2025年2月 2日 (日)

ムーニーが戦列復帰も課題は多く。

B1 第20節 LaLa arena TOKYO-BAY
2/1(土) 千葉ジェッツふなばし 66 - 67 横浜ビーコルセアーズ
2/2(日) 千葉ジェッツふなばし 76 - 71 横浜ビーコルセアーズ
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ジョン・ムーニーが戦列に復帰した。
これによりJ3、ジョナサン・ウィリアムズはチームを離れることになった。
ムーニー離脱後、すぐに加入してくれたおかげで助かった部分は大きい。
本当に感謝しかない。
DJホグも少し前に復帰していて、ケガ人は大小存在して万全ではないがメンバーは戻ってきた。

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ただ、チームが抱える問題は結構深刻で、ワールドカード下位に位置する現状を変えることは容易ではないだろう。
課題は攻守それぞれにあってどちらも大きい。
そのため、自分たちの時間帯を長く続けられない。
少しリードを拡げてここからというところで相手にあっさり得点されてしまう。
だから相手から怖がられていない。
オフェンスでは簡単なショットも外し、ターンオーバーから相手にビッグプレイをさせてしまい、すぐに点差がなくなる。
相手が簡単に何度も息を吹き返してしまう。
接戦かリードしていればまだ試合を潰さずに終盤の勝負に持ち込めるが、1Qで大きくビハインドを背負ってからエンジンが掛かることが今季は多く、それでは勝つのは難しくなる。

 
ここ最近の試合は我慢して接戦をモノに勝つパターンが多く、それでは逆に試合を落とすこともある。
勝ちパターンとはとても言えない。
今のチームには勝ちパターンがない。

 
メンバーが揃っていない状況下では、それを理由にできるかもしれないが、メンバー以上にチームの攻守のカラーがここにきてもぼやけているように見える。
明確な強みを作り、それを磨いていけるのか?
まだ試合は残っているとはいえ、プレーオフ下位は堅いだろう、だからホーム開催確保が命題と思っているのかなという空気も感じる。
キャプテンも口にしているが、今こそ皆が危機感をしっかりと認識していないとシーズンが一番早く、哀しく終わる。
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2025年1月 5日 (日)

何か変えないとこのまま手遅れに。千葉ジェッツの危機。

B1 第16節 LaLa arena TOKYO-BAY
1/4(土) 千葉ジェッツふなばし 75 - 67 レバンガ北海道
1/5(日) 千葉ジェッツふなばし 64 - 70 レバンガ北海道
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ホームでの屈辱の連敗が続いている中で迎えた新年初の連戦。
順位も東地区3位に落ちている。

 
ただチーム状況は好転していない。
年末の苦境で光になりそうだった菅野ブルースまでが負傷で離脱した。
これは痛い。
ムーニーとホグの離脱は続いており、いつ戦列復帰なのか見えてこない。
京都・東山高校の瀬川琉久くんが特別指定で加入してくれたが、彼に託すのは酷だ。

 
今季の千葉ジェッツが試合の入り方に課題を抱えているのは明らかだ。
それを強力なロスターの爆発力でカバーしつつチームの練度向上を待っていた前半戦だったが、中心選手の離脱でそのプランは崩れた。
フィジカル的にどの相手とも劣勢を強いられている現状のチームは相手のディフェンスを崩しきれない。
マークを外しきれないまま、難しいショットを放つのでエンジンが掛からない序盤はスコアが伸びない。
そして相手のビッグマンに高さでもフィジカルでも負ける。
その上、組織守備も練度があがらず、相手の3Pが決まり出すと1Qは焼野原にされてしまう。
焼野原寸前で堪えたのがGame1、焼野原になったのがGame2だった。

 
追いかける展開をいきなり強いられては用意したゲームプランなんていきなり白紙だ。
毎試合これでは勝てる試合も勝てない。
というか、現状勝てることの方が奇跡に近い。
我慢するしかないが、今のままの試合の入り方、スターターでは状況を変えられないと思う。
私が考えるアイデアは1Qはまず守備面でのコミュニケーションを重視したスターターで始める。
キーは荒尾岳だ。
Game1の4Q、荒尾がコートに入った時間帯は守備が締まった。
クリスの爆発もあったが、相手のスコアを止めて殴り合いにせずにできたのは荒尾のコートインが効いたと思っている。
だからスターターに荒尾を起用する。
それくらいの大胆なアイデアでないとゲームプランを遂行できない。

 
あとはもっと判断と決断を個々がスピードを上げて、アタックすること。
トランジションも機能していない現状では相手より先に動くことをより徹底しないと勝てない。

 
ただ「今は我慢の時期」とか言っているだけでは時間は過ぎていく。
応援するしかできないなら勝たせる応援にならないと意味ない。
選手たちが一番悔しいとわかっているのなら、個々の応援で悔しい思いをさせないために何かしないと。
そりゃどれだけ応援したって絶対勝たせられるわけはない。
もっとも理論的じゃないのが応援というもの。
でもそこを打ち破るから応援はやりがいがあるわけで。
結果だから。応援も。
今節は船アリ時代に毎年作っていた応援ボードを一枚持ち込んで自分の応援のギアを上げた。
何かしないとね。

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2024年12月30日 (月)

