2018年6月17日 (日)

好調なチームと不調なチーム。レノファにあってヴォルティスにないもの。

2018J2リーグ 第19節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 4828人
徳島ヴォルティス  1 - 2 レノファ山口
得点)【徳島】19' 石井 秀典
    【町田】41' 小野瀬 康介、64' 小野瀬 康介
 
 
清水エスパルスやサンフレッチェ広島、FC東京でプレーしていたピーター・ウタカの加入が決まった。
公式発表前に徳島市街で食事をしているところを発見され、徳島に来ていることが発覚。
SNS上であっというまに拡散すると、翌日メディアでも”獲得へ”と報道がされた。
サンフレッチェ広島時代には得点王にも輝いている日本人サッカーファンにはお馴染みの選手である。
得点力不足に悩むヴォルティスにとっては大きな期待を掛けることになる。
学生の発信直後から一部で”守備をしないから”という、贅沢(?)なコメントが出たのは苦笑いしかなかったが。
試合に出れば全てわかることだ。
リカルド・ロドリゲス監督が適切な役割を与えるだろうし、その中で求められる守備のミッションをこなすだろう。
評価もきちんとされるだろう。それだけのことだ。
とにかく、彼にはゴールを生んでほしい。
最前線の守備力が多少低下しても心配になるほどヴォルティスのディフェンスは軟でもない。
 
この日の相手はレノファ山口。首位争いをしている好調なチームで攻撃力も高い。
ここまでの総得点は33。そのうち前線の3人で22点を上げている。
そして元ヴォルティスの大崎淳矢も在籍している。
一方で失点も高く、勝機は十分にある。
 
前線が満遍なくゴールを上げているということは、つまりチャンスに一気に複数の選手がゴール前に詰め寄せているということだ。
故に誰かがゴールしている、というのは雑な言い方で適切ではないだろうが、チームとして攻撃について意思統一がしっかりできているのだろう。
この日もそのスタイルで攻めてきた。
先制点はヴォルティス。ショートコーナーから石井秀典が見事に合わせてリードした。
前半はこのまま折り返したかったが、41分に追いつかれた。
池上がミドルを放ち、梶川が弾くとこぼれ球にオナイウ阿道が詰める。
これを再度梶川が弾くが、このこぼれ球を小野瀬が詰めてシュートをゴールネットの天井に刺した。
ディフェンスが足を出したが、角度を上に向けて冷静に且つしっかり打ち切ったシュートだった。
上にも書いたようなここぞで迷いなく前線が何人もゴール前に詰めてくる攻撃でもあった。
昨季のヴォルティスもこんな時期があったように思うし、本当に攻撃が好調なチームなんだなと思った。
自信を持ってプレーしているのも感じる。
それが少々粗っぽさになっている部分はあったが、思い切ったスライディングがファウルより奪っている方が多いように見えたのは偶然じゃないだろう。
そういう部分がヴォルティスにはちょっとなかったかな。
それがあったらかなりバチバチの好試合になったんじゃないかな。もちろん勝てた気もする。
ヴォルティスは山口の攻守で発揮される執念にハマってしまっていたように思う。
悪い出来ではなかったと思うが、ゴール近くまで攻め上がっても圧されるように、最後の部分で思い切りが減っていったように思う。
手数や時間が山口より掛っていたし、だから上げようとしたらスライディングが来てチャンスが潰れたり。
チャンスやシュートの数が出来に比例していなかった。
 
あと一度しか気づかなかったけど、カウンターからスピードあげてサイドからクロスを入れようとした選手が何度も中を見ていた。
クロスを上げる位置がドンドン深く、そしてドリブルも(エンドに近づくこともあり)ドンドン減速してしまい、クロスに加える工夫の選択肢が少なくなった。
全体的にみてもアーリークロスとかもっと織り交ぜてもいいんじゃないかな。
ボールを入れれば何か起こるし、シュートにいければ何か起きる。
山口はそれを信じていた気もするが、ヴォルティスは丁寧にいってしまい、逆に躊躇になっていたように見えた。
現状の自分たちへの自信の差だったのかもしれない。
逆転されたシーンは小野瀬のクロスのミスがたまたま入ったのが真相だと思うけど、何かが起きるのは今の山口みたいなチームなんだろうね。
 
もっと自信を持ってプレーしてほしい。
内容では全く負けてなかったと思うけど、負けた理由もはっきりわかる試合だった。
その理由が自信なんじゃないかな。
もっとやれるでしょ、ヴォルティス。

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2018年6月10日 (日)

