2017年3月28日 (火)

膨れ続けるジェッツドリームの中で ~対レバンガ北海道~

3月25日(土) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 98 - 88 レバンガ北海道
 
3月26日(日) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 101 - 90 レバンガ北海道
 
今節は26日(日)のゲーム2のみ観戦したので、それをベースにした記事です。
 
シーズンも終盤に入った。
千葉ジェッツはプレーオフ進出へマジック6として、レバンガ北海道を迎えた。
前節体調不良であった大野HC、タイラー・ストーンも復帰して体制は戻った。
こうなったら早くプレーオフ進出を決めたいものだ。
 
対するレバンガ北海道もプレーオフ進出を諦めてはいないはずである。
ここ3節は5勝1敗と好調だ。
前回、ジェッツと対戦時には怪我で離脱していた西川、牧の両選手も戦列に加わっている。
新加入のバチンスキーは帯同していないが、前回より戦力の充実した強敵となっていた。
そしてレバンガにとって今節はプレーオフ進出に向けて極めて重要な2試合であったはずである。
特に25日(土)の試合はとても重要で、ジェッツとの対戦を最終節に残しており、ここで勝つことで最終節にも繋がっていく。
 
そんな土曜日の試合は3Qまで接戦となった。
だが、タイラー・ストーンの活躍もあってジェッツが4Qで突き放した。
伊藤俊亮の活躍もあり、ゲーム1はジェッツが勝利した。
レバンガはターンオーバーが14と多かったのも痛かった。
これで千葉ジェッツはマジックを4とした。
 
26日(日)のゲーム2。
先に正直な感想を言うと、ゲーム1の結果により試合前の時点で両者のメンタルに大きな差が生まれており、勝敗は付いていたように思う。
ジェッツはタイラー・ストーンが前日のように躍動しなかった。
後半最初に小野龍猛が3Pショットへのファウルを貰いながらFTを3本とも落とすなどもあった。
試合を通じて失点は多すぎた。
でもレバンガに流れが行くことは終始なかった。
ジェッツには終始気持ち的に余裕が感じられたし、観衆からヤバイという空気が出ることは最後までなかった。
誰も慌てることなく試合が進んだ。
ヒルトン・アームストロングがFTを2本決めると踊るように喜び、観衆も微笑ましく楽しんだ。
それがこの試合の象徴的なシーンだった。
つまり、緊張感はなかった。
 
レバンガ北海道は昨日の試合を落としたショックが少なからずあったように感じた。
意気が下がっていたのか、1Q5分過ぎからジェッツに突き放され32-18で終えると、意気消沈してしまったように思えた。
大勢駆けつけていたレバンガブースターも静かになっていった。
野口選手が健闘していたが、チームとしてターンオーバーも多過ぎて、スコアしても流れはすぐ切れた。
 
ジェッツは1Qでレバンガが意気消沈したような空気を感じてしまったのかもしれない。
そのためか、やるべきことを貫徹しなくても勝てそうだという空気に乗っかってしまったのだと思う。
実際、その後はどこまで行ってもガツンと来れないレバンガはその空気を変えられなかった。
そうなると打ち合いになっても大丈夫で、それはジェッツのゲームプランではないが、それで勝ててしまうベース力の差もジェッツの方にあった。
100点は取ったが、大野HCも選手も納得できないのと試合後にクチにするなら、試合中にその空気を変えないとダメだったはずで、その点でダメな試合だった。
 
試合はこうだったが、観客動員は相変わらずすごかった。
ゲーム1は5,316人、ゲーム2は5,218人と、他のチームの試合で4,000人超の今季最多観衆が入ったという事実を鼻で笑ってしまうようなことが起きている。
だが、これに伴ういろいろな問題も相変わらず起きている。
 
一つは駐車場問題だ。
千葉ジェッツのゲームデイの船橋アリーナの駐車場は慢性的な不足状況にある。
試合開始数時間前には満車になってしまう。
せっかく試合を観に来てくださった方が車が停められず、観られないということもかなり起きている。
ジェッツは今節から近隣のコインパーキングの地図を配ったり、駐車場情報をツイッターで広報したりとやれることはやっているが、膨らみ続けるジェッツブーム下には特効薬がない状況だ。
アリーナに早く来なくてはいけない状況なのは歩きで来る私も同じで、ここ数試合はブースタークラブのゴールド会員の先行入場を利用して席を確保している。
来シーズンはそれもさらに厳しい競争になるだろう。
公共交通機関の利用促進は必要だが、船橋アリーナへの交通手段は決して十分ではない。
北習志野駅からは大人の男性なら歩けなくはないが、女性や子供、老人にはバスや車が必要だろう
ジェッツバスも運行しているが、駅でのバス待ちもかなり列になっているようだ。
船橋日大前は路線バスが通っていない。
よって東葉高速鉄道を利用できるエリアの人以外には選択肢になりにくい状況だ。
古和釜以北のエリアからジェッツの試合に行くには車がないと厳しい。
路線バスの船橋日大前駅乗り入れはジェッツの試合に限らず、実現してほしいと住民としても思っている。
もちろん、それが自動車の減少に貢献できるとも思う。
駐車場のチケットを販売しているJリーグのチームもあるが、公共施設でもあり、他の施設もあり船橋アリーナでは難しい。
琉球ゴールデンキングスのように近隣の商業施設の駐車場に入れてシャトルバスで来場する案もあるが、船橋アリーナ近隣の商業施設は週末は買い物客で既に混雑している。
周辺道路の渋滞も既に深刻で、そこにジェッツの試合を観に来る人の車まで加わるとさらに状況は悪化するだろう。
したがって現実的ではない。
指定席を増加して早くアリーナに来なくても済む人を増やしたうえで、シャトルバス、路線バスの運行状況、情報提供を向上させるという手もあるが、ジェッツだけでは限界の見えてしまう問題である。
まずは、車で来ている方たちが、どの方面から来ている人が多いのかの傾向を調査した方がいい。
やみくもに対策を講じても効率的でないし、効果も薄くなる。
 
次に上記にも書いたことも関係するが、入場待ちの列で地面にシートを貼って場所取りをする人も出ている。
これはJリーグでは20年以上前から問題になっていたことで、自由席が多いとどうしてもこうなる。
Jリーグだとゴール裏が自由席で、中心部で応援をリードするグループにとっては試合のときに必要な場所を毎試合確保することは応援上で最重要事項だ。
だから、試合の数日前の夜から交代で徹夜・野宿することが当然のようになっている。
もちろん、スタジアム近隣から苦情が入ることも少なくなく、各チームともいろいろ工夫はしているが、やり方を間違えると不平等にもなるので難しい。
こちらは整理券は有効だろう。
シート貼りは全面禁止にすべきだ。花火の場所取りと同じでトラブルの素にしかならない。
 
それからゴミの問題である。
前節からも問題視されていて対策は既にいくつか講じられている。
ごみ箱の増設、そして飲み残し用のバケツも設置するなど、他の会場では見たことがない策までも行われた。
それでも両日5,200人以上の人が来ると、どうしても一定量のゴミは観客席に残る。
会場清掃の都合、試合終了後には速やかにお客さんを会場外に出さないといけない状況下で5000人規模のお客さんを移動させるとどうしても急がせてしまう。
するとゴミまで意識が回らない人も出る。
また試合後、我々ファンが自主的に清掃するにも、上記のようにお客さんの立場であると時間が足りない。
ジェッツファンならゴミもきちんとすべきと言いたい人の気持ちもわかるが、現状のジェッツブームの中では観戦者=ジェッツファン、バスケファンとは限らない。
ジェッツファンの矜持として求めるのは難しい。
マッチデーも家に持って帰ると結局捨ててしまうことの方が多い。
全部保存しておいても置く場所を取るからだ。
ゴミの意識は少しづつ根付いていく努力をするしかないが、その少しづつのスピードを上げるための策はあるだろう。
例えば、3Qと4Qの間や、タイムアウト時に早めにゴミをまとめておいてほしいとアナウンスすることはどうだろうか?
それから、子供限定でゴミを拾ってくれたら特製のステッカーをプレゼントするとかはどうだろう。
子供が積極的にゴミ拾いするなら、大人も拾う人もでるはずである。
子供が拾ってるのに無視するような大人は放っておけばいい。
ステッカーは現在作成中の選手イラストを活用してはどうだろうか?
動機を与えれば大勢の人が掃除をするようになる。
そうすれば掃除はすぐに終わる。
今節の試合についていえば、Risukeさんが不在だったことも影響したように思う。
粕谷くんがゴミについてアナウンスしたときはかなりお客さんが席を立ったあとだった。
自主的に掃除をしている方もいて、その方が試合の勝利の余韻に浸れないのは気の毒である。
なんとかしないといけない。
私も前節はゴミ袋を持っていき掃除を少しした。
今節はサイン会に当選したため、時間が少なくなった。
次節はまた掃除をしようと思う。
掃除をしている方を孤独にはさせないようにしたいと思う。
 