苦境の千葉ジェッツ。今こそ応援で勝たせよう。

B1 第15節 LaLa arena TOKYO-BAY
12/28(土) 千葉ジェッツふなばし 81 - 85 島根スサノオマジック
12/29(日) 千葉ジェッツふなばし 78 - 86 島根スサノオマジック
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2024年度を悪くても3敗までで乗り切れたらと思う。

 
前回記事ではそう書いたが、あの琉球戦以降、チームは最大級の苦難の中で苦しんでいる。
ジョン・ムーニーとDJ・ホグの2本柱が怪我で離脱。
チームはジョナサン・ウィリアムスを獲得したが、二人の穴は埋まらず、ここ10試合は3勝7敗である。
ムーニー離脱直後にウィリアムスを獲得したことからムーニーの離脱は琉球戦以前にチーム内では認識されていた可能性がある。
とはいえ、この2人は昨日時点でも戦列に戻っていない。
さらに今節は田代直希も体調不良で不在となった。
渡邊雄太、富樫勇樹も負傷の影響もあるのだろうが本調子から遠い。
原修太は調子を落としてグリーソンHCの信頼も失いつつある。
代わりに菅野ブルースが存在感を増しているが、まだ攻守でチームを牽引するまでは期待過多だ。

 
勝てないことでチームのプレーにも悪影響が出ている。
PGにピックやスクリーンのサポートが十分につかず、強引に抜こうとして攻める以前にスティールされるシーンが激増している。
またアタックも個に依存してしまっている。
インサイドで当たり負けする状況が相手にも知られていてタフショットを強いられている。
さらにイージーなゴール下でのショットまでも外すシーンも目立ち、昨年の悪い時期よりも悪いチーム状況に見える。
選手たち、HCの苛立ちも目立つ。
今節の2試合とも最終盤で苛立ちからテクニカルファウルを取られ、実質ギブアップコールとなっている。

 
ホグだけでも戦列に戻ってこないとワイルドカードも危ないが、今は我慢するしかない。
嚙み合っていない原因は一つではなく、一人でもない。
劇薬を求める声、早くも来季の補強を求める声も見掛けるが、そういう声は負けることに負けているというよく指摘する絶対ダメなことでしかない。
当たり前のように勝ててた時代も知っているジェッツファンは不安を覚えるだろうが、これほど負傷者が多くては誰にもどうすることはできない。

 
チームを信じることはまず第一だ。
だが、それだけを自分を鼓舞するように声に出すだけでは時間が過ぎていくだけだ。
今のジェッツ以上に苦しいチームは下位にたくさんいる。
選手たちは苦しんでいるのなら、それを少しでも解いてあげるには何をすればいいかを考える。
今やっていることをさらに強化する。新しいことをする。
ジェッツが楽しいのは当たり前に勝つからではないことをこの苦境の中で見つけないと。
負け出したら心が乱れていてはその程度の応援なのだ。

 
そうではないでしょう?
勝たせましょう。
私たちに掛かっている。

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2024年12月 2日 (月)

千葉ジェッツ、渡邊雄太が復帰してギアアップへ。

B1 第9節 LaLa arena TOKYO-BAY
11/09(土) 千葉ジェッツふなばし 77 - 65 琉球ゴールデンキングス
11/10(日) 千葉ジェッツふなばし 93 - 80 琉球ゴールデンキングス
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バイウィークが過ぎてリーグ戦が再開した。
その間は代表は揉めていて騒がしかった。
個人的な意見を言わせてもらえば、マスコミにまずしゃべった時点で代表を思ってという限定した効果以外の影響があるのは容易に想像つくことで、SNSで賛同を集めてファンからの人民裁判を起こして辞めざるを得なくするのを狙ったと思われてもしょうがない。
そのことを望まなくてもそうなることは想像できる。
本当に代表を思っているとしたらやりかたが悪い。
ちょっと前のことだがロボッツの騒動を彷彿させる。
選手ファーストを過大に捉えすぎて起きた事件だと思っているが、同じ匂いもする。
ハッキリ言って不愉快だ。

 
千葉ジェッツは渡邊雄太が今節から戦列復帰。
田代直希も戻ってきた。
そして再開戦は琉球ゴールデンキングスが相手だ。
個人的にはららアリで一番迎えたかった相手だ。
12月1日(日)のGame2に参戦したのでこちらを中心に感想を書きます。

 
Game1を完勝で取ったジェッツ。
琉球にどのQも20点以上与えず流れを与えなかった。

 
そしてGame2。
このまま終われない琉球ゴールデンキングスは試合開始からフィジカルでも気持ちを突っ込んできた。
それでもジェッツも慌てない。
リードがなかなか広がらず、僅差で琉球に前を走らせているような展開が続く。
琉球はヴィック・ローが負傷からコートに出せないことがこういうところで効いていたと思う。
ケヴェ・アルマ選手が奮闘していたが、続く選手がなかなか出ない。
荒川選手や小野寺選手も3Pを決めてくるが、テンポが上がらない。
それはジェッツ側のオフェンスの強みがキングスの今の弱点にマッチしていたことが大きかったと思う。
渡邊雄太が復帰したことで走れるビッグマンが3人。クリスまで入れれば4人になった。
対してキングスはアルマ選手しか実質いない。ローがいないからである。
ビッグマンの1on1ではクーリー選手とカーク選手は分が悪いが他の選手はフォローに行きにくい。
スコア確度が高いジェッツのオフェンスを抑えきれないことでリードされていながらジェッツペースに見えた。そして3Qにしっかりとひっくり返す。
琉球は気合いが入っていたが、その気合いが行き過ぎる場面もあってターンオーバーが大事な場面で起きていた。
そして4Q、DJホグの3Pショットでアクシデントが起きる。
ホグが着地時の足にアルマ選手の足が絡まって負傷する。
こちらに痛すぎるように思えたが、アルマ選手は明らかに動揺していた。
キングスに勢いを作れるアルマ選手が消沈。
ここで勝負があった。
ホグの負傷は痛いが、渡邊雄太が戻っているのでしばらくいる選手たちで頑張っていこう。