ヴォルティス、もっと冷静さと工夫を。メンバー揃うも敗戦。

2018J2リーグ 第18節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 3615人
徳島ヴォルティス  1 - 2 FC町田ゼルビア
得点)【徳島】35' 島屋 八徳
     【町田】17' 中島 裕希、48' 吉濱 遼平
 
 
上位進出へ向けて勝負の6月。
ホームに町田ゼルビアを迎えた。
ヴォルティスは広瀬陸斗と狩野健太が戦列に戻ってきて、陣容は揃ってきた。
6月6日には天皇杯2回戦で栃木SCに勝利した。
杉本太郎もコンディションを上げてきているし、チームへの期待は高まっている。
 
町田は前からプレスを掛けることをディフェンスの第一歩にしていた。
特に出足の速さは徳島を最後まで苦しめたと思う。
見ていて微妙な判定に見えたシーンのいくつかでは、ボールとヴォルティスの選手の間にサッと出足の速さで身体を先に入れていた。
ボールに先に触れていたこともあったが、ファウルを取られやすい無理目なスライディング等をさせられていたように見えた。
そこで冷静さを失いかけた杉本太郎は危なかった。
ボールを持っているが、持たせておいて潰す町田のディフェンスに嵌められたように見えた。
但し、それが敗因の最大の理由ではないようにも思える。
 
前半、大本が右サイドで深く切り込んでクロスを供給しつづけていた。
そこにシシーニョが絡んだりとクロスを上げるまでの工夫は前半はかなり効果を上げていたと思う。
しかし、クロスのタイプ、入れる相手、角度で工夫があまり広がらなかった。
追い越して崩すまでは最後まで出来ていたのだが、山崎を中心としたゴール前をターゲットにし過ぎたように思う。
崩したいという気持ちが強くなり過ぎて崩した先の冷静さを制御し切れなかったのかもしれない。
特に終盤は。
力わざで強引に点を獲りにいっている感じが試合が進むにつれ強くなった。
得点もラッキーなゴールに見えながら、相手に前からプレスを掛けたことで相手が慌てたからである。
それは昨季ヴォルティスの良さの一つでもあったと思うのだ。
その後の前半残りもその影響で町田がテンパったように見えたし、チャンスも作った。
自分たちの前に最近立ちはだかっていた壁を崩すチャンスが前半同点後の時間帯にあったと思えたくらい、チームのプレーは活力を取り戻していた。
それゆえに逆転できずにハーフタイムで町田を冷静にさせ、後半入りを緩めてしまい早々に再度リードを与えたのは非常に残念だった。
2失点目のシーンのディフェンスは完全に受けてしまった。
 
町田は洗練はされていなかったが、ヴォルティスを上回っている自分たちの良さをわかっていた。
そこで勝負してきた。
崩せる余地は十分にあったし、決して負けるべき差ではなかったが、ヴォルティスは相手の弱さを突く冷静さと工夫が出せなかった。
いい形でクロスがゴール前で合ったのは杉本太郎のヘッドくらいで、後半は入れども入れどもゴールには遠かった。
もう一歩切り込むとか、バイタルの前のエリアに最後出すとかあっても良かったかもしれない。
裏を掻くような選択がないから、こう来るだろうなという見ている側の予想通り。
そこが昨季と違っているように見えるのも、今のサッカーの特徴なんじゃないかな。
良くない部分の。
 
結果は仕方ない。
次も上位の相手のレノファ山口で、力わざだけでは簡単じゃない。
メンバーは戻ってきているから、悪い方向に向いているわけじゃない。
次勝とう。次に。

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2018年6月 2日 (土)

チャンスメイクにも工夫を。ヴォルティス、勝負の6月スタート。

2018J2リーグ 第17節
試合会場:レベルファイブスタジアム 8598人
アビスパ福岡 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点)【福岡】58' ドゥドゥ
 
 
上位陣との対決が多くを占める勝負の6月を迎えた。
ここまでは苦労したが、それでもまだ十分挽回できる位置にいる。
だが、6月を上手く乗り切れないと7、8月でよりパワーが必要になる。
夏場に余裕を手にするためにも6月は本当に重要な対戦が多い。
 
6月最初の対戦は首位争い、自動昇格位置に現時点でいるアビスパ福岡だ。
ウェリントンという点取り屋が移籍したが、甲府で活躍したドゥドゥを獲得し、穴を埋められた。
ドゥドゥは柏に在籍していた時はまだ特別な選手ではなかったが、甲府で開花してドンドン怖い選手になっている。
またJ1でも実績のあるベテラン選手も多い。
 