今はジェッツブームが膨らみ続けている中で起きる問題に皆で取り組もうとしている初期段階である。
せっかくだから、ブースターも参加してのワーキンググループを創って問題を限定したブースターミーティングをしてもいいと思う。
問題の解決に簡単には至らないかもしれないが結束が向上するなど意義はあると思う。
 
次節は降格プレーオフ圏脱出が見えてきた秋田が相手である。
アルバルクを破って、意気もあがっている。
前回も苦戦したし、本当に難しい相手だ。
2つ勝つのは至難だろうと思う。
だが、ジェッツも膨れ上がるジェッツへの期待と関心に応えなくてはいけない。
その点では秋田の背負っているものと重さは変わらないと思う。
やるべきことを貫徹すればどこと戦っても勝てるのが今の千葉ジェッツだ。
信じているよ。
 
それからSayakaさん、Hpppy BirthDay.
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2017年3月19日 (日)

危機の中の成果と教訓。千葉ジェッツ、収穫ある連勝ストップ。 ~対京都ハンナリーズ~

3月18日(土) 三重県営サンアリーナ
京都ハンナリーズ 83 - 89 千葉ジェッツ
 
3月19日(日) 三重県営サンアリーナ
京都ハンナリーズ 79 - 68 千葉ジェッツ
 
交流戦もいよいよ最後である。対戦成績は上位と並ぶ成績を残せている。
連敗は最初の川崎だけである。
その連敗から三カ月、とにかく怒涛という言葉でも表現できない程いろいろなことが起きて、今もその真っ只中にいる。
三か月前が三年くらい前に感じるくらいだ。
先週も北習志野駅のジェッツアートの話をしたが、今週もまた何か起きた。
#44伊藤俊亮が文具・事務用品のキングジムのツイートに”ボケた”ところから何とビジネスの話に発展した。
ジェッツ、Bリーグとのコラボ製品の話が始まり、先週中にジェッツの事務所でキングジム社との商品会議まで行われた。
その他にも伊藤選手は他の菓子メーカーとのツイートとも絡み、まさかの事態に進みかけるなど、とにかくいろんなことが次から次へと起きようとしている。
明日には何が起きるのか全く想像がつかない。
事を成し遂げるためにはスピードが大事というのはビジネスの鉄則である。
私の勤めている業界でもそうだ。
が、ロケットのようなスピードでこちらの想像が追いつかない。
速すぎて恐怖すら感じる。
三か月前には夢にも思えないような事態が起きている。
このままではスピードに流されそうだ。
 
その想像できないスピードの中で千葉ジェッツはそこまでではないが確実に強くなった。
幾度かの負けを経てそのたびに強くなってきた。
その結果が前節までに8連勝を達成したことに繋がった。
今節の京都ハンナリーズとの2連戦でもそれを感じることはできた。
 
18日、大野HCとタイラー・ストーンの体調不良による欠場が発表された。
指揮官とトップスコアラーの欠場はとても影響が大きい。
上記の伊藤俊亮も怪我でベンチ入りはできても出場が難しい状況では総力戦でいかないといけなくなった。
 
その状況でチームを引っ張ったのはマイケル・パーカーだった。
国内バスケットボールリーグでの記録が通算10,000得点に近づこうとしている彼はこの危機的な状況で1Qから10PTSをあげるなど牽引した。
1、3、4Qでチームトップのスコアを決めてトータル26PTS、そして12リバウンドもマークした。
伊藤以外全員が出場した総力戦は4Qの3分過ぎまでシーソーゲームになった。
そこからパーカーの2Pを決めてから富樫、石井が続き、リードを作った。
その後、一時8点差に広げながら再び4点差に近づいた京都を突き放したのもパーカーの2本のショット(3+2=5PTS)だった。
危機を勝ちきった初日はチームをより強くしたと思う。
 
2日目、同じような展開になった。
が、この試合では3Qでターンオーバーを連発してスコアが止まっている間に突き放されてしまった。
前日の疲れもあったと思うが、一番大きかったのはやはりタイラー・ストーンの欠場だったと思う。
オフェンス時のスピードと加圧度がなかったため、追いかける状況下でスピードをあげるため、京都の守備を崩すパスワークに焦りが出た。
パスミスが焦りを呼び、ターンオーバーから失点すると、またパスミスを呼んだ。
富樫勇樹が首を振り続け、3Qのショットすら打てない時間帯で勝負が付いてしまった。
が、指揮官とタイラーが不在の中で総力戦で頑張ったが、疲れもあって自滅する形になってしまった。
しかし、この自滅は価値がある自滅である。
タイラーがいない状況でギリギリいっぱいで戦い、自滅した経験は今後の残りのリーグ戦、そしてM6に達しているプレーオフで活きてくるはずだ。
今こういう気持ちの切れた負け方をしてもチームのダメージは小さい。
今しかできない負けの経験を積めたことは大きい。
それを選手、スタッフ、だけでなく、ファンも活かしていこう。
 
今、いろんなことが起きていろんなところで千葉ジェッツが広がっているが、軸はみんなで勝つことを目指すことだ。
皆が強くなれば、千葉ジェッツを取り巻くスピードにも流されないようになるんじゃないかな。

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2017年3月13日 (月)

広がる千葉ジェッツの輪 ~対滋賀レイクスターズ~

3月11日(土) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 83 - 74 滋賀レイクスターズ
 
3月12日(日) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 94 - 61 滋賀レイクスターズ
 
新鮮な印象を残した沖縄遠征から2週間。
試合のなかった先週を経て、千葉ジェッツの試合は戻ってきた。
ホーム、船橋アリーナでの試合は実に一カ月半ぶりである。
 
この2週間、千葉ジェッツの周囲ではいろいろな出来事があった。
千葉ジェッツを中心とした明るい輪が広がっていた。
 
おひざ元の新京成電鉄の北習志野駅ではジェッツ応援の取り組みがあった。
北習志野の駅舎のコンコースの床や壁、ホームへ下りる階段の壁など、いろいろなところに大型のジェッツのポスターアートが施された。
その迫力は写真の通り、驚くべきものがある。
千葉ジェッツのファンにとっては聖地化してもおかしくないほど北習志野駅はすごいことになっている。
ポスターだけでなく、コンコースに流れるインフォーメーションの声も富樫、石井、原の3選手が担当している。
駅舎に占めるジェッツ度の高さは、同じ県内でプロスポーツクラブのおひざ元である、柏、蘇我、海浜幕張の3駅以上である。
駅の規模は3駅とは比較にならないが、ここまでやってくれる北習志野駅と新京成電鉄は素晴らしすぎる。
 
 
千葉ジェッツの輪は広がっている。
 
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3月10日、千葉ジェッツの西船橋の事務所にB2リーグのチームの社長9名の方々が来訪された。
目的は千葉ジェッツ島田社長からジェッツの経営ノウハウを学ぶ勉強会のためだ。
創設時からプロスポーツクラブとして大企業のバックアップもなくスタートし、地元との連携の中で数々のバスケ界初を成し遂げている千葉ジェッツ。
その島田社長から先輩クラブでもあるチームが学びに来たのである。
プライドがあってできなくてもおかしくないことである。
しかし、先輩諸氏は学び、自分たちのチームに活かそうとされているのである。
素晴らしい方たちだと思う。
自分が同じ立場ならできたかどうか自信はない。
 