 
上に書いたが大型アリーナ建設の先頭を切って動いたキングスを1万人以上動員しているららアリで迎え撃つのは心躍る一日であった。
そして2連勝できたことは何より。
やりたいバスケにも近づいているようだ。
12月は天皇杯もあってタイトな日程だが、2024年度を悪くても3敗までで乗り切れたらと思う。

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2024年11月12日 (火)

千葉ジェッツ、スタート上々。ブレイク明けの進化形態が楽しみ。

B1 第7節 LaLa arena TOKYO-BAY
11/06(水) 千葉ジェッツふなばし 87 - 78 群馬クレインサンダーズ
B1 第8節 LaLa arena TOKYO-BAY
11/09(土) 千葉ジェッツふなばし 99 - 72 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
11/10(日) 千葉ジェッツふなばし 96 - 82 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
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B1リーグは徐々に順位表が固まり始めた。
千葉ジェッツはケガ人を出しながらもよいスタートを切って、11/10より3週間ほどのブレイクを迎えた。
ブレイク明けの11月末は琉球ゴールデンキングスとの重要な一番をホームのららアリで行う。
そのあとも12月は重要な試合が続く重要な試合が立て続けに待っている。
だが、渡邊雄太がそろそろ戻ってくるだろうし、田代もそのあと戻ってくる。
自身がBリーグの戦い方に慣れていないことも苦戦の理由に挙げていたグリーソンHCも自信を得るだろう。
この3試合のジェッツは苦しい試合展開にも崩れることなく、最後は相手をひっくり返すことができるようになっている。
不安定な部分はまだあるが、ここまでは上出来である。

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ららアリでのSTARJETSのパフォーマンスも演出効果がハイレベルになったことでより彼女たちが映えている。
変わってしまった曲や演出もあるが、私個人的には変化は進化と挑戦を伴っていれば受け入れるべきと思っている。
トップのNanaseさん(?)のジャンプの写真もいい感じで撮れてうれしい。

 
試合の話を。
6日(水)の群馬戦は今季の先行きを占う意味で負けてはいけない試合だった。
昨季広島をリーグ王者に導いたカイル・ミリング氏をHCに迎え、ドイツ代表のヨハネス・ティーマン。川崎から藤井祐眞を獲得。昨年の強力なメンバーも多く残り、本気でトップを獲る体制が整っている。
非常に野心的なチームでタイトルを掴むだろう。
個性的なメンバーも揃っている。
だが、それなら千葉ジェッツも個性的で突出した武器を持っているだけでなく、チームで戦える。
その点でまだ群馬より上で、埋まりにくい差を突きつけている。
後半序盤までは群馬がリードしながらも、ジェッツはしっかり射程圏に収めらていたのでペースが下がったスキに一気にひっくり返した。
一旦変わった流れをまた掴み戻せるかの部分でジェッツが上だった。

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週末は名古屋ダイヤモンドドルフィンズが相手。
ドルフィンズも実力は昨季しっかり証明されている。
ただ、このチームも嵌らなくなった時の修正力がまだジェッツに及ばない。
GAME1は序盤から嵌らないままにジェッツに蹂躙された。
ジェッツは今季ここまで一番の前半を見せたかもしれない。
GAME2は昨日の戦いぶりからドルフィンズが切り替えてきた。
もともと強いチームなので2試合同じように勝てるとは思わなかったが、中東選手、元ジェッツの佐藤選手がいい場面で3Pを決めるなど試合の流れを序盤から掴んだが、後半になるとジェッツが修正力を発揮してひっくり返した。
この日はDJホグが36Ptsの大当たり。
PGにもなり、外角からもキメ、ゴール下でも強いという止められない。
ドルフィンズも積み上げてきたものがあったが、ジェッツは新陳代謝をしながら積み上げてきたものが上回っていた。

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11月末までのブレイクに入り、戻ってくるメンバーとどうレベルアップするのかが楽しみである。
進化は続く。

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2024年10月25日 (金)

待ち受ける乱気流を抜けて。千葉ジェッツは高く高く。

B1 第3節 LaLa arena TOKYO-BAY
10/19(土) 千葉ジェッツふなばし 92 - 84 京都ハンナリーズ
10/20(日) 千葉ジェッツふなばし 68 - 57 京都ハンナリーズ
B1 第4節 SAGAアリーナ
10/23(水) 佐賀バルーナーズ   74 - 79 千葉ジェッツふなばし
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今年のB1リーグは今までと違う。
開幕して第2節でそれを強く感じる。
千葉ジェッツは茨城ロボッツに1敗を喫し、チームだけでなくファンも痛烈な教訓を学んだ。
ジェッツが自滅したのではなく、ロボッツが素晴らしかった。
昨日の5節を終えた時点では早くも無敗のチームはいない。
強力なロスターを持つ千葉ジェッツでも序盤戦はある程度黒星を覚悟しておいた方がよさそうだ。