この日のヴォルティスは怪我からの戦列復帰がまた一人、杉本太郎が戻った。
前節から藤原がベンチからも外れ、井筒がスタメンに入った。
 
首位争いをしているアビスパだと、やはり思っているような試合展開にはならない。
シュートまで持っていくことがなかなかできない上、最後のところでゴールへ打たせないアビスパのディフェンスが辛抱強かった。
山崎のヘディングはいいクロスが入ったが、相手に身体を当てられ、枠から逸れた。
逆にディフェンスラインで不用意に奪われてカウンターからシュートまで打たれたのは非常によくなかった。
枠を逸れてくれたのはラッキーだった。
全体的にも持たされている感じが強かった。
後半、最大のチャンスは前川がクロスに合わせて枠を捉えたシーンだった。
GKにセーブされたシュートが決まっていればと思ったが、この試合最大のビッグチャンスはゴールに繋がらなかった。
そしてドゥドゥのシュートが決まった。
ヴォルティスは杉本太郎をピッチに入れてゴールを目指したが、チャンスは多くは作れなかった。
ラストプレーの杉本のシュートがクロスバーに弾かれずに枠を捉えたとしても、勝つために十分なチャンスは作れなかった。
前半、杉本竜士が左サイドからチャンスメイクしていたが、それ以外の形も足りていなかったように思う。
彼が下がったあとはサイドからの崩しも減ってしまった。
 
得点力不足は深刻だが、最後の形に持っていく工夫ももっと欲しい。
そういう意味では前川がシュートしたような形をもっとできるように、もっとバリエーションも豊富にして欲しい。
杉本竜士は頑張ってくれているが、あの頑張り度のまま夏場を乗り切れるのかという不安もある。
彼が調子を崩してしまったら、また一つ違いを生み出せる武器が使えなくなっていしまう。
点取り屋の補強も必要かもしれないが、その選手に来たとしても、その選手に決定機を渡す工夫は今いる選手たち中心にやること。
下を向かずに切り替えて、次の試合で工夫を凝らしてほしい。
それだけのアイデア発想力と実行力のある選手は絶対に揃っている。
次の試合はいい内容で勝つこと。
勝つだけ以上の何かを表現してもらいたい。
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2018年5月28日 (月)

岩尾の復帰で、スタイルも復活へ。ヴォルティス、次は勝利を。

2018J2リーグ 第16節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 5312人
徳島ヴォルティス 1 - 1 松本山雅
得点)【徳島】79' 島屋 八徳
    【松本】36' 前田 大然
 
 
5月を負けなしで終わり、怪我人の多い苦境をいい成績でここまで来ている。
選手のコンディションに徐々に好転しつつある。
だが、6月は首位、2位を含む、上位4チームの対戦が待っている。
本当に乗り切らないといけないのは6月なのだ。
 
その6月を迎える前に、難敵をホームに迎えて打破を目指した。
相手は苦手というより、いろいろな意味で負けたくないと思う人が多い松本山雅だ。
今季の松本には昨季水戸でプレーし、ヴォルティスとの試合でもゴールを決めた前田大然が加入している。
レギュラーとして活躍している。
そして高崎、橋内と元ヴォルティスの選手もいる。
アウェイながら大勢のサポーターが来るので、負けたくない要素は満点以上だ。
 
ヴォルティスには朗報があった。
岩尾憲が復帰してきた。
怪我が完治したわけではないようだが、強い気持ちでキャプテンとしての責務を果たすと決めたのだろう。
島屋も既に復帰しており、この二人がいるのは大きい。
実際に試合でも攻撃的な形が戻ってきたように思う。
但し、前半は守備でミスからあわや失点というシーンがあったように軽率なシーンもあった。
重要な選手が戻ってきたとは言え、先に失点してはキツイ。
梶川に救われたが、松本がヴォルティスのディフェンス陣の弱点をスピードと見ていた。
ポゼッションが高くなればディフエンスラインも高くなることが多い。
そんなときにディフェンスラインでああいう安易なミスをしたら背後にある広大なスペースでぶっちぎられてしまう。
失点シーンもスピードを上げられたのに対応しきれず走るスペースを与えてしまった。
それでも、チームのオフェンススタイルは戻ってきている。
後半は、らしいサッカーがかなり表現できていた。
PKこそ残念だったが、島屋が彼の看板のようなグレイトショットでゴールを決めたのもらしいゴールだった。
 
