2019年3月11日 (月)

強者になる過程で学ぶ。千葉ジェッツ、強さの極みへの道。

2018-2019Bリーグ 第26節
3月09日(土) 横浜国際プール 4,242人
横浜ビーコルセアーズ 83 - 110 千葉ジェッツ
  
3月10日(日) 横浜国際プール 4,702人
横浜ビーコルセアーズ 76 - 87 千葉ジェッツ
 
 
先週の記事で楽勝感に触れるとチームに緊張感が失われたようにプレーが緩むというようなこと書いた。
今節はそれが修正されるかが試される試合になる。
それは今節の相手とのここまでの今季対戦内容を考えて、一番相応しい相手ともいえるからだ。
 
横浜国際プールでの対戦は2年前に遡る。
ゲーム1に参戦したときは、試合終了間際に川村選手に決められて敗れた。
対戦的には借りは何倍にもして返しているが、やはりアウェイで、それもゲーム1でやり返さないと私の借りは返しきれない。
だから今回ゲーム1に参戦することにした。
このカードでは毎回互いのチアが参戦し合う交流もあって、今回もあるだろうと思ったが、発表を待たずにゲーム1に決めた。
 
ゲーム1の記事を中心に書こうと思う。
横浜国際プールは天井が高く開放感が高い。広くて、白色感が強いので明るくて居心地はいい。
明るさと広さという点は船橋アリーナとは大きく違うところだが、そこは素晴らしい。
フードはお弁当系が多いが、カレーや丼もの、焼きたてソーセージや肉の串ものもあった。
ハンター・コート選手推しの弁当を食べたけど、(横にレンジがあったんだけど)出来立て食べて見たかったなあ。
で、試合である。
横浜は試合の入りでリズムをつかみ損ねたと思う。
ターンオーバーを連発して、いきなりジェッツにトランジションさせて勢いをあたえた。
富樫勇樹は3Pを3/4決め、計13Ptsで試合の主役に躍り出た。
2Qはセカンドユニットが勢いを引き継ぎ、パス回しで横浜を翻弄する。
2Qのアシストだけで11(試合通算は31)だった。
39-63と今季過去対戦と同様に100点ゲームの様相になった。
この時点で最初に書いたような緊張感を欠く状況になるか、変われるかどうかを試される求めていた状況になった。
このあと、緊張感を欠いたのか、横浜が切り替えて勢いに乗ったのかは人それぞれの評価があるだろう。
横浜が猛追しようとする中で、マイケル・パーカーが無双の活躍をしてそれを断ち切った。
結果、110Ptsを上げてジェッツは勝利した。
それは現状の力関係、この試合の出来を考えれば妥当な結果ではあった。
チームがより強くなったかは、この試合では判断は難しい内容となったが、試合で一番大事な結果は手にできた。
 
ゲーム2。
この試合はジェッツがどうこうというより、横浜が彼らのファンに対して証明しなきゃいけないモノのための試合だった。
ビーコルにとって過去最多らしい観客に囲まれた中でビーコルは自分たちに求められているものを表現しようとしていた。ビーコルには背水に近いシチュエーションだった。
ジェッツはその試合の中で、彼らと彼らのファンのための脇役でしかなかった。
横浜は1Qで昨日と同じような展開にしてしまったが、そこから追い上げ続け、4Qには逆転までした。
結局はジェッツに再度逆転を許し、そこで横浜のスコアが止まったことで最終的には二桁点差でジェッツが勝った。
逆転されてからジェッツとビーコルに何があったのかは見ていても特定の難しい試合展開ではあった。
地力の差と言ってしまえばそれまでなのだが。
だけど、この試合でビーコルと彼らのファンが交わしていたものは今のジェッツでは体感できないものじゃないかな。ビーコルの選手たちの試合後の表情、特に外国人選手たちの表情は印象的だった。
 
ジェッツはまだ東地区首位を保っている。
しかし、2位ブレックスと1ゲーム差であることを気にしている人もいる。
ゆえにこの2試合は負けられないと。
それはそうなのだが、負けることを恐れていては強くはなれない。
最後はプレーオフで勝ち抜かないと本当の勝利はつかめないのだから、地区首位をこの時期に明け渡すことは恐怖でも何でもない。
水曜日にはアウェイでのアルバルク戦がある。
負ける可能性は十分にある。
だが、試合前から負けることに負けていては勝っても強くなれない。
勝っても延命しただけになるから。
だから負けることを恐れることなく、勝つことを目指すことが必要になる。
ジェッツはもっと強く、もっと高く、孤高の極みへ。
強者になればなるほど失われていくものもあるが、今のジェッツはそこを目指す使命しかない。
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2019年3月 5日 (火)

圧勝感が招く油断?千葉ジェッツ、連勝も緊張感がイマイチ!?

2018-2019Bリーグ 第25節
3月02日(土) 船橋アリーナ 5,285人
千葉ジェッツ 102 - 63 ライジングゼファー福岡
  
3月03日(日) 船橋アリーナ館 5,352人
千葉ジェッツ  87 - 64 ライジングゼファー福岡
 
 
リーグ戦も後半戦に入った。
プレーオフ、残留戦、昇格、優勝、それぞれのチームの目標に向かって負けられない3月と4月である。
千葉ジェッツふなばしもリーグ制覇は当然だが、プレーオフのクオーターファイナルまでをホームで開催するために地区一位でのフィニッシュも重要な目標である。
現在2位の栃木ブレックスとは1ゲーム差であり、直接対決が今月末にある。
そこを優位な立場で迎えることが直近の目標となっている。
 
今節の対戦相手は今季昇格組の西地区ライジングゼファー福岡だった。
今季の成績はなかなか望むようにはいっていないが、経験豊富な選手を多く擁していて、琉球ゴールデンキングスに勝利してもいる。
城宝選手などはbj時代に富山の選手として対戦し、痛い目に合わされたこともある。
そして元千葉ジェッツの加納誠也選手も在籍している。
古くからのジェッツファンほど興味深い対戦カードだった。
 
但し、今のジェッツは城宝選手がケチョンケチョンにしたジェッツからも、加納選手が在籍していたころのジェッツからも桁外れに強くなっている。
大方のファンは、これはいいことではないが、試合前から、かなりの確率でこうなると思った通りの結果になったと思う。
今節はゲーム2だけ観戦した。
ゲーム1のチケットは奥さんに渡して観てもらった。
パーカーも素晴らしかったが、何より石井講祐の活躍が素晴らしかった。
3Pが5/5、そしてスティールも3記録。
もっとも活躍したのはパーカーだったと思うが、印象面ではその上をいったと思う。
相手のディフェンススタイルについてのスカウティングも上手くハマったようで、狙い通りの勝利をしたのではないかと思う。
 