バスケ界は統合を果たしたが、それは新しい格差も生んでいる。
bj時代は彼らの試合結果は全国紙にも載っていたが、B2の今では載っていない。
B1ですら試合結果のみが殆どである。
千葉ジェッツもバスケ界の中ではいま最も経営的な成果を挙げているチームだと思うが、それでも他のプロスポーツとはメディアの扱いが小さい。
Number誌では経営的な側面からのコラムで一度記事が載っているが、競技としてプロバスケが大きく取り上げられたことはない。
徳島ヴォルティスはJFLからJ2に昇格したときにサポーターの活動を題材にした4ページの記事が載ったことがある。
だが、千葉ジェッツはまだない。
そういう状況なのだ。
プロバスケ界がメディアにももっと取り上げられるためには、千葉ジェッツと同じ規模の成果を出すクラブがもっと出てこなくてはならない。
今の千葉ジェッツ並みが当たり前にならないといけない。
そうしないとバスケ界の明日は開けてこない。
今は、東京オリンピックに出場することすら保証されていないのだ。
そのために何が必要なのか。
島田社長にノウハウを教わりに来た方々は、直接の理由は自分たちのクラブのためだと思うが、バスケ界にとって必要であることもわかっているのだと思う。
どうか、島田社長のノウハウを活かし、拡大させて、千葉ジェッツより大きな会社にしてほしい。
そしてバスケ界を牽引するチームに育ててほしい。
 
ここでも千葉ジェッツの輪は広がっている。
 
最近は、試合会場でお会いする島田社長からは凄みも感じられる。
私の知っている人物の中では断トツの凄みを放っている。
今では富樫勇樹選手と並ぶバスケ界のスターになりつつある。
 
試合でのことだが、今節で千葉ジェッツはバスケ界最速のシーズン10万人のシーズン観客動員を達成した。
昨シーズンは最終ホームで達成した記録をホーム7試合を残して今季達成した。
これも千葉ジェッツの輪が広がっていることの証だが、今節ではもっと印象に残る出来事もあった。
土曜日の初戦の後で、観客席にゴミが放置されていることがSNS上でクローズアップされた。
それを島田社長もツイートしたのだが、そのツイートを中心としてこの問題に注目する輪が見る見る間に拡がった。
その結果、翌日曜日には試合会場でもゴミの持ち帰り等について会場でアナウンスされた以上に、試合後にきれいに片づけて帰るという動きが早くも拡がった。
私も、昨季開幕当初は観客数も増えたことでゴミも増えるだろうと思い、実は自主的にゴミ拾いをしていた時期がある。
しかし、時間が経つにつれ収束してしまい、今季は試合後に会場の清掃が始まるために速やかに退出することにもなった関係でやらないままになっていた。
だが、今回のツイートでそれではいけないと反省した。
わずかな時間でも、座席から出口までの限られたエリアでも、少しでも拾おうと思おうと考え、日曜日はごみ袋を持って行き、ごみを拾った。
だが、島田社長のツイートからの広がりにより、試合直後の船橋アリーナは思っていた以上にキレイになっていた。
ごみを拾ってキレイにする意識が広がっていたからだ。
スナック菓子の食べカスなどはホウキがないと難しいので、次回には考えようと思う。
しかし、意識が一日で代わるのは千葉ジェッツが持っている力とも言えて、凄いことだと思う。
アリーナを清潔に保つとかマナーの面でもどこのチームよりも出来ていると言われたら、こんなうれしいことはない。
是非目指すべき一番だろうと思う。
 
ここでも千葉ジェッツの輪は広がっている。
 
チアスクールの生徒数も以前よりもまた増えている。
日曜日はハーフタイムにスクール生のパフォーマンスが披露されたが、凄い人数だった。
ここにも千葉ジェッツの輪の広がりがある。
 
いいかげんに試合のことも書こう。
今節の相手は滋賀レイクスターズであった。
現在、B1のトータル順位でも最下位であり、降格プレーオフ圏内にいる。
それでも、前節はアルバルクにも勝利し、2月は連敗なしで4勝3敗と勝ち越しているなどクオリティは高いチームである。
困難な相手であることは間違いなかった。
実際、土曜日の第一戦目は1Qはリードされて終わり、4Qの残り4分14秒には逆転もされた。
最後にはタイラー・ストーンの活躍や石井講祐の活躍で再逆転し突き放せたが、飛び道具の差が表れたからだと思う。
滋賀のポテンシャルは高かった。
 
しかし、千葉ジェッツと滋賀レイクスターズでは大きな差もあることも確かだった。
翌日曜日はそれが明確に出た。
もっとも大きいと感じたのは千葉ジェッツは勝負所でギアをチームとしてアップできる力で、その点で淡泊でギアが上がり切らないままだった滋賀とは違った。
ジェッツの選手はメンタルが安定していたし、自信を持ってプレーしているように見えた。
集中力もチームとして高かった。
ヒルトン・アームストロングやマイケル・パーカー、原修太のブロックショットはそれを表現していた。
悪い流れの時間帯もあったが、ジェッツの選手たちは慌てていなかったし、タイムアウトからきっちり盛り返していくところも成長度は高かった。
前日のタフな試合から一転して、翌2戦目は1Qから圧倒した。
一旦勢いが付くと、面白いようにショットが決まり、3Pも連発した。
滋賀は前日から変化が感じられなかったし、上記にも書いたが淡泊だった。
この点で秋田や琉球と違った。
秋田は対戦した試合で試合開始からファウルトラブルのリスクにも挑む覚悟でガツガツ来て試合の主導権を握りに来た。
琉球もギアを前日からギアを上げて試合に入ってきた。
滋賀は殆ど変わっていなかった。
そうなれば相手にアジャストする能力の高い方が圧倒するのは当たり前で、現状でそれは千葉ジェッツの方だった。
2戦目がこうなるのは当然とも言えた。
チームとしてクオリティは高いのだから、チーム全体で意識をもっと揃えて戦えれば、たとえ降格プレーオフに出ても勝ち抜ける可能性は十分ある。
もちろん、圏外に浮上することも可能だ。
長谷川選手は自分好みの選手で、一番印象に残っている。
やってくれる雰囲気も持っていると感じた。
チームとしても淡泊さが薄まれば、彼はもっと活躍すると思う。
 
千葉ジェッツはタイラー・ストーンが勢いが付くと誰にも止められないが、石井講祐、富樫勇樹に加え、原修太の成長スピードもすごい。
原くんも最近は自信を持ってプレーしているのがわかる。
8連勝は楽な道のりではなかったが、偶然ではない。
前回の連勝時よりも確実に成長している。
 
今節で残念だったことは西村文男がプレーしなかったことくらいだ。
琉球戦でいい活躍をしただけにホームでファンに見てもらいたかった。
荒尾岳も戦列復帰したし、リーグ終盤に向けて好材料は増えて来ている。
荒尾岳への拍手も大きかった。
これも千葉ジェッツの輪の広がりの象徴なのだろう。
この輪がいろいろなところでもっと広がることを願うし、きっと広がると思う。
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2017年3月 1日 (水)

「揺れる想い」が聴こえた場所 ~千葉ジェッツ応援遠征記(琉球ゴールデンキングス戦)~

2月25日(土) 沖縄市体育館
琉球ゴールデンキングス 71 - 89 千葉ジェッツ
 
2月26日(日) 沖縄市体育館
琉球ゴールデンキングス 71 - 80 千葉ジェッツ
 
今回は沖縄に琉球ゴールデンキングス戦の遠征に行ってきました。
その遠征記を記事にします。
私にとってはとても印象に残る旅になりました。
 
Bリーグが始まったとき、秋田と共に行ってみたいアウェイの筆頭だったのが沖縄でした。
沖縄の試合に行きたいと奥さんに希望を話した時も実現するとはあまり思っていませんでした。
快く一人で沖縄に行くことを許してくれた奥さんには感謝してもしきれません。
おまけに2日間ではなく3日間にして、美ら海水族館に行くことを薦めてくれたり、出発の朝、車で駅まで送ってくれたりしました。
本当に私は幸せ者です。
 
千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと最後に対戦したのは2013年3月です。
その時は59-89で30点差の大敗を喫しています。
今回は、ジェッツは天皇杯王者として、bjリーグの王者たる琉球ゴールデンキングスと再戦することになりました。
 
沖縄に行くのはプライベートでは初めてでした。
この記事は試合のことをメインに書きますが、別にもう一本こぼれ話を中心に書こうと思います。
 
琉球ゴールデンキングスの魅力はキングスブースターと共に創り上げてきたキングスカルチャーといってもいいバスケだと思います。
それは他のプロバスケチームにとって目指すべき姿の一つであり、とても高いものです。
ジェッツにとっても同じです。
全く同じものを創ることがジェッツにとって正解とは限りませんが、キングスを目指すこと、キングスに勝つことで得られるものはとても大きいのは確かです。
それはジェッツブースターにとっても同じです。
沖縄は特別です。
キングスブースターのマジックを持った応援が響くアリーナで、ジェッツを応援すること。
そして勝たせることは我々を大きく成長させてくれるはずです。
但し、リスペクトし過ぎるつもりもなく、勝って乗り越えてやるという強い気持ちで私はいました。
数や声量が大きければ大きいほどにワクワクしてくるのがAWAN渦帝たる私です。
24年の応援稼業でもっとすごい応援は知っています。
勝負でも応援でも負けるとは思っていません。
今回も負けたとは思っていません。
「勝たせることができなければ応援ではない。」と自分にいつも言い聞かせているわけですから、断固2つ勝つのみでした。
それも相手がキングスなのですから。
 
