2010年3月17日 (水)

総統のシナリオ界制覇への道

今日は12時過ぎに帰宅しました。
11時まで仕事してました。
今は1年に1度ある、担当する仕事で勝負となる時期でして、乗り越えないわけにはいかない仕事を迎えています。
明日まではヤマがありそうで忙しいのと思いますが、その前の週末は存分に楽しんだわけですからこれくらいはやらないと。
週末北九州で戦った同士のみんなもウィークデイは仕事戦士と化して頑張っていると思います。
そんな仕事戦士の世を忍ぶ仮のサラリーマンの私ですが、そんなサラリーマンには今さらなれないと語る宮崎ショックボーイズ総統にとって今日は記念すべき日となりました。
 
Hi3d0904

『週刊 マンガ日本史』22号、石田三成。
実はこの一冊にて総統がシナリオライターとして華々しくデビューを飾っているのです。
マンガを描いているのは大島やすいち先生。
私くらいの世代だと「バツ&テリー」が印象深い大先生です。
そんな大島先生と競作してデビューとは。
 
今日は帰りが遅かったのですが、駅前の閉店ギリギリのTSUTAYAにて買ってまいりました。
さて総統の名前は....。
あれ、表紙にはないぞ。
まあ、目次にあるんだろ。
....ないぞ。
もしかして巻末。
 
 
あった!
 
ちっちぇ...。
これってどうなんだぁ
 
...いやあ、めでたい。華々しいデビューだね。
 
総統、ここは一発この分野で華を咲かせて一ヶ月30万の生活費を稼ぎ出そう。
そして吉崎エイジーニョより先に文壇で賞を取ろう。
 
ちなみにギラヴァンツ(旧ニューウェーブ)北九州ライターとしてミズノスポーツライター賞を取りそうになった吉崎エイジーニョ氏は記念すべきギラヴァンツのホーム開幕戦を欠席。
何でもぉ、確定申告が終わってなくてぇ....って試合の日って所得税の確定申告期限(15日)の前日じゃん。
遅すぎっ!
サッカーライターだったらシーズン前に済ませておくべきだろ。
 
それはさておき、皆さん、是非書店にてこの一冊を手にとってみてください。
文章ページのウンチクもなかなか面白いですぞ。

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2008年7月 2日 (水)

スペインサッカーを知る一冊

昨日、ユーロの決勝を観ました。
ビデオで録画しておいたものなので、熱心なファンのように寝不足というようなことはありません。
こういうビッグな大会の決勝戦というものは両チームともどうしても負けたくない、失点したくないという気持ちが先に立って退屈な試合になることが多いのですが、スペインが先制後も果敢に攻め続けて勝ち切ってくれたのは良かったなあと思います。
”無敵艦隊”というあだ名が付いているのに、いつも無敵ではなかったスペインが、テクニカルでスピードもある攻撃的なサッカーでタイトルを獲ったことに喜んでいるサッカーファンは多いのではないでしょうか。
 
スペインという国は他民族国家で現在も複雑な内情を抱えています。
スペイン国家には何故歌詞がないのか?これについてはフットボリスタにも書いてありましたが、過去の政治体制に起因する民族感情の問題が絡んでいます。
そんなスペインの現代史をサッカーというフィルターを通して読むと、これまた興味深いのではと思います。
そんな場合に向いている一冊がこれです。
 
『バルサとレアル スペインサッカー物語』NHK出版 フィル・ポール著 1700円。
 
スペインの人が愛する我が街のクラブへの情熱をそそぎ、憎むべきライバルクラブに対抗心を燃やす。
その感情の源になっている地域間の対抗意識”モルボ”をキーとして、スペインサッカーについてスペインの現代史をベースに語っている一冊です。
サッカーと地域というテーマは我々クラブチームのサポーターにとっては重要なテーマで、そういう意味では地元クラブへの愛情、思い入れ、こだわりが民族意識に基づいて表現されているスペインは非常に興味深い国です。
自慢できるような知識を身につけるというよりは、よりサッカーを深く理解するために読んでみてはどうでしょうか?
ただ、難点は日本語訳がいまいちはまりきっていないところでしょうか。
少なくとも私が買った2002年の初版は私的にはちょっと理解しにくい日本語訳でした。
 
いい機会なので、私も再度読み返してみようかなと思っています。

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