ドローに終わったのは残念だが、チームの形は戻りつつあることが、重要な選手の復帰で証明できた試合だったと思う。
6月からは重要な相手が続く。
ディフェンス陣の安易なミスは十分なくせるミスだから、あとはオフェンスで自信を持って攻められれば勝利に近けると信じている。
さあ、勝負の6月へ。
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2018年5月22日 (火)

ヴォルティス、この先に繋がる守備陣の頑張り。四試合無失点。

2018J2リーグ 第15節
試合会場:石川県西部緑地公園陸上競技場 4004人
ツエーゲン金沢 0 - 0 徳島ヴォルティス
 
リカルド・ロドリゲス監督は苦労していると思う。
毎試合どのように戦うかを、我々が思っている以上に苦労して考えているに違いない。
怪我人が多く、やりたいサッカーに最適なメンバーを組むのにも、また代役すら満足に揃っていないのかもしれない。
動ける選手に普段から役割も変えつつ、どうにか乗り切っているのかもしれない。
 
その中でもここ数試合は内容とスコアはともかく結果を出し続けている。
勝てばいい、とサポーターも決して満足していないながらも、状況を鑑み納得してもらえている。
そして3試合無失点が続いているのは素晴らしい。
ここ数試合は押される時間帯も多い中で、守備的というよりディフェンス陣がしっかりと試合を支えているのが目に見えて伝わっているからだと思いたい。
以前のようにポゼッションも高いとディフェンス陣が仕事をしているのを目にする時間は必然的に少なくなる。
攻め続けているから守備が注目を浴びない。
それでも守備が安定していると攻撃陣が伸び伸びとリスクを選択しても思い切ってやれることもある。
無失点で終われていることは、今後の怪我人が復帰してきたときの勢いに影響を与えてくれるだろう。
この試合は勝ち点1に終わったが、無失点が続いていること、守備陣が頑張れていることはこの先の試合の勝ち点に必ず貢献すると思う。
気になるところは、最近の試合でクロスをニアで逸らされる形でやられているところ。
この試合もポストに救われたシーンはあった。
 
島屋も復帰してきた。
試合勘が戻り切っていないと思うが、数試合のうちに良くなるだろう。
光が照らす場所はそんなに遠くない。
 
 
また今節PVが開催され、岩尾がゲストで出席した。
サイン会も開かれ、大勢のファンが勝ち点1以上、2とまでは言えないが、の感覚を持って帰ったと思う。
次節以降、試合に行きたいという人を増やしたかもしれない。
決して、連勝が止まったとか、無得点だったとか、ネガティブなことばかりで終わっていない。
 
次節は重要な一戦になる。強い相手だ。
願っているような試合展開にならない可能性が高いと思うが、守備陣はまたしっかり力を発揮して前線を支えてあげてほしい。

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2018年5月14日 (月)

飛び出せ!小西雄大。ヴォルティス、ニューヒーローの予感。

2018J2リーグ 第14節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 4713人
徳島ヴォルティス 1 - 0 京都サンガ
得点)【徳島】27' 小西 雄大
 
 
怪我人の状況が好転していかない。
日曜日にアナウンスされたが、岩尾憲が受傷から4週間の怪我との診断。
キム・ジョンピルが負傷していた右足の手術を行ったことで全治2か月となった。
あとでも書くが、狩野健太もこの試合で負傷。
まだ負傷状況について公式なアナウンスがないが、頭部の負傷であるため慎重にならないといけない。
これではさすがにやりたいサッカーを表現するのは難しくなる。
 
それでも新しいヒーローとなる選手たちが出始めている。
最大のヒーローは石井秀典であることは多くの人が感じていると思う。
経験とい技術で前線のパワー不足をディフェンス力で支えてくれている。
3試合連続で無失点であることは偶然ではない。
若い選手たちの手本にもなっているようで彼の存在は数字以上に大きいようだ。
この試合のように攻められる試合で存在感を発揮してくれている。
 
