2018年7月16日 (月)

明日くらいには冷静に。ヴォルティス、神懸かった愛媛FCに敗戦。

2018J2リーグ 第23節
試合会場:ニンジニアスタジアム 5,319人
愛媛FC 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点)【愛媛】89' 有田 光希
 
先週も最初に書いたが、西日本での大雨による災害により被害に遭われた地域の方々を深く心に留めたいと思います。
この試合の開催地でもあった愛媛県でも大勢の方が被害に遭われ、26人もの方が亡くなられたことも。
そしてまだ行方不明の方もいらっしゃることも。
 
このような状況の中で、愛媛FCとの試合があること、試合ができることも、表現が難しいですが重いことのように思います。
 
こういうときに負けるかもとは多分みんな想像したと思う。
災害に対する支援はするけど、勝ち点は上げないと多くの人が言っていたのはそれの裏返しだよね。
なら負けるのは全く想定外じゃない。
 
今週は7月11日(水)に天皇杯三回戦をサガン鳥栖と戦った。
1-3で敗れ、敗退となった。
ダイジェストしか見れていないが、リポートの内容、監督のコメントによるといいところがなく終わった。
内容も踏まえて、直後の試合である四国ダービーにサポーターが勝利を求める想いはより強くなったと思う。
 
スタメンは天皇杯と同様のメンバーで挑んだ。
結果論として水曜日に使ったメンバーを起用したことを批判されてしまうのは仕方がないと思うが、私はスタメンは敗因ではないと思う。
互いの選手、チームの質は前回のダービーでも強く感じたが歴然としていた。
特に中盤でのボール回しの安定感は圧倒的で、ヴォルティスがプレッシャーを掛けると愛媛のパスがかなり容易に乱れた。
トラップ一つにしても質の差はあって、前回同様怖さを感じるのは神谷選手だけだった。
ただ、もう一人怖さというより神懸かったセーブを連発するGKの岡本選手がいた。
前半の広瀬のシュートを至近距離で止めたシーンに始まり、島屋のシュートを顔で止めたのは彼自身の反応ではなかった。
私もフットサルの試合でGKをしていて至近距離でシュートを顔で止めたことがある。もちろん反応できたわけじゃない。予測して至近距離に飛び込んで顔で受けにいったことも何回かあるが、それとは別だろう。
前者のときは後頭部に何か突き抜けたような衝撃を感じたのをよく覚えている。やばかった。
愛媛県に起きたことと合わせ、この試合には何か下りているような感じは、試合前にあるかもしれないという不安と合わせ、現実味を帯びた。
こういう試合は最後の最後が怖いのは誰であっても想像がつくのだが、この試合も例に洩れなかった。
 
どうすればよかったのか?は難しい。
何本もシュートは枠を捉えていた。だがGKは必ずいる。
この試合に賭けるヴォルティスサポーターの想いは私の想像以上に大きいと思うが、FWが(補強も含め)もっといれば勝てたとは言えない。
この試合はね。
岡本選手は凄かった。というか、彼自身以上のモノも彼に力を貸してしまっていた。
それが最後の有田選手のシュートを招いた。
そう締めくくる。
 
交代枠を使い切らなかったのは、監督のクセではなく選手への信頼度(戦術、状況的も含めた)なのだと思う。
DFのブエノをFWでスタメン起用していることも含め、皆が使えと言っている選手への監督が練習を見ての判断なのだろう。
ベンチに入れなかったことも選手も含め。
もちろん、それをどうこう言う権利はサポーター側には有るので、悔しさも当然あるから言った方がいい。
もっとも監督も言われるのは職業的に仕方ないと思っていると思うので、言われて考えを変えることも可能性は低いだろう。そういう監督だったら選手からの信頼は失せるだろう。
昨シーズンからここまで起きたことは良い試合も悪い試合も含め、彼に任せてきた結果だ。応援する側の賛辞批判はコロコロ変わっていいが、監督の考えることはそれではダメだ。だから今もある。
チームは確実に進化して他のチームにないベースを築いた。これは事実だし、財産だ。
それはこの試合でも発揮されていた。
この試合に負けることの悔しさは理解を超えると思うが、監督をここにきて否定したら、たぶん逆戻りするだろう。
攻めまくって負けるこの試合のような負けではなく、いいようにやられて負けたことがあるかつてのヴォルティスに戻ったりもするかもしれない。
私はこういうサッカーをしたいと明確になっていて、それに進んでいる過程の今のヴォルティスは、日本代表のお手本にもなりえると思っている。
もちろん、まだまだな段階だし、怪我人とか移籍されたりとか起きているが、リカルド・ロドリゲスに任せたヴォルティスを信じるしかないだろう。
 