ゲーム2。
私にとって久しぶりの船橋アリーナであった。
昨日は奥さんの隣は空席が何席か続いたらしいが、この日は周囲は全部埋まっていた。
日曜日の方が観客が入りやすいのは知っているが、正直何が理由なのかはよくわからない。
だが、大勢の観客の前で試合ができるジェッツの選手たちは幸せな選手たちである。
福岡は新加入のマーカス・ブレイクリー選手を投入してきた。
千葉パイレーツに所属していたジェロニモ選手(古い!わからない人が多いと思う。)を彷彿させる髪型のSF/PFはアタッカーとしてチームに勢いを与えて欲しい狙いがあったように思う。
しかし、この日の前半はパーカーが素晴らしすぎる出来で試合の主役となったことで昨日以上に一方的になると思わせる展開になった。
前半だけでダブルダブルを達成したパーカーは特に2Qでディフェンスリバウンド5、ブロックショット2、10得点。
誰かのショットが外れてもオフェンスリバウンドに必ずといっていいくらい現れて決めていった。
加納誠也選手へのブロックショットは迫力満点だった。
偶然写真にも撮れたのだが、完全に加納選手の上から止めている。
2Qは20-4という驚異的なスコアになり、44-24で折り返した。
しかし、連日の圧勝劇の予感に、何か緩んだのかはわからないが、3Qのジェッツは今節ここまで発揮されていたハードでサボらないディフェンスが消えた。
対面で抜かれると、そこをフォローすべき選手が動かなくなった。
あっさりとディフェンスを破られ、ダンクを簡単に決められるようになった。
富樫とパーカーが頑張って一方的にならずに済んだが、ここ何試合かでは見かけなかった緩い状態が現れた。
ブレイクリー選手がファウル4になったことで、福岡は詰んだとは思うが、緩みから相手に勢いを与えたのはいただけない。
楽勝するだろうという空気が漂ったのは否定できない。
 
今のジェッツの実力がそういう強さまで来ている証拠でもあるし、それは喜ばしいことでもある。
しかし、楽勝に慣れてしまうと試合は試合としての緊張感を失うことが時々ある。
この日の試合では、それが3Qに出てしまったのかもしれない。
単純に相手の戦術変更に惑わされたのなら仕方ないが、この日の3Qの緩いディフェンスはそういうふうには見えなかった。
大野HCの激でどうにか持ち直し、ブレイクリー選手のファウルアウトで試合は決まったが、正直スッキリしない試合だった。
 
こういう緩みは選手たちが一番感じるべきことだ。
強い相手との競った試合では出ないかもしれないが、こういう試合で一気に追いつかれたら立て直せずに終わることもある。
それは本当の強さを身に付けたとは言えない。
気を引き締めて残りの試合は立て直す強さも磨いて欲しい。
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2019年2月25日 (月)

男子バスケットボール日本代表、W杯出場獲得。世界へ飛び出そう。

昨日、カタールにおいて男子バスケットボール日本代表”アカツキファイブ”はカタール代表に96-48で勝利しました。
これでアジア2次予選2位となり、今夏に中国で開催されるバスケットボールワールドカップへの出場権を獲得しました。
一時予選で開幕から4連敗を喫しながら、崖っぷちのオーストラリア戦で勝利をしてから8連勝を続け3大会ぶりの出場をもぎ取りました。
 
カタール戦のアカツキファイブは開幕戦でフォリピンに敗れたときのアカツキファイブとは全く別のチームでした。
一番違っているのは選手たちみんなが言っているように”自信”だったのだと思います。
オーストラリア戦はニック・ファジーカスと八村塁が加わったことが大きかったですが、その試合に勝ったことで他の選手たちを目覚めさせたのだと思います。
以降の試合ではBリーグで披露している実力を表現できるようになって、主導権を握りながら勝ち進めたと思います。
これはBリーグで戦い続けて積み重ねたことが間違いではなかったことの証明とも言えます。
昨日のカタールなどはBリーグで選手たちがよく見せるペネトレイトやキックアウトなど、動くバスケに全く対応できていませんでした。
決して八村選手や渡辺選手がいたからこそではないと思います。
もちろん、彼らの存在が他の選手たちを刺激して変えたのは間違いありません。
 
予選最後の2連戦では競技を越えてアカツキファイブのW杯出場権獲得を後押ししてくれる他の競技の選手たちもたくさんいました。
男子バスケとして一丸になれたこともとても大きなことだと思います。
東京五輪に向けても大きな意味のあるアカツキファイブの成果だと思います。
 
それでも、まだ何も成し遂げてもいません。
予選突破はあくまでスタート地点です。
東京五輪出場権もまだ確保していないのですから。
できれば開催国出場枠が確保できたとしても、この夏のW杯で開催国枠など関係ないくらいの成果をあげて欲しいです。
もちろん、ここから先は簡単ではありません。
イランよりも強いチームばかり。全ての敵がオーストラリア級かそれ以上です。
決して喜んでいられる状況ではありません。
アメリカと戦えるかもとかに喜ぶのではなく、勝ち進んでアメリカに勝つこと、負けたら泣いて本気で悔しがるくらいでないと、予選突破で感動するレベルで成長が止まると思います。
サッカーがW杯に初めて出場したときのことを私はよく覚えています。
ここから先は本当に大変です。
今、日本バスケの前に世界の扉が開きました。
でも、この機会を活かせなければ扉はまた閉じてしまいます。
開けたままを保つためにももっと強くならないと。
選手たちは引き締まった顔で帰国し会見に挑んでいました。
彼らと共に世界に飛び出しましょう。
そしてもっと強くなりましょう。
写真は予選初戦(フィリピン戦)より。
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2019年2月11日 (月)

ジェッツ、王座に就くためにさらなるレベルへ。

2018-2019Bリーグ 第24節
2月09日(土) 沖縄市体育館 3,432人
琉球ゴールデンキングス 62 - 76 千葉ジェッツ
  
2月10日(日) 沖縄市体育館 4,455人
琉球ゴールデンキングス 79 - 67 千葉ジェッツ
 
 
W杯予選という日本のバスケットボールの未来が懸かった大一番を前にした最後の節。
ハードスケジュールが続いた1月から2月がようやく一息つく。
ハードなスケジュール、ハードな対戦カードの中で千葉ジェッツは十分な結果を出してきた。
大きな怪我人もなく乗り切れたことも本当に大きい。
最後のこの2試合を終ればブレイクに入れるので、大野HCも言っていたが身体的にもメンタル的にもリフレッシュさせてあげられるのはファンとして嬉しい。
 
ブレイク前最後の相手、琉球ゴールデンキングスは西地区の首位を走っている。
勢力図的にもそれは毎年の当たり前のようになりつつあるが、bjリーグに君臨してきたキングスとしてはBリーグ移行後の成績には満足できていないはずだ。
それこそ、bjリーグからNBLに移籍し、Bリーグで再会したジェッツがかつてのジェッツではなくなっていることもプライドを刺激しているはずだ。
そしてこの節以前までジョシュ・スコット選手離脱も理由にあるだろうが4連敗を喫しているキングスは追い詰められてもいたと思う。
 