初戦、ジェッツは11試合続いていた1Qをリードして終われない悪癖をいきなり止めました。
琉球に先制されますが、石井講祐の3P、ヒルトン・アームストロングのダンク、富樫のレイアップと続け、5分近く琉球を2点に抑えながらショットを決め続けました。
25-13で2Qへ。
そして2Qには西村文男がここでコート復帰。
我々が知っている通りの彼のプレーを披露してチームを牽引します。
3Pを決めるとジェッツベンチとその周辺はフミオフェスタと化しました。
阿部友和は負傷のよう(のちに軽傷らしいことを本人が発言)でしたが、彼が出てきたことは琉球に少なからず動揺を与えたと思います。
データも対戦経験もなかったはずですから。
2Qは4分以上琉球を抑え一気に20点差まで拡げました。
2Q最後には13点差まで縮まりましたが、試合は完全にジェッツペース。
沖縄出身の上江田勇樹もコートで躍動します。
見ていての感想は、キングスの選手がディフェンスで間合いが遠いのと、動き出しでジェッツの選手に先に動かれていて受け身になってしまっている感じでした。
追いかける展開に引き摺られているようでした。
そして3Qには一時30点差にまで。
かつて30点差で敗れた時から倍返ししてしまいました。
キングスブースターもさすがにテンションが下がります。
このままでは終われないキングスも盛り返します。
そしてキングスブースターもショットが決まるたびに大きな歓声で盛り立てます。
しかし、点差がつき過ぎました。
4Qはジェッツは温存モード。
富樫勇樹もお役御免。
ベンチでは10分間ほぼ笑顔。
ベンチ裏2階から地元小学生の集団に大声で呼ばれ続けると、笑顔で手を振る余裕。
試合は3Qで終わっていました。
89-71で試合終了。 
 
試合終了直後、アリーナには悔しさが空気に滲んでいるのを感じました。
試合の趨勢が決まっても殆どのキングスブースターが最後まで残っていました。
最後までチームと一緒に戦っていたので悔しさも大きかっただろうと思います。
キングスブースターは負けを自分たちの負けととして受け止めているのかなとも感じました。
 
私はしてやったりの気分ではいました。
これだけの応援をするファンに押されている相手に勝つことは最高の勝利でした。
 
翌日の複数の地元紙のスポーツ欄には”キングス完敗”の見出しと大きな記事がいづれも載っていました。
こうして良い時も悪い時も大きく扱われれば、地元での認知度は高くなります。
地域の特性も考慮すべきところもありますが、船橋は首都圏なので全国大手紙が強くて、千葉日報はすごく報じてくれるんですが。
 
2試合目、キングスはこのままでは終われないと対策を施してきました。
1Q、ディフェンス時のポジショニングを修正したとのことですが、それ以前に昨日よりも出足も早く、ハードにディフェンスしてきました。
しかし、不運にもファウルを取られて続けてしまい、ジェッツが最初にファウルを取られる前に5ファウルになってしまい、勢いを削がれてしまいました。
先手はジェッツが取りましたが、2Q中盤にはキングスが逆転しました。
しかし、石井講祐がすかさず3Pを決めて再逆転。
その後はキングスがショットを決められない時間が生まれ、その間にジェッツがまたリードを作りました。
キングスが逆転後のゲームプランを動かす前に再逆転したジェッツのしたたかさが光りました。
これによってまた追う展開になったキングスは再度パワーを掛けないといけなくなり、ストレスが溜まったと思います。
ジェッツはリードをうまくコントロールして、キングスをいなしながら試合を終わりに持っていくしたたかさを発揮しました。
キングスは追いかけ続ける展開に疲れて、加速できなかった感じに見えました。
4Qにヒルトン・アームストロングがファウルを取られた直後に不満を態度にだしてしまいテクニカルファウルでファウルアウトになりました。
ここが最後の勝負所だったと思いますが、ジェッツはここから試合終了までの3分弱でも4点しか許さず、見事に試合をクローズしてみせました。
2試合ともジェッツの方が上手でした。
 
目的だった2連勝を達成しました。
意気揚々と引き上げるはずでした。
しかし、それとは全く違う感覚を私は感じました。
 
ジェッツの選手が笑顔でロッカーに引き上げた後、私は急に寂しさを覚えました。
「終わっちゃったな...。」という感覚。
「もう少し試合をしたかったな。」と。
よっぽどここでの試合が自分にとって楽しかったんだなと気づきました。
ディズニーランドから帰るときみたいな感覚なのかなと思いましたが、ある曲がフッと頭に浮かびました。
ZARDの「揺れる想い」でした。
この曲は大塚製薬サッカー部、徳島ヴォルティス以前のヴォルティス徳島のホームであった徳島市球技場、通称入田(にゅうた)でのホームゲームの試合後に掛かっていた曲でした。
当時のポカリスエットのCMでも使われていました。
入田は小高い山の山頂にあるスタジアムで、絶景が見られる天空のような場所でした。
そんな場所でしたから聖地みたいでしたが、そこをヴォルティス徳島の聖地にしたのはハマグチさんたちの頑張りでした。
何度も行ったのですが、試合が終わって日が傾いているときに流れる「揺れる想い」は胸に沁みるものがありました。
負けるとなおさらでした。
その曲を思い出すということは、ここが入田と同じ魅力を持っていたのを感じたからでしょうか?
ハマグチさんたちが作った聖地と同じ匂い?
そんなことを考えながら、「揺れる想い」をアタマの中で聴きながら帰りました。
帰るのが寂しくなるのは予想外でしたが、それは気持ち良さもある寂しさでした。
そんなお土産を琉球ゴールデンキングスはくれたのかもしれません。
とても私向きな素敵なお土産でした。
 
こうして沖縄遠征のメインは終わりました。
沖縄にこれたのにも家族の理解があったからです。
勝てたのはジェッツの選手と沖縄にまで来たジェッツブースターのみんなのおかげです。
そして一生思い出に残る試合にしてくれたのは琉球ゴールデンキングスとブースターのみなさんのおかげです。
みんな全部に感謝します。
沖縄最高でした。
ありがとうございました。
 
最初の方に書きましたがこぼれ話でもう一本、書こうと思います。
 
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2017年2月23日 (木)

大きくなぁれ。千葉ジェッツ。

2月22日(水) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 67 - 64 秋田ノーザンハピネッツ
 
早いもので2017年も2月が終わろうとしている。
今月はホームゲームがこの日の一試合しかなく、アウェイゲームに多く行くことになった。
今週末は沖縄遠征なので、支度もしないといけない。
忙しいので記事は迅速に書かないといけない。
 
まず、平日のナイトゲームで、千葉ポートアリーナに4,815人もの観衆を集めたことに凄く感動している。
大きな団体の入場やパートナーの呼び掛けがあるわけでもない中で、これほどの観衆を集めた。
このことは今の千葉ジェッツが私の想像以上に拡がりを作っている証明なのかもしれない。
試合開始40分くらい前にアリーナに着いたが、座る席が簡単には見つからなかった。
結局、ゴール真裏の席に落ち着いた。
当然、FTの時選手が見えなかったが、このような状況がこの日に出来上がったことに感動も覚えていた。
実体以上かもしれないが、千葉ジェッツは間違いなく大きくなっている。
 
もっとも島田代表はシーズンでのホームゲーム全試合満員を目標に掲げていて、感動しつつも想定内と仰っていた。
それでも18万人にしか届かずJ1には届かないとも仰っていた。
J1にである。
つまり、まだまだ目指しているところは高いということである。
ならば、我々も同じ高さを目指さないといけない。
千葉ジェッツをもっと大きくしないといけない。
ここは満足するポイントではない。
 
同日のアルバルク対ブレックスの黄金カードは1,515人であった。
その3倍である。
千葉ジェッツの状況は突出している。
満足すべき位置ではないとしても、何故ここまでに達しているのかの分析はしていいと思う。
一つのアイデアとして提案したいのだが、千葉商科大にお願いして、学生に分析論文のコンペをやってもらったらどうだろう。
もちろん公開で。
興味深い分析結果が出て、新たな気づきも見つかるもしれない。
ジェッツのためだけでなく、バスケ、プロスポーツ全体にいい気づきを与えられるかもしれない。
どうだろうか?
 