 
3、4節は20日の京都ハンナリーズ戦に参戦した。
ゴール後ろの後方ブロックの最前列に近くバック側に一番近い、つまり片側に誰もいない席。
船橋アリーナ時代のシーズンシート席に一番近い席。
実はシーズンシートとして狙っている席の本命がこの日の席。
できるならこの席を確保したいところだが。

 
船橋アリーナ時代、私のシートの背後2階ゴール裏側のブロックの最前列に、とてつもなく熱の籠った応援をする中学生と思われる少年がいた。
最高の応援ボーイだった。
なんと、彼が隣の席にいる。
彼と父親と思われる男性も私を覚えていた。
ららアリになってもう会えないのかと思っていたらあまりにも早くタッグを組むことになった。
恐ろしいことだ。
だが、不屈の最強チームが再結成されたからには負けるわけにはいかない。

 
しかし、千葉ジェッツはまだ構築途上にある。
第2節で早くも敗れたが、試合内容では攻守ともに1試合通じて安定していない。
グリーソンHCには千葉ジェッツというチームに合流して時間が短いうえ、週末に同じ相手と2試合戦う形式に慣れていない。
相手チームをアタマに入れるのにも時間が足りていない。
参戦した京都戦Game2はスタメンで起用したホグをすぐ下げるなど、2試合目に修正してくる相手チームを見切れていない。
時間の問題だとは思うが、しばらくはハラハラする試合が続くだろう。
それでも試合中にチームに激を入れて生き返らせてしまうのはさすがだ。
が、毎試合それでは疲労も増す。
開幕直後に渡邊雄太が離脱したこともあるが、次第に使う選手、使わない選手がはっきりしてきたことで使われる選手の疲労も高くなり、プレーが雑になりやすくなっている。
動きも少し重いのか?オフェンスでズレを生み出してフリーでショットする選手を作ることが少ない。
しばらく連戦が続く中でどうマネジメントしていくかが注目である。
渡邊雄太も来月には戻ってくるだろう。

 
経験豊富な田代直希はチームに安定をもたらしてくれている。
小川や金近にはまだできないことが彼にはできる。
多くの人がすでに気づいているが、彼がいなかったら今頃真っ青な状況になっているだろう。

 
それにしてもららアリは凄い。
昨年と変わった部分、特に演出を嘆く声も聞こえるが、会場がまったく変わったのだから、そのサイズに合わせた演出を楽しんだ方がハッピーだ。
そして、京都戦では両試合とも1万人超えを果たした。
通算観客動員数も100万人を超えた。
インタビューで原くんも語っていたが、100人いるかいないかの観客の中で試合をしていたこともあるのに。
こんな巨大なアリーナでホームゲームをできるなんて。
紙飛行機みたいな状態で乱気流に突っ込んだ千葉ジェッツは、今屈指の大型機体となって誰も登ったことがない高度を飛ぼうとしている。
200年後には空飛ぶアリーナを実現してほしいな。

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2024年10月 8日 (火)

ワクワクの開幕、千葉ジェッツ2連勝離陸。

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10月に入り、週末が来た。
2024-2025Bリーグのシーズンが開幕した。
5日は他に用事があったので行かなかったが、個人的に大きな一日になった。
20年近く溜まっていたものかなりスッキリした気分になった。
その上で、6日(日)の千葉ジェッツのララアリーナでの開幕節に参戦できたのはよかった。

 
開幕節の相手は宇都宮ブレックス。
昨季はリーグ戦では勝てなかったが最後に大きな一矢を刺すことができた相手だ。
いきなり今シーズンを占うカードが組まれたこと自体がエンターテインメントである。
サンボマスターの熱いライブでスタートしたオープニングから千葉ジェッツは主役をハラハラもさせながら務め切った。

 
B1 第1節 LaLa arena TOKYO-BAY
10/5(土) 千葉ジェッツふなばし 91 - 84 宇都宮ブレックス
10/6(日) 千葉ジェッツふなばし 80 - 61 宇都宮ブレックス
 
GAME1。注目のスタメンは富樫、原、渡邊、ホグ、ムーニー。
ベストな布陣だ。
1Qから激しいディフェンスで主導権を握るとホグがスティールから先制点を決めると、富樫の3Pも続く。
その後も勢い止まらず26-7と最高のスタートを切り、1万人近く入ったアリーナを沸かせる。
だが2Q以降、ニュービル選手が目覚めると宇都宮が追い上げてくる。
緩んだわけではないが、このロスターでも勝つのは簡単じゃないといきなり教えが下りる。
この日のニュービル選手は35Ptsと止めようがない活躍だった。
一時逆転されたのも、試合終了直前に3Pを決められ同点になされたのも彼が大きい。
だが、ジェッツの新戦力DJ・ホグも攻守、そしてインアウトのショットで存在感を示す。
何よりもチームプレイヤーだ。
感情もコントロールが上手いし、本当にいい選手だ。
渡邊雄太も延長でも重要なところで決めたし、チームトップに近い39分のプレータイムの中でアリーナを沸かせた。
延長ではブレックスを突き放し、エンターテインメント感満載の勝利で初戦を飾った。