怒りや悔しさは想像を超えるだろうが、罵る言葉は少し選ぶ、既に言ってしまったなら、振り返る冷静さは必要だ。
否定したり、ツイートを消す必要は全く無いが、それが選手、監督に伝わったときに相手がどう思うかは想像した方がいい。
言われて当たり前だと言うのも判るけどね。
良いときは一体と思っていて、実際本当にそうなら悪く言ったこともすぐ伝わるよ。
そこのところがこの先のヴォルティスがどうなるかを分けると思う。
明日くらいには冷静に。
いづれ負ける。それが今回来た。そういうシチュエーションだった。
これはヨソモノの自分だから言えるんだろうけどね。でもそうだよ。
仮に...来季は互いの戦うカテゴリーが分かれるとしたら、それは勝敗ではない。
決着がつかないから面白いのだ。勝っても負けても次の対戦に想いがいく。
我々がいるサッカーという世界はそういうところだ。
また、これからもずっと戦うことになるよ。
借りを返す機会はくる。悔しさを上塗りされる機会もくる。
必ずね。

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2018年7月 8日 (日)

サッカーがある日常の幸せ。

2018J2リーグ 第22節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 2,974人
徳島ヴォルティス  1 - 0 ロアッソ熊本
得点)【徳島】84' ブエノ
 
 
まず、西日本の大雨で大変な災害があり、亡くなられた方や、今も救助を待っている方が大勢いらっしゃること。
そのことを深く心に留めておきたいとと思います。
この状況の中で徳島では試合ができたこと。
サッカーの興奮は非日常というようなことが言われたりもしますが、サッカーを楽しめることは日常なんだなと思います。
恵まれているということをあらためて感謝しなければいけないなと思いました。
 
前節のあと、山崎凌吾の湘南ベルマーレへの移籍が発表された。
さすがにこのニュースが控えているとは想像できなかったので驚いた。
仮に噂であれ、それを知っていたら前回の記事は違う書き方になっていただろう。
何か前回の記事が可笑しくなってしまった。
それでも一丸感は損なわれていないと思う。
 
上記の通り、今節は試合が開催できるかがギリギリまで不明なところがあった。
それでも試合ができると信じてピッチを整えた阿部マネージャーの存在が選手たちに火を点けたと岩尾キャプテンが述べている。
熊本のサポーターも10人ほどであったが応援に駆け付けた。
相手サポーターではあるが、その存在も両チームの選手たちに響いただろう。
もちろん、徳島のサポーターもいつもより少なかったが、その存在が選手たちを励ました。
周囲から、こんな天気でも試合あるの?と聞かれた人は少なくなかっただろう。
 
雨の影響は見ていてそれほど感じなかったが、山崎という存在がないということは大きかった。
今季序盤も山崎は負傷で遅れていたが、その存在は大きかった。
山崎が戦列に復帰すると5月はチームも勢いを増していった。
前線に山崎がいることの頼もしさ。
それがないことの不安。
大崎が移籍したことも合わせ、正直今は危機だ。
だが、まだ今季は半分残っている。
ウタカは山崎と違う存在感をもたらしてくれるだろう。
杉本、佐藤、島屋、太郎、薗田、他の全員もチャンスと捉えてくれると思う。
 
ブエノのゴールは素晴らしかった。
あの場面で相手のマーカーに前を抑えられていながら、その上で捉えて決める技術、身体能力、センス。
さすが鹿島にいた選手だなと直後正直思った。
ブラジル人の感覚なんだなとはそのあと思ったが、いづれにしろ日本人とは違うんだなと思った。
今W杯やってるから、Jリーグで見られないゴールをよく目にするんだけど、それに匹敵するゴールだったなと思う。
それまでの閉塞感を感じる試合を打ち破ってくれた。
彼も切り札として今与えられている役割を全力でやってくれている。
 