さて、試合は勝てて良かったというところが総論ではあった。
ロースコアでの勝負になった中で、ディフェンスは機能していたというコメントもあったようだ。
が、どちらかというとオフェンスが機能しなかった試合という見方の方が正確な気もする。
実際、ミスは多かった。
勝負所が3Qから4Qに掛けて何分も続いたが、入れては入れられ、外させては外す、ということの繰り返しだった。
そのうちに逆転された。
勝てたのは運が良かったが、何故ジェッツは勝てたのかという見方より、何故ハピネッツは勝てなかったのかと考えた方が真相に近づけるかもしれない。
それでもよくわかんないんだけど、そんな試合だった気がする。
何か足りなかったんだろうね。
 
ヒルトン・アームストロングの気迫はとても印象的だった。
もっとアピールしたい、プレーしたいという気持ちが表れたのかもしれないね。
でも、そういう選手好きだ。
 
今週末の沖縄は楽しんでも、もちろん勝たせてきます。
そのために行くんだからね。
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2017年2月19日 (日)

千葉ジェッツ、プレーオフ目指して。課題と光。

2月18日(土) 愛知県体育館
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 75 - 94 千葉ジェッツ
 
2月19日(日) 愛知県体育館
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 80 - 86 千葉ジェッツ
  
代表の試合があった先週を明けて、リーグ戦が再開となった。
交流戦も終盤になり、各チームもラストスパートに入る。
プレーオフ進出に向けて、各チームは諦めることなく動いている。
今節対戦するダイヤモンドドルフィンズもセンターの外国人プレイヤー、ジョーダン・バチンスキーを契約解除した。
そして、滋賀レイクスターズに年末まで所属していたデイビット・ウィーバーを獲得した。
バチンスキーはレバンガ北海道に加入した。
この時期にセンターを換えることはかなりリスクがありそうだ。
ましてや、ドルフィンズは西地区の2位で、3位大阪、4位京都もすぐ後ろにいる。
フィットしない可能性もあるが、ジャスティン・バーレルが不在の今、レジー・ゲーリーには決断すべきことだったのだろう。
 
千葉ジェッツは補強は必要ない。というか、負傷者の復帰が最大の補強だ。
上江田、荒尾、そして西村の3人が戦列復帰すればプレーオフへの体制は整う。
他のチームで怪我人が増えている現状で、最大の課題は新しい怪我人を出さないためには、フロント、スタッフを中心としたサポートが重要になる。
ジェッツは他のチームに比べ、この点では充実した体制を持っていると思うので、この点では負けられない。
まさに総力戦が始まろうとしている。
 
試合においてのジェッツの課題は誰の目にも明らかだが1Qを如何にゲームメイクするかである。
ここで大きくリードされると2Q以降に大きなパワーが必要になる。
ジェッツは1Qでリードされる試合が多すぎるので何とか改善したかった。
結果として、この2試合はリードされたが、点差は少なくして終われた。
失点を少なくしたかったが、この2試合はそのおかげで連勝できたかもしれない。
富樫勇樹のプレーは要所要所でジェッツに流れを掴ませる素晴らしいプレーだった。
名古屋の観客も彼のプレーをとても楽しみにしていたようだ。
観衆も多く、とてもいい雰囲気だった。
 
ここからまた厳しい戦いが続く中で、この2勝はプレーオフ進出をより確実にした。
だから、ここからは上記の通り、プレーオフへの体制を整えつつ、栃木とアルバルク戦で結果を出して勢いを付けることがまず目標かなと思う。
初戦は荒尾が、二戦目は上江田がプレーした。
もう一度大型連勝をしていける体制が整いつつある。
 
来週は沖縄である。
今、ちょうどスカパーで琉球-渋谷戦をやっていて、雰囲気を予習というか、楽しんで感じている。
キングスはとてもスピーディだね。
きっと素晴らしいアウェイになるだろう。
沖縄出身である上江田勇樹にとっても特別な試合になるだろうね。
チケットはソールドアウトだそうだ。
チケットの不正転売が目立ち出すくらい、ジェッツは全国で注目を浴びだしている。
琉球ゴールデンキングスは日本のバスケの花形の一人だと思うので、そこへ並べるようになるためにも沖縄では勝ちたい。 もちろん、その前の秋田戦もとても厳しいが重要な一戦だ。勝てるなどとは思ってはいけない。挑む気持ちを忘れないで。
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2017年2月 5日 (日)

強くなるための悔しさ。千葉ジェッツ、同期対決の収穫。

2月4日(土) 横浜国際プール
横浜ビー・コルセアーズ 72 - 70 千葉ジェッツ
 
2月5日(日) 横浜国際プール
横浜ビー・コルセアーズ 65 - 78 千葉ジェッツ
  
アウェイはいつもワクワクする。
少数で大勢を相手にする時のワクワクする感覚は関東隊時代に身に付いた。
たった一人で応援やって勝った時の快感は言葉にできなかった。
初めての試合会場もワクワクする。
実は今月は沖縄遠征を予定している。
相手は琉球なので、会場の雰囲気も極上だろう。
既にワクワクしている。
 
それともう一つワクワクする状況がある。
初めて観戦したときの相手とやるときである。
実は、サッカーのときもそうなのだが横浜が相手なのである。93年のことである。
もちろん、違うチームだが。
そこがルーツだからだろう。
もっともマリノスは、それ以降に別の理由ができて”大っ嫌い”になったのだが。
横浜ビー・コルセアーズは同期チームだ。
歴代の選手やHC、チアでも人の流れがあって、繋がっているところは多い。
相手のファイ・パプ・ムールが千葉ジェッツにいたことがあるのを覚えている人もいるだろう。 
bj時代はビーコルは先にリーグチャンピオンになった。
悔しかったが、シーズン終了後、悔しさはとある理由できれいに消えた。
それはまあいい。
会場に着いてビーコルのMCが千葉ジェッツを強豪と評しているのを聞いて、時代は変わったなあと感じた。
選手は互いに全員入れ替わったが、チアはまだ当時から所属しているメンバーが両方にいる。
これは素晴らしいことです。
リーグ統合を経て、また対戦できることができてリーグが始まる前から実はかなりワクワクしていた。
だから、まず今週末は楽しかったと最初に言っておきます。
ビーコルは私にとって数あるバスケチームの中で一番特別なのです。
だから負けたくない。
 
初日は現地へ。
この日はSTARJETSも出演してかなり強力なジェッツ陣営が出来上がった。
だが、ビーコルの集中力と研究の成果が発揮されてジェッツは終始苦しんだ。
それでも、終了直前の富樫の3Pは今の千葉ジェッツの強さを見せたと思う。
彼の3Pがあったから、直後の川村選手の劇的なブザービーターが生まれたわけで、ビーコルのブースターにとって最高の勝利になったわけだ。
ビーコルにブザービーターで負けるのは、初年度の最終戦(ホーム)のときと2度目のはずだ。
だが、そのときは立場が今とは逆だ。
今の千葉ジェッツは王者の称号を持った価値ある大物として狙われている。
負けたことは悔しいが、そのことは誇りに思っていい。
 
ジェッツはFTも決まらなかったし、決めるべき小野のショットを2度もブロックされるなど低調すぎたが、この試合はジェッツの選手たちを責めてはいけない。
ジェッツに勝ちたいという強い気持ちがビーコルにあったからだ。
我々はそういう存在になってしまっている。
我々が相手のイメージほどに強くないかもしれないとしてもだ。
だから、強くならないといけないのだ。
対戦する相手のためにも。
そのためにも初日みたいな負けから学ぶことは多いよ、ファンの側にもね。
学べば強くなる。
 
ちなみにビーコルはリーグを制した翌シーズンはプレーオフ進出を逃している。
bjリーグ史で初めてのチームだったはずだ。
当時の彼らはHCも去り(ジェッツに来た)、選手や会社の体制も変わったりと大きな変化が自分たちにあった中で、上記のような他からの研究を受けた。今のジェッツに似ている。
耐えきれないと当時のビーコルのように以後、苦しい立場に逆戻りすることもある。
本当の強さを身に付けるチャンスは大きなリスクも抱えている。
それもわかっている必要がある。
オールジャパンを制したから、もうある程度より弱くなったりしないなんてことはない。
 