そしてもう一人、ヒーロー...になれるきっかけをつかんでくれた若手。
小西雄大だ。
2年目の彼は昨季出番を得る機会もあったが、コンスタントには出場できていなかった。
彼もまたチームの窮状にピッチに立つ機会を多く得るようになった。
本来のポジションと違うところで使われることもあって苦労もしていたと思う。
スタメンで使われたり、使われなかったり。
そしてゴールを求められるポジションでは必ずしもなかったが、ゴールがなかった。
この試合、相手のクリアボールを見事なボレーでキャリア初ゴールを決めた。
今節のベストゴールに匹敵する素晴らしいゴールだった。
若手にとって、ポジションはどこであれゴールというのはいい転機になる。
ゴールの量産はポジション的に難しいだろうが、ゴール前に顔を出す機会は増えるだろう。
自信と欲を身に付けただろうから。
誰かが手綱を引いてあげないと前に行きすぎてバランスを崩すことが起きるかもしれない。
しかし、思い切ったプレーはチームに元気も与えてくれる。
臆せずに次の試合もプレーしてほしい。
ヒーローの肩書はまだ早いかもしれないが、可能性はとても高い。
チームの中心的存在に一気になれたら最高だ。
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狩野健太の負傷は心配だ。
頭部への負傷なので上にも書いたが、慎重に治療をしてほしい。
彼もニューヒーローを期待される選手。
くれぐれも無茶をしないように願います。

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2018年5月 3日 (木)

ヴォルティス、好転のきっかけへ。ダービーの勝利。

2018J2リーグ 第12節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 6756人
徳島ヴォルティス 2 - 0 愛媛FC
得点)【徳島】21' 前川大河、73' 狩野 健太
 
 
苦しい時期が続いたままダービーを迎えるのが怖い人もいたと思う。
怪我人も多く、前節で島屋もそのリストに加わってしまった。
現状はフルで使うことが怖い山崎をどの時間帯で投入するかがリカルド・ロドリゲス監督にとってまずゲームプランを立てる上での大きな条件の一つのはず。
山崎投入時点(スタメンで使ったら下げた時点)前後でプランを分けているのかもしれない。
ナタン・ジュニオールが怪我で帰国したことにより選択肢はさらに狭まった。
それでも選手たちはこの試合に向けて最大減の準備をしてきたはずである。
 
前川はずっとゴールを期待されてきた。
なかなか結果につながらず彼自身も苦しかったと思うが、この日のゴールで勝利できたことで彼が波に乗れるとリカルド・ロドリゲス監督も助かるだろう。
 
狩野健太は私自身もかつて生でよく見ていた選手で、またマリノス、フロンターレ時代などを知っているサポーターからすればもっと出来るはずと思っているかもしれない。
今季加入までは彼自身がすごく不安も抱えながら過ごし、そして徳島まで辿り着いただろう。
彼も久々にゴールを決められて波に乗れるといい。
きっと我々が思っている以上にホッとしていると思う。
PKを決めたというより、PKを奪ったプレーが秀逸だった。
 
杉本竜士は左サイドで決定機を創っていた。
強気の表情には画面からもこの試合に掛けた気迫が籠っていたのが伝わった。
リカルド・ロドリゲス監督は彼がサイドで馬渡のように躍動してくれると確信しただろう。
 
状況は少し好転してきた。
まずプレーオフ圏へ。
6位との差は勝ち点5で、全く悲観する差ではない。
現状の選手たちの状態で一足飛びに追いつけるか、追いつけても持続できるかはわからない。
今はコンディションが十分ではないが山崎の投入を以ってチームにギアを入れていると思われる。
だが、山崎の負担が大きいとコンディションを上げるのに時間が掛かるし、怪我が悪化するリスクも高まる。
ましてや島屋の離脱が長引けば山崎への負担は軽くできない。
誰か突き抜けてくれる選手が出て来てほしい。
あとは失点。
ポゼッションというできることから、失点のリスクを減らす工夫で選手の負担も減らすとか。
やりたいこと、できることからより楽に試合運びする形にできたら。
これから暑く、湿度もあがっていく季節になる中で、コンディション維持は難しくなる。
そのような中でも順位も少しづつでも上げて、まず折り返しを最低真ん中まで盛り返す。
まだ時間は十分ある。

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2018年4月29日 (日)

正念場のヴォルティス。あの時と同じになるな。変わろう、今こそ。

2018 J2リーグ 第11節
試合会場:ニッパツ三ツ沢球技場 3993人
横浜FC 1 - 0 徳島ヴォルティス
得点)【横浜】29’北爪 健吾
 
 
ここ5試合勝ち星がなく、得点も1点しか取れていない。
こんなときはみんなイライラする。
こういう時間が続くとどこかで臨界点を超えてしまうことがある。
これまで苦しい時期は何度も経験しているが、それでも上手くいかない時間が長すぎると堪えられなくなる。
この試合はそれを試されたのかもしれない。
そして、耐えられたのかどうかは我々ではなく選手たちが正解を持っている。
 