ゲーム1。
現状のジェッツとキングスを象徴的に表した試合だったと思う。
キングスはパワーを掛けて試合に入ってきていたと思うが、チームとしての集中力に余裕がなくて特に守備面でズレが目立った。
ジェッツは流れが落ち着くと楽にスキを見つけては楽に点を取り続けていた。
キングスはパワーと瞬発力を発揮してジェッツに完全には流れを渡さなかったと思うが、それでも点を取るまでにパワーを使いすぎて余力が先に失われたように思う。
ジェッツは最後まで要所で決めていた。効率的だった。
そうさせながら追いかける展開ではキングスに限らず今のジェッツ相手には厳しい。
いつも通りのジェッツの勝ちパターン(それがジェッツが望んでいる勝ち方では必ずしもないと思うが)だった。
逆に言うと、ジェッツはそう思ってはいなかっただろうが、”勝つだろうパターン”に乗っかって勝ったことで穴に嵌った。
 
ゲーム2。
5連敗となったキングスにとっては追い詰められた状況だっただろう。
それこそ、ここでも負けたらキングスはプライドがズタズタだっただろう。
「自信を失いかけていた」と語った選手もいた。
この試合で殻を破れなければ、こう言っちゃなんだがキングスはダメになるかもしれないと感じていた。
だからこの試合でキングスが勝つのは当然だろうと思っていたのでジェッツの敗戦には特に悔しさは感じていない。
 
キングスがもっと頑張らないと日本のバスケットボールも危機だ。
それこそ、旧bj勢で一番王座に近いのはキングスであると思うし、キングスが優勝するときが日本のバスケットボールの新時代になる日だと思っている。
正直、今ジェッツが王座に就くことは変革を呼ぶだろうが新時代はこないだろうとジェッツファンとしても思っている。
成し遂げたものが多過ぎるからだ。
ジェッツは満足してはいないだろうが、自分たちの周囲が王座についてももう当たり前だろうと思っている。
もちろん、ジェッツファンとして王座は就くべきものである。
キングスより先でないといけないだろうと思う。
それでも真に変革が起きる変動は今のジェッツではなく、今はキングスだろう。
しかし時間が掛かればその役目はキングスからも逃げていくと思う。時間はない。
そんな中、今のキングスは王座への渇望感とは裏腹の現状上手く回転できていないに苦しんでいる。
スコット選手の離脱という不運もあってさらに回転できていない状況。連敗。
それがようやくこの試合で回転するキッカケを手にした。
だからこの試合は勝った。でもこの試合はね。これで次のレベルにいけるかはキングス次第。
 
ジェッツは土曜と変わらなかった。もっと言えば先週と。悪い意味で。
状況的には前節ブレックスとの2試合と同じ状況でゲーム1を取ったことでどこかに安心感があった。
それもブレックス戦と同じだったと思う。
逆に言えばそこがジェッツに今一番ダメなところである。
2節連続で対戦相手的にはオーライな結果に結果としては思えるが、負け方としては大きな課題ある負け方である。
そこが浮き出たのだから負けるのは当たり前である。
ゲーム2でこそ”ギアX”に上げなきゃ。
そこが今の課題だね。
それがないと王座に就けず、王座についてもジェッツそしてジェッツファン以外は驚きを感じないだろう。
それでは意味がない。
今こそ王座に就くためにさらなるレベルにいかなきゃ。
挑戦者の気持ちでいることは構わないが、挑戦する相手はもっと上のもっと難しい相手、それが目に見える相手ではないとしても、にしなきゃね。
もう安易な挑戦者ではいられないよ。
それは嫌味な謙遜でしかない。
もう他とは違うものを相手にしないと。
それこそそういう意味で嫌味な存在にならないと。
そういう次のレベルにね。

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2019年2月 4日 (月)

ジェッツ、連勝は止まるも貴重な体感。”ギアX”のステージ。

2018-2019Bリーグ 第23節
2月02日(土) ブレックスアリーナ 4,435人
栃木ブレックス 65 - 68 千葉ジェッツ
  
2月03日(日) ブレックスアリーナ 4,455人
栃木ブレックス 82 - 64 千葉ジェッツ
 
 
どのチームにとってもホームゲームというのはアドバンテージがあるものだ。
あるものだと信じていながら、殆ど効果を得られていないチームもいるのだが、それこそマジックが起きる会場もある。
ブレックスアリーナはそういうところだ。
ゴールの背後の電光板がFTのときも光っているのは今回初めて知ったけどね。
ジェッツは今節ブレックスアリーナに乗り込んだ。
地区首位決戦である。
そして千葉ジェッツはチームのリーグ戦連勝記録更新が掛かっている。
その記録更新のために乗り越えるカードが今一番困難なアウェイとなった。
 
ゲーム1。
序盤からジェッツが試合をリードしていく展開となった。
ジェッツを引っ張ったのは富樫勇樹である。
1Qだけで10Ptsを上げる活躍でブレックスを焦らせた。
2Qはセカンドユニットがブレックスを一桁に抑えてリードをさらに広げる。
ブレックスは油断はしていなかったと思うが、自分たちの望んだ展開にならならなかった。
ブレックスアリーナの魔女はきまぐれで魔法を使ってくれなかったのかもしれない。
そのため、ハーフタイムを挟んで後半からフィジカル的にもメンタル的にもなりふりかまわずギアをあげるしかなくなったのだと思う。
それがハマって猛反撃を開始するブレックス。
3Q終了時には1点差にまで追い詰めた。
実況の解説者はいつの時間帯で逆転するかが大事といっていたが、一度ギアもアクセルもいっぱいに入れてしまったブレックスは止まれない。
4Q始まってすぐに逆転し、そのまま6点差まで広げた。
たまらずタイムアウトを取ったジェッツの大野HC。
その後どうなったのかは正直大野さんの策がハマったというより違う要素が働いたように思う。
ブレックスは竹内選手がテクニカルファウルの判定を受けた。
竹内選手はとても興奮していた。
逆転したばかりで流れはブレックスにあったのに、ファウル判定一つで流れは変わってしまった。
そこから追い上げてくるジェッツ。
ブレックスは3Qからかなりハイな状態で猛然と追い上げていたが、流れが変わったときに前のめりにメンタルを切り替えられなかったのかもしれない。
もう少し平常心を保てたならば展開はそのままブレックスだったかもしれない。
自分たちが追い上げられる立場になった時に状況に上手くマッチさせられなかったように見えた。
勝たなければとホームに対する使命感も逆にこの場面で逆に働いたのかもしれない。
最大点差7点に広がった2分過ぎから5Ptsしか得られなかった。
ジェッツはその間もかなり平常心を保てていたように見えたし、自分たちに回ってきた流れに冷静だった。
 
これでリーグ戦14連勝となりチーム連勝記録を更新した。
2位ブレックスとの差も3ゲームに広がった。
対ブレックス戦も3連勝となった。
これはジェッツが一つ上に進んだ証明であり、ブレックスアリーナで初戦を取ったのは普通の勝利以上に大きな意味があった。
だが、これで追い詰められたブレックスは翌日にケモノと化す。
だが、ジェッツにとって翌日の試合は初戦以上に意味のある試合になったと思う。
 