この2試合はビーコルがジェッツをよく研究していたこと。
そしてパワーを掛けていたことがよくわかる試合だった。
ジェッツはフィジカル的にも、そして集中力もギアが入る前に翻弄されてしまった。
上手くいかないなという感じに苦しんだ。
これでイライラして自分たちを崩すと元に戻すのは難しくなってくる。
今、一番大事なことはチームの、選手たちの強さ、そして成長している事実を彼ら自身、そしてファンが信じること。
それが崩れなければ、今は負けが込んでも、その先に抜けたとき、勝利者のメンタリティーが身に付く。
同期対決というのは同じ時間を過ごした故に、自分たちをフラットに見るためにはいい存在なのだ。
bj時代からのファンよりここ数年のファンの方が多いと思うが、それでもビーコルの存在は有難い。
 
ここ数試合の千葉ジェッツは試合内容がよくない。
が、それは相手はオールジャパンを制した強豪として研究しているからが大きい。
それに苦戦している。
だが、それはジェッツが日本のバスケ界を、もっと直接的にはB1リーグのレベルを押し上げることに影響を与えていると言っていい。
ならば、ジェッツには今までにないミッションが課されていることになる。
他チームの目標となったのだ。
bj時代はジェッツはハッキリ言って弱小だった。
挑戦してくる存在だった。
それが今は逆の立場になっている。
多くのチームが研究して追い越していこうと努力をしている。
大阪もそうだ。これから戦う相手もそうだ。琉球も研究して待っているだろう。
だが本当に強くなるためにはこれは乗り越えなくてはいけない。
本当に強くなるチャンスを手にしている幸福なチームなのだ。今の千葉ジェッツは。
だから勝つことも負けることも今まで以上に噛みしめないとチャンスを無駄にしてしまう。
これはファンも同じ。
苦戦する試合が続くと、”チャンピオンなのに”とか”下位相手に”「何やってんだよ。」とかクチに出てしまう。
相手の強さを感じ取れないと自分たちの強さ、弱さも感じ取れない。
それではそこまでで終わってしまうよ。
今節の2試合はそれを感じ取る感覚がファンの側にも問われた試合だったように思う。
本当の強さはこれらの上にある。
勝たせてくれるのは結局選手なのかもしれないけど、それなら応援は要らないよね。
応援が要ると選手が言っているのだから、応援する側も成長してもっと力になるんだと思うべきだと思うんだよね。
そういう感覚がみんなそれぞれの中で研がれていくと、千葉ジェッツ全体の成長にも間違いなくつながるよ。
 
2日目の試合後に阿部選手が言っていたように王者の責任としてもっと強くならないといけない。
そしてもっと上の強さに挑む気持ちを忘れちゃいけない。
そしてそれをファンもわかって共にもっと強くならないと。
我々も自分たちから強くなるんだという気持ちをもって応援しないと。
個人的には初日は久しぶりに40分間立って、声も遠慮なく出し続けられた。
富樫の同点3Pが決まったときも、残り時間があることについて集中できていて、培った自分の応援感覚が劣ってなくて静かにだが自画自賛したいところもあった。
負け試合でないとこういう感覚がポンと出てこない。だからアウェイの負け試合はキライじゃない。
負けたし、悔しい思いは十分すぎるくらいあるが、応援にやり残し感は殆どないし、満足はいっている。
でも、勝たせることことができなかったので、応援とはいえないぞと自分には戒めている。
沖縄では満足いく応援をして断固二つ勝たせる。
 
ヴォルティス関東隊のときは試合は殆どアウェイで、一人で応援したことも何度もあって、そういう経験が今の自分につながっている。
当時のJFLは相手も観客が少なくてアウェイ感はそんなになかったけどね。
 
2日目は苦しかったが、それでも勝ち切った。
こういう試合がしばらく続くだろうが、まずプレーオフに出ることが目標点であり、プレーオフのときに一段レベルアップできていればいい。
そのためにも今はむしろ楽勝は要らない。
こういう苦しみがジェッツをもっと強くしてくれるはずだ。
そして我々ファンも強くしてくれる。
我々が強くなればチームも絶対強くなる。
チームを強くできるファンにみんなでなろう。
 
ビーコルにはこの2試合感謝したい。
劇的な勝利で最高の思いをした初日の裏で、2日目の4Qでウオッシュバーン選手が怪我をしたのは残念だった。
重傷でないこと、早く良くなってくれることを祈ります。
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2017年1月29日 (日)

ストーン復帰即爆発。千葉ジェッツ、4年前からの成長。

1月28日(土) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 80 - 66 大阪エヴェッサ
 
1月29日(日) 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 82 - 61 大阪エヴェッ サ
 
一カ月ぶりに船橋アリーナに戻ってきた。
その間に全日本選手権を制した千葉ジェッツは王者の称号を持ち帰ってきた。
船橋アリーナに向かう道には、”船橋の力で日本一に”という幟がたくさん立ててある。
これまではいつ日本一になれるかなあと思いながら眺めていた幟だが、今は書いてある通りになったのだ。
何とも不思議な感じになる。
これから何を目指すんだろう?
この幟、これからどうするんだろう?
要らぬ心配だが、そう思わざるを得ない。
 
大阪エヴェッサとのbj時代の対戦の記憶は全くない。
だが、そのころのジェッツはまだまだ地元の認知度も低くて、実力もなくて、初年度は惨憺たるものだった。
試合前、実況解説の板倉礼奈さんとRisukeさんが当時の大阪戦の観客数が300人ほどだったと言っていた。
今はその10~20倍の観客が入るチームに成長した。
全日本選手権のタイトルまで取ってしまった。
出ていないから当然だが、旧bjリーグの他のチームはどこも持っていない。
4年の歳月を経ての立場の変わりようを当時は想像もできなかった。
たった4年でこんなにも違ってしまった。
これも理解するのは簡単じゃない。
 
ただ、ここはまだ満足するポイントではないことは理解できる。
日本の男子バスケットボールが東京オリンピックに出られるためにもっとみんなで頑張らないといけない。
千葉ジェッツがもっとbjのチームにマークされるチームになることはその助けになると思う。 
 
この2試合はもう一つ大事なテーマがある。
大阪エヴェ ッサは西地区3位であり、ワイルドカード争いの当事者だ。
絶対に負けてはいけない。特に初戦の28日は極めて重要だ。
 
立ち上がり、ショットが決まらず、相馬選手が次々に3Pを決めてエヴェッサにリードを許す。
ジェッツはディフェンスも相手をうまく捉えられずフリーにし過ぎた。
1Q終盤、ジェッツは戦列復帰したタイラー・ストーンがコートイン。
すると流れが変わりだす。
そのタイラーが3Pを決めた直後、スティールから加速したタイラーを大阪の相馬選手がアンスポーツマンファウルで止め、その後3Pをまた決める。
一気に7点スコアして流れを掴むと、7点差まで戻して1Qを終えた。
 
2Qになってディフェンスが嵌りだすと次第に点差が縮まっていく。
客観的に見て、大阪はそれほど爆発力のあるチームに見えなかった。
だから、いづれ逆転できるだろうとは思えた。
1Qでリードを許してもジェッツの選手たちもベンチも慌てていなかったこともある。
予想した通りに逆転してからは競り合いながらもジワジワと差は広がっていった。
 
タイラー・ストーンは負傷明けとは思えない動きで大阪を圧倒した。
タイラーがいることの安心感は絶大だ。
ジェッツは試合を通じてショット精度が普段より悪かったが、タイラーの活躍は一人でそれを補った。
タイラーを止めるには、アクションを起こされる前にプレッシャーを掛けないといけないが、勢いがついた時はパワーとスピードがある選手ではないと難しい。
大阪にはパワーとスピードの両方をタイラー相手に十分に持っている選手がいなかった。
何か試合運びを間違えなければ大丈夫だと思ったが、何も起きなかったので結局試合は逃げ切った。
互いにミスが多いとは言えないが、少なくもない、もうちょっと何とかしてほしい試合だった。
あと、大阪はファウルを与えるタイミングが試合の中で悪かった。
そこも試合の流れをジェッツに渡した理由だったと思う。
だが、互いにとってこの試合に勝敗はシーズンを左右する大きな意味を持つ。
勝てたことはとても意味があった。