相手の横浜FCも5試合勝ち星がなかった。
この試合はそういう意味で興味深い対戦カードだった。
元徳島のペ・スンジンが在籍している。
マッチデーの表紙は彼だった。
彼も選手として横浜サポーターへ勝利をプレゼントしたいだろうと思った。
 
試合後のリカルド・ロドリゲス監督のインタビューでも語られたが、怪我人が多くメンバー構成には苦しんでいる。
杉本太郎の不在は得点力に大きく影響している。
また山崎のコンディションも十分ではなく90分は難しい状況にある。
前線は島屋、杉本竜士、そして小西で組まれた。
最初、何故この3人なのかよくわからなかったが、実は山崎が使える時間までのつなぎだった可能性がある。
ゼロトップと思う人がいて、これまでうまくいっていない作戦に否を感じる人もいるようだが、効果はさておき致し方ない作戦でもあるように思う。
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試合は徳島がポゼッションし、横浜がカウンターで対抗する展開になった。
徳島はボールを持っているが、なかなか相手のディフェンスを突破できず、シュートが壁に跳ね返されるシーンが多かった。
横浜はドン引きしてカウンターというより前線からプレッシャーを掛けてショートカウンターも仕掛けてくる。
ボールは明らかにヴォルティスの持っている時間が多いが、選手は横浜の方が活き活きして見えた。
イバのパスからピンチを招き、梶川のセーブでしのいだ時から、失点の予感はしていた。
そしてレアンドロ・ドミンゲスのドリブルで仕掛け、こぼれ球からクロスを入れられるとニアサイドでヘッドを合わせられ失点した。
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その後さらに守備的になる横浜。
ヴォルティスは早くも閉塞感が漂いだした。前線に高さがないのでスピードも封じられると当然そうなる。
リカルド・ロドリゲス監督が前半終了直前に、藤原→山崎、島屋→佐藤と長身FW2枚を投入した。
藤原もコンディションが悪いと試合後のインタビューでも語られたが、島屋も交代時は顔をしかめながらゆっくりさがっていた。
見た感じでしかないが、何か怪我をした可能性を感じた。
攻撃のポイントを作りにいった考えと怪我人事情が合致したのは理解できる。
が、この時間に交代を二人使い、そのまま前半を終えたことで、相手に後半の作戦を明確にさせてしまったように思う。
そしてヴォルティスも彼らを結局上手く活かせなかった。
後半はボールを持っているというより明らかに持たされていた。
横浜に引かれている状況でサイドへ、サイドへとボールを回してはエリア内に”立っている”山崎や佐藤目掛けてクロスを入れるしかなくなった。
さすがにそれでは大型長身FW二人いても点が取れるほど甘くない。
そこで落としたボールに2列目以降から飛び込んでくる動きも気配もない。
彼らの足許へ楔パスを入れて中央を崩すパスもあまりに少なかった。
相手のミスでもあって運よく一点取れればいいなという状況。
そもそも上のような放り込むサッカーをしている時点で、皆が興奮した”リカルド・ロドリゲスのヴォルティスサッカー”では全くない。
一部に”ヴォルティスサッカー”と対比するように相手が引いてくるサッカーをク●サッカーと揶揄している人がいる。
が、その”ヴォルティスサッカー”はここでは影も形もなくなっていた。
それどころか●ソだったのはこっちで...いや、ヴォルティスの方はサッカーですらなくなっていった。
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シシーニョは明らかに狙われていた。
球離れが悪いというより、相手がシシーニョに渡るのを待っていた。
シシーニョがボールを持った瞬間にはもう囲んでいたし、前を向くこともパスコースを見つけることも制限されていた。
何とか見つけるコースも相手の想定内。
狩野に通しても狩野がすぐ潰された。
シシーニョも追い詰められると奪われる。
そこからカウンター。
前半でカードを貰っていること、熱くなる性格を知られていることから、もう一枚カードを誘発しようとしているのは明らかだった。
そういう意味ではシシーニョは冷静だったが、プレーはどうにもならなかった。
岩尾が組み立てに集中しなくてはならずディフェンスラインまで下がっていたことで相手の中盤のマークの的になってしまったことも理由にあった。Dscn6194
 