ゲーム2。
これ以上連敗という屈辱を受けるわけには、それもホームでというブレックスは本気になった。
安齋HCは誰よりも危機感を感じていたのだろう。それこそ冷静さも欠くほどに。
序盤からジェッツを圧倒すると、2桁のリードを広げたにもかかわらず、ロシター選手のミスに激高。
タイムアウトを取って、コーチングボードを床に叩きつけて円陣を出ていくという興奮ぶり。
3連敗していることの危機感をこれ以上ないくらい感情をむき出しにして選手に植え付けた。
かなりグチャグチャな光景だったが、ブレックスだからこそこれが集中力に転化できたと思う。
田臥選手を始め、この場面で集中し直せたことはさすがブレックスだった。
このあと3Qでジェッツも追い上げたが最後まで危機感で自分たちにムチを打っていたブレックスはこれまで以上のブレックスとなっていた。
 
これでジェッツの連勝は止まった。
だが、ジェッツにとっては意味の大きい敗戦だった。
あの試合のブレックスは”ギアX”にあがっていた。
ワンピースのルフィみたいな。
その”ギアX”のステージを体感できたことは大きい。とても貴重な体感の機会だった。
ジェッツにもまだ上げられるギアのポテンシャルはあるよ。
ギアをあげたジェッツとブレックスがぶつかり合ったら、どんな試合になるだろう。
ワクワクするよね。
ただ”ギアX”は諸刃の剣だ。ゲーム1もギアを上げたが最後まで持たなかった。
ルフィもギア4は長時間使えないもんね。
そしてコントロールも大変。
安齋さんはコントロールができなくてボードを叩きつけちゃったのかもね。
長時間安定して使うためにももっと成長が必要。
ジェッツも同じ。ギアを上げるための成長を目指す。
まだリーグ戦もあるし、ファイナルにも出て、そこでギアをあげた同士で決着をつけよう。
”ギアX”のジェッツとブレックスで。

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2019年1月31日 (木)

残酷なまでの強さ。千葉ジェッツ、連勝続くが...。

2018-2019Bリーグ 第22節
1月30日(水) 船橋アリーナ 4,561人
千葉ジェッツ 106 - 71 サンロッカーズ渋谷
 
ハードスケジュールが続く中、千葉ジェッツは連勝を続けている。
リーグ戦の連勝は先週末のアウェイ富山での連勝で12に伸びた。
天皇杯も加えれば公式戦15連勝中である。
これは凄いことだ。
しかし、連勝を続けることがゴールではない。
連勝により地区首位を維持してもプレーオフで負けたら何にもならない。
まだ成し遂げてもいない。
  
現時点で今のジェッツ相手には1Qで試合の入りをしくじるとそこで試合は決まりかねない。
2桁以上のリードが付くとほぼ負けはなくなる。
これが現実だ。
もちろん油断は禁物だが、プレーする選手、指揮を執るコーチ陣にはそんなものはないようだ。
だから、上に書いた通りになる。
見ている側は見ているしかできないから、こういうことが続いているとどうしても勝つことに慣れてくる。
当たり前のように勝つことを信じてしまう。
そうなると応援という行為に気持ちは籠らなくなる。
それは試合ではなくパーティとなり、応援はガヤでしかなくなる。
勝利は麻薬である。
勝つから楽しいということに酔いつぶれるとその瞬間からジェッツは勝者ではなくなる。
目指して掴むから勝利に意味がある。
連勝に意味を持たせるのは結果ではなく、自分たちであることを忘れてはいけない。
 
久しぶりにジェッツはホーム船橋アリーナに戻ってきた。
サンロッカーズ渋谷を迎え撃ち、リーグ戦13連勝を目指した。
この試合を終えると3月までホームゲームがない。
だからこの試合は勝ってきれいに〆たいところだった。
試合は上記のような勝ちパターンの典型とまたもなった。
試合開始すぐに3Pを決めると、一気に突き放していった。
サンロッカーズ渋谷はサクレ選手、ベンドラメ選手が奮闘するもジェッツは倍返しするかのように決めていく。
ベンドラメ選手は序盤からトップギアに入れたかのように速いドリブルでインサイドに切り込んで決めていった。
だが、それを見て私はさらに勝利が濃くなったと感じた。
周りを使わずに自分でどうにかしようという気持ちが剥き出しになっていて、これでは後半持たないだろうと思わせた。
そして渋谷がチームで対抗しようという意志を薄めた。
ジェッツはチームで発揮する破壊力が抜群だった。
ただ単にスコアを重ねるだけでなく、相手のメンタルを砕くようなオフェンスを次々繰り出した。
エドワーズ、ダンカン、パーカーと決定力もパワーもある選手たちがパワーを活かした形だけでなく、ディフェンスの裏をついてクレバーに決めていくかたちも表現する。
富樫、西村がコントロールし、石井、原、アキ、田口とどこからでも多彩に決めていく。
それは残酷なまでに圧倒的だった。
正直、試合は全くスリリングではなくなったが、ショーとしては最高に近かった。
 
連勝は伸びた。
今は楽しくてしょうがない人が多いと思う。
本当に今のジェッツは強い。
だが、勝つことが当たり前になることに慣れてしまわないこと。
観客動員や売り上げなどがどこよりも成功していることに慢心しないように。
常に上目指すことに飢えること。謙虚であることは忘れないようにしないといけない。
これは観る側、ファンの方がより肝に銘じないと。
強さはただ単に強いだけで価値が生まれるわけじゃない。
強さには格が必要だ。
上手くいきすぎてまるで試合はお祭りのようだった。
その中で大事な何かがおざなりにならないように。
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2019年1月27日 (日)

千葉ジェッツ、元ジェッツ選手たちとの対戦に勝利。そしてマナー問題について

2018-2019Bリーグ 第21節
1月26日(土) 富山市総合体育館 3,705人
富山グラウジーズ 82 - 89 千葉ジェッツ
1月27日(日) 富山市総合体育館 4,024人
富山グラウジーズ 68 - 86 千葉ジェッツ
 
デーゲームでアルバルクとの接戦を制してから3日後には富山へ移動しての2連戦。
日本海側は大雪で天候が荒れている地域もある。
現地の天候は酷くはないようだが、気温はこちらとは比較にならないくらい寒いはずだ。
インフルエンザが全国で流行している中、選手、スタッフもそうだが遠征組のファンの方たちも体調に気を付けて帰ってきていただきたい。
 
対戦相手の富山グラウジーズには昨季千葉ジェッツに所属し、チームに大きく貢献してくれていた選手が2人在籍している。
阿部友和選手とレオ・ライオンズ選手だ。
昨季の成果は彼ら2人がいなかったら成しえなかったことで本当に感謝している。
移籍したことは様々な事情もあることで致し方ないことだ。
今のチームで素晴らしい活躍をして、今のチームのファンのために頑張ってほしい。
対戦したときの勝負は別だが、ジェッツには勝たないでくれと言うようなつもりはない。
 