2日目、先に結末から言ってしまえば初日と同じような試合だった。
試合開始から0-11までリードされ、そこから盛り返したのも同じ展開。
但し、昨日よりディフェンスの厳しさでは大阪は徹底してきた。
タイラーが入っても、マークを密着させてミスを誘発させるなどタイラー対策も出してきた。
が、それが上手くいったのも前半まで。
桶谷監督のプランは素晴らしかったが、それを実践する選手たちのプレーのクオリティが細部で十分ではなかった。
スローインで5秒ヴァイオレーションが二度もあった。
運動量も後半になると減少したが、ジェッツは逆にギアが落ちなかった。
リバウンドでも優位に立つ。
前半は激しくマンマークしてきた大阪だが、パワーでもスピードでも対抗できなくなり失速した。
3Qは24-5と一転して京成...じゃない形勢逆転。
15点差を付けて試合を決めてしまった。
タイラーのダンク、アリウープとジェッツのバスケショーの様相に。
4,000人を超えた観衆が猛烈に沸いた。
 
力づくでねじ伏せた感もなくはないが、大阪もワイルドカード争いをしているだけの実力はあった。
最後まで続かなかったが、緊張感は結構あった試合だった。
ジェッツ対策とはこうやってくるんだなといういい経験もできたのではないか。
それでも勝ってしまうところは昨年までのジェッツとは全く違うし、オールジャパンを制したことで身に付けたものもこの2試合を支えたと思う。
4年の歳月を経て、千葉ジェッツはbjで実績あるチームを力づくでねじ伏せてしまうほどになった。
2月以降はbjのチームとの対戦も多い。
そこでも4年間の成長の違いを強く感じることが多くなるだろう。
 
しばらくホームゲームはないが、アウェイでさらに揉まれて強くなってきてほしい。
試合中にGO!JETS!!コールをしてくれる人も周囲に増えてきた。
船橋アリーナでの試合はしばらくないのだが、戻ったときもオールジャパンブームで終わることなく、大勢のファンがまた来てほしい。
次の船橋アリーナは3月11日、12日の滋賀レイクスターズ戦でホームタウン船橋デーである。
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2017年1月24日 (火)

リーグ戦再開。千葉ジェッツ、自分達で変えた現実の中で。

1月18日(水) 栃木県立県南体育館
栃木ブレックス 80 - 67 千葉ジェッツ
 
1月21日(土) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 74 - 68 シーホース三河
 
1月22日(日) 千葉ポートアリーナ
千葉ジェッツ 74 - 83 シーホース三河
 
オールジャパン2017優勝という栄誉で幕を開けた千葉ジェッツの2017年。
一週間経ってBリーグ再開を迎えた。
夢のような時間は終わりを迎えた。
連敗中であることもたぶんかなりの人が忘れていたと思う。
悪い意味ではなく、大晦日に2連敗を喫して終わった2016年からわずか一週間後に天皇杯を制す、それも初戦からわずか5日間の出来事はまさに夢のようなことで、今だに現実味が100%になっていない。
だから2連敗しているという現実を実感し直すのは簡単ではない。
それに大晦日の時の現実と一つながりの現実が戻ってきたわけではない。
オールジャパンを制したことで他のチームの千葉ジェッツに対する見方は一変している。
追いかける立場から追われる立場になった。
よって、今は当初戻ってくるはずだった現実には戻っていない。
我々は自分達で変えてしまった現実の中にいる。
これは実は凄いことなんだと思う。
 
再開直後の三連戦の相手がオールジャパンで破ったリーグ強豪の栃木と三河というのは因縁めいているが、私はポジティブに思えた。
多分厳しい結果になるだろうが、ここで負けてもリーグの決着がつくわけではない。
そして自分たちの強さを過信しないためにも、衝撃度の高いやられ方も必要かもしれないと思う。
もちろん勝ちにはいくが、ネガティブなリスクはないカードだと思った。
栃木や三河は十分リスキーなカードだと思う。
ここで勝っても、オールジャパンで負けてタイトルを取られたという事実は消えないからね。
そして18日の栃木戦はタイラー・ストーンを負傷で欠くという危機で迎えた。
とはいえ、負け方はそれ以上に完敗だったようだ。
結構ショックを受けた人もいたようだが、タイトルを取って強くなったことを実感した直後だけに衝撃度は高かったようだ。
だけど、こういう時に本当に強くなれるチャンスなのだ。
本当の強さはもっと上にある。
こういう時の負けは糧にできる。
そして、この負けは選手たちを覚めていると思っていた夢から本当に覚めさせ、現実で持っている彼らの強さを目覚めさせてくれた。
 
千葉ポートアリーナの初日は前売り段階で完売がアナウンスされていた。
昨季、最多入場者記録を作ったポートアリーナが完売ということはそれだけでもワクワクした。
そしてその情報は選手たちを奮い立たせているはずだった。
ポートアリーナに行く途中、同じ電車にヒルトン・アームストロングと負傷したらしいタイラー・ストーンが乗り合わせた。
普通に歩いていたし、表情も明るかったので、それほど負傷は長引かないだろうと感じたことも私の気持ちを盛り上げた。
 
立ち上がりはシーホースがリードを広げたが、小野が3Pを決めるとジェッツも追い上げた。
以降は僅差で競り合い、3Qについにパーカーの3Pで逆転に成功する。
だが、4Qになるとシーホースが残り4分弱で再度逆転。
そこから石井の3Pで再度攻勢に出たジェッツが逆転して勝利。
40分間集中して諦めずに戦った選手たちのプレーは大観衆をこれ以上ないくらい興奮させ満足させた。
MVPのパーカーはタイラー・ストーンがいないため出場時間がいつもより長く、疲れたとコメントしていたが、素晴らしい活躍だった。
 
入場者数が5,876人と6,000人に到達しなかったことが唯一残念ではあったが、この話は翌日に続きがあった。
 
翌日はシーホースがこれ以上負けられないという気持ちを高い集中力に転化して戦ってきた。
この日ジェッツはFTを1本も得られなかった。
パーカーとヒルトン・アームストロングが疲労が蓄積していたことも大きかった。
それでも引き離されることなく粘り強く戦い、後半にシーホースのアイザック・バッツがファウルトラブルでベンチに下がると攻勢に出て逆転に成功した。
しかし、ヒルトン・アームストロングがファウルトラブルでベンチに下がると潮目は変わり、イージーなミスや強引なアタックからのターンオーバーでリズムを崩した。
そこで17連続失点して3Qは大きくリードされて終わる。
富樫勇樹がいらだちを隠せず、ベンチもテクニカルファウルを受けて最悪な状況で4Qを迎えた。
それでもジェッツは気持ちをもう一度集中させて反撃に出て一時17点差を4点差にまで詰めて観衆を沸かせた。
残念ながら試合は敗れたが、千葉ジェッツは強さも2日連続で観衆に示せたと思う。
 
そしてこの日の観衆は6,039人。
完売のアナウンスはなく、団体観戦Grpがインフルエンザ等でキャンセルになったらしい情報もあり、急遽当日券が発売されたが、それでも前日を上回る大観衆が入ったことは驚きだった。
6,000人の大台を突破するとは昨日の段階では予想できなかった。
 
この3試合は負け越しはしたが、ジェッツにとってはとても有意義な3試合だったと思う。
ここ一番での経験や集中力の差が相手とはあったと思うが、それはこういう負け方から学ばれていく。
この負けはきっとチームをもっと強くしてくれると思う。
 
個人的に2試合目のMVPは原修太だと思っている。
それはこんなエピソードがあったからだ。
 
この日、1階ゴール裏のゴール真後ろ付近に座っていたのだが、ゴールの真後ろということもあって見にくい。
ゆえに試合が始まっても隣の何席かは空いていたのだが、そこへ高校のバスケ部員らしきジャージ姿の男子高校生4人が座った。
彼らはそれほどBリーグに興味を持っているように見えなかったが、彼らを最初に興奮させたのは誰あろう原修太だった。
前半途中から登場した原修太はボールを持つと、一気に加速して猛スピードで相手のディフェンスを突破してレイアップを決めた。
「速っ!!」
と隣の高校生が大声を上げて驚いた。
赤の31番は彼らの話題の中心に一気に昇格していた。
彼らはその後小野の3Pや富樫のプレーにも興奮していたが、体格的にも一番彼らに近い原修太は驚きだったようだ。
原くんは昨年に比べて筋肉の付き方が倍増しのようになっている。
そしてこの日は積極的にリングにも挑んでいた。
結果も試合ごとに上がっている。
昨季の石井講祐のように覚醒するかもしれない。
 
