいマークでサイドに押し込まれるように自由を奪われ、シュートに行くと2人、時には3人で囲まれターンオーバーをさせられた。
トランジションを活かした走る展開には殆ど持って行けず、それも流れを持ってこれない理由になった。
アカツキファイブが悪かった以前にトルコがレベルが完璧に上だった。
トルコに易々とアカツキファイブのディフェンスの弱点(ファジーカスの機動性の低さ、篠山との高さのミスマッチ)をつかれた。
アカツキファイブも個のスキルは決して負けてはおらず、引き出し全開にして難しいショットを何度も決めたが、逆に言えばそれしかない状況に追い込まれていた。
それに難しいショットは毎回決まるわけではない。
その間もトルコは簡単に決め返してアカツキファイブを打ちのめした。
効率的にスコアを決め続け、プラン通りに勝ちに確実につなげていくトルコに対し、アカツキファイブはどうにか試合が崩壊しないようにすることまでしかできなかった。
待っていた現実は厳しかった。
 
続くチェコ戦。
中一日でできる限りの修正、対策をしてきた。それは試合を見て強く感じた。
アカツキファイブのポテンシャルだった。
そして、スターターに田中大貴、馬場雄大を起用。
サイズ面での不利も解消しようとしてきた。
1Qは互角の展開。
八村塁はトルコ戦前に発熱で練習を回避したという情報もあった。
だがこの日は完全に回復したようで、本来の力を発揮して真正面からもサイズのあるチェコにも対抗できていた。
そのうえで八村で決める事にこだわらず、八村からのパスで決めるパターンも披露してチェコと互角に渡り合った。
前半は一時リードを奪った時間もあった。
だが、この日のチェコも3Pショットの精度が高く、アカツキファイブに余裕を与えてくれない。
後半になるとチェコはディフェンス強度を上げて試合を自分たちペースに傾ける。
それでもアカツキファイブは果敢に戦い、対抗した。
対抗したが、対抗するので精一杯だった。
上回るには足りないものがあった。
 
開幕から2連敗で一次リーグ勝ち抜けはできなくなった。
突き付けられたのは世界との差だが、具体的にはディフェンスが問題で、悪く言えば世界ではザルだったということ。
高さの差は仕方ないにせよ、とにかく3Pを打たれ過ぎた。
打たれるスキがあり過ぎた。
世界のトップレベルではBリーグでは見られないテンポで3Pが普通に放たれている。
Bリーグでは打たれないスキが世界では十分なスキだった。
普段世界のテンポで試合をしていないことが突き付けられた。
つまりBリーグのバスケットボールと世界トップのバスケットボールでは大きな違いがあるということ。
今のBリーグのテンポでは遅いのだ。
これは重要で深刻な事実だ。
 
そしてこの大会で日本国内でもっとも注目を集めていた米国戦を迎えた。
 
今大会の米国代表はNBAでの主役クラスの選手が多数出場辞退した。
しかし、ドノバン・ミッチェル、ケンバ・ウオーカーらが出場。
他の選手たちもレベルの違う実力者揃いで、優勝候補筆頭だ。
正直勝ち目は薄いが、どこまでやれるのか?
自分たちとの違いは何なのか?
ただやられるだけで終わったらは何も得られない。
果敢に挑むしかない。
 
だが想像以上に厳しい現実がまっていた。
 
トルコ戦の時、トルコの強さを身も蓋もない強さだと思った。
だが、米国の強さはそんなトルコの数段上にあった。
試合開始1分でおそらく誰もが想像を超える事が起きると感じた。
勝てないまでも爪痕は残せるはずだと願っていた。 
それすら難しいかもと思わせるのに1分と掛からなかった。
 
マンツーマンディフェンスのプレッシャーは桁違いの圧だった。
パススピード、判断力、シュート精度、すべてが完璧に上だった。
オフェンスではパスがどこにも簡単に通せない。
ディフェンスではボールが選手間を動いていくのを目で追うのが精いっぱいで見失いかねないほどだった。
それでは相手に触れることすら難しい。自然と動きが止まる。
そこをいいように攻め込まれた。
八村塁にはボールが通らず、Bリーグでは決まる竹内やファジーカスのリング下でのショットが上から手で叩かれる。
ミスが誘発され開始から五分近く一点も取らせてもらえなかった。
日本がミスをするとか自滅とか全く関係ないレベルの力の差が厳然とあった。
45―98。
予想できたといえる人は大勢いただろうが、それが現実につきつけられるインパクトは強烈過ぎた。
ショット成功率、アシスト、リバウンドいづれも倍もしくはそれに近い差をつけられた。
 
史上最強と呼ばれた日本代表は米国の前では昔も今も同じでしかなかった。
 
相手が特別だったことは間違いない。
この大会に出られるまでの経緯も奇跡的なことだったのも5年ほど前を振り返れば間違いない。
でも頑張ったで済ませてはいけないと思うのだ。
私もこの試合が終わった直後はここからがスタートだと思った。
だが、しばらくしてそうじゃないだろと思い直した。
選手たちの試合中の悔しそうな表情を思い出した。
頑張ったよね、なんて本当に言われたいだろうか。
それに試合後の米国代表の選手たちのコメントを載せた記事を読んだ。
その記事がこれ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190906-00081752-theanswer-spo
最後まで戦ってた選手たちと会場のファン。
それが米国の選手たちに一番響いたのだ。
それだけを理由にしても、この試合を簡単に完結させてはいけないんじゃないかな。
絶対にこの悔しさを忘れずにいることが大事なんじゃない。
選手たちの中には二度と米国と戦う機会が巡ってこない人もいるだろう。
でも私たちファンは同じ立ち位置でこれからもいられる。
また自分の立場でリベンジできるはずなんだよ。
ならば、米国選手に響くくらい戦っていたファンが選手たちの今の悔しさの上に立ち上がってあげるべきなんじゃないかな。
ちょっと大げさで暑苦しいよね。
でもね、自分もフットサルのある大会で経験した悔しさ、10年以上経っても忘れられないんだよね。
忘れられるもんじゃないんだよね。
本当に選手たちもファンも頑張ったんだ。
ここまで来たことは凄いんだけど、ここまでのことで讃えたら、リスタート地点はそこより一段下になっちゃうんじゃないかな。
もったいない。
それにどんなことでも我々は今より先にしか歩きだせないんだよね。
今はここまでの通過点でしかない。
 
この屈辱は忘れない。
そしてリベンジできる可能性がある大会は一年後にやってくる。
だからなおさら今ここで、ここまで来たことを振り返っちゃもったいない。

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