ゲーム1。
1Qから原修太が活躍してくれて、3Pを3本決めて試合をジェッツペースにしっかり乗せてくれた。
1Qでしっかりリードを作れると今の千葉ジェッツは対戦相手にはとてもやっかいだ。
2Qに予定上のパワーを掛けなくてはならなくなり、結果として点差は詰まるか、逆転までいけるときもあるが、後半にツケがくる。
そもそも走るパワーとスピードが地盤のジェッツ相手は追い上げられてもギアが上げられるので、相手はそれにも付いていかないといけなくなる。
それができないとジェッツが勝つ。
ジェッツはこの1月の戦いはおおよそその流れで毎試合勝ち続けている。
それに慣れて過信するのが一番よくないのだが、毎試合最後の〆方に課題が出たりするので緊張感が保たれてもいる。
ファンが見てもわかるようなレベルの不安を感じる課題がまだある時点でまだ強くなれるという証拠でもあり、過信はいつでも背後にいながらもそれに刺されずにいる。
逆に対戦相手の表情が今までのジェッツとの試合とは違ってきているように見えて、逆に相手が自分たちを緊張させてしまっているようにも見える。
先日のアルバルクやブレックスの試合でも対戦相手の選手たちの特に終盤のタイムアウト時の表情は以前のジェッツ戦時と違うように見える。
一つジェッツが負けるとまた状況は変わるだろうが、今はジェッツのゾーンというものに対戦相手もジェッツも嵌っている。
それが前回記事でも書いたジェッツと対戦相手と、もう一つあると書いた”試合”という魔物とつながる。
宇都選手の退場も状況的にはその”試合”に刺されたともいえる。ちょっと不運だったかも。
実際は宇都選手自身の責任もあるわけだが、全部が全部宇都選手に責任でもないと私は思う。
但し、宇都選手は日本代表でもあり、この先、日の丸を背負う主力になってもらわないといけない選手でもある。
あのような試合を壊すような状況にチームを陥らせることは気を付けて欲しい。
腹を立ててドアに感情をぶつけたりしていたのがTVにも映っていたがあれもやめてほしい。
 
ゲーム2。
前日の試合で富山の宇都選手が退場になったため、この日の富山は阿部友和選手を司令塔にしてきた。
レオ・ライオンズ選手と加え、ジェッツ対決の色合いはMAXになった。
富山はジェッツのトランジションバスケ対策を阿部選手に託し、ジェッツを勢いに乗せない対策をしっかり施しにきた。
但し、そのことでスコアをライオンズ選手とスミス選手に依存せざるを得なくなった。
そうするしかジェッツに勝つプランがなかったのは逆にジェッツの凄さを感じさせる。
だが、ジェッツはスミス選手やライオンズ選手が下がった時間帯にリードを広げに掛る。
2Qは富山のターンオーバーが増えたことで富山のプランが傾いた。
スミス選手に対しダブルチームで対応したことも効いた。
後半、ジェッツにもトラブルが起きる。
エドワーズとダンカンがファウルトラブルになった。
するとライオンズ選手とスミス選手で猛烈に追い上げてきた。
2回10点差まで拡げながらもそこから追い上げてきた。
それに立ちふさがったのは富樫勇樹である。
富山が追い上げてくると3Pを難なく決めて富山に”やれんのか?”と挑発(そんなことはしていないが)しているように突き放す。
一時2点差まで追い上げられるがそこでも3Pを決めてくる。
3Q残り3分からは富山の3Qの奮闘を無に帰すように詰められた点差を富樫、田口が決めて元へ戻していった。
頑張っていた富山だが、4Qはよりギアを上げにいった弊害なのかターンオーバーが増えて逆に自分たちを苦しめることに。
残り4分で大塚選手の3Pの直後に西村文男がすぐさま3Pを決めたところで富山は止まった。
FTが決まらず、小野龍猛も不調でチームの勢いに影響したが、終わってみればジェッツと富山の差は大きかった。
次は水曜日にサンロッカーズ戦がある。
タイトなスケジュールが続くが頑張って乗り切って欲しい。
来週末はブレックス戦のアウェイである。
そこまでは気を抜けない。
 
さて、ここ最近ジェッツファンの試合開場でのマナーがより強くクローズアップされている。
先日のアルバルク戦でも2階席に放り込まれたグッズに人が押し寄せ、それが階段でもあったことで転倒した人がいた。
私も逆側で観ていたが誰かが転倒してちょっと騒然としていたのは気付いた。
ポートアリーナは2階席の傾斜は高いのであのような状況では転倒しやすい。
いままでの2階席にグッズを放るサービスは何年もやってきている。
最近になって急激に危険性が増しているわけではないと思うが、検証と対策はしっかり、それも情報をできる限り集めてフロントに対応をお願いしたい。
 
先日も船橋アリーナで同じサービスで他の人が取り損ねたグッズがたまたま座っていた私のところに落ちてきた。
すると前の席の人が振り向いて手を伸ばし、強引にグッズを私の手から取ろうとした。
1分くらい取り合っただろうか?結果として相手が諦めたが、手が痛い思いをした。
何か嫌気がさしたので、その後結局相手に上げてしまった。
帰り際に「ありがとうございました。」と言われちょっと救われたが、立って押し寄せなくてもトラブルはそこそこ起きるのだ。
 
今のジェッツには他のチームよりダントツに大勢の人が見に来ている。
それこそ、初めての人も、ジェッツが好きなわけじゃないけど話題だから観に来た人も毎回大勢いるはずだ。
それを一括りでジェッツファンとは言えないし、ゆえにマナー問題も土台が複雑だ。
私はいつも同じ席で観ているが、周りはいつも違う人だ。
それでもトラブルは毎回のようにどこかで起きる。
毎回同じ人が何か起こしているわけではなく、誰か特別にマナーを守る意思がない人がいるわけでもないと思う。
そして誰かにマナー違反に見えても、それがどこまで悪質だったのか?も実態は事象はあっても程度がはっきりしない。
そこは冷静に考えないといけない。
そのときだけ起きている現象はどこまでなのか?常態化していることはどこまでなのか?それをしっかり見極めないといけない。
それこそ拙速に規制、廃止することにまっしぐらになりかねない。
「こういう人はジェッツファンとして失格」という誰か特定もできてない中でSNS上で発信しても真実でないことにも引き摺られるだけだ。
SNSでは告発側からの発信が殆どでマナーが悪いと指摘された人が顔が映っていないけど勝手に写真をアップされたりもしている。
それじゃ指摘された側はどうも言えない。指摘されたと感じることもできなかったりするだろう。
発信に引き摺られて第三者が誰かわからない人を「ジェッツファン失格」と言うのもちょっと拙速だ。
それでは問題は解決しない。
まずは現場でしっかり確認して、フロントと共に現場で一つ一つ変えていくしかない。
上記にようにあれだけ大勢の人がいる。
ジェッツに関わる人がみんな幸せになるのは簡単じゃない。
小さな幸せじゃないことは毎回起きるし、全部違う。
名物ブースターさんを問題がなくても生理的に嫌いということで幸せじゃないことにあげる人もいる。
これはジェッツのフロントとジェッツが本当に好きなファンの問題なので、この中でしっかり現場で見て、現場で一つ一つ解決していくことを第一にすべきだ。
現場で問題が解決されるのを現場にいる人が自信を持って感じられていればSNSでどうあろうと動揺しないで済む。
ジェッツはSNSを上手く使っているが、逆に流されてもいる時もある。
島田さんの発信にも時々それを感じる。
SNSは世界を変えているが、それでも我々が生きているのはSNSの中ではない。現場である。
そして生きていけるのも自分から見える世界からは小さな現場というフィールドの中でしかない。
人が本当に責任が負えるのはそこだけだ。
当然のことだが、それを忘れないようにして冷静にどこで何をするかを考え、問題をみんなで一緒に解決して行けたらと思う。