年を明けて千葉ジェッツの立場は大きく変わった。
狙う立場から狙われる立場にいやおうなく変わっている。
チャレンジャーであることを忘れないと選手たち、自分たちはいくら思っても周囲は決してそう思ってくれない。
後半戦は相手が研究して潰しにくる。
その試練を乗り越えないと本当に強いチームにはなれなくて、また以前と同じポジションに押し下げられてリスタートすることになる。
だが、こんな試練を受けることができるのはジェッツが強くなってきているからで、今のところこんな幸運を得ているのはジェッツだけだ。
今のジェッツなら一歩下がっても二歩進める。
二歩下がっても三歩進める。
進める力を手にできている。
今週末からがすごく楽しみだ。
 
最後に...
ポートアリーナ近くのコーヒーショップ「Tapo’sCoffee」のマスターに本当に感謝します。
試合があるときにしか行ってないのに、何年か前に無理に頼んで作ってもらったジェッツラテアート以来、行く度にいろいろ作ってくれていました。
タイトルがついに取れましたと挨拶に行き、優勝グッズのマグをプレゼントしました。
そして、とてもうれしい気持ちになれる最高のラテアートを作ってくれました。
本当にありがとうございました。
 
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2017年1月10日 (火)

千葉ジェッツ、自分たちを越えて初タイトル!オールジャパン2017制覇!

1月09日(月) 国立代々木競技場第1体育館
川崎ブレイブサンダース 66 - 88 千葉ジェッツ
 
何年か前、惨敗した試合後の帰り道、仕事帰りに試合を観に来たらしい会社員の集団から「ジェッツって弱いよ。」と嘲笑されたのを今でも忘れていない。
悔しくて仕方なかった。
20連敗したときは、ボードをへし折って抗議しようとしたこともある。
それらすべてが今は幻のように感じる。
 
千葉ジェッツはオールジャパン2017を制し、初タイトルを手にした。
賜杯である。
本気で応援しているチームが天皇杯を制したことはサッカーで一度ある。
その時は大いに泣けたが、今回も泣けた。
スコアが積み重なり、差が広がっていく競技であるバスケットボールでは、サッカーのように試合終盤になっても何か起きてひっくり返る可能性はそれほど大きくない。
終盤、点差が広がり、他のチームなら安全だと思える点差でも川崎が相手では油断できない。
何せ、直近の年末に同じような負け方で2連敗した相手だ。
昨日も後半、FTのシューターを間違えて流れを失い逆転されながらアルバルクを差し返して決勝に上がってきた川崎だからだ。
だが、それでも十分すぎる点差は涙腺をイカしそうになった。
 
書いている途中だが、文章が創れず苦戦している。
それの理由の根底には、当初このオールジャパン2017で本気で優勝できるという確信が殆どなかったからだ。
自分の分析ではだが、記事にも書いたようにメンタルで負けた年末の2連敗を見ている身としては、この大会での別人のような躍進ぶりが本物と信じ切れていなかったこともある。
決勝の相手が川崎ならば、苦戦は必至だと思っていた中でこのスコアは実感を簡単に許してくれない。
そして大会初戦からわずか5日間での戴冠も、ちょっと実感を伴わせてくれていない。
その辺はサッカーのサポーターの体質も原因なのだろう。
 
年末からの短期間で何があったのかを説明するのは大野HCですら簡単ではないだろう。
昨季のオールジャパンの準優勝、優勝、そして昨季のリーグ王者を下を向かせる強さで連破して頂点に駆け上がった強さを説明するのは。
ただ、これだけは断言できる。
千葉ジェッツは王者たる強さを発揮して王座を手にした。
それくらい今大会の千葉ジェッツは強かった。
勢いだけじゃないことは今日証明した。
たぶん、ここまで敗ってきた相手も千葉ジェッツが想像を超えていたことに驚き、心を打ちのめされたはずだ。
決勝戦の前、私はツイートでこんなことを書いた。
 
”昨年の大みそかの借りを返すのではなく、大みそかの自分たちを越えにいくのだ。
頑張ろう、自分たちに自信を持っていけばきっと自分たちを絶対に越えられる。”
 
まず自分たちに打ち克つメンタルの強さが必要だとあの2連敗で感じたことがベースにあっての文章だった。
そして千葉ジェッツはあの連敗を経て、見事に自分たちを乗り越えた。
私が言う前にその自分たちを既に乗り越えて決勝戦に挑んでいたのかもしれない。
 
決勝戦という緊張感の高まる試合で、千葉ジェッツの選手たちは試合開始から終了まで全員落ち着いていた。
判定にいらつくシーンは皆無に等しかった。
大会前、千葉ジェッツは客観的に観てチャレンジャーだと思われていたはずだ。
だが、大会中の千葉ジェッツはメンタル的に王者のそれを持っていた。
今になってだがそう思える。
そして、一週間前に無かった強さを発揮し、これまで苦杯を舐めさせられてきた相手を打ちのめした。
今日、試合終盤の川崎の北HCの表情は、前日見た桜木ジェイアール選手のそれと極めて似ていた。
もしかしたら、栃木の田臥選手も同じ表情をしていたのかもしれない。
彼らも千葉ジェッツがここまで力強くプレーするチームになった理由を理解できていないかもしれない。
 
準決勝、決勝と試合前に国立代々木競技場の隣の明治神宮にお参りし、必勝御守を入手して腕に付けて応援したこと。
準決勝の日、大手町の駅のサンドイッチショップで買ったカツサンドとメンチカツバーガーを今日も買って代々木に行ったこと。
それらも取り越し苦労だったかのようだ。
ジュフ磨々道のシューズのヒモをイカしてくれたのが御守りのご利益だったとしたら少々神様はイタズラが過ぎただろう。
 
それでも必然を招く要素も数多くあった。
2Qで伊藤俊亮とタイラー・ストーン、阿部友和を投入した采配は試合の流れを変えた。
伊藤俊亮の投入は先日の年末の試合でも川崎攻略のヒントを与えてくれていたが、今日は伊藤俊亮が中央をドライブしてスコアした場面からジェッツに流れが傾いた。
タイラー・ストーンは昨日と同様に加速力と加圧力で、外国人勢のスピードに難がある川崎を揺るがした。
阿部友和はオフェンスのリズムを整えた。
前半を36-26で折り返したのは彼らと、彼らを送り出した大野HCの判断が生み出した必然の点差だった。
 
後半、先に富樫勇樹の3Pでペースを握り、そこからはディフェンスからのオフェンスを徹底して川崎を苦しめ、点差を広げていった。
そして、前述のように3Q終盤にジュフ磨々道のシューズのヒモが川崎のオフェンスの場面で突然イッてしまう。
ジュフ磨々道が靴紐を結び直そうとし、会場中が一瞬時が止まる。
藤井選手は一番驚いただろう。
そしてそのスキを見逃さずにパーカーがスティールし、紐を結んでいないままのジュフ磨々道が追いかけるが、バスケットカウントまで誘発してしまった。
このシーンで試合は決したと今は思う。
ツキもジェッツに味方していた。勝利は必然だった。
 
ジェッツの選手たちも試合前に今のジェッツの勢いをクチにしていたりした。
だが、上述のように相手の選手やHCを試合が進むにつれ落ち込ませていったのは、目の前にジェッツの強さがイメージの上をいっている理由を理解できていないからだっただろう。
彼らの中の千葉ジェッツは乗り越えられていた。
千葉ジェッツは相手チームのアタマの中の自分たちを乗り越えて試合に挑んでいた。
勝利は必然だった。
 
もちろん、千葉ジェッツは勝たないといけないチームにもなっている。
Bリーグで一番多くのブースターが試合を観に来ている。
多くのパートナーさんが支えている。
そして今も熱い情熱を持ったスタッフ、フライトクルーが選手たちをバックアップしている。
彼らの思いが報われて本当によかった。
 
次はリーグ戦のタイトルを獲ろう。
そして、千葉ジェッツをもっと知ってもらおう。
誇りに思ってもらおう。
それが日本のバスケットボールのためになったと思ってもらえるくらい。
今日はそのスタートの日でもあると思うんだ。
 
おめでとう、千葉ジェッツ。
最高だよ。
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オッチー、小林さん、入れてよかったね。
シミズに出す始末書は俺の名前で書いていいから。

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