杉本も島屋も頑張っていたが、得意の形の起点になるサイドが同じ左サイドからなのでやりにくさがあったのかもしれない。
山崎がいるサッカーに身体を慣れていただろう。
この試合は彼らに限らず、辛い評価は酷だろう。
何よりも試合ができたこと。
試合ができるコンディションにしてくれた阿部マネージャー。
苦しい中、ゴールを決めてくれたブエノ。
彼らに対しての感謝だけでいいのではないか。
 
ブエノがゴールを決めた時、いろんなものが上書きされて真っ白になったような気がした。
それがサッカーがもたらしてくれる幸せなのかなとしばらくして考えた。
我々は幸せなのだなと。
それを忘れてはならないのだろう。

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2018年7月 1日 (日)

一丸ヴォルティス、スタイルを変えて殻を破る。

2018J2リーグ 第21節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 4828人
徳島ヴォルティス  3 - 0 大分トリニータ
得点)【徳島】14' 岩尾 憲、69' 島屋 八徳、84' 山﨑 凌吾
 
 
6月は本当に苦しんだ。躍進の月にしたかったが、結果はそうならなかった。
だがここで終わったわけじゃない。
この状況でも一丸感は逆に高まっているのが感じられたし、この勝利でそれは確信に変わった。
大崎が移籍するという想定外のことも起きたが、それもヴォルティス全体の一丸感を高めたように思う。
払った代償は大きかったが、得たものはそれ以上にあったと信じたい。
 
共にポゼッションスタイルが主の両チームにおいて、この日のヴォルティスはカウンターで対抗した。
本来のスタイルではなかったが、リカルド・ロドリゲス監督は閉塞感を突き破りたかったのと、スタイルを変えても選手たちはやれると信頼できていたのだろう。
キーは岩尾憲だったと思う。
彼も本来より高めの位置について、前からの奪取→ショートカウンターのコンダクトを取った。
狙いはハマり、大分を窮屈な状況に追い込んだ。
そして岩尾がPKをゲットして先制した。
後半、PKのファウルをした丸谷選手が危険なタックルを岩尾にして退場に。
イエローではなく、一発レッドだと思うくらい危険なタックルで、あのあともプレーしていたけど岩尾が負傷していないことを祈ります。
その後、一人少ない状況でも前掛かりになって攻めてくる大分に危ないシーンもつくられた。
それを乗り切って試合を取り戻すと、島屋の見事なミドルでリードを広げた。
山崎もシシーニョの突破からのクロスを合わせてゴール。
そのまま無失点で終えて、7試合ぶりの勝利を掴んだ。
 
試合後のタオル回しは山崎がリード。
苦しい時期を共に耐えてくれた目の前のサポーターにとても感謝しているのが伝わるシーンだった。
 
本来のスタイルではなくカウンターを選択したことは何の問題もなくて、試合中で状況を見て選択すればいいこと。
むしろ、こういうスタイルで闘えるということがこれからの対戦相手に対しプレッシャーになるだろう。
状況を好転させるキッカケになればいい。
スタイルに拘っていたわけではないと思うが、いろいろな意味で殻を破った試合になったと思う。
そして、この試合から逆襲が始まったとシーズン後に思えるような試合になってほしい。

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2018年6月24日 (日)

守備あってこそのゴール。ヴォルティス、4連敗。

2018J2リーグ 第20節
試合会場:NDソフトスタジアム山形 6012人
モンテディオ山形 3 - 2 徳島ヴォルティス
得点)【山形】8' 小林 成豪、25' 南 秀仁、72' 阪野 豊史
     【徳島】42' 島屋 八徳、47' 山﨑 凌吾
 
 
今週は大崎玲央のヴィッセル神戸移籍という衝撃的なニュースがあった。
町田戦の時期にオファーがあったそうで、J1でプレーしたいという希望を叶えられるチャンスに賭けることになったようだ。
正直、今出ていかれるのは戦力的にも補強を考える時期的にも痛い。
が、選手にとってステップアップのチャンスは選手人生の中でそう多く訪れるわけじゃない。
頑張ってくれと言うことが最善なのだろう。
 