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2019年1月24日 (木)

試合という魔物がくれた勝利。千葉ジェッツ、グダグダながらアルバルクに勝利。

2018-2019Bリーグ 第20節
1月23日(水) 千葉ポートアリーナ 5,289人
千葉ジェッツ 81 - 79 アルバルク東京
 
強敵との連戦をつづけた1月が過ぎていく。
全て勝つことを目指しながらも、それが達成されるとさすがに驚きを禁じ得ない。
これまでのような勢いではなく、忍耐力と不屈の精神力に近いパワーで天皇杯も三連覇し、そして再開したリーグ戦でも連勝を達成している。
今のジェッツは本当に強い。
ここ1週間でのブレックス、アルバルクとの連戦は否応でも天皇杯制覇はホンモノなのかを問われる2試合だった。
そして結果として乗り切った。
ジェッツの実力を証明したといっていい。
ただ、単にジェッツが強いから勝つんだというには、それ以上の何かがあるとどうしても勘ぐってしまうほど強い。
 
このアルバルクとの試合は3Q以外は全てリードされて終っている。
試合開始からアルバルクペースで試合が進み、ジェッツはショットが決まらず、オフェンスがスローペースが続いた。
それでもこれ以上離されると...となると詰めてくるジェッツ。
詰めても抜くまでいかないとまたアルバルクが突き放す。
でもまた詰めてくるジェッツ。
これは天皇杯からずっと続いている現象である。
毎試合デジャブのような感覚を味わっている。
さすがに3~4試合続くと、こんな前半でも後半逆転するだろうと感じ、どんなにグダグダでも平気に思えてくる。
それではいけないと思いつつ、その通りになる。
大野HCはそういうところも含めて試合後のインタビューで”過信”という言葉と使って釘を刺したように思う。
そしてそれは選手だけでなく、自分に対しても言っているのかもしれない。
きっとそうだ。
 
私はサッカーの試合を観てきて意識してきた感覚がある。
時間が過ぎる速さの感覚、実際に過ぎている時間ではなく感覚で試合を感じるようにしている。
ちょっと風変わりな感じ方だが、これを感じられると試合の流れが見えてきて興味が増すのだ。
そういうところから試合とは生き物であると思っているところもある。
だから、この試合も生き物だったとして見ると、この試合の勝敗もちょっと面白く見えてくる。
アルバルクは自分たち主導だと1Qは感じていたはずだ。
それでも天皇杯のときと同じように追い詰めてくるジェッツ。
それがジワジワとアルバルクを絞めていったように思う。
リードしているという感覚が本当にアルバルクにあったのか?
後半逆転されたとき、アルバルクに単に逆転された以上の圧が掛ったのではないか。
「またかよ!?」と思ったことはなかったか?
ジェッツは思ったようなゲーム運びができておらず、3Qだけで勝利を招きこんた。
極めて重要な試合終盤でミスも冒し、大野HCが指示したことと違うプレーまでしたのに。
どちらも望んでいる形で試合をできていなかった。
では勝利を左右したのは誰?
それを私は個人的な感覚で”試合”が動かしたんじゃないかと思うのです。
試合という”魔物”がアルバルク主導に見せていながら、少ない要所を抑えたジェッツに勝利を渡したと。
そんなことを感じる試合でした。
 
もちろん、本当の勝因敗因はあるのだと思います。
まさか選手やHCがこんな理由を考えるとは思えません。
それこそ、これをジェッツが神がかっていると思うと当然過信を招くでしょう。
そういう意味でも大野HCの言っていること、そういう試合をして勝ったことを重要な経験として今後に活かす必要があります。
学ぶことは多い試合だったと思います。

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2019年1月17日 (木)

千葉ジェッツ、リーグ再開、初戦の地区首位戦を横綱勝ち。

2018-2019Bリーグ 第19節
1月16日(水) 千葉ポートアリーナ 5,925人
千葉ジェッツ 80 - 71 栃木ブレックス
 
天皇杯三連覇を達成してすぐにリーグ戦再開である。
もう少し余韻に浸っていたい人もいるだろうが、そうも言ってられない。
それこそ選手たちこそ休みたいだろう。
そして再開初戦が決勝と同一というのも偶然とはいえ怖い。
 
一昨年だったか、天皇杯制覇後の初戦もブレックス戦だった。
但し、アウェイだが。
ボコボコにされて冷や水を掛けられたことが思い出される。
二の舞は成長を否定しかねない。
実はこの試合は思っている以上に大事なのだ。
それは栃木ブレックスにとってもそうだろう。
 
栃木ブレックスには比江島慎選手が加入しての初戦である。
得点源として期待される以上に怪我人の多い栃木にはコンディションのよい選手だけでもありがたいはずだ。
日本中のバスケファンからも比江島選手の国内帰還は注目度が高かった。
BS-1で生放送されたので視聴率はよかったのではないか。
 
試合は決勝をもう一度見ているようだった。
但し、それだとジェッツの勝ちゲームで、実際その通りになった。
栃木は決勝から短期間すぎて修正させる時間もなかっただろう。
逆にジェッツはいい雰囲気を持続しているし、何より富樫勇樹も上記の一昨年の天皇杯後の再開初戦のことを覚えている。
この試合に油断はなかった。
その通りにブレックスが先行しても、その都度打ち返して栃木に余裕を与えなかった。
3日前と全く同じような展開。
3Qでイーブンになって4Q勝負へ。
ジェッツには余裕があった。
気持ち的にもそして体力的にも。
ジェッツの選手も疲れていただろうが、3日前とデジャブな感覚は気持ちを余裕を与え、それが身体を動かしたと思う。
逆に栃木はそれで身体が動かなくなったように見えた。
 
栃木ブレックスの選手たちは思っている以上に疲れていて身体が重かった。
序盤リードを広げてもあと一歩が出なかった。
ギアを上げてリードを奪っても、スタミナが続かずギアを落とした直後にジェッツが決めてくる展開が繰り返される。
もう少しスタミナを回復させたいにもかかわらず、予想以上に速く差が詰まるのでまたギアをあげにいく。
相手のペースでギアを上げざるを得なくて、それが終盤どっと疲れになってでたように見えた。
パスや判断、ムービングが連動していなかった。
ボールを持っていない選手が動きが重い感じだった。
だから一気に攻勢を掛けられなくて点差が広がらず、離しても離しても何度も背後に迫られる展開に疲れを貯めていった。
最後は、終盤追う展開にされたときに抜く力が残っていなかった。
そんな感じだった。
 