試合後、ゴール裏で起きていたこと。
何をしゃべっているのかはよく聞こえなかったが、表情はよく見えていたので想像はついた。
試合後会った人から少し岩尾憲が言った言葉は教えてもらった。
Twitterで読んだ情報の中にも同じことはあった。
こういう光景はかつて見た”あの時”の光景と全く同じだった。
あの時もキャプテン以外の選手の言動、態度で「あれはなんや!!」となった。
それも同じ。
でもそれを誘発したのはゴール裏から飛んだ言葉なんじゃないの?
睨みつけたのはそれが発せられた言葉の方向でしょ。普通そうだよね。
それでいて信頼が失われたとか思うのはまったくおかしいよね。
少なくとも試合での彼のプレーはチームに勢いを与えていたよ。
彼は相手にとって怖い存在でい続けてくれた。
それは間違いない。
そんな彼を些細な時間の態度だけ切り取って、応援するに足らないと思うならそう思う人間だけ応援しなけりゃいい。
そういう扱いしている選手、他にもいるでしょう?
かつてもそうだ。
実はあのときから変わってなんかいない。
だから岩尾憲はあのとき斉藤さんが発した言葉と同じようなこと言ったんじゃないの?
最悪な状況にならなかったのは、あの時いた人間の何人かがいなかっただけだからじゃないの?
信頼をするのはサポーターから選手に対してだけではない。
選手だって信頼できるサポーターに対してだけプレーしていると言う権利はある。
それを認めないなら、選手を結局どう思っているかが明白になる。
それなら選手に勝利など求めない方がいい。
違う形の勝利を自分たちの責任で追求すべきだ。
岩尾憲はダービーは勝つと言ってくれたはずだ。
それは要らないということになるぞ。
そうじゃないでしょ。なら変わろう、今こそ。
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2018年4月23日 (月)

ボールもう一個分の声援を。ヴォルティス、苦しい時こそ信頼を。

2018J2リーグ 第10節
試合会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 6017人
徳島ヴォルティス 0 - 1 カマタマーレ讃岐
得点)67' 永田 亮太
 
 
非常に残念な試合だった。
試合自体はこれでもかと支配しているのに、ゴールが遠く、そして一瞬の隙を突かれてやられてしまった。
攻撃、守備共に決して悪くはないが、うまくかみ合わっていない印象がある。
 
シュートは圧倒的にヴォルティスの方が多い。
それでいて打たれているわけではない。
ポゼッションはもっと言うまでもない。
それでも勝てない。 
選手たちもブーイングされた理由はわかっている。
それがこの試合に負けたから、この相手に負けたからという意味だけでないブーイングであることも。
 
 
上手くいかないとき、何をまず大事にすればいいのか?
リカルド・ロドリゲス監督がどのように考えるかが一番大事で、それを信じてあげることだろう。
ただ、それでも結果が出てこないと考えざるを得ない。答えは難しい。
素人意見で試合直後は、まず守備で相手に速く攻めさせない対策を加えてはどうだろうかと思った。
が、それも数時間経つと正しいように思えなくなってくる。
それでも今日みたいな失点では、背後からゴール前に入ってくる選手をフリーにしたわけでそれは振り返らないといけないだろう。
でも振り切られたシシーニョだけの責任じゃないし、梶川やフリーにさせた守備陣のせいだけで負けたわけじゃない。
そして攻撃面でもポストに当てまくっているとはいえ、打っている場面までが昨季のように崩せているように見えない。
何かが昨季と違っている気がする。
選手が変わっているから当然といえば当然なのだが。
だけど、誰かのせいにするのはよくない。
一番目立った選手だけ批難しても何も変わらない。
 
一番よくないのは、これで選手たちが自信をなくしたり、サポーターが選手たちを信頼しなくなることだ。
まだそんな状況にはならないと思うが、今できていることを信用できなくならないように。
ポゼッションが高いことは意味がある。
シュートを打てていることは意味がある。
枠に飛びさえすれば...とか単純なことではないが、出来ていることの上に成果が現れるということを信じていくことが大事。
みんながまだ監督も選手たちも信じているという言葉はたくさん見えている。
だが選手起用やフロントへの不安も少しづつ出ている。
それは当然だ。
だから昨季信じたことを信じられなくなることが今一番恐れることだ。
創り上げるのは大変だが、壊れるのはとても簡単だから。
悔しさや怒りはアピールしていい。
でも自分たちの気持ちも正しく伝わる表現にしないといけない。
雑にやって、何年か前の水戸で起きたことのように選手をガチで怒らせてしまうことになったらオシマイだ。
選手だって、昨季一生懸命最後まで応援してくれたこと、それに自分たちが報いられなかったことをわかっている。
それでも、こういう苦しい状況になって「勝てや、コラ!」みたいになると、ああやっぱり調子いい時だけなんだなと思うかもしれない。
「勝てば満足するんだな。」とか今になって思われるのはもっともいけない。
 