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翌6日は自分の初戦であった。
開門前に到着してたっぷりと楽しむことにした。
グッズ販売、グルメ、特設ステージといろいろなものを体験。
最初で最後の新アリーナデビューを楽しんだ。
試合後にはDJホグのサイン会にも当選していたので、そのためのものも用意した。
STARJETSの新しいパフォーマンス、衣装、新加入のアリーナMC。
そしてメディアの取材も豪華で、櫻井翔くんも来ていた。
bjリーグでプロバスケチームとしてスタートを切ったシーズンからすると信じられない光景ばかりだ。

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昨日と同じくサンボマスターのライブからオープニングがスタート。
リーグ戦仕様のオープニングパフォーマンスも初めて見る。
この日は3階スタンド席だったが、コート中央から吊るされたスピーカーから船橋アリーナとは比較にならない音圧でコートから四方に広がってくる。
ジェッツコールを叫んでも正直通らない。
アリーナ全体で同じコールが揃うとようやく声が音楽を上回る。
コンサート開催時は迫力満点だろう。

 
試合の話に入ろう。
プレシーズンから感じていたが、激しいチェイス、ゴール付近での高さと強さが増した千葉ジェッツ。
それでいてファウル数が少ない特徴を感じていたが、この試合でもそれが試合序盤から効果絶大だった。
昨日の1Qがまぐれではなかったことを証明するように宇都宮のオフェンスで難しいショットを打たせ、リバウンドで拾い続ける。
昨日の繰り返しのようになり、宇都宮はファウルを重ねていく。
昨日無双状態だったニュービル選手にも自由を与えない。

 
そんな中、渡邊雄太が3Pショット時に交錯から着地を誤り、負傷する。
よくあるファウルドローンのパターンだったが、相手が渡邊雄太だったこと、相手が比江島選手だったこと。
彼が責められることではなかったが、このシーンはブレックスに少なからずチーム全体のメンタルを揺さぶった。
比江島選手はその後3つ目のファウルを早々としてしまい表情にショックが浮かぶ。
ベンチに下がった比江島選手をこの日ベンチ外の田臥選手が声を掛けてサポートする。
田臥選手がいなかったら、ブレックスは前半で瓦解したかもしれない。
この試合の重要な場面だった。

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2Qも主導権を握り、渡邊雄太を欠いてもリードを拡げていくジェッツ。
西村文男、田代直希の経験豊富な選手が穴を埋める以上の活躍を見せる。
この選手層の厚さが昨季になかったものであり、今のジェッツに大きな武器である。

 
宇都宮は追い上げてくる時間もあるが、昨日のように勢いはつかない。
ニュービル選手対策がかなり改善された中で、イラつく自分たちとも戦うことになった宇都宮ブレックス。
ファウルトラブルになる選手が外国人選手中心に増えだす。
オフェンスファウルも多く出て、それもイラつきに拍車を掛ける。
私が思うにブレックスは荒ぶる馬のようだ。
つまり、優秀な騎手がいないと馬は平常心を失う。
この日はそんな感じだった。
今季のHCは昨季からチームにいるが、荒馬を乗りこなすまでにはいっていないようだ。
後半になっても流れを掴めず、難しいショットを決めてどうにか追いすがる自分たちに対し、波に乗って宇都宮ディフェンスを切り裂いて気持ちのいいショットを決めてくるジェッツを何とも言えない表情で見ている宇都宮のブラスウェルHCが何度も大写しになる。

 
最初にも書いたが、ジェッツの強さはこの時期とは思えないレベルになっているチームとしてのディフェンス力だと再認識した。
誰が出ても相手に時間を掛けさせ、ムリを強いるチームのディフェンスは試合終盤になると試合が進むほどに効果絶大になっていく。
ジェッツ側の疲労も相当だと思うが、相手も同じくらい体力を失っており、さらにアタマも疲労させる。
昨日よりスコアは落ちたが、その倍くらいスコアを落とさせたことも証明になっていると思う。

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試合終了後の互いの表情は対照的以上に対照的であった。
だが、相手が宇都宮ブレックスでも開幕2連勝はあり得ると結構多くの人が現実的に予想できていたと思う。
それが覆らなかったことはチームへの信頼となり、それは今季の目標達成への大きな力になってくれるだろう。

 
だが、チームの力だけでは力は足りない。
我々がどんな応援をするかが大事だ。
新しいアリーナは大きく、そして前述の通り音響が素晴らしすぎて船橋アリーナのようにスタンド発の声は通らない。
ではどうするのか?
発音源をスタンドどこからでも作る必要もある。
STARJETSの動きを見て自発的にみんなが声を同時に出す。
誰か、応援団がリードしてくれると思っていたら声は出ない。
あの音響の中で、誰かのリードなど伝わらない。
だから自発的にやらないといけない。