今節はアウェイでのモンテディオ山形戦。
昨季は6得点で圧勝したカードだ。
今は互いの状況が違う。逆だ。
厳しい試合になると思った。
山形の木山監督はああいう性格の人だ。
昨季を忘れているはずはない。
 
集中して入りたい試合だったが、あまりいい入り方はできなかった。
特に守備は中に寄せられて、外をフリーにさせてしまった。
クロスはいいボールではなく見事なバイシクルシュートでの失点だったが、全員が中へ守備に入ってしまっていた。
ボーーーーっとした守備になっていた。
試合に入れていなかったというのはあのような状態なのだろう。
2失点目は3バックのサイドを突かれ、石井は中央から長い距離を走って対応にいった。
その時点でエリア内に入らせてしまったのは仕方ないにせよ。
引きながら止めにいくのではなく、もっと前に出て強く対応してほしかった。
あそこで抜かせては、あとからフォローにいく周囲も厳しい。
この場面ももう少しどうにかできたはずだ。
 
それでもヴォルティスには運もあった。
前半終了近くに島屋のクロスに対し、狩野健太が触れなかったにせよGKの前に見事な動きで飛び込んでゴールを誘発した。
GKのミスはあるだろうが、真実は狩野健太の動きがもたらしたゴールに見えた。
後半開始直後に山崎がPKをゲットして同点に。
リカルド・ロドリゲス監督は本職がDFのブエノを前半40分にFWで投入。
その直後に島屋のゴールが生まれるなど、流れを取り戻すことができていた。
ブエノはFWとして積極的にゴールを狙っていた。
相手への脅威にはなっていが、彼に集めすぎた感もあって、彼へ集まったマークでできたズレまでは活かしきれなかった。
そして阪野に大迫のような勝ち越しゴールを先に決められた。
昨季との置かれている状況の違いが結果に出てしまった。
これで連敗は4に伸びた。
 
次節から大崎はいない。
守備は再構築しないといけない。
ならばこの試合のような守備をしていては状況は好転しない。
引き締め直すには高い授業料を払った試合だが、十分修正できる内容のはず。
次節も厳しい相手だが、守備的な意識もしっかり持って戦ってほしい。
守れてこそ、奪ったゴールも活きてくる。
まだまだ逆襲はできる。

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2018年6月17日 (日)

好調なチームと不調なチーム。レノファにあってヴォルティスにないもの。

2018J2リーグ 第19節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 4828人
徳島ヴォルティス  1 - 2 レノファ山口
得点)【徳島】19' 石井 秀典
    【町田】41' 小野瀬 康介、64' 小野瀬 康介
 
 
清水エスパルスやサンフレッチェ広島、FC東京でプレーしていたピーター・ウタカの加入が決まった。
公式発表前に徳島市街で食事をしているところを発見され、徳島に来ていることが発覚。
SNS上であっというまに拡散すると、翌日メディアでも”獲得へ”と報道がされた。
サンフレッチェ広島時代には得点王にも輝いている日本人サッカーファンにはお馴染みの選手である。
得点力不足に悩むヴォルティスにとっては大きな期待を掛けることになる。
学生の発信直後から一部で”守備をしないから”という、贅沢(?)なコメントが出たのは苦笑いしかなかったが。
試合に出れば全てわかることだ。
リカルド・ロドリゲス監督が適切な役割を与えるだろうし、その中で求められる守備のミッションをこなすだろう。
評価もきちんとされるだろう。それだけのことだ。
とにかく、彼にはゴールを生んでほしい。
最前線の守備力が多少低下しても心配になるほどヴォルティスのディフェンスは軟でもない。
 
この日の相手はレノファ山口。首位争いをしている好調なチームで攻撃力も高い。
ここまでの総得点は33。そのうち前線の3人で22点を上げている。
そして元ヴォルティスの大崎淳矢も在籍している。
一方で失点も高く、勝機は十分にある。
 