ジェッツは三連覇したこと、全て接戦を制して優勝したこと。
そのおかげでちょっとやそっと劣勢でも慌てることなく、相手の嫌な時間にひっくり返す術を身に付けたようだ。
それがジェッツを精神的にも成長させていて、怖い再開初戦、それもブレックス戦を横綱相撲的な勝利で飾った。
序盤の入り方とか、FTとか課題もいろいろあるんだけど、成長したところがそれを見事に塗りつぶした試合だった。
 
オールスターを挟んで来週もアルバルク戦である。
ここに勝てばかなりリーグ戦は優位に立てる。
いい準備をしてもっと横綱的な勝利を見せて欲しい。20190116_191137_2 20190116_191154_2
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2019年1月15日 (火)

天皇杯三連覇!!!千葉ジェッツ、成長した強さを示し真の王者へ。

第94回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会
さいたまスーパーアリーナ
準々決勝 1月10日(木)
千葉ジェッツ 66 - 63 川崎ブレイブサンダース
 
準決勝 1月12日(土)
千葉ジェッツ 80 - 79 アルバルク東京
 
決勝 1月13日(日)
千葉ジェッツ 71 - 69 栃木ブレックス
千葉ジェッツふなばしは三連覇を達成。
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今年も天皇杯のファイナルラウンドがやってきた。
二連覇して迎える今大会はジェッツの選手やファンには三連覇を目指す大会である。
2017年の一回目は何か特別な勢いというかスイッチが入って押し切ったような優勝だった。
翌年2018年の二回目は富樫勇樹を怪我で欠いた中、西村文男を司令塔にしたチームが自分たちが開いていない力を開放して掴んだ優勝だった。
三回目。
どういう強さを示して優勝を目指すのかは私にとって最も重要視していた部分で、昨年までのままでは優勝はできないだろうと思っていた。
何故なら、準々決勝から決勝までの相手はこれまでで最も厳しいカードになる可能性が高かったからだ。
川崎ブレイブサンダース→アルバルク東京→栃木ブレックス。そして実際その通りになった。
今、もっとも相性の悪いチーム三連戦だ。
試される大会になった。
他のチームにとっても特別なプライドを賭けたラウンドになっていたはずだ。
これまでの大会でジェッツにニ連覇を許している。
リーグ戦やプレーオフ、チャンピオンシップでは勝っていても、天皇杯三連覇は特別な重みがある。
 
私個人にとってはちょっと難しいモチベーションの中で迎えていた。
準決勝、決勝と会場に行って精一杯応援してきたが、当初は参戦をパスしようかとも思っていた。
単なる三連覇を目指すことは端的に言えば”飽き”を乗り越えられなかったからだ。
最近の激変する千葉ジェッツとそれを囲む環境は私に難しい感情を与えていた。
今までと変わったこと、起きたことが少ないことがたくさんあって、それを咀嚼する作業に苦心していたからだ。
今の私はジェッツの応援を始めたころには戦っていなかった相手と、自分の中で戦うことになっている。
負けた瞬間にどうなるのかはよくわかっている。だから負けられないが敵は日に日に強くなっているのも事実だ。
そのため、これまでジェッツを応援するときに常に持っていた思いも一部断捨離もしていた。
そして、ちょうど家族の急な事情が起きて予定が難しくなったこともあって、参戦をパスする意志も固めた時間もあった。
それでも試合を観に行けたのは、家族のおかげである。
思い出せば、娘が生まれた日の翌日が大塚FCが初めてリーグ制覇を決めた試合であった。
その時も前日急に奥さんが産気づいて、翌日の試合(浜松であった試合だった。)に行くのは諦めたのだ。
が、夜に出産を終えた奥さんが行ってきなさいと言ってくれたおかげである。
今回はそこまで重大な状況ではなかったが、本音では行きたいという希望を叶えてくれた家族に感謝することは変わらない。
今でもいろいろなチームに対して応援者でいられるのは家族のおかげである。
だから、今回の優勝は家族に捧げたい。
優勝を決めたあと、アリーナで泣いて喜んでいたシバタさんにも。
 
そしてもう一人、今の私にモチベーションを与えてくれるトリイさんの存在がある。
言葉では言い表せない感謝の想い。
私の優勝への喜びは彼がその瞬間泣いて喜んでいたことが半分以上を占めている。
彼がいてくれることで支えられている部分はとても大きい。
ありがとうございます。トリイさん。
 
準々決勝。
川崎戦はスコアしか見てないなかったのでハイライト動画であとで見ての感想になる。
辻直人選手が戦列に復帰した川崎と前半は拮抗した試合になったが、3Qに一気に突き放した。
パーカーが最大の勝利の立役者になった。
川崎の藤井選手は殆ど出ずっぱりの状況で奮闘し、川崎は最終盤に2点差まで追い上げた。
が、勝負処でファジーカス選手がファンブルしてパーカーにファストブレイクを許したことが痛かった。
だが、開幕戦で2連敗した川崎相手にジェッツも負けるわけにはいかない思いも強くかった。
そして開幕時とは違うという姿を見せつける必要があった。
何よりも自分たちと自分たちのファンに向けて。
それが結実した勝利だった。
 
準決勝。
アルバルクはジェッツにとってはいつでも特別だ。
昨季のチャンピオンシップ同様、特別な試合でのアルバルクに勝つことは重要な意味を持つ。
序盤はジェッツが流れを掴んだ。
特に富樫勇樹のショット、パス、ドリブル全てで魅せて試合の主役になった。
カーク選手にいつも苦しめられるインサイドだが、富樫のドリブルでアルバルクの目を引き付けてスキをつくりエドワーズにアタックさせたりした。
ファストブレイクで背後のパーカーにアシストしたパスは素晴らしい視野だった。
だが、アルバルクも負けてはいない。
ジワジワと追い上げて4Q序盤に逆転した。
昨季までならこのまま突き放されただろうジェッツだが、今季は違った。
やり返すメンタルの強さを発揮してアルバルクに試合を渡さなかった。
ウィリアムス選手が決めた5分近くの3Pはジェッツファンに少なからず衝撃を与えたがエドワーズ、富樫が決めて再度逆転した。
その後、田中選手が3Pを決めると、富樫が決め返し、安藤選手がまた決めるという痺れる3Pの応酬。
そのあと富樫が連続で外して、カーク選手がFTを決めて再び4点差の79-75。
残り1分強。
その後FTでエドワーズが一本目を外した時がもっとも勝利を危うんだ瞬間だったかもしれないがジェッツは既に成長で得た力を発動させていた。
直後のアルバルクのオフェンスでスティールからファストブレイクでパーカーが決めて1点差。
残り30秒ほど残っていた状況。
これであと1回はオフェンスが来る可能性が高くなった。
最後になったアルバルクのオフェンス。
安藤選手が時間をたっぷり使ってからのアタックに出た。
安藤選手には最後は自分が決めるという決意があったのだろう。
それはマッチアップしていた富樫勇樹が背負っているものと同じだ。
もちろん、攻め切ってもジェッツのオフェンスが残っていること、どのくらい残るのかもわかった上で。
安藤選手は勝負にいった。
目の前にいた富樫勇樹を見てそう思ったのかはわからない。
コーナーにいたカーク選手のマークを外してパーカーがヘルプに来ていた姿もわかっていてフローターにいったのだろう。
カーク選手に渡すことを逃げと思ったわけじゃないだろう。
カーク選手にパスをしていたらジェッツは九分九厘負けていたはずだ。
だが、勝負にいったシュートはパーカーの手に阻まれた。
 