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声を出す以外の応援もやらないといけない。
試合後、DJホグのサイン会に持って行ったのは数日前に入手した彼の大学時代の選手カード(サイン入り)であった。
これを見せれば必ず笑ってくれると思ったからだ。
楽しい思い出を作ってあげる。
笑わせてあげる。
気分よくジェッツにいることができるようにすること。
これは立派な応援。
何も試合で声を出して盛り上げるだけが応援ではない。
私はそれを経験から知っている。
応援で大事なのは試合の時間ではなく、その何倍もある試合のない時間に何をするかなのだ。
グッズを買って、それを身につけて街を歩くことだって応援になる。
試合時間外で選手に接触することは禁じられているが、接触する必要はない。
地域に知られている、応援されていると実感できるようになるだけで選手たちは喜ぶ。
アリーナの音が良く響くし、大きくなったことで声が伝わりにくくなった。
ならばどうすれば応援が選手に届くか?
それを考える。実践する。

 
ジェッツにとってとても重要な今季、試されるのは選手たちだけではない。
ファン、ブースターも同じだ。
我々が応援で勝たせることが必要とされる。
素晴らしい新アリーナ、加入したスター、浮かれずにそれに負けない応援をしよう。

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2024年9月23日 (月)

千葉ジェッツ、目指す高みへの離陸

10月5日(土)6日(日)の千葉ジェッツのB1開幕2戦のチケットは発売二日目にほぼ売り切れた。
6日(日)の試合は地上波放送も決まったようで、ワクワクは急速に高まっている。

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今季の千葉ジェッツの目標は3冠達成である。
2冠こそ何度かあるが、3冠はまだ達成されていない。

 
この3連休、千葉ジェッツは広島にて第100回天皇杯 2次ラウンドに挑み3日で3試合のハードスケジュールを勝ち抜き、12月4日(水)に行われる3次ラウンドへ進出した。
勝ち抜いたのは、千葉ジェッツの他
 
ファイティングイーグルス名古屋
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
アルバルク東京
群馬クレインサンダーズ
宇都宮ブレックス
三遠ネオフェニックス
長崎ヴェルカ
 
準決勝から登場
広島ドラゴンフライズ
琉球ゴールデンキングス
 
3連覇は簡単ではないが今季の戦力は優勝できる戦力なので応援も頑張っていきましょう。

 
この3連戦は決してチームの調子はよくなく、2回戦の横浜ビーコルセアーズ戦は非常に危うかった。
今日の仙台89ers戦もオフェンスに波が大きく、ターンオーバーからトランジションをさせて、小川などが止めないいけない危ない状況が何度か起きた。
渡辺雄太は私が見る限りまだ身体が重そうだ。
ただ要所で格の違いを見せつけるプレーもあり、相手からしたら止めるのは容易ではないと思う。
DJホグは既にチームに重要な選手となっていて、攻守で評判通りの活躍を見せてくれている。
DJはシドニーキングスではSFも務めていた。
207cmのSFなんて反則級である。渡辺雄太が二人いるようなものである。
ムーニーの負担は半分以上軽減されるであろう。
FTと3Pには最後まで悩まされたが、それも問題ない。

 
オフェンスでは波が大きいが、ディフェンスでは豪華で屈強な布陣が早くも効果絶大である。
高さと速さと強さを備えたビッグマンが3人いると、相手のショットがインサイドではステップバックになるケースが目立った。もしくは3Pだ。
それでも決めてくる選手も多かったので今年のB1は侮れないことを痛感したが、インサイドは最後を打ち破るのに相手が明らかに苦労していた。
2枚でブロックが来たり、相手のビッグマンのレイアップをDJが叩くなど、相手からするとキツイディフェンスが、3試合とも苦戦しながら大差のリードは許さず、僅差でもリードを保つ展開を支えていた。
また、ムーニー、渡辺雄太、DJの3人がコートにいると原修太のマッチアップにはフィジカル的に原くんを止められない選手が付くケースが増える。
こうなるとカットインでの原くん無双になる可能性もある。
上記の4人のフィジカルは反則であり、4Qになると相手が疲労でバテテくる。
一方、ジェッツは層の厚さでうまくローテして4Qに余力がある。
コンディションが上ったらどれほどに強さを発揮するだろう?

 
油断はしてはいけないし、応援しなくても勝つチームにしてはいけないのは我々の責務である。
規格外で豪快なプレーも度々出たが、お祭りをやっているわけではないので、歓喜ばかり発散してはいけない。
応援で相手にプレッシャーを掛けディフェンスに貢献する。
あと1点取るを繰り返す、目の前の勝利を全力で支える。
勝てなかったら、自分の応援のせいと思うくらいにして次の試合に切り替え、そして勝たせるためにすることを
考える。
勝っても次の試合に目標を切り替え、次も勝たせるためにもっと何かすることを考える。
勝利は祝勝会の酒の肴ではない。
新しいアリーナ、協力なチーム、言い訳はできないのは応援する側のファンも同じである。
全員で全力を出し尽くして、目指す高みへ必ず辿り着きましょう。

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2024年9月17日 (火)

千葉ジェッツ新章の始まり

このオフシーズンが永遠に続いて開幕がこなくてもいいなと冗談で思ったこともある。
それくらい他所から見たら贅沢なオフシーズンだった。
残念?ながら、いやいや待ちに待った開幕がこようとしている。
 
14日(土)に新アリーナ「lalaアリーナ東京BAY」での新シーズン決起会が開催された。
そして翌15日(日)16日(祝)はプレシーズンゲームが開催され、新チームが初陣を迎えた。
 