前線が満遍なくゴールを上げているということは、つまりチャンスに一気に複数の選手がゴール前に詰め寄せているということだ。
故に誰かがゴールしている、というのは雑な言い方で適切ではないだろうが、チームとして攻撃について意思統一がしっかりできているのだろう。
この日もそのスタイルで攻めてきた。
先制点はヴォルティス。ショートコーナーから石井秀典が見事に合わせてリードした。
前半はこのまま折り返したかったが、41分に追いつかれた。
池上がミドルを放ち、梶川が弾くとこぼれ球にオナイウ阿道が詰める。
これを再度梶川が弾くが、このこぼれ球を小野瀬が詰めてシュートをゴールネットの天井に刺した。
ディフェンスが足を出したが、角度を上に向けて冷静に且つしっかり打ち切ったシュートだった。
上にも書いたようなここぞで迷いなく前線が何人もゴール前に詰めてくる攻撃でもあった。
昨季のヴォルティスもこんな時期があったように思うし、本当に攻撃が好調なチームなんだなと思った。
自信を持ってプレーしているのも感じる。
それが少々粗っぽさになっている部分はあったが、思い切ったスライディングがファウルより奪っている方が多いように見えたのは偶然じゃないだろう。
そういう部分がヴォルティスにはちょっとなかったかな。
それがあったらかなりバチバチの好試合になったんじゃないかな。もちろん勝てた気もする。
ヴォルティスは山口の攻守で発揮される執念にハマってしまっていたように思う。
悪い出来ではなかったと思うが、ゴール近くまで攻め上がっても圧されるように、最後の部分で思い切りが減っていったように思う。
手数や時間が山口より掛っていたし、だから上げようとしたらスライディングが来てチャンスが潰れたり。
チャンスやシュートの数が出来に比例していなかった。
 
あと一度しか気づかなかったけど、カウンターからスピードあげてサイドからクロスを入れようとした選手が何度も中を見ていた。
クロスを上げる位置がドンドン深く、そしてドリブルも(エンドに近づくこともあり)ドンドン減速してしまい、クロスに加える工夫の選択肢が少なくなった。
全体的にみてもアーリークロスとかもっと織り交ぜてもいいんじゃないかな。
ボールを入れれば何か起こるし、シュートにいければ何か起きる。
山口はそれを信じていた気もするが、ヴォルティスは丁寧にいってしまい、逆に躊躇になっていたように見えた。
現状の自分たちへの自信の差だったのかもしれない。
逆転されたシーンは小野瀬のクロスのミスがたまたま入ったのが真相だと思うけど、何かが起きるのは今の山口みたいなチームなんだろうね。
 
もっと自信を持ってプレーしてほしい。
内容では全く負けてなかったと思うけど、負けた理由もはっきりわかる試合だった。
その理由が自信なんじゃないかな。
もっとやれるでしょ、ヴォルティス。

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2018年6月10日 (日)

ヴォルティス、もっと冷静さと工夫を。メンバー揃うも敗戦。

2018J2リーグ 第18節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 3615人
徳島ヴォルティス  1 - 2 FC町田ゼルビア
得点)【徳島】35' 島屋 八徳
     【町田】17' 中島 裕希、48' 吉濱 遼平
 
 
上位進出へ向けて勝負の6月。
ホームに町田ゼルビアを迎えた。
ヴォルティスは広瀬陸斗と狩野健太が戦列に戻ってきて、陣容は揃ってきた。
6月6日には天皇杯2回戦で栃木SCに勝利した。
杉本太郎もコンディションを上げてきているし、チームへの期待は高まっている。
 
町田は前からプレスを掛けることをディフェンスの第一歩にしていた。
特に出足の速さは徳島を最後まで苦しめたと思う。
見ていて微妙な判定に見えたシーンのいくつかでは、ボールとヴォルティスの選手の間にサッと出足の速さで身体を先に入れていた。
ボールに先に触れていたこともあったが、ファウルを取られやすい無理目なスライディング等をさせられていたように見えた。
そこで冷静さを失いかけた杉本太郎は危なかった。
ボールを持っているが、持たせておいて潰す町田のディフェンスに嵌められたように見えた。
但し、それが敗因の最大の理由ではないようにも思える。
 