むしろ、ポストやバーに当たるシュートを、ボールもう一個分枠の内側に軌道を曲げられるような声援で後押ししたい。
ボールもう一個ズレたらゴールに突き刺さる。
ボール3分の2でもいい。それでも入るだろう。
選手の気持ちだけではバーやポストに当たるなら、あとボール一個分は応援で。
それくらいならできると思いたい。
こういうこと言うときれいごとだが、応援ってどれだけ大きな声で応援しても、どれだけノンストップで歌い続けても、それがどう試合に影響するのかわかんないじゃない。
だから応援はきれいごとなんだと思う。
だからできると信じるしかない。
あれだけみんな一生懸命応援しているのだからできると信じたい。
私なんかはなかなか試合に行けないからこんなこと書くしかできないけど、現場にいるみんなは物凄い熱意で毎試合応援してるんだから。
 
まず今大事なことは次の試合に向けて切り替える。
そして自分たちに出来ることを信じて選手たちにはプレーして欲しい。
そしてどんな形でもいいから勝ちに繋げよう。
一つ風穴があけばとか安易なことは考えちゃいけないと思うが、まず穴を開けたい。
そしてできると信じよう。自分たちと選手たちを。

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2018年4月16日 (月)

ヴォルティス、ダウンは取れずもパンチは当たる。自分を信じて。

2018J2リーグ 第9節
試合会場:岐阜メモリアルセンター長良川競技場 7217人
FC岐阜 0 - 0 徳島ヴォルティス
 
 
長良川競技場は思い出があるスタジアムだ。
但し、ヴォルティスではない。
1994年、24年も前のことだ。
私の応援するチームはここで西濃運輸サッカー部と対戦した。
試合は勝ったが、試合後に一緒に来た仲間が車のキーをスタジアムで失くしたことに気づいた。
急いでスタジアムに戻ると、西濃運輸のスタッフだけでなく、試合に出ていた選手たちもスタジアムの後かたずけをしていた。
アマチュアだから、選手も参加しないといけなかったのだ。
選手たちは親切にもキーを探すのを手伝ってくれた。
おかげですぐキーは見つかった。
車は来ていない仲間から借りたモノだったのでかなりホッとした。
西濃運輸のキャプテン椎葉さんはとても親切な人だったが、サッカー部は何年かあとに解散してしまった。
長良川というと西濃運輸サッカー部のことをどうしても思い出すのだ。
 
ここ3試合勝ち星から見放されているヴォルティス。
ただ、山崎がスタメンに戻ってきている。
前線で収められる彼がいると飛び出せるスキルの高い選手ももっと活きてくるだろう。
まだ試合でのプレータイムを貰えていないFWも多い。
組み合わせの選択肢は多い。
とはいえ、そのベストの組み合わせはなるべく早急に見つけたい。
 
この試合の山崎のパートナーは杉本竜士が務めた。
そしてサイドには大本が、二列目にはシシーニョが入った。
共に昨季は岐阜の選手であった。
大崎は気持ちにスイッチが入り過ぎるくらい熱いブーイングで迎えられた。
GKには梶川が入った。
 
試合内容はとてもスピーディで互いにゴールに近づく面白い試合だったと思う。
特に山崎に預けて、彼を追い抜く選手へすばやく繋ぎ、チャンスに繋げる形は幾度も見られてワクワクした。
出す山崎も、受ける選手も互いをよく理解できているからああいうチャンスが何個もできる。
クロスを上げてもしっかりフィニッシャーまで届いていたし、攻撃の出来はとても良かった。
本当にチームの調子が悪ければ、チャンスも作れないし、クロスはゴール前を通り過ぎていく。
決して悲観する状況じゃない。
 
立ちはだかったのが岐阜のGKビクトルだった。
上記の形で抜け出した島屋のシュート然り、山崎がゴール目の前で合わせたヘッドを片手で弾いたシーン然り。
ああなってしまうと正直仕方ない。
 
それに梶川だって相手の決定機を防いだ。
決してセカンドGKなんかじゃないことを示したんじゃないかな。
 
上に書いた通り、攻撃の形はとてもワクワクできる形を表現できている。
勝てなかったことをネガティブに考えたくない。
FWはまた別の人を試してもいいと思うが、不合格者を決めつけて欲しくない。
渡だったら決めてくれたとか思って欲しくない。
今いる選手が結果を出せるように推したいし、決まったとき心から喜びたい。
決して今の順位にいるチームの典型的なサッカーじゃない。
だからチームを信じて、次こそ結果に繋げよう。

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