15日(日)のサンロッカーズ渋谷戦のみ観戦した。
試合は敗れたが、コンディションの整っていない選手が多いということで、渡辺雄太は前半のみの出場であった。
だが、彼を始め、新戦力は素晴らしいポテンシャルを見せてくれた。
DJホグはNBLでの実績通りの実力の一端を見せてくれた。
トランジション、ゴール下、3P、ディフェンスでいづれも素晴らしかった。
マイケル・オウは鍛える必要がある部分はあるが、小川との連携が早くも嵌るシーンも何度かあった。
渡辺雄太は言うまでもない。
開幕にコンディションが揃えばベンチメンバーも含め、様々な無双パターンができそうだ。
昨季のように全員ダメだから今日はダメだと早々悲惨な結末が見えてきてしまうようなことはないだろう。
 
こうなると金近、マーカスらは尻に火が付くだろう。
16日のSKナイト戦では金近オンファイアだったようだ。
 
新アリーナは初めて中に入ったが、素晴らしいアリーナである。
シーズンチケットをどこのブロックにするかを決めたいためにスタンドの最上段まで上がってみたがコートはしっかり見える。さすがだ。
3階席でも全然悪くない。
そしてトイレの多さに加え、混雑状況がリアルタイムで表示されるのは素晴らしい。
飲食も公的施設の船橋アリーナでは制限があったが、それももうきにしなくていい。
周囲にも飲食店は多く、試合前試合後に過ごす場所には困らない。
これから長くアリーナに来続けるために、価格が跳ね上がったチケットの値段の中で続けていくのは容易ではない。
船橋アリーナ時代と同じにはできない。
場合によっては応援から卒業することも考えていたし、今でも可能性の中にあるが、第一は応援を続けたい。
別に応援で有名になりたいわけじゃない。目立ちたいわけでもない。
応援とは滅私奉公なので勝たせるために何をするかだけだ。
 
新アリーナの風景は圧巻だった。
まるで横浜アリーナでのリーグファイナルのような光景が目の前にあった。
これが日常になるのは凄いことだ。
 
ただ、徒歩でもアリーナに行けたこれまでとは違い、交通機関を毎回使わないといけない。
特に帰りは南船橋駅からの電車の発着、乗り継ぎを事前にシミュレーションしておく必要があるだろう。
車で来るなら渋滞と、抜け道探しは先にしておかないといけない。
駐車場はアリーナの隣のららぽーと駐車場を使うことになる。
IKEAの駐車場に買い物の予定もないのに入れて、迷惑を掛けたらジェッツに迷惑掛けてしまうので絶対にダメだ。
 
開幕は10月5日、6日だ。
相手はブレックス。
今季は全部勝ってやろう。
チームの強さだけではなく、環境も含め違いを見せつけてやろう。

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2024年8月11日 (日)

千葉ジェッツ、さらなる高みに挑む新シーズンがくる

久しぶりに千葉ジェッツ、バスケの記事を書きます。
パリオリンピックでのアカツキジャパンの活躍は素晴らしかったです。
そしてオフシーズンのBリーグの動向もビッグニュースが多く書ききれません。
千葉ジェッツも本当にいろいろありました。
そして確実に言えるのは、とにかく楽しみで不安も過去最大なシーズンがやってくるということです。
千葉ジェッツは今まで上がったことがない高度に拠を据えるための挑戦をここから始めていきます。

 
まずチーム編成の変動から。
【ヘッドコーチ】
 ジョン・パトリック→トレヴァー・グリーソン
 
当初、ドイツ代表HCのゴードン・ハーバート氏と5月時点で契約を交わし、氏も来日しチーム構想のミーティングも行っていながら、突然契約を破棄したいとの申し入れがあり、結局契約は白紙に。
その後、ハーバート氏はバイエルンミュンヘンと契約を交わした。
ジェッツは7月下旬に昨季NBAバックスでアシスタントコーチを務めたトレヴァー・グリーソン氏を新しいヘッドコーチとして契約したと発表。グリーソン氏はオーストラリアでコーチオブザイヤーを4季受賞している素晴らしい手腕を持っているコーチであり、緊急事態の中で素晴らしい人物を見つけてきたフロントを賞賛します。

【選手(継続)】
 富樫勇樹
 西村文男
 二上耀(※インジュアリーリスト登録)
 小川麻斗
 金近廉
 原修太
 トビンマーカス海舟
 ジョン・ムーニー
 クリストファー・スミス
 荒尾岳

【選手(加入)】
 田代直希(琉球ゴールデンキングスから加入)
 ディー・ジェイ・ホグ(シドニー・キングス/オーストラリアから加入)
 マイケル・オウ(青島イーグルス/中国から加入)
 菅野ブルース(ステットソン大学から加入)
 渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ/NBAから加入)

【選手(移籍・退団)】
 米山ジャバ偉生(富山グラウジーズへ移籍)
 ゼイビア・クックス(シドニー・キングス/オーストラリアへ移籍)
 内尾聡理(ファイティングイーグルス名古屋へ移籍)
 大倉颯太(アルバルク東京へ移籍)
 ディー・ジェイ・ステフェンズ
 アイラ・ブラウン