前半、大本が右サイドで深く切り込んでクロスを供給しつづけていた。
そこにシシーニョが絡んだりとクロスを上げるまでの工夫は前半はかなり効果を上げていたと思う。
しかし、クロスのタイプ、入れる相手、角度で工夫があまり広がらなかった。
追い越して崩すまでは最後まで出来ていたのだが、山崎を中心としたゴール前をターゲットにし過ぎたように思う。
崩したいという気持ちが強くなり過ぎて崩した先の冷静さを制御し切れなかったのかもしれない。
特に終盤は。
力わざで強引に点を獲りにいっている感じが試合が進むにつれ強くなった。
得点もラッキーなゴールに見えながら、相手に前からプレスを掛けたことで相手が慌てたからである。
それは昨季ヴォルティスの良さの一つでもあったと思うのだ。
その後の前半残りもその影響で町田がテンパったように見えたし、チャンスも作った。
自分たちの前に最近立ちはだかっていた壁を崩すチャンスが前半同点後の時間帯にあったと思えたくらい、チームのプレーは活力を取り戻していた。
それゆえに逆転できずにハーフタイムで町田を冷静にさせ、後半入りを緩めてしまい早々に再度リードを与えたのは非常に残念だった。
2失点目のシーンのディフェンスは完全に受けてしまった。
 
町田は洗練はされていなかったが、ヴォルティスを上回っている自分たちの良さをわかっていた。
そこで勝負してきた。
崩せる余地は十分にあったし、決して負けるべき差ではなかったが、ヴォルティスは相手の弱さを突く冷静さと工夫が出せなかった。
いい形でクロスがゴール前で合ったのは杉本太郎のヘッドくらいで、後半は入れども入れどもゴールには遠かった。
もう一歩切り込むとか、バイタルの前のエリアに最後出すとかあっても良かったかもしれない。
裏を掻くような選択がないから、こう来るだろうなという見ている側の予想通り。
そこが昨季と違っているように見えるのも、今のサッカーの特徴なんじゃないかな。
良くない部分の。
 
結果は仕方ない。
次も上位の相手のレノファ山口で、力わざだけでは簡単じゃない。
メンバーは戻ってきているから、悪い方向に向いているわけじゃない。
次勝とう。次に。

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2018年6月 2日 (土)

チャンスメイクにも工夫を。ヴォルティス、勝負の6月スタート。

2018J2リーグ 第17節
試合会場:レベルファイブスタジアム 8598人
アビスパ福岡 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点)【福岡】58' ドゥドゥ
 
 
上位陣との対決が多くを占める勝負の6月を迎えた。
ここまでは苦労したが、それでもまだ十分挽回できる位置にいる。
だが、6月を上手く乗り切れないと7、8月でよりパワーが必要になる。
夏場に余裕を手にするためにも6月は本当に重要な対戦が多い。
 
6月最初の対戦は首位争い、自動昇格位置に現時点でいるアビスパ福岡だ。
ウェリントンという点取り屋が移籍したが、甲府で活躍したドゥドゥを獲得し、穴を埋められた。
ドゥドゥは柏に在籍していた時はまだ特別な選手ではなかったが、甲府で開花してドンドン怖い選手になっている。
またJ1でも実績のあるベテラン選手も多い。
 
この日のヴォルティスは怪我からの戦列復帰がまた一人、杉本太郎が戻った。
前節から藤原がベンチからも外れ、井筒がスタメンに入った。
 
首位争いをしているアビスパだと、やはり思っているような試合展開にはならない。
シュートまで持っていくことがなかなかできない上、最後のところでゴールへ打たせないアビスパのディフェンスが辛抱強かった。
山崎のヘディングはいいクロスが入ったが、相手に身体を当てられ、枠から逸れた。
逆にディフェンスラインで不用意に奪われてカウンターからシュートまで打たれたのは非常によくなかった。
枠を逸れてくれたのはラッキーだった。
全体的にも持たされている感じが強かった。
後半、最大のチャンスは前川がクロスに合わせて枠を捉えたシーンだった。
GKにセーブされたシュートが決まっていればと思ったが、この試合最大のビッグチャンスはゴールに繋がらなかった。
そしてドゥドゥのシュートが決まった。
ヴォルティスは杉本太郎をピッチに入れてゴールを目指したが、チャンスは多くは作れなかった。
ラストプレーの杉本のシュートがクロスバーに弾かれずに枠を捉えたとしても、勝つために十分なチャンスは作れなかった。
前半、杉本竜士が左サイドからチャンスメイクしていたが、それ以外の形も足りていなかったように思う。
彼が下がったあとはサイドからの崩しも減ってしまった。
 