こぼれたボールは石井講祐が拾う。
そして、石井の外側にいた富樫に渡る。
私はこれが驚きだった。
富樫は安藤選手に交わされてシュートにいかれた直後だったのである。
その直後にパーカーがブロックした瞬間にはファストブレイクのスタートのためのウィングポジションに移動していたのである。
そしてブロックした直後から一気に走り誰よりも早く相手ゴールに走ったパーカーにジェッツ得意のファストブレイクのパスを出した。
パーカーのアタックはリングに嫌われたが、リバウンドで競り合う中、今のジェッツが持っている決め切る力、勝ち切る力のようにパーカーが押し込んだ。
残り0.5秒。
ジェッツファンは総立ちだった。アルバルクが0.5秒に託した直後のロングシュートは狙うにも時間がなく大きく逸れた。
前回リーグ戦ゲーム2も凄い試合だったが、それ以上の試合、それ以上の勝利を見た。
ジェッツは3年連続で決勝に進出した。
 
この試合の勝因、敗因はそれぞれにあるだろう。
FT、ファウル、ターンオーバー。
特定の誰かかもしれない。
どれもある意味正解なのだろうが、たぶんこの試合は勝因も敗因も無意味だと思う。
互いに素晴らしい戦いぶりだった。敗因を敗者に特定するのは失礼だと思う。
こんな凄い試合を観られて明日は満足できる試合を観れるのだろうかと不安になるくらいだった。
 
決勝。
相手は予想通り栃木ブレックスだった。
彼らはアルバルクやブレイブサンダースとは違うプライドを持ってバスケ界を牽引してきたチームだ。
それこそ、Bリーグ初代チャンピオンにどのチームより執念があったからチャンピオンになれたと思っている。
ギブス選手が重傷を負いながら手にしたプライドは今の彼らをそのままに支えていると思う。
だからこそ、昨季は本来の力を出せなかったが今季は力を発揮できている。
但し、今の彼らは怪我人が多く、実は一杯一杯な中で戦っている。
タイトなスケジュールとギリギリいっぱいのコンディションの中で彼らは勝つために緻密にプラニングして決勝に入ったのではないかと今は思っている。
彼らの序盤の戦いぶり、そして延長最後までの戦いぶりを見て今はそう思う。
1Q3分過ぎからブレックスのペースで試合は流れた。
ジェッツはハードでタイトなディフェンスにシュートを自由に打たせてもらえず富樫、石井のショットが決まらない。
タイムアウトを取っても流れが変わらず、田口、西村、ダンカンと次々投入してリズムを変えに行く。
その結果、リズムはブレックスからは変わらないながらもスピードを緩めるところまではいった。
その時点では不十分な反撃に見えたが、実はこの時点でジェッツが今までのジェッツと違っていたのが現れていたのではと思う。
試合は2Qもブレックスのペースだったと思う。
だが、それでも点差があまり開かなかったことにもっと疑問を感じるべきだったのだろう。
あれほど痛い3Pを決められ続けてもダンカンらの頑張りで点差は思っていたほどに開かなかった。
2Qには一度追いつき、また突き放されもラスト3分は再度ジェッツが追い上げ、ブレックスの望む展開にはさせなかった。
3Q、ブレックスは離しにかかりジェッツが追いつくを2度繰り返した。
最後は一時逆転までいった。ブレックスは3Qに4Qを逃げ切るリードを作りたかったはずだ。
だが望む展開にならなかった。
ブレックスは4Qもガチンコでいかないといけなくなった。
そして3Q最後に追いついたときに、私はようやくジェッツが私の思っているジェッツ以上になっていることに気づいた。
ジェッツはブレックスにも突き放せないチームになっていたのだ。
遠藤選手が見事な3Pを決めても、ロシター選手がダンクを決めても、ブレックスファンがあれほどにもチームを盛り立てても。
それはジェッツが成長して新たな強さの段階になってきていることの証しだった。
それを確実にその段階に乗せるためのチャンスが今であること。
だからこの試合は勝たないといけない試合だと気づいた。
4Q、延長は互いのプライドがバチバチにぶつかり合った。
今度はジェッツがリードを広げた。しかし、ブレックスが追いつく。
凌ぎ合いの最高潮は富樫勇樹が遠藤選手をブロックし、ラストプレーで富樫勇樹のアタックが止められるという応酬。
互いに一歩も引かずにオーバータイムになった。
オーバータイムは本当に凄かった。
昨日以上の試合が目の前にあった。
当然勝因も敗因も無意味だ。
そして昨日の試合で安藤選手が越えられなかった”手のひら”の上を越えてリングを射止めた富樫勇樹が最後を〆た。
 
MVPは富樫勇樹が選ばれた。
でも優勝は富樫勇樹の勝利ではなく、全員がそこに至るまでに調子のよい時間、悪い時間を支え合った結果である。
今回のトーナメントは今までで一番厳しいヤマだった。
どれも3点差以内で勝利した試合だった。
今までにない強さが必要な中でそれを示したジェッツが見事に困難な大会を勝ち抜いてみせた。
試されたことを乗り切ったのだ。
 
今のジェッツはアンチも多い。
それはジェッツの強さがホンモノではないと思われている部分も一つの理由だったと思う。
だが、今大会の勝ち方は嫌いを変えられないまでも(変えられなくても個人的にはどうでもいいのだが、)少しは強さを認めざるをえなくさせたと思う。
これで逆にもっと嫌いになった人もいてもそれはそれである。
 
そしてここ毎年どんどんファンが増えているジェッツのファンには前々回、前回の優勝を知らないファンもいると思われる。
新しいファンも優勝を経験できたことが最高に素晴らしいことだと思う。
前々回の決勝は観客は5,000人にも満たなかったのだ。
今回はもうちょっとで10,000人だった。
それはバスケットボールが着実に日本で観るスポーツとしての地位を築きつつあることの証しである。
そのこともとても重要な成果なのだと思う。
チャンピオンシップのようにすぐ完売しないのは残念にも思うが、だから試合を観られていることも事実なので、来年はすぐ完売することも考慮しておこう。
 
素晴らしい大会だったと思う。
でも、まだまだだ。
バスケットボールは素晴らしい観戦スポーツではあるが、まだ認知が足りない。
認知されないと意味がない。
今日の高校サッカーの決勝はさいたまスタジアムに46,316人動員しているのだ。
それを事実として受け止めないといけない。
バスケットボールの戦いは続く。
それは明後日水曜日には早くも再開される。
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