 
新たに加入した選手の目玉はもちろん渡辺雄太である。
新シーズンからはBリーグでのプレーを表明していた渡辺選手には当然ながら多くのチームが獲得に名乗りを上げた。
ただ、彼の獲得には多大な資金準備と高額な契約条件があるのは誰の目にも明らかであったので、獲得できるチームは自ずと数チームに絞られていた。
千葉ジェッツはそのうちの一つであり、富樫勇樹の存在もあり当初から最有力であろうとは私も思っていた。
同じく資金力のあるアルバルク東京のトップが渡辺選手との交渉はしていないことを匂わせたことで、いつジェッツ加入が発表されるかとなった。大どんでん返しのがあるかもとも少し思ったが無事に発表。
オリンピックでもチームは結果は出せなかったが、負傷明けながら拮抗した試合を演出した。
彼がいることの優位性は圧倒的で、新アリーナの集客力に大きすぎる貢献をしてくれるのはもちろん、高さ、強さ、速さ、攻守あらゆる面でレベルをあげてくれるのは間違いない。
そしてオーストラリアリーグでの実績も輝かしいディー・ジェイ・ホグ選手の加入は渡辺選手の加入と同じくらい戦力的に大きい。
現在28歳、207センチ108キロ、昨季ムーニー一人に頼ることになっていたビッグマン層を厚くしてくれるだけでなく、高確率な3Pショットも武器として持っている。
リーグ最強の外国人選手になる可能性も高い。これもすごい補強である。
そして琉球ゴールデンキングスで長くキャプテンも務めた田代選手が加入。
船橋市出身でもある田代選手はチームに見える部分、見えない部分で貢献してくれる。
ファンから愛されるキャラクターでもあり、苦しい時にチームを救ってくれるだろう。
中国リーグでプレーしていたマイケル・オウ選手も207センチ110キロとビッグマンである。
ジェッツ初のアジア特別枠での加入である。
未知数の部分もあるが、チームにフィットすればリーグに名を轟かす可能性は高い。
菅野ブルースは特別指定選手としてジェッツでプロキャリアをスタートさせる。
アメリカの大学でプレーしていた。オウ選手と同様、リーグに名を轟かすかもしれない。

 
個人的な感想だが、このオフはフロント頑張ったな!と思います。
細かいポイントは敬意を欠くと思うので言わないけど。
この陣容がライバルチームだったらゾッとする。

 
退団した選手は6人。
シーズン後半から加入してチームを救ってくれたゼイビア・クックスはシドニー・キングスと大型契約を結んだ。
同じくチームを救ってくれた内尾聡理はFE名古屋へ。正直これは驚いたがより成長を求めてジェッツの外をあえて選んだのだと考える。
大倉颯太はアルバルク東京へ移籍した。
彼は二上同様怪我に苦しんだ時期が長く、プレーできるコンディションには戻ったがプレー機会が得られていなかった。小川麻斗や金近廉の台頭で難しい立場になっていたのかもしれない。
ジェッツにいたままでは競争に加われないと考えて新天地を求めたと考えている。
DJステファンズとアイラブラウンは共に好人物であったが、安定感も爆発力ももう少し欲しかったと個人的には感じている。

 
またSTARJETSでも中心的な存在となっていたMiyuがNBAチア挑戦のために渡米。
ウォリアーズのオーディションでは最終審査まで到達したが残念ながら縁がなかった。
ただ、彼女の挑戦はジェッツファンに勇気を与えてくれたと思う。

 
チームだけではない。
新アリーナも素晴らしい。
新ホームアリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY 」は訳1万人収容と船橋アリーナの倍になる。
チケット料金が気になるところだが、9月15日(土)16日(日)に開催される『HOTEL FLORA PRESEASON GAME 2024』の座席表とチケット価格表が8月9日に更新されているが、それをベースに昨シーズンまでの自分のシーズンシートの位置に該当する場所で比較すると4,000円→4,500~5,000円くらいのようだ。
ただし、交通費がこれまでタダ(徒歩)だったが、これからは片道680円(往復1,360円)掛かる。
車で行くには渋滞により予定通りに到着しない可能性が高いので電車になるだろう。
武蔵野線のトラブルでJRが遅延する可能性もあるので京成電鉄でのルート(船橋競馬場駅から徒歩)もプランに入れておく必要があるだろう。

 
他チームの動向も激しく、横浜BCの河村選手の海外挑戦、島根のビュフォード選手のB2信州への移籍、琉球ゴールデンキングスは主力選手の流出が近年なく激しかった。
また馬場雄大選手の動向が気になるところである。

 
それからB2信州が協力な補強を行っておりアルティーリ千葉との一戦は楽しみである。

 
B3で応援している徳島ガンバロウズはPGでストックマン・ジュニア選手を、センターとしてマックスウェル選手を獲得。特にマックスウェル選手はチームとしてサイズで不利があると感じていた昨季の懸念にハマる選手であり、攻守でチームをワンランク強く安定させてくれることを期待している。

 
私個人としては今季は12月からになるシーズンシートがとても重要な案件である。
これまでのように毎シーズン新作応援ボードを作ることはもうしないが、勝たせることができない応援は応援ではないの精神は変えずチームを応援していこうと思う。

 
Bリーグは島田チェアマンを中心に進めている「B革新」により2026-27シーズンから大きく姿を変える。
そこに向けて意欲的なチームは準備を本気で進めている。
今シーズンは千葉ジェッツには特に重要なシーズンになる。
強力な陣容、新アリーナ、それにふさわしい高みを掴む挑戦が始まる。
楽しみで、それでいてプレッシャーの掛かるシーズンがやってくるのが待ち遠しい。

 

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