得点力不足は深刻だが、最後の形に持っていく工夫ももっと欲しい。
そういう意味では前川がシュートしたような形をもっとできるように、もっとバリエーションも豊富にして欲しい。
杉本竜士は頑張ってくれているが、あの頑張り度のまま夏場を乗り切れるのかという不安もある。
彼が調子を崩してしまったら、また一つ違いを生み出せる武器が使えなくなっていしまう。
点取り屋の補強も必要かもしれないが、その選手に来たとしても、その選手に決定機を渡す工夫は今いる選手たち中心にやること。
下を向かずに切り替えて、次の試合で工夫を凝らしてほしい。
それだけのアイデア発想力と実行力のある選手は絶対に揃っている。
次の試合はいい内容で勝つこと。
勝つだけ以上の何かを表現してもらいたい。
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2018年5月28日 (月)

岩尾の復帰で、スタイルも復活へ。ヴォルティス、次は勝利を。

2018J2リーグ 第16節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 5312人
徳島ヴォルティス 1 - 1 松本山雅
得点)【徳島】79' 島屋 八徳
    【松本】36' 前田 大然
 
 
5月を負けなしで終わり、怪我人の多い苦境をいい成績でここまで来ている。
選手のコンディションに徐々に好転しつつある。
だが、6月は首位、2位を含む、上位4チームの対戦が待っている。
本当に乗り切らないといけないのは6月なのだ。
 
その6月を迎える前に、難敵をホームに迎えて打破を目指した。
相手は苦手というより、いろいろな意味で負けたくないと思う人が多い松本山雅だ。
今季の松本には昨季水戸でプレーし、ヴォルティスとの試合でもゴールを決めた前田大然が加入している。
レギュラーとして活躍している。
そして高崎、橋内と元ヴォルティスの選手もいる。
アウェイながら大勢のサポーターが来るので、負けたくない要素は満点以上だ。
 
ヴォルティスには朗報があった。
岩尾憲が復帰してきた。
怪我が完治したわけではないようだが、強い気持ちでキャプテンとしての責務を果たすと決めたのだろう。
島屋も既に復帰しており、この二人がいるのは大きい。
実際に試合でも攻撃的な形が戻ってきたように思う。
但し、前半は守備でミスからあわや失点というシーンがあったように軽率なシーンもあった。
重要な選手が戻ってきたとは言え、先に失点してはキツイ。
梶川に救われたが、松本がヴォルティスのディフェンス陣の弱点をスピードと見ていた。
ポゼッションが高くなればディフエンスラインも高くなることが多い。
そんなときにディフェンスラインでああいう安易なミスをしたら背後にある広大なスペースでぶっちぎられてしまう。
失点シーンもスピードを上げられたのに対応しきれず走るスペースを与えてしまった。
それでも、チームのオフェンススタイルは戻ってきている。
後半は、らしいサッカーがかなり表現できていた。
PKこそ残念だったが、島屋が彼の看板のようなグレイトショットでゴールを決めたのもらしいゴールだった。
 
ドローに終わったのは残念だが、チームの形は戻りつつあることが、重要な選手の復帰で証明できた試合だったと思う。
6月からは重要な相手が続く。
ディフェンス陣の安易なミスは十分なくせるミスだから、あとはオフェンスで自信を持って攻められれば勝利に近けると信じている。
さあ、勝負の6月へ。
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2018年5月22日 (火)

ヴォルティス、この先に繋がる守備陣の頑張り。四試合無失点。

2018J2リーグ 第15節
試合会場:石川県西部緑地公園陸上競技場 4004人
ツエーゲン金沢 0 - 0 徳島ヴォルティス
 
リカルド・ロドリゲス監督は苦労していると思う。
毎試合どのように戦うかを、我々が思っている以上に苦労して考えているに違いない。
怪我人が多く、やりたいサッカーに最適なメンバーを組むのにも、また代役すら満足に揃っていないのかもしれない。
動ける選手に普段から役割も変えつつ、どうにか乗り切っているのかもしれない。
 
その中でもここ数試合は内容とスコアはともかく結果を出し続けている。
勝てばいい、とサポーターも決して満足していないながらも、状況を鑑み納得してもらえている。
そして3試合無失点が続いているのは素晴らしい。
ここ数試合は押される時間帯も多い中で、守備的というよりディフェンス陣がしっかりと試合を支えているのが目に見えて伝わっているからだと思いたい。
以前のようにポゼッションも高いとディフェンス陣が仕事をしているのを目にする時間は必然的に少なくなる。
攻め続けているから守備が注目を浴びない。
それでも守備が安定していると攻撃陣が伸び伸びとリスクを選択しても思い切ってやれることもある。
無失点で終われていることは、今後の怪我人が復帰してきたときの勢いに影響を与えてくれるだろう。
この試合は勝ち点1に終わったが、無失点が続いていること、守備陣が頑張れていることはこの先の試合の勝ち点に必ず貢献すると思う。
気になるところは、最近の試合でクロスをニアで逸らされる形でやられているところ。
この試合もポストに救われたシーンはあった。
 
島屋も復帰してきた。
試合勘が戻り切っていないと思うが、数試合のうちに良くなるだろう。
光が照らす場所はそんなに遠くない。
 
 
また今節PVが開催され、岩尾がゲストで出席した。
サイン会も開かれ、大勢のファンが勝ち点1以上、2とまでは言えないが、の感覚を持って帰ったと思う。
次節以降、試合に行きたいという人を増やしたかもしれない。
決して、連勝が止まったとか、無得点だったとか、ネガティブなことばかりで終わっていない。
 
次節は重要な一戦になる。強い相手だ。
願っているような試合展開にならない可能性が高いと思うが、守備陣はまたしっかり力を発揮して前線を支えてあげてほしい。

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2018年5月14日 (月)

飛び出せ!小西雄大。ヴォルティス、ニューヒーローの予感。

2018J2リーグ 第14節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 4713人
徳島ヴォルティス 1 - 0 京都サンガ
得点)【徳島】27' 小西 雄大
 
 
怪我人の状況が好転していかない。
日曜日にアナウンスされたが、岩尾憲が受傷から4週間の怪我との診断。
キム・ジョンピルが負傷していた右足の手術を行ったことで全治2か月となった。
あとでも書くが、狩野健太もこの試合で負傷。
まだ負傷状況について公式なアナウンスがないが、頭部の負傷であるため慎重にならないといけない。
これではさすがにやりたいサッカーを表現するのは難しくなる。
 
それでも新しいヒーローとなる選手たちが出始めている。
最大のヒーローは石井秀典であることは多くの人が感じていると思う。
経験とい技術で前線のパワー不足をディフェンス力で支えてくれている。
3試合連続で無失点であることは偶然ではない。
若い選手たちの手本にもなっているようで彼の存在は数字以上に大きいようだ。
この試合のように攻められる試合で存在感を発揮してくれている。
 
そしてもう一人、ヒーロー...になれるきっかけをつかんでくれた若手。
小西雄大だ。
2年目の彼は昨季出番を得る機会もあったが、コンスタントには出場できていなかった。
彼もまたチームの窮状にピッチに立つ機会を多く得るようになった。
本来のポジションと違うところで使われることもあって苦労もしていたと思う。
スタメンで使われたり、使われなかったり。
そしてゴールを求められるポジションでは必ずしもなかったが、ゴールがなかった。
この試合、相手のクリアボールを見事なボレーでキャリア初ゴールを決めた。
今節のベストゴールに匹敵する素晴らしいゴールだった。
若手にとって、ポジションはどこであれゴールというのはいい転機になる。
ゴールの量産はポジション的に難しいだろうが、ゴール前に顔を出す機会は増えるだろう。
自信と欲を身に付けただろうから。
誰かが手綱を引いてあげないと前に行きすぎてバランスを崩すことが起きるかもしれない。
しかし、思い切ったプレーはチームに元気も与えてくれる。
臆せずに次の試合もプレーしてほしい。
ヒーローの肩書はまだ早いかもしれないが、可能性はとても高い。
チームの中心的存在に一気になれたら最高だ。
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狩野健太の負傷は心配だ。
頭部への負傷なので上にも書いたが、慎重に治療をしてほしい。
彼もニューヒーローを期待される選手。
くれぐれも無茶をしないように願います。

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